海外旅行にはどんなカメラがおすすめ?防犯対策や保険についても解説
海外旅行をする際はぜひカメラを持っていきたいところです。旅行の際に写真を撮っておけば、帰って来てからも思い出に浸ることができるでしょう。今回は、海外旅行に持っていくカメラの選び方や盗難対策の方法、もしもの時のために入っておくべき保険などについて解説します。
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海外旅行ではカメラは機内に持ち込もう
まず、飛行機で旅行する際にはカメラを機内に持ちこむようにしましょう。
カメラを機内に持ち込むメリットとしては、機内で撮影ができるところにあります。到着寸前に窓から旅行先の様子などを撮影することもできるでしょう。
また、スーツケースなどにカメラを預けておくと、乱雑に扱われて故障する危険性があります。こういった故障が怖いなら、持ち込むに越したことはないでしょう。
とはいえ、航空会社や国の方針によってはカメラを持ち込める台数に制限が設けられているケースがあります。また、場合によってはカメラをX線検査に通されることもあります。
カメラのフィルムを入れる場所に密輸品などを詰め込む人もいるため、入管ではカメラに神経質にならざるを得ないのです。そこに配慮して、持っていくカメラの台数を選ぶようにしましょう。
海外旅行にはどんなカメラがおすすめ?
ここからは、海外旅行で使うカメラのおすすめについて解説していきます。それぞれの長所などについても解説していくので、ぜひ参考にしてみてください。
一眼レフ
一眼レフはカメラ好きにとっては憧れの存在です。撮影対象を鮮明に写せますし、何より持っていると自分がプロの撮影家になったような気分になれます。
特に、海外旅行で一眼レフを持っていけば、現地の様子などをより美しい写真に残すことができるでしょう。もっとも、一眼レフは高価なので盗難のリスクを抱えることになります。
後に盗難対策のやり方も解説しますが、もし持っていく際は細心の注意を払いながら旅行するべきでしょう。
ミラーレス
ミラーレスカメラは、一眼レフカメラと違って内部に反射鏡が埋め込まれていません。構造上コンパクトになるので、旅行カバンなどに入れてもそれほどかさばりません。
それでいて、スマホよりも高画質で写真を撮影できるので、旅行中も本格的な写真を撮りたいという人にぴったりといえます。
また、コンパクトデジタルカメラと違ってレンズが交換できるので、より写真の質にこだわりたい人にはおすすめのカメラです。
コンデジ
コンデジ(コンパクトデジタルカメラ)はレンズは交換できません。とはいえ、撮影のクオリティは高く、物によっては一眼レフやミラーレスと遜色のない写真を撮ることができます。
ミラーレスは一眼レフと比べればコンパクトですが、それでもレンズを持っていく必要があります。それに対して、コンデジはレンズ交換の必要がないので、より荷物を少なく済ませられるでしょう。
GoProなどのアクションカメラ
YouTuberなどの間で選ばれているのがGoProのようなアクションカメラです。
アクションカメラは普通のカメラと違い、激しく動きながらでも撮影ができます。旅行中、歩きながら街の様子を撮影したくなることもあるでしょう。そうしたときに、アクションカメラがあれば気軽に撮影ができます。自撮りが簡単にできるのもメリットです。
撮った写真や動画を、動画サイトやSNSに投稿したいという人にはおすすめのカメラです。
海外旅行にカメラを持っていくときの注意点
海外には治安が良くない地域が多くあります。そのため、カメラを持っていくなら以下のような点に注意しましょう。
予備バッテリーは飛行機へ預けられない
デジタルカメラは、バッテリーを交換・充電しながら使います。予備バッテリーを用意し、出先で充電しながらカメラを使う人もいるでしょう。
予備バッテリーは飛行機に乗る際、荷物として預けることができません。発火の危険性があるからです。そのため、予備バッテリーは機内に持ち込むようにしましょう。
海外ではカメラを肌身離さず持ち歩く
海外では、ちょっとした隙を見せると荷物が置き引きに遭う危険性があります。カメラも例外ではありません。
たとえば、レストランでカメラを机の上に置いて食事をする人もいるでしょう。そうした様子は盗人が見ればチャンスということになります。カメラは首にかけるなどして、いつも体から離さないようにしましょう。
メーカーのロゴ付きストラップは使用しない
カメラを購入すると、メーカーのロゴ付きストラップが付いてくることがあります。こうしたストラップは質がよくデザインもカッコいいですが、海外に行く際は使わないほうがよいでしょう。
日本のカメラは質が良い商品として有名で、世界中で高額で取引されています。ソニーやキヤノンといったメーカーのロゴ付きストラップを首からぶら下げていると「私は高価なカメラを持っています」とアピールするようなものです。
盗難のリスクが高まってしまうので、こういったストラップは使わないほうが無難でしょう。後で解説しますが、ハンドストラップやワイヤーロックを使うのがおすすめです。
持ち込むレンズは最小限に
カメラ本体だけでなく、レンズも盗難に遭いやすい品物です。レンズは、カメラから外しやすいので、カメラに付けたままでも盗まれてしまうことがあります。
また、レンズを交換しているタイミングは盗人にとって絶好のチャンスです。カメラに付けていたレンズを取り外し、そばに置いた瞬間に盗まれるということがあり得ます。
海外旅行に行く際は、最小限のレンズだけを持っていくことをおすすめします。
治安が悪い地域でカメラを使用しない
海外旅行に行く際、ときにはスラムのような治安の悪い場所に近づくことがあるかもしれません。そういった場所でカメラを構えるのは大変危険です。
盗難のリスクがあるだけでなく、そこに住んでいる人々を刺激しかねません。たとえば、カメラを使って現地の人々を撮影したら、何かを調査しているなどと勘違いされて攻撃される可能性もあるでしょう。
カメラを向けると喜んで近づいてくる子どももいますが、すべての人が写真を撮られるのを好むわけではないので、撮影する相手は慎重に選ぶようにしましょう。
ハンドストラップやワイヤーロックで防犯対策
メーカーのロゴが入ったストラップは使わないほうがよいと説明しましたが、ではどのようなストラップを使うのがいいのでしょうか。
おすすめはハンドストラップです。手首に巻きつけて使うので、カメラを盗まれる確率は低くなります。
また、カバンにストラップを括りつけるワイヤーロックもおすすめです。ワイヤーロックは、ナイフなどで切ることも難しいので、より盗難のリスクを減らすことができます。
こまめに写真のバックアップを
カメラの盗難対策として、こまめなデータのバックアップも行いましょう。
デジタルカメラなら、撮影した写真をその日のうちにスマホやパソコンでクラウドに保存しておくといいでしょう。そうすれば、カメラを盗まれても写真のデータは残せます。
カメラが盗まれたら海外旅行保険は適用される?
海外旅行中の盗難などへの備えとして、加入しておきたいのが旅行保険です。
盗まれたカメラそのものを取り戻すのは難しいことが多いでしょう。また、カメラを買った時の金額がそのまま戻ってくるわけでなく、時価で補償されるのが一般的です。
たとえば、数年前に買った10万円のカメラが盗まれたら、10万円がそのまま戻ってくるわけではありません。とはいえ、時価でも補償されるのであれば入っておいたほうがよいでしょう。
ただし、カメラの盗難が補償の対象にならない保険もあります。保険加入前に、カメラの盗難が補償の内容に含まれているどうかを確認しておくべきでしょう。
旅行にカメラを持っていくなら防犯対策を万全に
旅行にカメラを持っていくなら、この記事で紹介した防犯対策をぜひ行いましょう。また、旅慣れていないなら特に、できるだけ治安の良い地域へ行くことをおすすめします。そこでカメラの扱い方に慣れた後で、いろいろな地域への旅行を楽しみましょう。
旅行の思い出を残すのに「カメラ」は欠かせないアイテムです。持ち運びやすいコンパクトタイプや動画も撮れる一眼レフ、防水タイプなど種類が豊富ですが、「スマホがあるからいらないのでは?」と感じる方もいるのではないでしょうか。そこで今回は、旅行におすすめのカメラと選び方のコツ、カメラ別の魅力について解説します。