ADF機能付き家庭用プリンターのおすすめ7選!メリット・デメリットや選び方を解説
自動原稿送り装置を搭載した「ADF機能付き家庭用プリンター」。複数枚の原稿を自動で読み取り、連続してスキャンやコピーができる便利な機能を備えており、家庭やオフィスでの作業効率を高めます。本記事ではADF機能付き家庭用プリンターのおすすめ商品をご紹介するとともに、具体的な機能やメリット、選び方などを解説します。
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ADF(自動原稿送り装置)とは
ADF(自動原稿送り装置)とは、プリンターやスキャナーに搭載される機能のことで、複数枚の原稿を自動的に給紙し、連続して読み取る装置です。利用者が原稿をセットすると、機械が1枚ずつ順番に取り込み、スキャンやコピーを行います。これにより大量の書類を効率的に電子化したり複写したりでき、手動で1枚ずつ原稿を置き換える手間が省けます。ビジネスや家庭での文書処理作業を大幅に効率化するのに役立つ機能です。
ADFのメリット
ADF機能を利用することのメリットを2点ご紹介します。それぞれの利点を把握して、購入するか考えましょう。
- 効率よく大量に印刷できる
- スキャンミスが減る
効率よく大量に印刷できる
ADF機能があれば、複数枚のコピーやスキャンが必要な場合、ガラス台に1枚ずつ原稿を置いて読み込む従来のコピー機とは異なり、作業の手間が省けます。最大約100枚の原稿をADFにセットするだけで、自動的に連続して読み取りすることが可能です。作業者は他の業務に時間を割けるため、生産性が向上します。また、人為的ミスも減少し、大量の文書処理をスムーズに行えることから、オフィスや家庭での文書管理作業が格段に効率化されるでしょう。
スキャンミスが減る
ADFの活用はミスプリントの減少と経費削減に大きく貢献します。ガラス台のコピーでは、原稿のズレ、コピーし忘れ、ゴミの混入などのエラーが発生しやすく、カウンター料金や用紙の無駄遣い、再コピーの手間が生じます。一方、ADFを使用すれば、これらのミスを大幅に軽減することが可能です。原稿が自動的に送られるため、斜めになったりコピーをし忘れたりとミスが起こることもありません。また、大量コピー時の単純作業による集中力の低下も防げ、ミスの発生を抑えます。
ペーパーレス化につながる
ADFの活用により複数枚の書類を効率的にスキャンできるため、紙文書の電子化が可能になり、ペーパーレス化を促進します。理由は紙で保管していた資料がデジタルデータとして管理できるようになり、物理的な保管スペースが不要になるためです。結果として印刷や複写の必要性が減少し、用紙の使用量が大幅に削減されることで、環境負荷の軽減にも貢献できます。また、電子文書になると検索や共有が簡単になり、複数の方が同時にアクセスできるため、ペーパーレスによるワークフローの構築が進むでしょう。
ADFのデメリット
ADFは上述したようにメリットが多数挙げられますが、もちろんデメリットもあります。ここでは注意すべきポイントを4つまとめました。
- 黒い線が入りやすい
- 製本された原稿は読み込めない
- 汚れや付着物があると故障しやすい
- 機能が使える用紙が限定される
黒い線が入りやすい
ADFのデメリットとして、スキャンやコピー時に黒い線が入りやすいという問題があります。これは、ADFの給紙ローラーやガラス面に付着したホコリや汚れが原因です。大量の原稿を連続して処理する過程で、異物が文書に影を落とし、黒い線として画像に現れます。特に長期間使用したり、定期的なメンテナンスを怠ったりした場合は注意しなくてはなりません。品質低下や再スキャンの必要性が生じ、作業効率や文書の信頼性に影響を与える可能性があります。
製本された原稿は読み込めない
ADFは別々になった書類を自動的に送る仕組みのため、本や雑誌、ホチキスで綴じられた紙など、製本された資料は読み込めません。これらの資料を電子化するには、一旦製本をバラバラにするか、従来のフラットベッドスキャナーを使用する必要があります。そのため図書館や資料室での大量の書籍デジタル化や、綴じられた報告書のスキャンなどの作業では、ADFの利点を活かせず、作業効率が低下することがあります。
汚れや付着物があると故障しやすい
ADFのデメリットの一つは、汚れや付着物に対する脆弱性です。原稿に付着したホコリ、食べこぼし、付箋、クリップなどの異物がADF内部に入り込むと、給紙ローラーやスキャナー部分に損傷を与える恐れがあります。これにより紙詰まりや読み取り不良、さらには機械の故障を引き起こすことがあるので注意が必要です。特に長期間使用すると、内部に蓄積した汚れが深刻な問題を引き起こしてしまいます。
機能が使える用紙が限定される
ADFで読み込める用紙は、一般的に40〜200g/㎡の厚みの用紙とされています。極端に厚い用紙や薄い用紙はADFでの使用を避けてください。例えばハガキは厚すぎてADFでの処理に適しません。カーボン紙は薄くて脆弱なため、ADFのローラーで破れる可能性があります。同様にトレーシングペパーも薄すぎて、給紙時に問題が生じる可能性が高いでしょう。これらの特殊な用紙をADFに通すと、紙詰まりや機械の故障を引き起こす恐れがあるため、フラットベッドスキャナーの使用が推奨されます。
ADF機能付き家庭用プリンターの選び方
リモートワークを実施している会社も増え、家庭でADF機能付き家庭用プリンターを購入しようと考えている方も多いかと思います。ここでは4つの選び方をまとめました。
- 片面・両面スキャン機能で選ぶ
- ADF以外の機能で選ぶ
- プリンターのサイズで選ぶ
- 価格・コスパで選ぶ
1.片面・両面スキャン機能で選ぶ
両面スキャン機能があれば、表裏のある文書を一度の操作で効率的にデジタル化できます。大量の書類を処理する場合に威力を発揮し、時間と労力を大幅に節約。両面スキャン機能は文書を電子化できるため、ペーパーレス化も可能です。また、片面のみコピーできる機能も一緒にあれば、シーンによって使い分けられるでしょう。
2.ADF以外の機能で選ぶ
プリンター選びはADF機能だけではなく、その他の機能にも考慮する必要があります。例えば連続印刷可能枚数は、大量の文書を扱う頻度が高い場合に必要です。Wi-Fi対応モデルは、複数のデバイスから無線で印刷できるため、家庭内での利便性が高まります。さらに、印刷速度、解像度、インクの種類と容量、ランニングコスト、多機能性(スキャン、コピー、FAX機能の有無)なども検討すべき点です。また、スマートフォンやタブレットからの直接印刷機能、クラウド連携機能なども、現代の生活様式に合わせて重要性が増しています。これらの要素を総合的に評価し、自身の使用目的や頻度に合わせたプリンターを選ぶことが大切です。
3.プリンターのサイズで選ぶ
自宅にプリンターを導入する際は、設置スペースを考慮してコンパクトなモデルを選ぶことが賢明です。単機能プリンターは比較的サイズが小さく、限られたスペースに適しています。しかし、多機能な複合機でもコンパクト設計のモデルが増えており、機能性と省スペース性を両立させることが可能です。プリンター選びの際は、まず設置予定の場所を測り、そのスペースに合ったサイズのモデルを探すことが重要です。機能とサイズのバランスを取りながら、日常の使用頻度や目的に合ったレーザープリンターを選択し、効率的な作業環境を整えましょう。
4.価格・コスパで選ぶ
価格とコスパのよさは、プリンター選びにおいて重要なポイントです。初期投資だけでなく、長期的な運用コストも考慮する必要があります。例えば、安価なモデルでも、インクやトナーの交換頻度が高ければ、結果的に総コストが高くなります。一方、高価格帯のモデルは初期費用は高くても、印刷品質や耐久性、インク効率がすぐれていることが多く、結果として経済的な選択となるのです。また、使用頻度や印刷量に応じて適切な機種を選ぶことで、無駄なコストを抑えられます。そのため、購入時の価格だけでなく、ランニングコストや機能性、耐久性を総合的に評価し、自身のニーズに合ったコスパのよいモデルを選択することが大切です。
ADF機能付き家庭用プリンターおすすめ7選
ここからはADF機能付き家庭用プリンターのおすすめ商品を7点ご紹介します。上記で解説した選び方を踏まえたうえで、自分に合った商品を見つけましょう。
Amazonカスタマーレビュー
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(1,073件)
商品情報
インク:4色独立インク
印刷コスト:モノクロ 約3.0円/枚、カラー 約9.9円/枚
大きさ:400×341×172mm(突起部を除く)
重さ:約8.4kg
給紙方式:前面給紙トレイ
Wi-Fi:〇
ADF、両面プリント、スマホ接続、レーベルプリント機能を搭載し、基本機能が充実しています。自動両面プリント、簡単なインク交換など、ユーザーの使い勝手を考慮したストレスフリー設計が特徴です。多様なニーズに応える機能性と操作性の高さから、家族全員が快適に使用できる機種といえます。
Amazonカスタマーレビュー
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(187件)
商品情報
インクシステム 4色(黒・カラー 3色一体型)
給排紙方式 前面給排紙
プリント速度※1 ISO モノクロ : 約 10 枚/分、カラー: 約 7 枚/分
ドラフト モノクロ : 約 20 枚/分、カラー: 約 17 枚/分
ファーストプリントアウトタイム(A4)※2 モノクロ : 約 18 秒
カラー: 約 21 秒
プリント解像度※3 最高 4,800×1,200dpi
フチ無し印刷 対応 (最大A4/レター)
HP ePrint 対応
家庭やビジネスでの多様な用途に対応する多機能プリンターです。コンパクトで洗練されたデザインにより、設置場所を選びません。前面給排紙トレイ、簡単な操作パネル、内蔵電源アダプタなど、使いやすさを追求。35ページ対応のADFにより、大量の文書処理も効率的に行えます。写真印刷から教材作成、テレワークまで、幅広いニーズに応える万能機です。
Amazonカスタマーレビュー
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(220件)
商品情報
最高解像度(dpi) 4800(横)×1200(縦)
使用可能用紙サイズ 後トレイ A4、A5、B5、レター、リーガル、洋形封筒4号/6号、長形封筒3号/4号、商用10号封筒、DL封筒、はがき、郵便往復はがき、名刺、スクエア(127mm×127mm)、スクエア(89mm×89mm)、六切、2L判、L判、KG、7”×10”、ユーザー定義サイズ(幅 55mm~215.9mm、長さ 89mm~676mm)
カセット A4、A5、B5、レター、ユーザー定義サイズ(幅 148mm~215.9mm、長さ 210mm~297mm)
使用可能用紙種類 後トレイ 普通紙、光沢紙、マット紙、郵便はがき、インクジェット郵便はがき、インクジェット光沢郵便はがき、当社純正はがき、郵便往復はがき、封筒、フォトシールセット、貼ってはがせるプリントシール、オリジナルマグネットシート、ファインアート紙、アイロンプリントシート
カセット 普通紙
サイズ(外形寸法) 約438×351×190(mm)
高品質な印刷を実現する顔料ブラックインクを採用し、文字のくっきりとした仕上がりが特徴です。さらに、スマートフォンからの印刷を簡単にする専用アプリケーションを提供しています。このアプリでは、写真のレイアウトや加工が楽に行え、パソコンのような高度な編集が可能です。使いやすい画面設計により、誰でも簡単に操作でき、手持ちの写真で多彩な印刷を楽しめますよ。
Amazonカスタマーレビュー
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(238件)
商品情報
A4モノクロ:約28ipm
ランニングコスト A4カラー文書:約6.5円(税込)/枚
A4モノクロ文書:約1.7円(税込)/枚
インク色数 4色独立インク(全色顔料インク)
解像度 最大1200×4800dpi(副走査×主走査)
液晶サイズ 2.7型TFT
インターフェイス Hi-Speed USB2.0/有線LAN/無線LAN
対応OS Windows/Mac/Chrome
こちらのプリンターは、A4カラー・モノクロともに約28ページ/分の高速印刷が可能で、オフィスの生産性向上に役立ちます。約30万ページの高耐久性・廃インクパッドの交換不要という特徴があります。さらに、カラー約6.5円、モノクロ約1.7円の低ランニングコストを実現したプリンターです。
Amazonカスタマーレビュー
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(87件)
商品情報
ファーストプリント(カラー/モノクロ) A4カラー:約5.9秒 A4モノクロ:5.8秒
印刷スピード L判フチなし:約14秒/枚 A4カラー普通紙:約19ipm A4モノクロ普通紙:約20ipm
インク色数 4色独立インク(全色顔料インク)
解像度 最大1200×4800dpi
液晶サイズ 2.7型TFT
インターフェイス USB/有線LAN/無線LAN
モノクロとカラー印刷の両方で高品質な仕上がりを実現し、小さな文字やグラフの細部まで鮮明に再現します。大容量インクカートリッジ「ファーストタンク」を採用。ブラックインクは標準モデルの約16本分、カラーインクは約10本分のインク量を搭載しています。A4モノクロ文書なら約6,000枚の印刷が可能となり、インク交換の手間を減らせます。
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(30件)
商品情報
最高解像度(dpi) 600(横)×1200(縦)
インク 4色顔料(特大容量タンク)
プリントヘッド 総ノズル数 計4352ノズル
各色ノズル数 C/M/Y×各1024ノズル、顔料BK×1280ノズル
使用可能用紙サイズ 後トレイ A4、A5、A6、B5、レター、リーガル、洋形封筒4号/6号、長形封筒3号/4号、商用10号封筒、DL封筒、はがき、郵便往復はがき、名刺、L判※4、KGサイズ※4、2L判、六切、スクエア(127mm)、ユーザー定義サイズ(幅 55mm〜216mm、長さ 91mm〜1200mm)
カセット A4、A5、B5、レター、ユーザー定義サイズ(幅 148mm〜215.9mm、長さ 210mm〜297mm)
キヤノンの「ギガタンク」搭載プリンターは、特大容量のインクタンクを採用し、一度の補充で大量印刷が可能です。エコノミーモードでは、ブラックインク1本で約9,000枚、カラーインク1本で約21,000枚のプリントができます。従来のカートリッジ式と比べ、補充頻度が大幅に減少し、ランニングコストを抑えられます。
Amazonカスタマーレビュー
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(58件)
商品情報
タッチパネル 有り
用紙サイズ L判~A4
用紙トレイ/排紙トレイ枚数 最大100枚/最大50枚(普通紙:用紙厚さ 0.08mm~0.15mm)
手差しトレイ 有り(1枚)
ADF(自動原稿送り装置) 有り(普通紙:最大20枚 用紙厚さ:0.08mm~0.12mm)
インターフェイス Hi-Speed USB2.0、有線LAN、無線LAN
最大20枚の連続読み取りが可能なADFを搭載し、効率的な文書処理ができるプリンターです。前面給紙設計で使いやすく、2段構造の用紙トレイはA4とはがきの同時セットが可能。特殊用紙にも対応でき、用途に応じた給紙方法を選べます。無料専用アプリによるスマートデバイスとの直接通信機能やクラウド連携により、写真やデータの印刷が簡単に行え、趣味や仕事での多様なニーズに応えます。
ADF機能付きプリンターはこんな人におすすめ
ADF機能付きプリンターがおすすめな方を下記にまとめました。購入する際の参考にしてください。
テレワークの多い人
テレワークでは自宅での書類処理が増加し、複数ページの資料をスキャンしたりコピーしたりする機会が多くなります。ADFを使えば、大量の文書を自動で連続処理でき、作業効率が大幅に向上します。また、オンライン会議用の資料準備や、電子化した書類の共有など、テレワーク特有のニーズにも応えられるでしょう。
自営業・個人事業主
請求書、契約書、報告書など、多数の書類を扱う機会が多い自営業・個人事業主にとって、ADFは大量の文書を迅速にスキャンやコピーできる利点があります。文書管理や顧客対応の時間を短縮でき、本業に集中できるでしょう。また、電子化された文書は保管や検索が容易で、スペースの節約にもつながります。
コピーやスキャンの機会が多い人
複数ページの文書を一度にセットし、自動で連続処理できるため、一枚ずつ手動で操作する必要がありません。そのため大量の書類を効率的に電子化したり複製したりする機会の多い方におすすめです。例えば学生のレポート作成、研究者の資料整理、オフィスワーカーの書類管理など、日常的に多くの文書を扱う方にとって、ADF機能付きプリンターは作業効率を飛躍的に向上させられるでしょう。
書類をスキャンしてペーパーレス化したい人
ADF機能付きプリンターは大量の紙文書を効率的にデジタル化でき、ペーパーレス化が可能です。連続自動スキャンにより、複数ページの書類も簡単に電子化。保管スペースの削減や文書の検索性向上にもつながります。また、クラウドサービスと連携することで、スキャンした文書をすぐにオンラインストレージに保存できるため、情報の共有や遠隔アクセスも楽になるでしょう。
おすすめ商品比較表
ブラザー プリンター A4インクジェット複合機 DCP-J928N-B | HP ENVY Pro 6420 | キヤノン TR8630A | ブラザー MFC-J7100CDW | ブラザー DCP-J4143N | キヤノン GX4030 | ブラザー MFC-J939DWN | |
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ADF機能付きプリンターで仕事や趣味を楽しもう!
ADF機能付きプリンターは、大量の文書処理を効率化し、時間と労力を節約できるアイテムです。テレワーカー、自営業者、学生など、さまざまな方の生産性を向上させられます。仕事の効率化だけでなく、趣味の写真印刷や資料整理にも活用でき、日常生活をより豊かにしてくれるでしょう。