柔軟剤が固まる原因と対処法を解説!再利用はできる?正しい処分方法も
「固まった柔軟剤」は処分すべきか悩みやすく、買ったばかりの商品なら何とか対処したいもの。しかし固まった柔軟剤は使えるのでしょうか?本記事では、柔軟剤が固まる原因や対処方法を解説。固まりにくいおすすめの柔軟剤もご紹介します。適切な保管方法や捨て方、自動投入口のお手入れ方法も参考にしてみてくださいね。
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柔軟剤が固まる原因は?
柔軟剤が固まる原因は、主に4つあります。適切な対処を行うために、なぜ固まってしまったのかを知りましょう。以下でまとめた4つの原因の中から、当てはまる項目を探してみてください。
長期保管により固まる
食品とは違う柔軟剤のような日用品は、長期保存ができるイメージを持ちやすいもの。しかし、柔軟剤の多くに配合される陽イオン性界面活性剤は、時間の経過により分離することがあります。
陽イオン性界面活性剤は衣類をやわらかく仕上げたり、静電気をおさえる役割を持つ成分ですが、長期保存によりドロッとした質感に変わる可能性があるため注意が必要です。
また、一般的な柔軟剤に使用期限は設けられていませんが、開閉に関わらず購入後は早めに使用するのが適切です。
香料の成分により固まる
柔軟剤に含まれる香料の成分が、固まる原因になるケースもあります。とくに環境に優しいとされている生分解性の高い成分を配合した柔軟剤は分離しやすく、外的要因によって固まる現象が起きやすいです。
天然成分の香りを含む柔軟剤や、濃厚な香りが魅力の柔軟剤も固まる傾向があります。もともと粘度が高い柔軟剤ほどドロドロになりやすいため、使用する際には正しい保管方法を確認した方がよいでしょう。
保管している温度で固まる
柔軟剤が固まったときは、激しい温度変化がなかったかチェックしましょう。低温または高温、高温多湿や直射日光によって柔軟剤の成分が固まることがあります。
とくに夏場や冬場など、激しい温度変化がある季節は固まりやすいため注意が必要です。正しい保管方法を行い、放置したまま忘れてしまわないよう心がけてください。
他のブランドと混ぜて使うことで固まる
異なる柔軟剤を混ぜると、成分の混入や処方の違いなどが原因で固まる可能性があります。同じブランドでも、異なる柔軟剤を混ぜるのは避けましょう。また、専用容器以外の別のものに移し替えたり、別の製品の柔軟剤を詰め替えたりするのもおすすめできません。
まだ古い柔軟剤が残っている状態で、新しい柔軟剤を詰め替えるのも避けましょう。当然ですが、洗濯洗剤と柔軟剤を混ぜて使用するのもやめましょう。使用上の注意に従うことが大切です。
柔軟剤が固まったときの対処法
固まってしまった柔軟剤だとしても、使わずに捨てるのはもったいないですよね。そんなときに役立つ、柔軟剤が固まったときの対処法3つをご紹介します。あくまでもひとつの手段として参考にし、製品に記載される取り扱い方法を確認したうえで行ってください。
容器をしっかり振ってみる
まずは、柔軟剤の容器をしっかり振ってみてください。分離し始めた成分が混ざり合い、使用できる状態に戻る可能性があります。ただし、すでに分離しきった柔軟剤には有効的ではありません。
容器を振る際はキャップが閉まっていることを確認してから行い、液もれがないよう注意を払いましょう。また、振っても成分が混ざらず、ドロッとした状態が続く場合は使用を控えてくださいね。
お湯で温めてみる
固まった柔軟剤を戻す対処法として、お湯で温めてみるという方法もあります。洗面器に張ったぬるま湯に、容器ごと浸してみましょう。固まった柔軟剤の成分がやわらかくなり、元の状態に戻る可能性があります。
温める際には容器の耐熱性などを確認し、熱湯などをかけないよう注意が必要です。高温だとかえって成分が固まる可能性も出てくるため、人肌程度のぬるま湯に温度を調節しましょう。また、温める際には容器の中に水が入らないよう、しっかりとキャップを閉めた状態で行ってくださいね。
メーカーに問い合わせて相談する
買ったばかりの柔軟剤が固まったなどの不具合が発生した場合は、メーカーに問い合わせて相談することも可能です。交換対象となるにはメーカーが設ける基準の範囲に該当した場合のみとなりますが、適切なアドバイスや、交換手続きに応じてくれる可能性があります。
返品手続きを行う際に、商品の購入日や製造番号などを求められるケースが多いため、レシートを保管しておくとスムーズです。
柔軟剤が固まるのを防ぐには?
お気に入りの柔軟剤が固まるのは避けたい事態ですよね。しかし、柔軟剤が固まるのを防ぐにはどうすべきでしょうか?以下では、柔軟剤の適切な保管方法や使い方などをご紹介します。購入する際のコツなどもぜひ参考にしてみてくださいね。
まとめ買いはできるだけ避ける
柔軟剤などの洗剤は、購入後早めの使用が推奨されています。使い忘れを避ける意味でも、まとめ買いはできるだけ避けるようにしましょう。箱買いなどをすると安く購入できる商品も多いですが、長期保存は成分が固まる要因になりやすいです。
柔軟剤の本体や詰め替え商品は中身が見えにくく、気づいたときには固まっていることも少なくはありません。賞味期限がない場合も、食品と同じ感覚で使い切れる容量を購入するとよいでしょう。
直射日光を避けて保管する
柔軟剤は、直射日光の当たらない場所に保管を行うのが重量です。温度管理がむずかしい窓辺は避けて、高温多湿の影響が少ない保管場所を選んでください。高温が続く夏場は、涼しい場所に移動するなどその都度対応を行いましょう。
フィルム容器の詰め替え商品は、破損により中身の液体がこぼれないように保管を心がけてください。お子様の手の届かない場所で保管を行い、飲み物などと間違えて口にしないよう細心の注意を払いましょう。
冬場は気温の高い部屋に置く
柔軟剤の成分が固まりやすい冬場はできるだけ気温の高い部屋で保管を行うよう心がけてください。冬の気温が氷点下を下回るなど、寒い地域にお住まいの方はとくに注意が必要です。
ただし、暖房が効きすぎた部屋や、寒暖差が激しい場所も柔軟剤が固まるおそれがあるため避けるようにしましょう。気温が安定しない季節は、ときどき容器を振って分離を防ぐのもおすすめです。冬場のまとめ買いは避けて、使い切れる分量だけ購入するとよいですね。
容器をよく洗ってから詰め替える
柔軟剤を詰め替える際には、容器を洗うのを忘れずに行いましょう。古い柔軟剤が残った容器に入れてしまうと、何らかの反応によって成分が固まる可能性があります。また、詰め替え商品は同じ製品を選ぶことも重要です。
先述した通り、ほかのブランドや製品の成分が混ざると、思わぬ悪影響が出る可能性があります。また、洗った後は水分が残らないように、しっかり乾かすのもポイント。水気が残っていると雑菌が繁殖しやすくなり、水分と柔軟剤の成分が混ざってしまいます。柔軟剤の香りや機能を発揮させるためにも、適切な方法を選択するように心がけてくださいね。
ドロドロに固まった柔軟剤は使える?
固まったまま戻らない柔軟剤の使用は、使用を控えるのが無難です。先でお伝えした対処法で元の状態に戻るケースもありますが、ドロドロに固まったり粒々になったりした柔軟剤は再利用せずに処分しましょう。
成分が分離して固まった柔軟剤は、水に溶けにくい状態です。そのまま使用すると洗濯機の投入口が詰まったり、溶け残った柔軟剤が衣類に付着したりとさまざまなトラブルを引き起こしかねません。
とくに固まった柔軟剤が衣類に付着すると、シミになりやすいため注意が必要です。そもそも柔軟剤本来の香りや機能も損なわれている状態なので、使用するのは避けましょう。
固まった柔軟剤の捨て方
通常の状態とは違う、固まった柔軟剤の捨て方は悩みやすい点です。使えなくなった柔軟剤はどのように処分すべきでしょうか?ここでは、お住まいの自治体が指定する方法に従うことを念頭に、以下では適切な処分方法をご紹介します。
少量の場合は小さく砕いて処分
残った柔軟剤が少量であれば、小さく砕いて処分をしてかまいません。もともと柔軟剤は洗濯で洗い流すものなので、少量ずつトイレや洗面所で流しても大丈夫です。ただし、あくまでも少量の場合に限ります。固まった柔軟剤を大量に流すのは排水口の詰まりの原因となり、環境にもよくありません。
処分する際は大きな塊のまま捨てるのではなく、小さく砕いて捨てるのもポイントです。容器の下の方に固まってしまった柔軟剤は、ぬるま湯でやわらかくすると取り出しやすくなります。ほかの洗剤の成分などが混ざらないように注意しながら、適切な処分を行ってください。
量が多い場合は自治体の指示に従って処分
固まった柔軟剤の量が多い場合は、自治体の指示に従って処分を行ってください。液体洗剤を可燃ゴミとして出す場合は、古新聞やキッチンペーパーなどに染み込ませて処分するとよいでしょう。たとえ固まっている柔軟剤でも、ゴミ袋に直接入れると水漏れしてしまうため迷惑がかかります。
液体が漏れないように配慮をしながら処分するのがポイントです。固まった柔軟剤を容器からすべて出し切ったら、容器を水洗いをしてプラスチックなどに分類します。
通常の処分方法とは違うため多少手間がかかりますが、環境汚染やトラブルを回避するためにも、適切な方法を選択してくださいね。
新しい柔軟剤を買うならこちらもチェック!
新しい柔軟剤の購入を検討している方は、下記の記事もぜひチェックしてみてください。部屋干し用や無香料タイプなどさまざまな商品をご紹介しています。
固まりにくい柔軟剤のおすすめ3選
ここからは、固まりにくい柔軟剤のおすすめ商品をご紹介します。投入口のこびりつきや、溶け残りにお悩みの方にぴったりの商品を厳選しました。毎日の洗濯が楽になる柔軟剤を、ぜひこの中から選んでみてくださいね。
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液体タイプ以外も要チェック!
柔軟剤の使い心地に悩む方は、液体ではないタイプを試してみませんか?シートやビーズタイプのものなら、香りづけや給水力、静電気防止など目的に合わせて選べますよ。以下では、液体柔軟剤以外のおすすめ商品をご紹介します。
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洗濯機の自動投入部のお手入れも忘れずに
柔軟剤を使用する際には、洗濯機の自動投入部のお手入れを定期的に行いましょう。放置してしまうと柔軟剤がこびりつきやすく、気づいたときには固まっていることもあります。
お手入れは2〜3カ月を目安に行い、長期間使用しないときも残りカスをきれいに取り除いておきましょう。お手入れ方法については、メーカーや機種によってやり方が違います。掃除を行う前に、必ず取扱説明書の指示を確認してくださいね。
おすすめ商品比較表
AIRIS ソフラン エアリス 詰め替え 850ml×2個セット | ハミング ハミング消臭実感 自動投入専用 詰め替え 700ml | カネヨ石鹸 カネヨ石鹸 無添加柔軟剤 詰替 450ml×5個 | ソフラン ライオン 乾燥機用ソフラン 柔軟剤シート ほんのりお日さまの香り | レノア レノア ハピネス アロマジュエル アンティークローズ&フローラル | Downy ダウニー フレッシュプロテクト ビーズ | |
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柔軟剤をムダなく使い切ろう!
お気に入りの柔軟剤が固まってしまうとショックですが、そんなときこそ原因を追求するのが大切です。今回お伝えした対処法や保管方法を参考に、柔軟剤を適切に使用しましょう。固まりにくいおすすめの柔軟剤も、ぜひ試してみてくださいね。