九州醤油のおすすめ15選!特徴や選び方を徹底解説・減塩や様々な産地の商品をご紹介
とろみのある甘じょっぱさが特徴の「九州醬油」。九州では馴染みのある調味料で、煮物や刺し身につけたりと色々な料理に使用されます。大豆や産地によって風味に違いがあるので、作りたい料理にあわせて選びましょう。本記事では、九州醤油の選び方のコツをご紹介します。おすすめ商品もまとめたので、ぜひ購入時の参考にしてくださいね。
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九州醤油の特徴
九州醤油は、関東や関西などほかの地域の醤油と比べて味付けが甘いのが特徴です。九州のなかでも、鹿児島や宮崎など南にある県のほうが甘みが強くなります。
これは、以下のような九州地方の文化や気候によるところが大きいそうです。
- 江戸時代に砂糖の交易が始まり、当時ほかの地域よりも手に入りやすかったから
- 九州の辛口の焼酎には、甘い料理が好まれるから
- 気候が高く汗をかきやすいため、不足する塩分や糖分を効率よく摂取できるように
濃厚な甘みが楽しめる九州醤油は、今なお九州地方では定番の調味料です。煮物や刺し身につけたりと幅広い料理で活用できるので、まだ食べたことがない方はぜひこの機会にお試しくださいね。
九州醤油の選び方
ここでは、九州醬油の選び方のコツをまとめました。初めて九州醬油を購入する際に押さえたいポイントは以下の5つです。
- 甘口や刺身醤油などの種類で選ぶ
- 地域で味が異なる!産地に注目
- 原材料やそのほかの特徴で選ぶ
- 使い方に合った容器で選ぶ
- 内容量で選ぶ
九州醬油とひと口に言っても、商品によって風味や味わいが異なります。これからご紹介する内容を把握して、作りたい料理や好みの味に合ったものを選びましょう。
1.甘口や刺身醤油などの種類で選ぶ
九州醬油には、大きく分けて甘口醤油・刺身醤油・淡口醤油の3タイプがあります。それぞれ味わいが違い、相性の良い食材もバラバラ。また、使用する醤油によって料理の味付けも変わってくるため、醤油選びのなかでも重要なポイントです。
甘口醤油
甘口醤油は、醤油そのものの味は控えめで甘みを堪能できるのが魅力です。主に甘草・ステビア・サッカリンといった甘味料が加えられているため、より甘みが強く感じられます。汎用性が高く、煮物や焼き物、卵かけご飯、焼きおにぎりなどいろいろなレシピとの相性が良いですよ。
九州や北陸などの家庭では一般的で、その土地ごとにそれぞれ風味が異なります。地域ごとの甘口醤油を比較して、自分の舌に合うものを探すのも楽しいでしょう。
刺身醤油
刺身醤油は、名前の通り刺身につけるときに適した醤油のことです。昆布やかつおなどの出汁や魚介類のエキスなどを加えており、風味や旨みがしっかりしています。魚と醤油の旨みがほどよくブレンドされており、まるで専門店で食べる刺身のようなワンランク上の味を楽しめるでしょう。
また、ほかの種類の醤油よりもとろみと甘みがあるのも刺身醤油の特徴のひとつです。とくに九州醤油はとろみが強く濃厚なので、脂がのった新鮮な刺身につけてもタレが絡みやすく、さらに生魚特有の臭みを和らげてくれますよ。
淡口醤油
淡口(うすくち)醤油は、食材本来の味を活かした料理を作りたいときに適しています。たとえば、おでんやお吸い物、煮物、うどん汁などの料理に使うのがおすすめです。淡い色合いの醤油なので、見た目も上品に仕上がりますよ。
また、淡口醤油は塩分が18%ほどと高めなのも特徴です。少量だけでもしっかり味付けできるので、塩やレモン汁の代わりにかけ醤油として食材に加えても美味しいですよ。
2.地域で味が異なる!産地に注目
九州醤油を購入する際は、製造元もチェックしましょう。九州にはたくさんの醤油メーカーがあり、地域によって味が異なります。
九州北部でつくられた醤油には、糖分や甘味料を加えたほどよい甘さの本醸造醤油があります。「甘すぎるのはちょっと…」という方は、まず福岡産の醤油を試してみるのがおすすめですよ。
一方で、宮崎や鹿児島、熊本などの九州南部では、甘味の強い醤油が一般的です。南に行くほど甘みが強くなるため、本場の味を楽しみたい方は南部産の醤油を選んでみてくださいね。
3.原材料やそのほかの特徴で選ぶ
醤油は毎日のように使う調味料のひとつなので、原材料にもこだわりたいですよね。そこでここでは、丸大豆醤油・有機醤油・減塩醤油の3タイプの特徴をご紹介します。
丸大豆醤油
丸大豆醤油は、まろやかな風味と奥深い味わいが楽しめる醤油です。多くの醤油の製造では、脱脂加工大豆という油分を抜いたものを使用します。
丸大豆醬油では大豆を丸ごと原料として使うため油脂が多く、ほかの醤油よりもマイルドな味わいになります。香りも芳醇なので、食材とのハーモニーを楽しみたいときに重宝するでしょう。
有機醤油
安全性にこだわって選ぶなら、有機醤油も検討してみましょう。有機醬油とは、国で定められた「有機JAS規格」という厳しい基準をクリアした商品のことです。
大豆や小麦といった原料は化学肥料や農薬に頼らず栽培されており、製造過程も徹底管理されています。有機醬油に認定されるのは難易度が高い分、信頼して口に入れられますよ。
減塩醤油
健康に気を配っている方は、減塩醤油がおすすめです。食品表示法により、醤油100gに対して食塩量が9g以下(ナトリウムとして3,550mg以下)の基準をクリアした商品のことを指します。濃口醤油に比べると使用される食塩は半分ほど。塩分の摂りすぎが気になる場合は、ぜひ減塩醤油をお試しください。
ただ、ふつうの醤油に慣れている方のなかには、減塩醬油では味に物足りなさを感じることも。そんなときは、塩分濃度と合わせて旨み成分が含まれているかも確認してみましょう。
4.使い方に合った容器で選ぶ
醤油の容器は、大きく分けてガラス瓶とペットボトルの2タイプがあります。
ガラス瓶は気密性が高く、酸化を防いでくれるのが特徴です。新鮮な醤油の風味を長くキープしたい方に向いています。さらに使い切ったあとはリサイクルできるので、環境にも優しいといえるでしょう。
ペットボトル容器は、軽くて耐久性があり使い勝手が良いため、一般的な家庭ではスタンダードなタイプです。1Lの大容量サイズから500mlほどの卓上タイプまであり、かけ醤油用や料理用など使い分けできますよ。ただしペットボトル容器はガラス瓶よりも酸化しやすく、賞味期限も短めなのが難点です。
あわせて、ボトル容器のフタにも注目しておきましょう。フタが二重構造になっている密封ボトルなら開封後も90日間ほど常温保存がきくので、ひとり暮らしの方やたまにしか料理を作らない方におすすめです。
5.内容量で選ぶ
九州醤油を購入する際は、内容量も考慮してみましょう。醤油は空気に触れることで酸化が進み、味が落ちてしまいます。開封後1ヵ月ほどを目安に、使い切れる量かをチェックすることが大切です。
家族の人数が多い方や料理でよく醤油を使う方には、業務用サイズや1L前後のボトルタイプがぴったり。一方で、あまり料理をしない方は卓上タイプやミニボトルが適量でしょう。まずはふだんどれくらい醤油を使うのかを確認してみてくださいね。
九州醤油のおすすめ15選
ここでは、おすすめの九州醬油15選をご紹介します。風味や内容量などを比較しながら、ぜひぴったりなものを選んでみてくださいね。
フンドーキンの「ゴールデン紫 甘口」は、50年もの長い間親しまれてきた九州醤油です。まさに九州のソウルフード調味料で、煮物料理に使ったりかけ醤油にしたりと色々な料理の味付けに使えます。甘みと旨みのバランスが絶妙で、まろやかかつコク深い味わいを楽しめますよ。
お刺身用の醤油を探している方は、フンドーキンの「あまくちさしみ」がおすすめです。砂糖と本みりんを加えた濃口醤油をベースにしており、濃厚な甘さの奥にほんのりとかつおの風味を感じられます。とろみのあるタレが特徴で、新鮮なお刺身にもしっかりと絡みますよ。
健康に気をつけたい方は、フンドーキンのこちらの減塩醤油を試してみましょう。かつおの風味や甘味はそのままに、従来のシリーズの醤油から塩分を25%カットしています。一滴から量を調整できるのも嬉しいポイントで、塩分の摂取量をしっかり管理したいときに重宝しますよ。
フンドーキンの「花嫁OHあまくち」は、醤油の香りが控えめなので食材本来の味を活かしたいときにぴったりです。まろやかな風味と九州醤油ならではの強い甘味が感じられ、煮物料理やうどんの出汁、刺身にもマッチします。
マルヱ醤油の「特級うまくち」は、甘味と旨みのバランスがとれた本醸造醤油です。芳醇な香りとまろやかな味わいが魅力で、煮物・漬物・おひたしなど幅広い料理で活躍してくれます。1Lと大容量サイズなので、家族が多い方や料理をする頻度が高い方にもぴったりでしょう。
ごとう醤油の「九州県民しょうゆセット」は、九州地方7県全てのご当地醤油が入った食べ比べセットです。地元のこだわりが詰まった醤油は、それぞれ甘さや風味、用途が異なります。1本あたり80mlと使い切りやすいので、自分の口に合う九州醤油を見つけたい方やいろいろな味を楽しみたい方におすすめですよ。
清流の里「熊本・ひとよし」の百年蔵で製造され、長年地元で愛されてきた緑屋本店の「うまくちしょうゆ 紫」です。コクと旨みが感じられる醤油で、つけ醤油・かけ醤油・調理用など万能的に活躍してくれます。加えるだけで、料理の味がワンランクアップすることでしょう。
キンコー醤油の「菩薩 甘口醤油」は、鹿児島の気候や風土のなかで1年じっくり発酵・熟成された本醸造醤油です。色・味・香りが濃厚でとろみがあるため、お刺身や馬刺し、豆腐などとの相性が良好。奥行きのある味わいを堪能できるでしょう。
フンドーダイの「甘露・平成」は、九州醤油ならではの甘味が楽しめる1本です。熊本の地酒である赤酒と高級砂糖の和三盆を加えており、コクたっぷりなのに後味はすっきりしています。奥行きのある味わいの醤油なので、いろいろな料理に使えて便利ですよ。
Amazonカスタマーレビュー
商品情報
・種類:甘口醬油、濃口醬油
価格推移
大容量サイズの九州醬油を探しているなら、チョーコーの「あまくち」がおすすめです。1.8Lとたっぷり入っているので、家族が多くてすぐに醤油がきれてしまうとお困りの方にぴったり。塩味ひかえめで甘く仕上げた長崎産の醤油は、お刺身や冷奴へのかけ・つけに適しています。
熊本の老舗であるホシサンの「あまくち」は、クセなし・味良し・香り良しの三拍子揃った醤油です。コクと芳醇な香りが口いっぱいに広がり、いつもの家庭料理が上品な仕上がりに。甘すぎないので、九州醤油の入門編としておすすめの1本です。
創業270年以上のタケシゲ醤油が手掛ける刺身醤油は、青魚や白身魚との相性が良好です。塩分は控えめながら旨味が強いため、減塩特有の物足りなさはありません。ほどよい甘さと切れのある後味で、つけ・かけのどちらに使っても食材の味を活かしてくれますよ。
塩分制限をしたいときは、緑屋本店の「九州のおいしい減塩しょうゆ」がおすすめです。醤油の風味や旨みはそのままに、塩分を40%カット。健康に気をつけながら美味しい食事を摂りたい方に適しています。九州醤油ならではの甘さも感じられるので、単調になりがちな減塩レシピも美味しく作れるでしょう。
ニビシの「特級うまくちさしみ」は、JAS認定の本醸造醤油をベースにしている刺身醤油です。とろりと粘性があるため、お刺身につけてもこぼれにくく口当たりもまろやか。奥行きのある旨みとしっかりとした甘味が、魚の美味しさをより引き立ててくれますよ。
商品情報
・種類:淡口醤油
価格推移
ヤマエ食品の「つき」は、淡口の九州醤油です。混合醤油の魅力であるしっかりした旨みと淡い色合いが食材のもつ味わいを引き立てます。アミノ酸液を使っているのもポイントのひとつで、醤油の色をあまりつけたくないときに重宝するでしょう。
おすすめ商品比較表
フンドーキン フンドーキン ゴールデン紫甘口 | フンドーキン フンドーキン あまくちさしみ | フンドーキン フンドーキン あまくておいしい醤油 塩分控えめ | フンドーキン フンドーキン 花嫁OHあまくち | マルヱ醤油 マルヱ醤油 特級うまくち | 九州醤油 九州醤油 ごとう醤油 九州県民しょうゆセット | 緑屋本店 緑屋本店 うまくち醤油 紫 | キンコー醤油 キンコー醤油 薩摩 甘口醤油 | フンドーダイ フンドーダイ 平成 | チョーコー チョーコー あまくち | ホシサン ホシサン 九州醤油 あまくち | タケシゲ醤油 タケシゲ醤油 九州さしみ醤油 超甘口 | 緑屋本店 緑屋本店 九州のおいしい 減塩しょうゆ | 二ビシ ニビシ醤油 特級うまくちさしみ | ヤマエ ヤマエ食品工業 淡口醤油 うまくち つき | |
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甘口の九州醬油で美味しい料理を作ろう!
九州醤油はお刺身につけたり煮物をつくったりと、いろいろな料理に活用できる万能調味料です。本記事では、そんな九州醤油の魅力や選び方のコツをご紹介しました。ぜひ参考にしながら、自分の好みにぴったりな商品を見つけてみましょう。