だし醤油のおすすめ9選!特徴やおすすめの使い方も解説
昆布やカツオ、あごなどの旨味がプラスされた「だし醤油」。煮物や炊き込みご飯など、幅広い料理に使える万能調味料ですが、種類が多く、選ぶのに迷ってしまいますよね。そこでこの記事では、だし醤油を選ぶコツとおすすめ商品をご紹介します。だしの種類や料理ごとの使い分けについても解説しているので、ぜひチェックしてみてくださいね。
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「だし醤油」とは?
だし醤油とは、昆布・カツオ・あごなどから抽出しただしをブレンドした醤油のことです。自分でだしをとる手間がなく、ブレンドされているだしの種類によってさまざまな風味と味わいが楽しめます。煮物や炊き込みご飯などの幅広い料理に活用できるほか、希釈して麺類のつゆにも使える万能な調味料です。また、だし醤油は市販で購入する以外に、いつもの醤油を使って自宅で簡単に作ることもできます。
醤油との違い
多くのご家庭で使われている醤油は、大豆・小麦粉・塩・麹を主原料に造られているのが特徴です。微生物の働きによって熟成・発酵させた液体発酵調味料で、6か月~3年ほどの長い時間をかけてじっくり造られています。大豆に含まれるたんぱく質がアミノ酸に分解されることで旨味成分を作りだしていて、だしが入っていなくてもコクがあり、甘味と風味も楽しめる食卓には欠かせない調味料です。
めんつゆとの違い
だし醤油は昆布・カツオ・あごなどのだしをブレンドすることによって、通常の醤油よりも濃度が低くなります。だしや風味を活かしたい料理に使うのがおすすめで、めんつゆに比べて糖度が低いため、甘さ控えめであっさりした味つけを好む方にもぴったりです。
一方めんつゆは、だし醤油・みりん・砂糖をベースに造られていて、だし醤油に比べて醤油の濃度は低くなり強い甘味があります。料理に甘味をつけたいときや素材に照りをつけたい場合におすすめです。
また、めんつゆで麺類を食べるときは希釈が必要なものがほとんどですが、だし醤油は薄めずにそのまま使うことができます。一見どちらも同じように見えますが、調理の際の使い勝手や醤油の濃薄と甘味が異なるため、それぞれ目的に応じて使い分けるとよいでしょう。
だし醤油の特徴と選び方
だし醤油は昆布・カツオ・あごなどのだしがブレンドされているため、醤油ではなく醤油加工品に分類されています。ベースの醤油にどのだしを使うのかで風味や味わいが異なるのが特徴です。濃口醤油・淡口醤油・たまり醤油・再仕込醤油・白醤油の5種類が基本で、調理用・つけ用・かけ用など、料理の素材によって使い分けて選ぶのがよいでしょう。
1.醤油の種類で選ぶ
だし醤油のベースとなる醤油には、濃口醤油・淡口醤油・たまり醤油・再仕込醤油・白醤油の5種類があり、素材によって使い分けることでより料理をおいしく食べることができます。
濃口醤油
口醤油はもっともポピュラーな醤油で、深いコクとまろやかな旨味があり、爽やかな風味と味つけのバランスのよさがあるため選ぶのに迷った際におすすめです。
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淡口醤油
淡口醤油は濃口醤油と比べて味つけに大きな差はないものの、醤油自体の色と香りが抑えられているので、素材本来の色や風味を活かした料理に最適です。
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たまり醤油
たまり醤油は濃口醤油に比べて醤油の色が濃く、旨味ととろみがあって、お寿司や刺身によく絡んでおいしくいただけます。
再仕込醤油
再仕込醤油は1度完成した醤油を食塩水の代りに加えて、2度仕込む製法のため再仕込みと呼ばれています。味と風味のバランスがよくお寿司や刺身との相性も抜群です。
白醤油
白醤油は甘味が強く淡白な味わいで淡口醤油に比べて色が薄いという特徴があります。その色の薄さとまろやかな香りから、上品な茶碗蒸しやお吸い物に活用されています。
2.だしの種類で選ぶ
だし醤油にブレンドされている原料として、おもに昆布・カツオ・あごの3種類のだしがあります。最近は牡蠣やウニといった魚介のエキスをブレンドしたものもあるので、調理のアクセントに使うのか料理に直接かけるのかなど、目的やお好みによってだしの種類を選ぶのがおすすめですよ。
昆布
昆布だしは、アミノ酸の一種であるグルタミン酸がおもな旨味成分となっています。上品で控えめであっさりした味と風味が特徴で、かつお節と並ぶ日本を代表するだしのひとつです。昆布だしは野菜や豆腐を使った精進料理や、おでんなど和風の煮込み料理によく合います。
また、昆布を収穫した産地や年度で風味が異なる特徴もあるので、色々な昆布だしを味わいながら自分好みの味つけを見つけてみるのも楽しいです。
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カツオ
カツオだしは、かつお節からとれる和食ベースのだしで、おもに核酸系のイノシン酸が旨み成分となっています。昆布だしと並ぶ日本を代表するだしのひとつで、上品でコクのあるやさしい味とカツオの豊かな風味が特徴。だしがしっかり効いてくれるので、茶わん蒸しやお吸い物におすすめです。
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あご
あごだしはトビウオを乾燥させたもので、グルタミン酸・イノシン酸・グアニル酸といった三大旨味が含まれています。トビウオは海の上を飛びながら泳ぐため他の魚に比べて脂肪分が少なく、上品ですっきりとした甘味と深いコクがあるのが特徴です。臭みを感じにくく煮物・鍋・麺類・味噌汁など多彩な料理におすすめ。より本格的なだしをとりたい場合は焼あごを使ってだしをとるのがコツです。
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魚介(牡蠣)
牡蠣のだしは、牡蠣から抽出したタウリンや亜鉛を含む旨味エキスに、昆布やかつおのだしをブレンドしているのが一般的です。
深いコクとまろやかな旨味が特徴で上品な味わいがあります。クセがないので牡蠣が得意でないという方でもだし醤油なら食べやすくておすすめ!冷やっこ・卵かけご飯・ステーキなど、さまざまな料理との相性がよく、和食以外の中華料理に使えるのも魅力です!
また、魚介のだしには濃厚なコクと旨味が味わえるウニのだしを使った醤油もあります。いつもの料理にちょいかけするだけでワンランクアップした味つけを楽しめますよ。
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3.料理ごとで使い分け
だし醤油は、濃口醤油・淡口醤油・たまり醤油・再仕込醤油・白醤油の5種類が基本。お料理ごとに使い分けることで味の幅が広がり、だしの種類によって違った味つけと風味が楽しめます。
だし醤油は大豆・小麦・塩・麹・水がおもな原料なのでベースはどの種類も同じですが、製法や地域によって仕込み方が若干異なるため、味の食べ比べを目的に使い分けて楽しむのもおすすめです。だし醤油の種類に合うおすすめの料理も覚えておくと、料理が得意でない方でも上手な味つけに仕上がりますよ。
醤油の種類 | 相性の良い料理 |
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濃口醤油 | ぶり大根や豚の角煮といった煮物など、しっかりした味つけの料理におすすめ。 |
淡口醤油 | 炊き込みご飯や白身魚など、素材本来の色を活かした料理におすすめ。 |
たまり醤油 | とろみのある濃厚な醤油で、多めにかけて伊勢うどん風にしたり、少量を刺身につけるのがおすすめ。 |
再仕込醤油 | たまり醤油よりもトロッとした濃厚さがあり、お寿司や刺身、冷やっこなど食卓で使うのがおすすめ。 |
白醤油 | 旨味と色が控えめで甘味があるので、茶わん蒸しやお吸い物など上品な料理におすすめ。 |
煮物におすすめなタイプ
だし醤油には煮物用の種類はないのでどの種類も活用できますが、とくにおすすめなのは濃口醤油・淡口醤油・たまり醤油です。濃口醤油は味と風味のバランスがよい万能醤油なので、じっくり味と色が染み込むのを楽しみながら煮物を作ってみてください。
淡口醤油は素材本来の彩りを活かせるため、料亭で食べるような美しい煮物に仕上がります。また、たまり醤油は煮物や煮魚にしっかりした色とコクのある味をつけられるほか、しぐれ煮などのお肉を使った料理にもぴったりです。
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そのままでも使える
だし醤油はどれも希釈せずにそのまま使えますが、なかでも濃口醤油・たまり醤油・再仕込醤油の3種類はしっかりした味つけなので、量を使いすぎるとしょっぱいと感じる方もいるかもしれません。また、濃口醤油は味と風味のバランスのよさがあるため、たまり醤油と再仕込醤油に比べてそのまま使いやすい種類といえます。
淡口醤油は色が薄いものの、濃口醤油と同様に味と風味のバランスのよさがあるため、そのまま使う醤油としておすすめ。さらに、白醤油は控えめな甘味と旨味から造られたやさしい塩味で、だし醤油のなかでもそのまま使いやすい種類です。
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こんな使い方も?プレゼントなら詰め合わせもおすすめ
だし醤油はお中元やお歳暮の贈り物としても喜ばれる商品です。お相手の味の好みに合わせてオリジナルで詰め合わせをするほか、数種類のだし醤油が入ったセット商品をプレゼントするのもおすすめ。
なかには、いつも使っている醤油を注ぐだけでだし醤油が作れる面白いキットなども販売されています。セットにすることで味の食べ比べが楽しめるので、食べることが好きな方に贈ってみてはいかがでしょうか。
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おすすめ商品比較表
盛田 マルキン こいくちしょうゆ 1L×3本 | 大徳醤油 大徳醤油 淡口丸大豆醤油 500ml | キッコーマン キッコーマン食品 いつでも新鮮 旨み豊かな昆布しょうゆ 450ml×3個 | 越のむらさき 特選かつおだし 越のむらさき 密封ボトル 450ml | 久原醤油 久原 あごだし醤油200ml | 伍(マル) 寺岡有機醸造 寺岡家の牡蠣だし醤油 300ml | 丸亀醤油 丸亀醤油 あらだきしょうゆ1L 九州甘口醤油 | 丸島醤油 純正醤油 淡口 900ml×3個 | 職人醤油 職人醤油の基本の6種類の醤油セット ×6本 | |
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だし醤油を使い分けて料理をもっとおいしく!
だし醤油は昆布・カツオ・あごなどのだしをブレンドした醤油で、おもに濃口醤油・淡口醤油・たまり醤油・再仕込醤油・白醤油の5種類があるので、料理によって使う種類を変えるのが上手に楽しめるコツです。めんつゆと違って希釈せずに使えるのもポイントで、調理用に使い勝手のよい大容量と食卓用に便利な小容量から選べます。それぞれのだしによって特徴が異なるので、自分好みのだし醤油を見つけてみてくださいね。
※製品画像はAmazon/楽天より
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