卓球ラケットのおすすめ10選!攻撃型などプレースタイルに合った選び方や種類も解説
長く卓球を続けるなら1本は持っておきたい「卓球ラケット」。卓球ラケットには攻撃に特化したものや攻守ともに使えるオールラウンドのものまで幅広くあるため、初心者の方にはどのラケットがいいのか迷いますよね。そこで今回は、初心者・中級者・上級者の方でも卓球ラケット選びに失敗しないようにおすすめの卓球ラケットをご紹介します。
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卓球ラケットの基礎知識
卓球ラケットは、持ち手の部分を「グリップ」と呼び、球を打ち返す面を「ブレード」と呼びます。ブレードには、滑り止めとなるラバーが張り付けられており、プレーや練習ですり減るため80時間を目処に張り替えるのが一般的です。
持ち方の違いによって2つの分類がある
卓球ラケットの持ち方は、大きく分けて「ペンホルダー」と「シェークハンド」の2種類です。
ペンホルダーは手首の可動範囲が広くなるため、柔軟な動きに対応できる特徴があります。一方でシェークハンドは力が加わりやすく、守りにも攻めにも適しています。
ちなみに、日本のトップアスリートは「シェークハンド」でプレーしている選手が多いんですよ。以下からは、それぞれの特徴を詳しくご紹介します。
1.可動範囲が広い「ペンホルダー」
ペンホルダーは、人差し指と親指でグリップを持ち、ペンの持ち方に似ている握り方です。ペンホルダーには、以下3種類あります。
- 日本式ペンホルダー
- 中国式ペンホルダー
- 反転式ペンホルダー
名称に国名がついていますが、国籍に関係なく利用されている持ち方です。それぞれわかりやすく説明します。
日本式ペンホルダー
日本式ペンホルダーのラケットは、ラバーが表面のみに貼られており、グリップにコルクが装着されているのが一般的です。日本式ペンホルダーには「ドライブ向き」と「速攻向き」の2種類があります。
「ドライブ向き」は、ドライブと呼ばれる上回転をかけて返球を行うため、ブレードに丸みが少なく角張っている形状をしています。一方で「速攻向き」は攻撃面でも守備面でも使い勝手がよく、ブレードはドライブ向きと比べると若干丸みがあるのが特徴です。
中国式ペンホルダー
中国式ペンホルダーはラバーが裏面と表面に貼られており、両面で同じラバーを使用することもあればプレースタイルに合わせて裏と表でラバーを変える場合もあります。
ラバーを両面に貼るので日本式と比べてラケットの重量が重くなり、スイングスピードが少し落ちてしまいますが、バックハンドが使えるのがメリットです。
また、ブレードの形状はペンホルダーのなかで一番丸みのある楕円形をしており、グリップは日本式ペンホルダーと違いコルクはありません。
反転式ペンホルダー
反転式ペンホルダーは、日本式と中国式のペンホルダーを取り入れた中間にあたります。ラバーは中国式のように両面に貼られており、グリップは日本式のようにコルクが装着されています。ブレードは日本式の形状に近いのが特徴です。
ラバーの特性を活かして使い分けたり、コルクが装着されていることにより反転しにくかったりするため、中級者や上級者向けといえます。卓球を始めたばかりでペンホルダーを使っていきたい方は、まず片面うちの日本式ペンホルダーから試してみるのがおすすめですよ。
2.守りも攻めも!「シェークハンド」
シェークハンドは、日本語に訳すと握手という意味で、握手するようにラケットを握ることから付けられた名前です。ブレードは丸みがあり、ラバーは両面に貼られています。グリップはコルクがなく平らでフィット感があるのが特徴です。
シェークハンドには、「攻撃用シェーク」と「カット用シェーク」の2種類があります。攻撃用シェークは、その名のとおり攻撃時に威力が出るように設計されており、攻めを重視する方に使われています。一方で、カット用シェークは相手の攻撃をカットしやすいように設計されたラケットです。
卓球ラケットの選び方
卓球ラケットの選び方について、以下3つご紹介します。
- 1.プレースタイルに合わせて種類を選ぶ
- 2.板(ブレード)の構成パターンで選ぶ
- 3.シェークハンドはグリップの形状も確認
それぞれ詳しく説明します。
1.プレースタイルに合わせて種類を選ぶ
ご自身のプレースタイルが決まっていたり、どのようなプレーをしていきたいか決まっていたりする方は、プレースタイルを基準にラケットを選ぶのもひとつの手です。
- 攻撃型のプレーに!日本式ペンホルダー
- 強いバックハンドに!中国式ペンホルダ―
- 回転がかけやすい!反転式ペンホルダー
- 攻守ともにオールラウンド!シェークハンド
ラケット選びに悩んでいる方は参考にしてみてください。
攻撃型のプレーに!日本式ペンホルダー
日本式ペンホルダーは、手首の可動域が広いため返球時に回転がかけやすく、片面のみのフォアハンドでプレーするのが特徴です。
前進回転をかけたドライブや台から離れ下回転をかけて返球するカット・払うように弾き返すフリックなどの打法に適しています。そのため、手首の可動域を活かしたスピード感のある攻撃型のプレースタイルにぴったりです。積極的に攻撃をして得点を取りにいくスタイルでプレーしたい方におすすめですよ。
ただし、現在の日本人のトップ選手は日本式ペンホルダーを使っている選手はほとんどいないようです。
強いバックハンドに!中国式ペンホルダ―
中国式ペンホルダーは、手首の可動域が広いため返球時に回転がかけやすく、フォアハンドに加えラケットの裏面を使うバックハンドも用いてプレーします。日本式ペンホルダーの弱点であるバックハンドが使えるのが一番の特徴です。
ただし、日本式ペンハンドに比べて威力が落ちてしまうのは難点といえます。パワープレーではなくフォアハンドとバックハンドのリズムやタイミングを崩さないように返球することが重要です。
回転がかけやすい!反転式ペンホルダー
反転式ペンホルダーは、日本式や中国式と比べて軽量なため反転しやすいのが特徴です。グリップにコルクがありブレードが固定しやすい反面、反転に慣れていない初心者の場合ハードルが高い側面があります。そのためテクニック面を磨く必要がありますが、ラバーを使い分けて回転技を武器でプレーしたい方におすすめです。
攻守ともにオールラウンド!シェークハンド
シェークハンドは、日本のトップアスリートも多く使っているタイプで、攻守ともにバランスの取れたプレーをしたい方に向いています。ラケットが安定するため威力がでやすい反面、手首の可動域が狭いため回転がかけにくく小技などは使いにくいのが特徴です。
初心者でも扱いやすいため、プレースタイルに悩んだらシェークハンドの利用をおすすめします。
2.板(ブレード)の構成パターンで選ぶ
卓球ラケットは木材で作られており、主に以下3つの板(ブレード)の構成パターンがあります。
- 初心者向け「合板」
- 中級者・上級者向け「特殊素材入り合板」
- 反発力・やわらかい打球感「単板」
それぞれわかりやすく説明します。
初心者向け「合板」
合板は、3枚・5枚・7枚と複数枚の板を張り合わせて作ったラケットのことを指します。重なる枚数が増えると反発する力が強くなりますが、ラケットの重量が重くなります。ラケット選びに迷ったら、最初の1本目は中間にあたる5枚合板のラケットを使って様子を見てみるとよいでしょう。慣れてきたら、ご自身に合う構成パターンで選ぶと使い勝手が上がりますよ。
中級者・上級者向け「特殊素材入り合板」
特殊素材入り合板は、板同士の間に特殊素材を挟み込み貼り合わせたラケットです。特殊素材を挟み込むことで、ボールが反発しやすくなったり、反対に反発力を抑えたりできます。プレーに慣れてきたら特殊素材入り合板を使うことで、ご自身の強みを更に強化したり、弱みを軽減したりできるのではないでしょうか。
反発力・やわらかい打球感「単板」
単板は、合板のように板を貼り合わせるのではなく、一枚の板で作られたラケットです。ラケットに打球が当たったときの打球感がソフトで、日本式のペンドライブに適しています。
1本目のラケット選びとしてはおすすめしませんが、プレースタイルが確立したり、対戦相手に合わせたりする際に利用するとよいですよ。
3.シェークハンドはグリップの形状も確認
ペンホルダーのグリップにはコルクが装着されているため、取っ掛かりがあり手にフィットしやすいのが特徴です。一方でシェークハンドのグリップは、平たい形状のため手にフィットしやすいようにさまざまな種類があります。
ここでは、代表的な以下4つの形状をご紹介します。
- フレア
- ストレート
- コニック
- アナトミック
プレースタイルや目的にあわせてグリップを選びましょう。可能であれば専門店などの販売店で実際にグリップを握って決めるのがおすすめですよ。
フレア
フレア(FL)は、ブレードの接地部分からグリップの先にかけて曲線的に広がっている形状をしています。そのため、グリップの握り替え時にも手からすっぽ抜けしにくいのが特徴です。グリップ部分が細い製品も多く、手の小さな方や握力の弱い方でも選びやすい形状といえるでしょう。また、初心者から上級者まで幅広い方が利用でき国内外問わず利用者が多い形状でもあります。最も一般的な形状ともいえるので、グリップの形状選びに悩んだらフレアにするのがおすすめです。
ストレート
ストレート(ST)は、その名のとおり真っ直ぐな形状です。ブレードの接地部分からグリップの先まで幅が変わらず直線的な形をしています。
ストレートで取っ掛かりがない分握り替えがしやすく、力強い返球ができるのが特徴です。ただし、白熱したラリーなどで手からすっぽ抜けないように握力の加減が重要になるため、手の小さな方は避けたほうがよいでしょう。
ドライブやスマッシュなどをよく使うカット主戦型の方におすすめです。
コニック
コニック(CO)は、他のフレア・ストレート・アナトミックの平たいグリップとは違い、円錐の立体的な形状をしているのが特徴です。フレアのようにブレードの接地部分からグリップの先にかけて曲線的に広がっています。
アナトミック
アナトミック(AN)は、グリップの中央部分に膨らみがあり、ブレードの設置部分とグリップの先にかけてはフレアのような曲線的な形状をしています。フレアと同様に手になじみやすく安定感があり、手からすっぽ抜けにくいのが特徴です。手にフィットしやすいため、長時間の試合やラリーで余計な力が加わらないのも魅力ですよ。
ただし、販売数はフレアやストレートに比べると少ないため、選べるラケットは少ない傾向にあります。
卓球ラケットのおすすめ10選
ここからは、卓球ラケットのおすすめ10選をご紹介します。特徴やポイントをまとめているので、プレースタイルや使用目的に応じて選んでみましょう。
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(108件)
商品情報
平均重量 78g
原産国 日本
構成パターン 3枚合板
グリップサイズ 100×幅24×厚34mm
ブレードサイズ 157×幅150×厚5.2mm
シェークハンドの攻撃型のプレースタイルの方やこれからチャレンジしたい方にもおすすめです。3枚合板で打球時に弾みにくい可能性がありますが、フレアのグリップのため手からすっぽ抜けを防ぎたい方や手の小さい方にも向いています。
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(88件)
商品情報
平均重量 85g
原産国 スウェーデン
構成パターン 木材5枚₊カーボン2枚₊インナー)
ブレードサイズ 158×幅156mm
シェークハンドの中級者・上級者向けのラケットです。特殊素材入り合板で素材にカーボンが挟み込まれているため、反発力がありボールが飛びやすい傾向にあります。見た目は黒を基調としたおしゃれなデザインで、ブレードが六角形と特殊な形をしています。グリップはフレア・ストレート・ペンの3種類から選べますよ。初心者の方には難易度が高いラケットですが、ある程度経験のある方はぜひ検討してみてくださいね。
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(12件)
商品情報
平均重量 80g
原産国 中国
構成パターン 5枚合板
グリップサイズ 100×幅23mm
ブレードサイズ 158×幅149mm
中級者向けの攻撃用のシェークハンドラケットです。ラケットの硬さはソフトなため回転がかけやすく、コントロールもしやすいでしょう。小技を使い相手を翻弄したい方におすすめです。グリップは細目のため、手の小さい方も安心ですよ。グリップの種類はフレアとストレートの2種類から選べます。
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(106件)
商品情報
平均重量 94g
原産国 日本
構成パターン 5枚合板+アリレートカーボン
グリップサイズ 100×幅25×厚34mm
ブレードサイズ:158×幅152×厚6mm
張本智和選手が開発した本人使用モデルで、中級者・上級者向けの攻撃用のシェークハンドラケットです。卓球ラケットのために生み出されたアリレートカーボンを使用しており、しなやかで打球にスピードが出やすい特徴があります。
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(113件)
商品情報
平均重量 82g
原産国 中国
構成パターン 合板5枚₊極薄カーボン2枚
グリップサイズ 100×幅24mm
ブレードサイズ 157×幅150×厚6mm
中級者・上級者向けの攻撃用のシェークハンドラケットです。特殊素材入り合板で極薄カーボンを使用しており、軽量のためスイングスピードを落とさずに威力のある返球が可能になります。安定したドライブを連続して打球したい方におすすめです。
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(95件)
商品情報
平均重量 91g
原産国 日本
構成パターン 7枚合板
グリップサイズ 100×幅25×厚34mm
ブレードサイズ157×幅150×厚6.8mm
中級者・上級者向けの攻撃用のシェークハンドラケットです。7枚合板の上級者向けの攻撃用のシェークハンドラケットで、重さを活かした威力のある返球で勝負したい方に向いています。重さがある分、小技を使う場合はテクニックが必要なため2本目として選ぶとよいでしょう。
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(14件)
商品情報
平均重量 93g
原産国 日本
構成パターン 7枚合板
グリップサイズ 82×幅32×厚25mm
ブレードサイズ161×幅150×厚6.7mm
世界卓球2010モスクワ男子団体銅メダリスト・吉田海偉選手の使用モデル。中国式ペンホルダーで7枚合板のため重量があります。初心者の方には難易度が高いため、2本目以降のラケットとして利用することをおすすめします。
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(29件)
商品情報
平均重量 72g
原産国 中国
構成パターン 5枚合板
グリップサイズ 100×幅24mm
ブレードサイズ157×幅150mm
元日本代表の坂本竜介氏がプロデュースした、初心者向けのシェークハンドラケットです。ラケットの軽さとグリップの薄さにこだわり、子どもや女性でも扱いやすい設計がされています。重量は5枚合板で軽く、弾みが良いためスピードが出やすく急速を活かしてプレーしたい方におすすめです。
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(42件)
商品情報
平均重量 91g
原産国 中国
構成パターン 7枚合板
グリップサイズ 100×幅23mm
ブレードサイズ157×幅150mm
東京オリンピック男子団体銅メダリストの丹羽孝希選手と開発されたラケットシリーズ。球持ちがよく回転をかけやすいため、回転で相手を翻弄したい方におすすめです。また、反発力を重視したい方にも向いています。
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(18件)
商品情報
平均重量 85g
原産国 日本
構成パターン 単板
グリップサイズ 80×幅20mm
ブレードサイズ161×幅150×厚6.7mm
攻撃型の日本式ペンホルダーのため、初心者の方でペンホルダーに挑戦したい方におすすめです。打球感がソフトでコントロールしやすい傾向にあり、ドライブやカットなどの技にも適しています。
おすすめ商品比較表
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目的にあわせて卓球ラケットを選ぼう!
卓球ラケットを購入する際は、ご自身のプレースタイルやレベルにあわせて選びましょう。初心者であれば1本目のラケットとしてオーソドックスなものを選び、慣れてきたらご自身のプレースタイルや得意な技を活かしたラケットを選ぶのがおすすめですよ。
本記事を参考に、ご自身にあった卓球ラケットを選んでみてくださいね。