カゼインプロテインのおすすめ8選!メリット・デメリットや選び方を解説
「カゼインプロテイン」とは、牛乳から抽出したタンパク質のひとつ。プロテインのなかでも、寝る前やダイエット中の栄養補給に適しているといわれています。この記事では、同じ牛乳由来のホエイプロテインとの違いや飲むシーンに合わせた商品の選び方を解説。おすすめ8商品もご紹介しますので参考にしてくださいね。
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カゼインプロテインとは
カゼインプロテインは、牛乳からホエイ(乳清)と脂肪分を取り去ったあとに残る固形成分です。牛乳に含まれるタンパク質の約8割はカゼインプロテインが占めています。グルタミン酸・ロイシン・バリンなどのアミノ酸を含有。水に溶けにくく、飲んでからおよそ7時間、ホエイプロテインの3~4倍の時間をかけてゆっくり消化吸収されるのが特徴です。
カゼインプロテインのメリット
消化吸収に時間がかかるということは、言い換えればアミノ酸を筋肉へ長時間補給し続けられるということです。このメリットが最大限に活かされるのが、プロテインを補給できない就寝中。カゼインプロテインが寝る前に飲むのがよいとされるのは、これが理由です。
なかなか消化されず満腹感が持続するため、筋肉量をキープしながらダイエットしたい方に効果的なプロテインといえるでしょう。
カゼインプロテインのデメリット
カゼインプロテインは水に溶けにくく粉っぽさが残るため、ほかのプロテインより飲みにくいという声もあります。また、吸収が遅いのでアミノ酸を効率よく補いたいときには不向き。トレーニング直後に飲むなら吸収の早いホエイプロテインが適しています。
乳アレルギーの方は、牛乳由来のカゼインプロテインも要注意。カゼインは熱に耐性があるためホットプロテインにしても変わりません。体質に合わない場合は大豆由来のソイプロテインも検討してみてくださいね。
カゼインプロテインの選び方
カゼインプロテインは、大きく分けて2種類存在します。また、商品によってタンパク質含有量・栄養素・フレーバーなどもさまざま。そこで、ここからは飲む目的やシーン、好みに合う商品の選び方をご説明します。
1.タンパク質の含有率で選ぶ
カゼインプロテインを選ぶ際にまずチェックしたいのは、タンパク質含有率です。カゼインプロテインのなかにはタンパク質補給に特化したものもあれば、タンパク質の割合を落として栄養素を加えたものもあります。筋トレをサポートしたいならタンパク質含有率が高いものを、栄養素の不足も気になるなら必要な栄養素が入ったものを選ぶとよいでしょう。
とはいえ、プロテインの一番の魅力はタンパク質をしっかり摂れること。効率よく摂取するにはタンパク質含有率80%以上の商品がおすすめです。
2.カゼインミセルとカゼイネートから選ぶ
カゼインプロテインはカゼインミセルとカゼイネートの2タイプに分類され、それぞれ特徴があります。販売されている商品の大半はカゼインミセルですが、飲む目的・好み・予算に合わせて選びましょう。
- カゼインミセル
脱脂乳からカゼインを分離・濃縮したものです。
粒子が大きく、消化吸収に時間がかかるのが特徴。
カゼインプロテインのメリットである腹持ちのよさや長時間のアミノ酸補給を求めるなら、カゼインミセルがおすすめです。 - カゼイネート
カゼインミセルが牛乳から自然に抽出されているのに対し、こちらは化学的に中和処理されたもの。
粒子が細かくスピーディに吸収されるのでアミノ酸を効率よく補えます。
低価格なのも魅力ですが、特有のクセをカバーするために強めに風味付けされた商品が多めです。
3.カゼインプロテインの味で選ぶ
飲む目的が栄養補給であれダイエットであれ、継続してこそ効果が現れるというもの。そのため飲みやすい味であることも重要です。飲みづらいという意見もあるカゼインプロテインですが、ココア・キャラメル・ストロベリーなどのフレーバーをつけて飲みやすく工夫した商品も多数販売されています。
プロテインの味に慣れていない方や甘いものが好きな方は、フレーバータイプをチェックしてみましょう。甘いものが苦手な方にはプレーンタイプをおすすめします。購入前に販売ページの説明や口コミに目を通しておくと、飲みやすさの目安になりますよ。
なお、フレーバータイプは人工甘味料を使用していることが多いため、気になる方はパッケージの原材料名を確認してから購入してくださいね。
4.飲みやすさ・粉の溶けやすさで選ぶ
飲みやすさを左右するもうひとつのポイントが、舌触りと喉ごしです。粉感が少なくさらっとしているものが飲みやすいので、味と同様に商品説明や口コミをチェックしておくとよいでしょう。商品数は少なめですが、比較的水に溶けやすいカゼイネートを選ぶのもひとつの方法です。
ダマや粉っぽさを軽減するには、シェイカーをよく振ってしっかりと溶かすのも大事なポイント。先に水を入れてから粉を加えると溶けやすいですよ。
以下ではプロテインを飲む時にあると便利なおすすめのシェイカーをご紹介しています。これからシェイカーの購入を検討している方や、ダマや粉っぽさが気になる方はぜひチェックしてみてくださいね。
5.栄養素で選ぶ
カゼインプロテインに求める栄養素は飲む目的によって異なりますが、ここでは筋トレ中に摂りたい3つの補助栄養素についてご説明します。
- BCAA
必須アミノ酸であるバリン・ロイシン・イソロイシンの総称。
分岐鎖アミノ酸(Branched Chain Amino Acid)の略でBCAAと呼ばれています。運動時の筋肉へのエネルギー補給にぜひとも摂りたい成分。
なお、必須アミノ酸は体内で合成できないため食品から摂取する必要があります。 - HMB
ベータ-ヒドロキシ-ベータ-メチル酪酸の略称。
BCAAのロイシンを元に体内で合成される成分です。
筋力アップを図る方にうれしい成分ですが、体内で変換される量は摂取したロイシンの約5%とわずか。タンパク質と一緒に補給するのが有効です。 - 鉄
激しいトレーニングを継続すると、鉄が不足して貧血を起こすことがあります。
鉄は食事でも摂れますが、効率よく補いたい方は、鉄とその吸収を助けるカゼインホスホペプチドが両方入っている商品を選びましょう。
6.吸収速度を求めるならホエイ入りを選ぶ
寝る前に飲むプロテインを探している方は、ゆっくり吸収されるカゼインプロテイン単体の商品がうってつけ。一方、トレーニング後にも飲みたい場合は、吸収スピードの速いホエイプロテインを加えたハイブリッドタイプがおすすめです。カゼインとホエイの両方のよさが活かされ、就寝前と筋トレ直後のどちらにも適しているのが魅力。2種類の飲み分けを手間に感じる方にぴったりです。
以下では様々な種類のホエイプロテインをご紹介しているので、こちらもぜひ参考にしてみてくださいね。
カゼインプロテインおすすめ8選
ここからは、カゼインプロテインのおすすめ8商品をご紹介します。好みに合う商品が見つけやすいよう、プレーンとフレーバー付きをセレクト。ホエイプロテインをMIXした商品も掲載しています。
なお、紹介文中の1食あたりの摂取量は、公式ページまたは商品に記載されている目安です。体格や運動量、空腹の程度などに合わせて適宜加減してくださいね。
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商品情報
【原材料名】生乳(一部に乳を含む)
【原産国】ドイツ
ニチガのカゼイン ミセル プロテインは、必須アミノ酸の9種類すべてが基準値以上含まれるアミノ酸スコア100の商品。成長ホルモン剤が投与されていない牛から絞った生乳を原料に、ISO 22000認定取得工場で生産されています。
脱脂粉乳由来の自然なミルク風味で、乳化剤・甘味料・香料は不使用。1回量の目安は20gで、吸収がゆるやかなため、ダイエット時の置き換えや休憩中の栄養補給にぴったりですよ。
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商品情報
カロリー: 1食分(30g)当たり 113kcal
内容量: 870g
森永製菓のウイダー マッスルフィットプロテイン 森永ココア味は、吸収スピードの異なるカゼインプロテインとホエイプロテインをMIXした商品。筋トレ直後も就寝前も、効率のよい栄養補給が可能です。
さらに、Eルチン(酵素処理ルチン)・カルシウム・鉄・ビタミンB群・グルタミンなど、カラダづくりをサポートする成分も充実。30gあたりに含まれるタンパク質量は23.3gで、870gサイズはAmazon限定です。
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商品情報
風味 黒ゴマきなこ風味
商品の重量 1 キログラム
タンパク源 ホエイ
ユニット数 1.00 個
商品の推奨用途 ポストワークアウト
ウルトラのスローダイエットプロテイン 黒ごまきなこ風味は、カゼインとホエイの2種類を組み合わせたWプロテインタイプです。水溶性食物繊維を加えて腹持ちをアップさせ、さらにビタミンC・ナイアシンなど7種類のビタミンもプラス。甘味料には植物由来のステビアを使用しています。
独自の製法と配合バランスにより、ダマや泡立ちを抑えてスピーディに溶けるのも売り。1食30gあたりのタンパク質量は20.6g、エネルギーは111kcalです。
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商品情報
栄養成分:タンパク質
内容量:900g
ゴールドジムのホエイ&カゼインダブルプロテイン バニラ風味は、2種類のプロテインそれぞれの特徴を活かすべく1対1のバランスで配合。さらに、タンパク質の代謝に不可欠なビタミンB群や鉄・カルシウムなどのミネラルもプラスし、カラダづくりをサポートします。
1食の摂取目安は20~30g。30gあたりのタンパク質量は24.6gで、エネルギーは110kcalです。900g入りのほかに2kg入りも販売されていますよ。
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商品情報
バルクスポーツのビッグカゼインは、緩やかに吸収されるカゼインミセル100%。ダイエット中の間食や就寝前の栄養補給にもぴったりなプロテインです。カゼインミセル特有の溶けにくさやザラつきを改良し、従来品よりも飲みやすさをアップさせていますよ。
1食30gあたりのタンパク質量は24.3g、エネルギーは106.5kcal。容量は1kg・2kgから選べます。
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商品情報
風味 カフェラテ風味
商品の重量 450 グラム
タンパク源 カゼイン
ユニット数 450.0 グラム
竹内製薬のザプロ BEAUTYは、美と健康を気遣う方に向けて発売された商品です。カゼイン・ホエイ・酵母(パン酵母)の3種類のプロテインをブレンドし、時間差吸収によって腹持ちが持続するのが売り。さらに、11種類のビタミンと11種類のミネラル、食物繊維なども加えています。
エスプレッソのコクが楽しめるカフェラテ風味は、甘さ控えめで朝食にもぴったり。1食30gあたりのタンパク質量は21.6gで、エネルギーは117kcalです。カフェラテ風味のほかに、いちごミルクのような味わいのストロベリー風味も展開していますよ。
味楽堂のカゼイン プロテイン プレーンは、グラスフェッドプロテイン100%。ホルモン剤を打たず、放牧飼育した牛の生乳のみを使っています。ノンフレーバーで、甘味料・着色料・香料・消泡剤は無添加。10kgと大容量なので、プロテインを飲み慣れている方におすすめです。
1食20gあたりのタンパク質量は16.9gで、エネルギーは72kcal。付属品として、30ccのスプーンと約3kgのプロテインが入る小分け袋が1枚ついてきますよ。
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商品情報
風味 ココア味
商品の重量 810 グラム
タンパク源 混合
ユニット数 810.0 グラム
商品の推奨用途 就寝前, ポストワークアウト, 朝食時, たんぱく質補給, 間食
サバスのカゼイン&ホエイ MPC100は、理想的な筋肉づくりをサポートする商品です。カゼインとホエイを両方含むMPC(ミルクプロテインコンセントレート)から作られ、とくにカゼインが豊富で緩やかに吸収されるのが特徴。4種類のビタミンB群とビタミンC・ビタミンDも配合し、筋トレやカラダづくりをサポートします。
フレーバーは、濃厚でクリーミーな食感が魅力のココア味。1食分30gあたりのタンパク質量は20g、エネルギーは105kcalです。
ダイエット中にもおすすめな高タンパクレシピをご紹介
ダイエット中は、運動終わりに食事がパパッと簡単に作れたら嬉しいですよね!クラシルでは毎日の食卓にもおすすめな「高タンパクな主菜」レシピをご紹介しています。ダイエット中でもおいしく食べられるレシピをピックアップしているので、ぜひご覧ください。
高たんぱく質&低脂質の主菜レシピをご紹介します。野菜が一緒に食べられるレンジ蒸しや、定番の鶏ハム、タンドリー風のサラダチキンなど、バリエーション豊富にピックアップしました。https://www.kurashiru.com/articles/980a3962-6094-4bf5-8731-d22d3272a7f5
おすすめ商品比較表
NICHIGA(ニチガ) NICHIGA(ニチガ) カゼイン ミセル プロテイン プレーン味 | 森永製菓 ウイダー マッスルフィットプロテイン 森永ココア味 | ULTORA ULTORA ウルトラ スロープロテイン 黒ゴマきなこ風味 | ゴールドジム(GOLD'S GYM) ゴールドジム(GOLD'S GYM) ホエイ&カゼインダブルプロテイン バニラ風味 | BULK SPORTS バルクスポーツ プロテイン ビッグカゼイン プレーン 1kg | 武内製薬 THE PROTEIN 武内製薬 ザプロBEAUTY カフェラテ 風味 | 味楽堂 味楽堂 カゼイン プロテイン プレーン | ザバス ザバス(SAVAS) カゼイン&ホエイ MPC100 ココア味 | |
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おいしいカゼインプロテインでしっかり栄養補給しよう!
今回は、カゼインプロテインの選び方とおすすめ9商品をご紹介しました。食感が苦手という声もあるカゼインプロテインですが、おいしさ・粉の溶けやすさを重視した商品もたくさんあります。栄養価が高く飲みやすいものを選んで、ぜひトレーニングやダイエットに役立ててくださいね。