阪本高生堂 クックグリース XXX
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(1,922件)
内容量 | 210g |
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種類 | グリース |
ツヤ | あり |
香り | パインアップル |
セット力 | ハード |
メリット
デメリット
阪本高生堂の「クックグリースXXX」を使ってみました。クックグリースは、40年以上の歴史を持つ定番中の定番商品「クールグリース」シリーズのひとつで。クック=鶏のトサカのような強烈なセット力をウリにしたスタイリング剤です。
個人的に、このシリーズのフラグシップ商品である「クールグリースG」がお気に入りなので、この「クックグリースXXX」を使うのも楽しみにしていました。早速使用感をレビューしていきたいと思います。
まずは見た目ですが、赤、黒、白の非常に目をひくデザインになっていて、全体にロックな印象です。蓋を開けてみてみると、色は明るめのイエロー。公式サイトには「パイナップルの香り」とありますが、まさしくパイナップルゼリーのようなビジュアルです。
指ですくってみると、かなり硬めのテクスチャー。硬さ的にはグリースのなかでも硬めの部類と言っていいと思われ、このことからも高いセット力を予感させます。手に取って伸ばしてみてもすんなり広がるというよりも、かなり強い粘着力を感じます。
髪につけてみてもその印象は変わりません。瞬間接着剤を塗っているかのように、髪につけた瞬間に髪同士を強く接着してくれます。セット後に指が通らないことはありませんが、ベタつきも強く、一度使用した後はなるべく髪を触らないほうがベターです。
香りはかなり特徴的で、かつ強めです。パイナップル味の有名なアメがあリますが、あの延長線上のイメージで、キャンディやガムのような甘めの香りです。香りは好みの問題なのでいいも悪いもありませんが、好みが分かれそうだなあとは思いました。
セットに関してですが、固めるだけでなく、髪を根元から立ち上げる力もかなり強くあります。ロングの人がオールバックにセットするというよりも、ショートの人が強めの束感で髪の毛を立たせたスタイルにするのに最適になりそうです。キープ力も非常に高い印象で、濡れ感も長時間キープされています。
ツヤ感に関してもかなり強めで、ウェットな濡れ髪スタイルになります。とにかくしっかりハードにセットしつつ濡れ感を出したい! という要望にストレートに答えてくれる、個性の際立つスタイリング剤と言えそうです。
私の髪の毛は細めの普通毛。毛量が多めで、しっかりと髪型を決めたいというよりは、広がりを抑えたいというタイプ。髪の長さはやや長めのショートで、普段の髪型は七三に近い横分けにして髪の毛全体を後ろに流しています。そのようなスタイルにはクックグリースのセット力はややトゥーマッチに感じました。
クックグリースXXXの長所はなんといっても強いセット力だと思うので、ショートヘアの方が髪の毛を立たせるパンク的なスタイルだったり、強い束感を出したいといった使い方にマッチすると思います。
高いキープ力と引き換えにベタつき感も続きます。香りの持続力も高く、香り自体も前述したように独特なので、たとえば高級な寿司屋につけていくといった使い方はちょっと難しい(笑)。その点でも髪型を自由自在にアレンジして楽しみたい若者向けとも言えます。
結論として、クックグリースXXXは長所と短所が非常にはっきりした、個性的なスタイリング剤だと感じています。長所は強いセット力、高いキープ力、そしてしっかりと持続する濡れ感です。一方で、ベタつき感は個人的に気になった点。パイナップルの甘い香りも、香り自体のボリュームもあいまって好みははっきりと分かれそうです。
唯一無二の個性のあるスタイリング剤だと思うので、他のも色々試したがどうもしっくりこないという人が使ってみると、ばっちりハマってもうこれしか使えない! となるかもしれません。