阪本高生堂 クールグリースG
Amazonカスタマーレビュー
(2,077件)
内容量 | 210g |
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種類 | グリース |
ツヤ | あり |
香り | ライム |
セット力 | ハード |
メリット
デメリット
阪本高生堂の「クールグリースG」を使ってみました。クールグリースはなんと40年以上の歴史を持つという定番中の定番の商品。ドラッグストアなどでも購入可能ですが、メンズのスタイリングに定評のある美容師さんがサロンでも使うなど、プロからも評価されるスタイリング剤です。
クールグリースには、セット力に応じて以下のような商品があります。
・クールグリースG
・クックグリースXXX
・クールグリースXX
・クールグリースR
・ファイバーグリースF
・クールグリースGフラット
このうち、今回使用したのはもっとも定番のクールグリースG。定価は210g入りで税込1870円です。
蓋を開けてみてみると、中身は透明で見た目的にはゼリー状ですが、指ですくってみると意外と硬め。ただ、手のひらで伸ばすとすぐに溶けてしっかりと伸ばすことができます。あまりベタベタすることがないのも好印象です。
よく伸ばして髪につけてみると、軽く髪全体に馴染ませた段階で広がりを抑えてホールドしてくれる感覚があります。セット力は強めですが、ガチガチに固めるというわけではなく、自然な毛流れを作ってくれるタイプです。指で軽く撫で付けるだけで、自然な束感も出てきます。
個人的にいいなと思ったのは、グリースでありながら香りが弱めである点。公式サイトには「ライムの香り」と記載がありますが、実際は無香料といってもいいような控えめな香りで、整髪料ならではの香りがあまり得意でないタイプにはおすすめしやすいです。
濡れ感に関しては、使う量次第ということもありますが、思ったよりは控えめで、適度なツヤ感という印象。濡れ髪という印象にしようと思ったら、ある程度の量を使用する必要がありそうです。ただ、個人的にはこれも適度という印象を受けました。
実際につけて外出してみると、まず多少の風でもスタイルが崩れないですし、ツヤ感もキープされます。数時間経つと多少ダレてきますが、ベタつきがなく、セット後も指通しが可能なので気になるようでしたら再整髪することも可能だと思います。
私の髪の毛は細めの普通毛。毛量が多めで、しっかりと髪型を決めたいというよりは、広がりを抑えたいというタイプ。髪の長さはやや長めのショートで、普段の髪型は七三に近い横分けにして髪の毛全体を後ろに流しています。そのようなスタイルにはクールグリースはもってこいという印象を受けました。
それでいて、もっと髪の短い方がナチュラルなアップバングスタイルにするときや、もっと髪の長い方がオールバックのようなスタイルを作るときにも使えそうです。
個人的に良さそうだなあと思うのは、2ブロックスタイルのサラリーマンの方が使用するケース。濡れ感はありますが適度なので清潔感がありますし、髪の広がりを抑えられてセット力もあるのできちんとした印象になると思います。
そして、グリースの良さとして挙げられるのがやはり水溶性である点です。シャンプー1回で簡単に、すっきりと洗い流すことができるのは大きなメリットではないでしょうか。
適度なセット力に適度なツヤ感。髪馴染みもいいですし、洗い流しもしやすい。以上のことから、個人的にはすごく優秀で、優等生的なスタイリング剤だなあという印象を受けました。
デメリットをあえて挙げるとするならば、セット力がそこまで強いわけではない点でしょうか。髪の毛を立たせるスタイルや、一度決めたヘアスタイルを一日中なにがなんでもキープさせたい! という用途にはあまり向かないと思うので、別のスタイリング剤を使ったほうが無難です。
適度なセット力、適度な濡れ感、髪の長さを問わない万能性、そしてシャンプーだけで洗い流せるなど、すべてにおいてオールマイティなので、逆に際立った個性がないと言えばないのかもしれませんが、間違いなく優秀なスタイリング剤だと思います。
40年の時を経て生き残っているのには理由があるんだな、そう実感することができました。