
茶釜のおすすめをご紹介!種類の違いや使い方も解説
この記事では、おすすめの「茶釜」をご紹介します。茶道を嗜む人でなければ、お湯を沸かす釜のイメージしか浮かばない人も多いでしょう。しかし茶釜は日本に古くからある茶道具で、名のある作家が手掛けたものは芸術品や骨董品として扱われます。そこで本記事では茶釜の種類や使い方、鉄瓶との違いなどを解説します。茶道をする人やこれから茶道を学びたい人におすすめの茶釜も紹介していますよ。
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茶釜とは?
茶釜とは、茶道で使われるお湯を沸かす釜を指します。茶会が終わるまで同じ場所に置かれることと、堂々とした風格から茶会の主役と称されることもあり、茶道には欠かせない茶道具のひとつです。
実際に茶道では茶会を開くことを「釜をかける」、新年にはじめて稽古をすることを「初釜」と言うなど、さまざまなシーンで釜という言葉が使われます。
一般的な茶釜の形状は、やや平たい円形で鉄製のものが使われますが、なかには金や銀、銅製の茶釜も存在します。
とくに鉄釜で沸かしたお湯はまろやかな味わいで、茶釜から湯気が立ち上る様子も風情があるとされていますよ。
茶釜と鉄瓶はどう違う?
茶釜と鉄瓶は鉄製のお湯を沸かす器具という点では同じですが、大きな違いは注ぎ口があるかです。
鉄瓶は、やかんのように注ぎ口がついていますが、茶釜は注ぎ口がなく、柄杓を使ってお湯を注ぎます。また、やかんや鉄瓶のように持ち手がないのも茶釜の大きな特徴ですよ。
お湯を沸かす、といった用途については同じですが、使い勝手が異なるのがこのふたつの大きな違いです。
茶釜の使い方・注意点
ここからは、具体的な茶釜の使い方や茶釜を使うときの注意点を解説します。
茶釜を使うときには使い始めににおいを取る、冷水を入れずお湯を入れて沸かすといった注意点があります。正しく使ってぜひおいしいお茶を楽しんでくださいね。
使い始めににおいを取る
茶釜は鉄製のため、そのまま使いはじめると臭いを強く感じる場合があります。
茶釜をはじめて使うときには、臭いを取る作業を行いましょう。茶釜にお湯を三分の一くらい入れてから、重曹を大さじ1杯入れて一晩おきます。そのあとお湯を変えて2回くらい沸かしてから、お茶をたてる際のお湯として使いましょう。
上記の手順で鉄の臭いがやわらぎます。
冷水を入れずお湯を入れて沸かす
茶釜でお湯を沸かす際には、いきなり冷水を入れずにお湯を入れて沸かすのがおすすめです。冷たい水を沸かすと茶釜の底が傷む場合があります。
また、金気の少ない井戸水や水道水を汲んで一晩置いたものを使うとお湯の味がまろやかになるとされています。
茶釜を使用した後は表面を軽く洗って、風通しのよい場所でよく乾かしてから保管してくださいね。
茶釜の選び方
ここからは、茶釜の選び方を解説します。茶釜にはさまざまな種類があり、使う季節が決められています。また、お湯を沸かすために使う炉の種類に合ったものを選ぶ必要もあります。
現在は炭火だけでなくIHが使える茶釜もあるので、使用する場所や熱源に合わせて対応している茶釜を選んでくださいね。
茶釜の種類で選ぶ
茶釜には、芦屋釜・天命釜・京釜といった代表的な種類があります。それぞれ造られた年代や場所、特徴などが異なるので、好みに合った茶釜を選びましょう。
芦屋釜(あしやがま)
福岡県芦屋町で造られたのが芦屋釜(あしやがま)です。
歴史が古く、南北朝時代(14世紀)頃までさかのぼります。非常に薄い造りで真形(しんなり)と呼ばれる端正な形が特徴ですよ。
松竹梅や花鳥、山水といった美しい文様が描かれており、上品なたたずまいは京の貴人たちに好まれていました。国指定重要文化財に指定されている9点の茶釜のうち8点が芦屋釜となっており、芸術品としても広く知られています。茶釜のなかでも代表的な種類といえるでしょう。
天命釜(てんみょうがま)
芦屋釜に続いてよく知られているのが天命釜(てんみょうがま)です。
天命釜は天慶2年に平将門の乱を治めるために、河内の国(現大阪府)から鋳物師を招いて下野国(現栃木県佐野市)で生産が始まったとされており、長い歴史を持った茶釜です。
端正な形状の芦屋釜とは対照的に、素朴で鉄の鋳肌をそのまま活かしたような造りが特徴ですよ。
わび、さびといった風情が茶人に好まれ、全国に広がりました。通好みの茶釜を探している人におすすめです。
京釜(きょうがま)
京都三条釜座で造られたのが京釜(きょうがま)です。室町時代の末期から生産がはじまったとされています。
茶の湯の中心地であった京都で盛んに造られるようになったため、多くの茶釜が生み出され、名品を製作する鋳物師の名が残されるようになりました。名のある武将や茶人から、製作の依頼を受ける鋳物師もいたそうです。
素朴な天命釜と違い、芦屋釜と同じような薄い造りと精巧な文様が特徴ですよ。上品さと美しさを兼ね備えている釜といえるでしょう。
使う時季・炉に合わせて選ぶ
茶釜には、炉釜(ろがま)と風炉釜(ふろがま)といった種類があります。使う時季や炉の形に合わせて、適した茶釜を選びましょう。ここからは、炉釜と風炉釜で異なる点を解説します。
炉釜(ろがま)
炉釜(ろがま)とは、炉と呼ばれる場所で使用するタイプの茶釜です。炉は掘りごたつのように床に埋め込んで造られている炉のことで、古くは暖房器具としての役割も果たしていました。
現代では、はじめから炉を備えた和室が造られることはほとんどないので、炉釜は炉のある茶室で茶会をするときに使われることが多いでしょう。
炉は11月から翌4月までの寒い季節に使われることになっていますよ。
風炉釜(ふろがま)
炉を使わない、5月から10月までの季節に使われるのが風炉釜(ふろがま)です。風炉釜は炉釜よりもやや小さめで、発熱も控えめになっています。
風炉釜を置くための風炉は、床の上に置いて釜を暖めるものです。固定されている炉と違って移動できるので、季節にこだわらなければ自宅で手軽に茶道を楽しみたい場合にも適しています。
熱源に対応している茶釜を選ぶ:炭火・電熱
茶釜を選ぶ際には、使用する熱源に対応している茶釜を選びましょう。本格的な炉を使う場合には炭火に対応している茶釜を使用するのがおすすめですが、電熱に対応している茶釜も販売されていますよ。
IHコンロに対応している茶釜なら、自宅の好きな場所で茶会ができるでしょう。炉のない場所でお茶会をしたいときにもおすすめですよ。
茶釜を置く場所や使う頻度を考慮して、適したものを選んでくださいね。
価格で選ぶ
茶釜は骨董品や芸術品として扱われる商品もあるため、購入しやすい価格のものから高価なものまで価格帯はさまざまです。
自宅で茶道の稽古に使用するなら、4~5万円の茶釜がおすすめですよ。炉と茶釜を一緒に購入したい場合には、10万円前後の商品もあります。
道具にこだわりたい人は、古道具屋や骨董品屋で古釜を手に入れることも可能です。お茶に詳しい人にアドバイスを求めるとよいものが見つかりやすくなるでしょう。
茶釜のおすすめ5選
ここからは、通販で購入できる茶釜のおすすめ5選をご紹介します。
炉で使用するタイプやIHコンロに対応しているものなどをピックアップしているので、使用目的や予算に合わせて、使いやすいものを選んでくださいね。
Amazonカスタマーレビュー
商品情報
4/2現在の価格
価格変動(日別)
日付 | 参考価格 | 変動価格 (前日比) |
---|---|---|
4/2(水) | ¥54,612 | |
4/1(火) | ¥54,612 | |
3/31(月) | ¥54,612 | |
3/30(日) | ¥54,612 | |
3/29(土) | ¥54,614 | |
3/24(月) | ¥54,614 | |
3/23(日) | ¥54,615 | |
3/18(火) | ¥54,615 |
Amazonカスタマーレビュー
商品情報
4/2現在の価格
価格変動(日別)
日付 | 参考価格 | 変動価格 (前日比) |
---|---|---|
4/2(水) | ¥48,000 | |
4/1(火) | ¥48,000 | |
3/31(月) | ¥48,000 | |
2/27(木) | ¥48,000 | |
2/11(火) | ¥48,000 |
Amazonカスタマーレビュー
商品情報
商品情報
4/2現在の価格
価格変動(日別)
日付 | 参考価格 | 変動価格 (前日比) |
---|---|---|
4/2(水) | ¥78,000 | |
4/1(火) | ¥78,000 | |
3/31(月) | ¥78,000 | |
2/27(木) | ¥78,000 | |
2/11(火) | ¥78,000 |
商品情報
4/2現在の価格
価格変動(日別)
日付 | 参考価格 | 変動価格 (前日比) |
---|---|---|
4/2(水) | ¥48,763 | |
4/1(火) | ¥48,763 | |
3/31(月) | ¥48,763 | |
2/27(木) | ¥48,763 | |
2/15(土) | ¥48,763 |
おすすめ商品比較表
茶釜で茶道を本格的に楽しもう!
茶道を本格的にはじめるときや茶会を開く際に使いたいのが茶釜です。炉がなくても電熱でお湯が沸かせるIHタイプや炉と茶釜がセットになっている商品もあるので、ぜひ好みに合ったものを選んでくださいね。茶釜は使うほどに風合いが出てくるものなので、たくさん使って茶道をより楽しみましょう。