マウスのチャタリングの直し方は?チャタリングしにくいマウスも紹介
マウスのクリックが勝手に連打される「チャタリング」にお困りではありませんか?チャタリングは、マウス内部のホイールの汚れや接触不良などさまざまな原因で発生します。この記事では修理に出す前に試せるトラブル解消法として、接点復活剤を使った直し方やマウスの設定方法、ソフトウェアによる回避方法などをご紹介します。
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マウスのチャタリングとは?
マウスのチャタリングとは、クリックをうまく認識できなくなる現象です。チャタリングが起きていると、シングルクリックがダブルクリックになったりドラッグ&ドロップがうまくいかなかったりと意図しない動作が繰り返されます。
ファイルの誤開閉や削除などさまざまな操作エラーを引き起こす可能性があるので、チャタリングが見られたらなるべく早く対処するようにしましょう。
マウスのチャタリングが起きる原因
マウスのチャタリングは、ホコリや静電気などさまざまな原因で発生します。ここからは、主な原因を6つに分けて詳しく見ていきましょう。
マウス内にほこりが溜まっている
マウス内部にほこりやゴミが溜まると、チャタリングが発生しやすくなります。マウスのクリック動作は小さなスイッチによって行われますが、このスイッチの接点は非常に小さく繊細です。
そのためほこりが付着するとスイッチの接触不良が起こり、信号が不安定になることがあります。特にトラックボールのマウスはゴミが溜まりやすいので、定期的に掃除するのがおすすめですよ。
マウス内に静電気が溜まっている
マウスは、普段使用しているだけでも内部に静電気を蓄積します。静電気が溜まると電子回路やセンサー部分に悪影響を与え、クリック信号の誤作動や動作不良を引き起こすことがあるので注意が必要です。
静電気によるチャタリングが疑われる際は、電池を抜いて左右のボタンを何度かクリックしてみましょう。放電した後に電池を入れ直すと、正確に動作する可能性があります。
電池の残量が減っている
ワイヤレスマウスでは、電池残量が少なくなると安定した電力を供給できず、クリックやカーソルの反応が遅れたり信号が途切れたりして動作が不安定になることがあります。
マウスの動作が不安定に感じた場合はまず電池残量をチェックし、必要に応じて新しい電池に交換しましょう。
タッチパッドを気づかずに触っている
ノートパソコンを使用しているとマウス操作中に無意識にタッチパッドに触れてしまい、意図しない動作が発生しているケースもあります。
チャタリングと勘違いされやすいため、マウス使用時はタッチパッドを無効にするかタッチパッドに触れないよう注意してくださいね。
マウスを動かしている場所が良くない
光学式マウスはセンサーで表面の反射を読み取って動きを検知するため、動かす場所によってはセンサーが正常に働かない可能性があります。
特に凹凸のある場所やガラステーブルなど光を乱反射する場所で使うと、ポインターが飛んだり動作が不安定になったりするため注意が必要です。誤作動を防ぐためにも、可能な限りマウスパッドを敷いて使用するのがおすすめですよ。
マウスが故障している
マウス自体の故障もチャタリングの原因のひとつです。長年使用していると内部の部品が劣化・損傷し、意図せず複数回のクリック信号を送ってしまうことがあります。
故障が原因の場合は、マウスの修理や新しいマウスへの交換を検討しましょう。メーカーによっては保証期間を設けているケースもあるので、あわせて確認しておくことが大切です。
チャタリングが起きているかを確認する方法
チャタリングが起きているかは、PCのデスクトップ上やWebサイトで簡単にチェックできます。
オフラインの場合はデスクトップ上の何もない場所で、マウスの左ボタンまたは右ボタンを押したままマウスポインタを動かしてみてください。
- ボタンを離すまで四角い領域が表示⇒問題なし
- ボタンを離す前に領域選択が解除⇒チャタリング発生
- 領域選択できない、または無反応⇒スイッチの故障など、チャタリング以外の問題
オンラインの場合は「チャタリング チェック ツール」を利用すると便利です。ページ上にあるボックス内でクリックやドラッグなどの操作を行うと、ツールのカウント機能によってチャタリングの発生回数が計測されます。
マウスのチャタリングの直し方
ここからは、マウスのチャタリングの直し方について説明します。接点復活剤や専用のフリーソフトを使えば、チャタリングが解消する可能性がありますよ。
接点復活剤を使う
接点復活剤とは、電子機器の接点部の汚れなどを除去して導電性を回復させる薬剤のことです。ハケタイプとスプレータイプの2種類があり、マウスのチャタリングにも使用できます。基本的な使い方を以下にまとめたので確認してみましょう。
- マウスの底面を外してクリックボタンのスイッチを露出させる
- 接点復活剤をスイッチに少量塗布する
- スイッチを数回押して接点復活剤を行き渡らせる
- 余分な液体を拭き取って完全に乾燥させる
- 分解した手順の逆でマウスを組み立てる
なおメーカーや販売店によっては、マウスを分解することで製品保証が無効になる場合があるので注意が必要です。
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チャタリング対処用のフリーソフトを使う
マウスのチャタリングを解消したい場合は「ChatteringCanceler(マウスチャタリングキャンセラ)」というフリーソフトを使用するのもおすすめです。
このソフトではマウスのクリック入力を常時監視し、クリック間隔が短いダブルクリックをシングルクリックと判断して自動修正します。チャタリングと判定するクリック間隔はボタンごとにミリ秒単位で設定可能です。無料でダウンロードできるので、新しいマウスに買い替える前に一度試してみてくださいね。
チャタリングに強い高耐久マウスのおすすめ12選
チャタリング対策になる高耐久マウスを12製品ご紹介します。快適なPC操作環境を求める方は、ぜひ参考にしてください!
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マウスの掃除方法
マウスの掃除方法は、種類によって異なります。光学式・レーザー式マウスとトラックボール式マウスの掃除方法をご紹介するので、ぜひチェックしてみてくださいね。
光学式・レーザー式マウスの場合
光学式・レーザー式マウスの裏面には、動作の要となるセンサーが付いています。センサーにほこりや汚れが付着すると、チャタリングが発生する原因となるので注意が必要です。
- マウスの電源を切るまたは電池を抜く
- エアダスターや爪楊枝を使用してボタンやホイール部分の汚れを落とす
- センサー部分は綿棒を使用して汚れを落とす
- ウェットシートを使用して全体の汚れを拭き取る
ウェットシートの水分が内部に入らないよう注意し、センサー部分を壊さないよう優しく掃除するのがポイントです。
トラックボール式マウスの場合
ボール式・トラックボール式マウスはマウスにボールを装着しているため、ほこりや汚れが溜まりやすくなります。定期的に掃除し、チャタリング対策を行いましょう。
- マウスの電源を切るまたは電池を抜く
- マウスに装着されているボールを外す
- エアダスターや爪楊枝を使用してボタンやホイール部分の汚れを落とす
- ボールが接するローラー部分は綿棒を使用して汚れを落とす
- ウェットシートを使用してマウス全体とボールの汚れを拭き取る
ボールが接するローラー部分を傷つけないよう、丁寧に汚れを落としてくださいね。
おすすめ商品比較表
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マウスのチャタリングは、作業効率を低下させる悩ましい問題です。接点復活剤を使用したりチャタリングに強い高耐久マウスを買ったりと対策を行い、快適なマウス操作を取り戻しましょう。