服の油染みの落とし方！外出先での応急処置・時間がたった油染みへの対処法も紹介
洗剤ではなかなか落とせない油染み。食べこぼしや皮脂が服についてしまい、落とすのに苦労した方も多いでしょう。そこで今回は「服の油染みの落とし方」を徹底解説します。重曹やオキシクリーンなどお手入れに便利な商品や、クレンジングオイルでの時間がたった油染みへの対処法もご紹介するので、ぜひチェックしてくださいね。
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油染みとは？特徴と種類
油染みとは、文字通り、油分を含む油溶性の汚れのことです。油溶性の油は水に溶けないため、通常のお手入れではなかなか落とせません。
そんな油溶性の汚れには「食品の汚れ」「化粧品の汚れ」「皮脂汚れ」「工業油の汚れ」と、大きく4つの種類があります。食品や工業の油はもちろんですが、化粧品にも油は含まれます。服に付着したファンデーションやリップなども簡単には落とせません。また、人の皮脂にも油は含まれます。特に、シャツの襟や袖部分に付着しやすく、黄ばみや黒ずみにつながります。
油染みが落ちにくいのはなぜ？
そもそも油染みはなぜ落ちにくいのでしょうか？落ちにくい理由は汚れの性質にあります。油染みは油溶性の汚れで、水になじみにくいのが特徴です。そのため、普段の洗い方ではなかなか落とせず、洗濯する前に下処理が必要です。
汚れの種類がわからない場合も、この汚れの性質を利用できます。水を垂らして変化がなければ、油溶性の汚れと判断できるので、ぜひ試してみてください。
時間がたった油染みは特に落ちにくい！
特に、時間がたった油染みは厄介です。油溶性の汚れは時間が経つほど服の繊維に染み込んでいきます。さらに、時間が経つと汚れが乾燥してくるので、一層落ちにくい状態になってしまいます。
そのため、油染みに気付いた段階で、早めに応急処置をするようにしましょう。以下に外出中にできた油染みの対処法をご紹介しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
外出中にできた服の油染みはどうする？
時間が経つほど落ちにくい油染みは、すぐ洗濯できない外出中どのように対処したらよいのでしょうか？ここからは、外出中に服に油汚れが付着した際の対処法をご紹介します。
まずは汚れがそれ以上広がらないように、ティッシュや布を当てて表面の汚れを拭き取りましょう。このとき、こすらないようにするのがポイントです。次に、濡れた布やウェットティッシュで叩くように拭いてください。そして、汚れが付いた箇所を水で洗い流しましょう。最後に乾いたティッシュや布などで水気を取ってから乾燥させれば完了です。
汚れの種類によっては水だけで落ちない場合もあるため、ミニサイズのシミ取り剤を持っておくと安心ですよ。
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服についた油染みの落とし方
ここからは、服についた油染みの落とし方をご紹介します。軽度なものや時間がたったものなど、油染みの種類別に説明していくので、気になる汚れをチェックしてみてください。
軽度な油染み：食器用洗剤も活用できる
小さな汚れや付着してすぐのものであれば、食器用洗剤でもお手入れ可能です。洗剤に界面活性剤が含まれており、油を浮かしてくれます。
- 40〜60℃のお湯に約5分油染みが付着した箇所をつけておき、汚れを浮かせます
- 食器用洗剤を油染みに垂らして、やさしくもみ洗いします
- 食器用洗剤を油染みに浸透させたら、歯ブラシで汚れをこすります
- 水が濁らなくなるまですすいだら、洗濯機で普段通り洗濯します
時間がたった油染み：クレンジングオイルを
時間がたった油染みには、クレンジングを活用しましょう。クレンジングはメイクを落とすほど強力な洗浄力を持っているので、油染みにも役立ちます。
- 油染みにクレンジングオイルをなじませて、やさしく揉み込みます ※水と混ざると乳化するため、乾いた状態か確認してから行ってください
- しっかり揉み込んだら、約5分浸透させます
- ぬるま湯ですすいだら、洗濯機で普段通り洗濯します
手ごわい油染み：オキシクリーンや重曹を使う
クレンジングオイルを使用しても汚れが落ちない場合は、オキシクリーンや重曹の出番です。どちらも高い洗浄力を持っているので、頑固な油染みもきれいに落とせます。ただし、シルクやウールなど素材によっては使用できないものもあるので、使用前に必ずチェックしてください。
- 40〜50℃のぬるま湯にオキシクリーンor重曹を溶かします
- 油染みが付着した服を入れ、約2時間つけ置きします
- もみ洗いしてすすいだら、洗濯機で普段通り洗濯します
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綿・麻など耐熱性の高い素材は煮洗いも一案
綿や麻など耐熱性の高い素材は、煮洗いするのも一つです。汚れを落とすのはもちろん、殺菌や消臭も期待できます。ただし、服によっては色落ち・色移り・縮みなどが起こる恐れがあるため、洗濯表示タグで高温洗濯が可能かどうかをチェックしておきましょう。
- 鍋に粉石鹸をいれ、煮立たせます。粉石鹸は1ℓ大さじ1程度が目安の量です。 ※アルミ製の鍋を使用すると黒ずむ恐れがあるため、ステンレスやホーローの鍋を使用しましょう
- 油染みが付着した服を入れ、約10〜15分煮ます
- 軽く冷まして取り出し、汚れが落ちているか確認します
- 落ちていなければ、固形石鹸でもみ洗いします
- 最後にすすいで完了です
機械油なら専用洗剤を使うのがベター
汚れが強力な機械油は、専用洗剤で落とすのがよいでしょう。機械油専用洗剤はホームセンターやドラッグストアなどで販売されており、気軽に手に入ります。商品によっては消臭・殺菌作用があるものもあるので、油特有のニオイを洗い流したい方は合わせてチェックしておきましょう。
- 40〜60℃のお湯に漬けて、汚れを浮かします
- 歯ブラシでこすり洗いをします
- 最後に専用洗剤で洗濯して完了です
服の油染み落としにおすすめのアイテム8選
ここからは、服の油染み落としにおすすめのアイテムををご紹介します。普段お手入れに困っている油染みの種類をふまえて、商品を選んでみてください。
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油染みは汚れの種類に合った方法で落とそう！
今回は、なかなか落ちない油染みの落とし方についてご紹介しました。油染みをスムーズに落とすコツは汚れの見極めです。本記事で紹介する落とし方やお手入れに便利な商品を参考に、頑固な油染みを撃退してください。