鏡餅のおすすめ10選!伝統的な杵つき重ね餅から長く使える置物タイプまで
鏡餅は、日本のお正月を彩る大切な飾りです。近年は伝統的な生餅タイプ以外に、陶器やガラス製のオブジェタイプなども登場しています。本記事では、どんな鏡餅を購入しようかお悩みの方に向けて「鏡餅のおすすめ」10選をご紹介。鏡餅のサイズや高さ、素材など選び方のポイントも解説しますので、参考にしてみてくださいね。
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なぜ飾る?お正月飾り「鏡餅」の由来・意味
鏡餅をお正月に飾る習慣は、室町時代から始まったといわれています。新年の神様「年神様」をお迎えするための大切な飾りで、餅とその周りの装飾品には、それぞれ縁起の良い意味が込められています。
まず、2段に重ねられた丸い餅は、太陽と月を表しています。これには「幸せが幾重にも重なる」という願いと「円満に歳を重ねていく」という祈りが込められています。
そして、鏡餅の上に置く「橙(だいだい)」は、「家が代々(だいだい)繁栄するように」という縁起を担いだものです。餅の両脇を飾る裏白(うらじろ)は、古い葉が残りつつ新芽が生える性質から、生命の力強さと長寿を象徴しています。
さらに、鏡餅の手前に添えられる「ゆずり葉」は、その名の通り世代から世代へと家族の絆が受け継がれていくことを表しています。
このように、鏡餅に込められた由来や意味を知ると、お正月の準備がより楽しくなり、自分の家庭にぴったりの鏡餅を選びたくなりますね。
鏡餅の選び方
鏡餅は、飾る場所のサイズや雰囲気に合わせて選ぶことが重要です。また、食べるためのタイプ(生餅・個包装)か置物(オブジェ)タイプの鏡餅かによっても選び方が異なります。
以下で、鏡餅の選び方について押さえておきたいポイントを解説します。
飾る場所に合ったサイズ・高さで選ぶ
鏡餅を選ぶ前に、まず飾りたい場所をイメージしておきましょう。そして、その場所に合ったサイズや高さを考えます。
例えば、広い和室の床の間に置くなら、存在感のある大きな鏡餅が映えるでしょう。一方、マンションの玄関や棚に飾る場合は、コンパクトなサイズが適しています。
さらに、鏡餅の高さについても確認することが大事です。ミスマッチな大きさや高さの鏡餅を選ぶと、圧迫感を与えてしまうこともあるので、周囲との調和も大切にしましょう。
鏡餅のタイプで選ぶ
鏡餅には主に3つのタイプがあります。家族の好みや保管スペースなどを考慮し、合ったタイプを選びましょう。
伝統的な正月飾り!生餅タイプ
本格的な正月飾りを楽しみたい方や、伝統を重んじる家庭であれば、生餅タイプの鏡餅がおすすめです。
地元に餅屋があれば注文できますが、近くにない場合は通販サイトで取り寄せる方法もあります。餅専門店であれば製法やもち米にこだわっているケースも多く、味や食感を重視する方も満足できるでしょう。
ただし、個包装タイプと比較すると保存期間が比較的短く、室温や湿度に左右されやすい傾向があります。適切に管理しないとカビが生えたり、硬くなったりすることもあるため注意が必要です。
食べやすい!個包装タイプ
個包装タイプは外見は鏡餅そのものですが、容器の中に小さな個包装の餅が入っているタイプです。
鏡開きの際にお餅を細かく切ったり、食べきれない分はラップで包んだりという手間が省けるのが特徴です。保存性も高く無駄なく消費できますよ。
毎年11月頃になるとスーパーやコンビニの店頭に並び始めるため、簡単に手に入る点もメリットです。従来の鏡餅の形を模したものから、お餅の上に干支のキャラクターが乗ったものまで、デザインも豊富に揃っています。
必要な分のみ開封して食べられるため、大きな鏡餅を消費しきれない少人数世帯、子どもがいる家庭などにおすすめです。
長く使える!置物(オブジェ)タイプ
お気に入りの鏡餅を長く愛用したい方には、置物(オブジェ)タイプの鏡餅がおすすめです。
陶器、ガラスなどの素材で作られており、一度購入すれば毎年買い替える手間やコストがかからないのがメリットです。
デザインも多彩で、伝統的な和風スタイルからモダンなものまで、インテリアに合わせて選べます。
本物の餅ならもち米の産地をチェック
食べられるタイプの鏡餅を選ぶ際は、もち米の産地もチェックしてみましょう。日本各地に品質の高いもち米の産地があり、それぞれ食感や味わいが異なります。
以下に主なもち米と産地、特徴をまとめたので、参考にしてみてください。
もち米の種類 | 産地 | 特徴 |
---|---|---|
こがねもち | 新潟県ほか | 粘りが強く、なめらかな食感 |
ヒヨクモチ | 九州地方(佐賀・熊本) | もっちりとした食感と上品な甘み |
はくちょうもち | 北海道 | 冷めてもやわらかさが長持ち、粘りが強い |
ヒメノモチ | 東北地方ほか | 比較的あっさり、なめらかな食感 |
置物タイプなら素材もチェック
置物タイプの鏡餅を選ぶ際は、素材にも注目しましょう。ここでは、ガラス・陶器それぞれの特徴について解説します。
ガラス製
ガラス製の鏡餅は、透明感と輝きが魅力です。光を反射させてキラキラと光り、正月らしく雰囲気を明るくしてくれます。
飾っている間のお手入れも比較的かんたんです。小ぶりなタイプが多く、場所を問わず馴染むデザイン性の高さも魅力。
しかし、割れやすいデメリットもあり、取り扱いには注意が必要です。
陶器製
温かみのある質感と落ち着いた雰囲気が特徴なのが、陶器製の鏡餅です。陶器の持つ自然な風合いは、時間とともに味わいを増し、長く愛用できる魅力もあります。
また、職人の手作業による伝統的なデザインを楽しめるのも、陶器製の魅力といえるでしょう。和モダンなインテリアに馴染みやすいのもポイントです。
付属品をチェック
鏡餅を選ぶ際は、付属品にも注目しましょう。多くの鏡餅セットには、伝統的な飾り付けに必要なアイテムが含まれています。
代表的なものには、鏡餅を乗せる台である「三方」をはじめ、「橙(だいだい)」、「裏白(うらじろ)」「四方紅(しほうべに)」「紙垂(しで)」などがあります。
付属品は地域によって呼び方や用意するものが異なる場合もありますよ。
デザインで選ぶ
「我が家だけの正月飾りが欲しい」と考えているなら、工房などでオーダーメイドしたり、気に入った作家の作品をチェックしたりしてみましょう。デザインだけでなく、素材や装飾品にこだわってみるのもいいですね。
伝統的な和の雰囲気を大切にしつつ、おしゃれなインテリアとして楽しむのもおすすめです。
価格が安いか・コスパが良いかで選ぶ
鏡餅選びにはさまざまな選択肢がありますが、「コスパ」という視点で検討するのもおすすめです。鏡開きの日にすぐに食べてしまう場合や毎年買い替える習慣のある家庭は、鏡餅にかける予算を抑えてもよいかもしれません。
一方で、置物(オブジェ)タイプの鏡餅を購入しようと考えている場合は、初期費用が高くても品質重視で選ぶのがおすすめ。劣化や破損のリスクが抑えられ、結果的にコスパが良くなる可能性があるからです。
長期間使用する予定であれば、価格と品質のバランス、予算を考えながら選ぶとよいでしょう。
鏡餅のおすすめ10選
ここからは、おすすめの鏡餅を10種類ご紹介します。生餅タイプや個包装タイプから置物(オブジェ)タイプまで幅広くピックアップしていますので、ぜひ参考にしてみてください。
生餅タイプ・個包装タイプ
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置物(オブジェ)タイプ
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ぴったりの鏡餅を見つけよう
鏡餅は日本の正月文化に欠かせない伝統的な飾りです。伝統的な生餅タイプから便利な個包装タイプ、そして長く愛用できる置物タイプまで、種類はさまざまです。飾る場所のサイズ、家族の好みなどを考慮して、お気に入りの鏡餅を見つけてみてくださいね。