冬のお弁当を冷ます時間はどのくらい?料理がかたくならない工夫や食中毒対策グッズも
冬でも「お弁当」は、食中毒や傷みを予防するためにしっかりと冷ます必要があります。しかし、気温が低い時期はごはんやおかずが冷えすぎてかたくなってしまうことも。本記事では、冬のお弁当を冷ます時間について解説します。料理がかたくならない工夫も見ていきます。さらに食中毒対策グッズも紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
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冬でもお弁当はしっかり冷まそう
冬は気温が低いですが、食中毒のリスクがなくなるわけではありません。そのため、冬でもお弁当はしっかりと冷ます必要があります。では、どのくらいの時間冷ますべきなのでしょうか。
お弁当を冷ます時間はどのくらい必要?
お弁当を冷ます時間は、料理の温度や気温などによって異なりますが、大体30分から1時間ほどを見ておくとよいでしょう。
食中毒菌の発育至適温度帯は20〜50度なので、20度以下の温度になるように冷ます必要があります。
- 蓋を開けて蒸気を逃す
- 扇風機で空気の流れを作る
- 冷ましてからお弁当箱に詰める
できたてのおかずや炊き立てのごはんをお弁当箱に詰めると、温度はなかなか下がりません。なるべく早めに作って、粗熱を取ってからお弁当箱に詰めるのが大事なポイントです。
冷ます時間がないときは保冷剤が便利!
朝の忙しい時間帯には、お弁当を十分に冷ます余裕がないこともあるでしょう。そんなときは保冷剤が役立ちます。
保冷剤の上にお弁当箱を置いて冷ませば、より早く温度を下げられますよ。
お弁当を持って行くときは、冷気は上から下へ降りるという特性を活かして、お弁当の上に保冷剤を乗せるのがおすすめです。
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冬も食中毒対策はしっかりと
冬場は気温が低いため、食中毒のリスクが低いと思われがちです。しかし、実際には年間を通じて食中毒は発生しています。冬でも油断せずに、対策を心がけましょう。
1.調理前は手洗いを忘れずに
手洗いは食中毒予防の基本です。調理前には必ず石鹸で30秒以上、丁寧に手を洗いましょう。
指の間や爪の間、手首もしっかり洗って、最後に水で菌を流します。
調理前だけでなく、調理中や盛り付け前にもこまめに洗って清潔な状態を保ちましょう。
2.余分な水分を残さない
調理した食材に余分な水分が残っていると、細菌の繁殖を促進してしまいます。
- 野菜の水気をしっかりと切る
- 煮物は汁気を切ってから入れる
- 粗熱を取ってから詰める
- しっかり乾かしたお弁当箱に詰める
特に水分が出やすいおかずは、使い捨てのカップを使ったり別容器に詰めるとよいですね。
また、ごはんやおかずを熱いまま詰めると、お弁当箱のなかに蒸気が溜まって水分が発生してしまいます。炊きたてのごはんやできたてのおかずは、一旦冷ましてから詰めるようにしましょう。
3.保冷剤や保冷バッグを使って持ち運ぶ
職場や学校などにお弁当を持って行くときは、保冷剤や保冷バッグを使うのがおすすめです。
- 冷ましたお弁当箱を保冷バッグに入れる
- お弁当箱の上に保冷剤を乗せる
- 保冷バッグの口をしっかりと閉める
口をしっかり閉めると、バッグの中を低温に保てます。寒い冬は室内や電車・バス・車のなかは暖房が効いているので、お弁当の温度が上がらないように注意しましょう。
4.抗菌・除菌アイテムを活用する
最近では、抗菌や除菌の働きが期待できるお弁当グッズも多く販売されています。
- 抗菌加工されたお弁当箱
- 除菌の働きが期待できるカップ
- 抗菌シート
お弁当をしっかり冷ますだけでなく、さまざまなアイテムを活用して、安全にお弁当を楽しみたいですね。
保温機能付き弁当箱・スープジャーも注意が必要
保温機能付き弁当箱やスープジャーは、食べる直前まで温かい料理を楽しめる便利なアイテムです。しかし、使用する際は注意が必要です。
- スープやごはんはできたての熱いものを入れる(60度以上)
- そのほかのおかずは冷ましたものを入れる
- 中まで火を通した食材を入れる
- なるべく早く食べ切る
- お弁当箱はしっかり洗い、乾かす
保温機能付き弁当箱やスープジャーは温度をキープするため、中途半端な温度だと雑菌が繁殖するリスクが高まってしまいます。
そのため、中に入れるのは熱いものか冷ましたものだけにしましょう。長時間の保温は避けて、早めに食べ切るのも重要なポイントです。
冷めたごはんやおかずがかたくなるのを防ぐには
冬のお弁当の悩みのひとつが、冷めたごはんやおかずがかたくなってしまう点です。寒い季節も美味しくお弁当を食べるために、気をつけたいポイントを見ていきます。
ごはん:しっかり浸水させる
ごはんをふっくらと炊くためには、炊く前の浸水が重要です。
長めに浸水させると米粒の芯まで水分が行き渡り、ふっくらと炊きあがりますよ。
ふっくらごはんは冷めても硬くなりにくいため、お弁当に入れても美味しさをキープできます。
ごはん:ラップをかけて乾燥を防ぎながら熱を取る
ごはんが冷めてかたくなる主な原因は、水分の蒸発です。
炊きたてのごはんをそのまま冷ますと、蒸気が逃げてパサパサになってしまいます。ごはんが熱いうちにラップをかけて冷ましましょう。
早く冷ましたい場合も、冷蔵庫に入れるのはNG。お米に含まれるデンプンが0~3℃ほどで劣化するため、冷蔵庫に入れるとごはんが硬くパサパサになってしまいます。
冷めてもやわらかく美味しい状態にするためには、乾燥を防ぎながら常温で冷ますのがおすすめです。
ごはん:冷めてもおいしい品種を選ぶ
最近は、冷めてもおいしいお米の品種が増えています。
特徴 | |
---|---|
コシヒカリ | でんぷん質が豊富で、冷めても水分量を保てる |
あきたこまち | でんぷん質のバランスがよく、冷めても硬くなりにくい |
ひとめぼれ | 粘り気が強く、ふっくらもちもちの食感 |
つや姫 | 粒が揃っていて艶があり、上品な甘みとうま味がある |
ゆめぴりか | アミロースが少なく、冷めても食感が変わりにくい |
冷めても粘りや甘みが残る品種は、お弁当やおにぎりに適しています。
肉:片栗粉をまぶして焼く
肉料理が冷めてかたくなるのを防ぐには、片栗粉を使うとよいでしょう。
肉の表面に軽く片栗粉をまぶしてから焼くと、肉の水分が蒸発するのを防げます。また、調味料を吸う働きもあるため、しっかりと味付けできますよ。
冷めてもジューシーな肉料理は、お弁当のメインにぴったりです。
肉:味噌や塩麴に漬けて焼く
味噌や塩麹には、肉をやわらかくする働きがあります。
肉を味噌や塩麹に漬けて30分から1時間ほど漬け込み、軽く味噌や塩麹を落としてから焼きましょう。
味が染み込んだ肉はしっとりとやわらかく焼きあがり、冷めてもかたくなりにくいのでお弁当にぴったりです。
魚:蒸し焼きにする
蒸し焼きにした魚は冷めてもやわらかく、しっとりとした食感を楽しめます。
焼くときに、魚焼きグリルではなくフライパンを使うのがポイント。焼き色が付いたら、軽く水を振ってから蓋をして火を通します。
弱火で蒸し焼きにすることで魚の水分が逃げにくくなり、冷めても硬くなりにくい一品に仕上がりますよ。
魚:味噌や塩麴に漬けて焼く
肉と同様に、魚も味噌や塩麴に漬けることで、冷めてもやわらかい仕上がりになります。
味噌や塩麹に含まれる酵素の働きによって、魚の旨みが増し、冷めても美味しく食べられますよ。
お弁当の食中毒対策グッズ11選
ここからは、お弁当に便利な食中毒対策グッズをご紹介します。
- ミニサイズの保冷剤
- 保冷バッグ
- 抗菌・除菌アイテム
ごはんやおかずを冷まして入れたり、手洗いを徹底したりといった基本的な対策にプラスしたい、お役立ちグッズを見ていきましょう。
持ち運びに便利なミニサイズの保冷剤
冷ましたお弁当の温度が上がらないように、持ち運びにはミニサイズの保冷剤を活用しましょう。繰り返し使える、おすすめの保冷剤をご紹介します。
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お弁当を持ち運ぶときは冬でも冷ますのがマスト
お弁当が傷まないように気をつけるためには、冷ました食品を詰めるのが基本です。美味しくお弁当を食べるために、食中毒対策は冬でもしっかり行いたいですね。ご紹介した食中毒対策やグッズは、季節問わず活躍します。衛生面に配慮したお弁当で、楽しく美味しいランチタイムを過ごしましょう。