恐竜絵本のおすすめ18選！2歳・3歳の読み聞かせや小学生にぴったりな学べる本など

どこかロマンがあり子ども心をくすぐる「恐竜絵本」。泣ける話や笑える物語、学べるストーリーなど種類が豊富です。この記事では、1歳、2歳、3歳、4歳、5歳、小学生など年齢に合わせた選び方を解説します。トリケラトプスの出てくる絵本や有名なシリーズもの、小さな子どもが喜ぶ飛び出す絵本などおすすめの絵本も必見ですよ。

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恐竜絵本を選ぶときには次の3つのポイントに着目してみましょう。

それぞれについて順番に解説していきますね。

恐竜の絵本は、子どもの年齢や発達段階に合わせて選びましょう。絵本には対象年齢が紹介されている場合が多く、年齢に合わせて挿絵や文字の量、内容が異なります。とはいえ、対象年齢はあくまで目安であり、惹かれるものは子どもによって異なりさまざまなので、自分の子どもの興味関心に合わせて選ぶのがおすすめですよ。

1歳の子どもには、「とんとん」や「ポンポン」など音の響きやリズム言葉を楽しめる絵本が向いています。リズミカルな文章や繰り返す言葉のリズムがたくさん登場すると、楽しく読み進められますよ。恐竜の鳴き声を親が抑揚をつけて表現してあげるのもよいですね。

また、1歳頃になると、自分でページをめくるのが楽しくなってくる子どもも多いです。厚手の紙を使用した絵本だと、1歳頃の子どもにもめくりやすくおすすめですよ。

2歳頃の子どもには、ページをめくるたびにドキドキわくわくする飛び出す絵本やしかけ絵本などがおすすめです。いろいろなしかけが施された絵本なら、好奇心旺盛な子どもも自分でページをめくりながら楽しめますよ。

また、日常の動作ができるようになる年齢でもあるので、食事や睡眠など恐竜が身の回りのことをおこなう場面のある絵本もよいですね。窓をめくると恐竜の食事場面が出てくるようなしかけ絵本は身近な内容で親しみやすいですよ。

3歳頃になると言葉に対する理解が進み、想像力も豊かになってきます。簡単でわかりやすいストーリーの絵本も楽しめるようになってきますよ。とはいえ、内容が難しいと理解できずに飽きてしまいがちなので、あくまで絵が中心のシンプルな物語のものがおすすめです。

絵本を読みながら擬似体験できるような、理解しやすい身近な内容のものだと飽きずに楽しめるでしょう。

4歳になると物語に対する理解もさらに進みます。感情が豊かになり、登場人物を自分に重ね合わせて感情を理解したり、真似をしてごっこ遊びをしたりする子も多いでしょう。また、想像力も豊かになるため、冒険やファンタジー性のある内容も好奇心をくすぐられますよ。

さらに、4歳といえば社会性も身に付いてくる年齢です。喧嘩する場面や我慢するべき場面が出てくる内容のものなら、自分で考えて学べることも多くおすすめです。

5歳頃になると理解力や考える力が深まるため、メッセージ性のあるものや学べる内容の絵本が向いています。相手の感情や平和などの大切さなどを深く考えられるものがおすすめですよ。

また、絵本からどんどんと言葉を吸収していくので、さまざまな言葉に触れられるものもよいでしょう。逆さ言葉や同音異義語などが含まれる言葉遊びを楽しめるものも好奇心をくすぐられますよ。興味のある分野をより知りたくなる年齢でもあるので、関心のある内容に関連している絵本もおすすめです。

6歳頃になると自分で絵本を読みたい子どもも増えてくるので、子どもだけで読み進められる内容や分量のものを選んであげるとよいでしょう。また、興味のあることが登場する絵本や身近な内容のものは子ども自身も入り込みやすいですよ。

小学生ぐらいになると、よりリアルな挿絵がついたものや絵本図鑑もおすすめです。繊細な絵や文章を通して知識を深められますよ。評判のよい名作やシリーズものなどを一緒に読んで感想を伝え合うのもよいですね。

恐竜というと、ティラノサウルスのような肉食恐竜をイメージして、怖がってしまうのではと思うかもしれません。しかし、絵本のなかで描かれる恐竜たちは、迫力のある見た目ながら心優しい姿に思わず泣けるものもたくさんあり、友情や愛について学ぶのにおすすめです。

また、ユニークな恐竜やユーモア溢れる内容の笑える絵本も幅広く揃っています。楽しい気持ちになったり、人を喜ばす優しさを育んだりなど、学べることもたくさんありますよ。絵本ごとに用意されたテーマで選ぶのもおすすめです。

大切な人にプレゼントする恐竜絵本なら、有名な絵本やシリーズものがおすすめです。長い間親しまれている絵本には愛される理由があり、挿絵が美しいものや心温まる内容のもの、楽しくなる絵本などが多いです。子どもの知育にも向いているものが揃っていますよ。

また、同じ主人公が登場するようなシリーズ絵本もおすすめです。絵本によってさまざまなドラマが展開されて、愛や友情について学べるものも多いですよ。

ここからは、おすすめの恐竜絵本をご紹介していきます。まずは1歳頃の子どもにおすすめの絵本2選をご紹介しますね。

ステゴサウルスやブラキオサウルス、トリケラトプス、ティラノサウルスといった子どもが大好きな恐竜たちが大迫力のポップアップで登場する、飛び出す絵本です。絵本の内容もテンポよく進むため、1歳の子どもと一緒に楽しく読み進められますよ。文字が少ないので、音やリズムと一緒に動きのある絵を楽しめるのが魅力です。

ページごとにしかけられた小窓をめくると、恐竜たちのダイナミックな動きが見れるしかけ絵本です。しかけを楽しみながら、ティラノサウルスが大声で吠えたり、海のなかのモササウルスが獲物を丸呑みしたりなど、それぞれの恐竜の特徴も学べますよ。めくりやすいしかけで、自分でもめくって楽しめるのもポイントです。

次に2歳頃の子どもにおすすめの恐竜絵本を3選ご紹介します。

恐竜の生態や特徴、現代とのつながりなど、進化のプロセスやさまざまな生物について楽しく学べるしかけ絵本です。プテラノドンやティラノサウルス、トリケラトプス、ステゴサウルスなどの子どもが好きな恐竜をはじめ、16種の恐竜が登場しますよ。しかけの小窓をめくって楽しみながら、気づけば恐竜に関する知識も深まっていることでしょう。

「あしにょきにょきシリーズ」の第3弾です。不思議な豆を食べて足がにょきにょきとどこまでも伸びていくポコおじさん。トンネルをくぐるとなんと恐竜時代でした。片足がどんどん伸びてさまざまな場所を通過していく様子が、冒険心をくすぐられる内容ですよ。子どもと一緒にどきどきしながら読み進められる絵本です。

さまざまな素材に触りながら五感を刺激される恐竜の絵本です。ディプロドクス、ミクロラプトル、ティラノサウルス、アンキロサウルス、ステゴサウルスなどさまざまな恐竜たちが登場し、その恐竜たちの特徴を楽しく学べますよ。大きさやどんな風に生きていたのかなど、子どもたちの好奇心にも応えてくれる絵本です。

続いて、3歳頃の子どもにおすすめの恐竜絵本3選をご紹介します。

4歳児が恐竜を育てたらどうなるのか？恐竜が大好きな男の子はボロボロになるまで何度も恐竜図鑑を読んでいます。1000回目でなんとティラノサウルスの卵が登場。肉食恐竜のティラノサウルスが産まれるとなると一見恐ろしいですが、心優しい4歳児の男の子やティラノサウルス、周辺の人々とのやりとりに心温まる1冊ですよ。

恐竜の新しい学説を取り入れた挿絵が特徴の絵本です。迫力のあるゴルゴサウルスの姿が見ものですよ。また、小さな子を守るために行動する子どものトリケラトプスの勇気ある心に、たくさん元気をもらえることでしょう。大切な人を守ろうとする気持ちや勇気を楽しみながら学べる絵本ですよ。

福井県立恐竜博物館で骨格標本をデッサンしたり、化石発掘体験をしたりなど、作者が体感した恐竜世界をさまざまな画法で描いた作品です。それぞれの恐竜の感触までもイメージできるような挿絵が魅力的。「劇団ベナートル」のお芝居に出たい恐竜たちがオーディションで繰り広げるユーモア溢れる特技も特徴を掴んでおり、楽しく読み進められるでしょう。

次に、4歳頃の子どもにおすすめの恐竜絵本4選をご紹介します。

アコーディオン式に開く全長2.8mの迫力あるパノラマ画面が特徴の恐竜絵本です。すべて拡げて楽しむのも絵本のように読み進めるのも可能なのが特徴。生命の誕生からはじまり、ジュラ紀や白亜紀の恐竜全盛期の頃の世界が一望でき、恐竜が好きな子どもはきっと喜んでくれるでしょう。「〇〇をみつけよう」といったちょっとしたクイズもあり、家族で楽しめますよ。

動物が好きでさまざまな生き物を飼っている兄妹が、お父さんに「もっと大きな動物を飼わせて！」と頼むことからはじまる物語です。するとなんと、長さ10メートルのブロントザウルスを飼うことに。恐竜の家の作り方や、えさは何をどうあげるのか、お風呂にどうやっていれてあげるのかなど、恐竜大好きな子が楽しめること間違いなしの、夢のある内容ですよ。

獣竜、雷竜、角竜、剣闘竜、剣竜、鎧竜、鳥竜など恐竜を種類別にイラストで紹介した図鑑絵本です。バリエーション豊かに登場する恐竜たちに、恐竜好きの子どもも満足できる内容ですよ。クイズやなぞなぞなども盛り込まれており、理解を深められるのも魅力。今にも動き出しそうな迫力のあるイラストも見ものです。

「ひかりではっけん」シリーズの恐竜バージョンです。質問と答えでテンポよく展開していくので、好奇心をくすぐられながら恐竜についての知識を深められますよ。ページの裏から光をあてると恐竜や化石などが浮かびあがるしかけ絵本で、大人も子どもも楽しみながら読み進められます。美しいイラストも魅力的ですね。

続いて、5歳頃の子どもにおすすめの恐竜絵本4選をご紹介します。

宮西 達也さんの描く「ティラノサウルスシリーズ」のひとつの物語です。草食恐竜アンキロサウルスの赤ちゃんと肉食恐竜のティラノサウルスが出会うところから物語がスタートし、アンキロサウルスの赤ちゃんを食べようとするシーンにハラハラしますよ。しかし、物語は急展開。ティラノサウルスをお父さんだと勘違いするアンキロサウルスの赤ちゃんと父性が芽生えるティラノサウルスとのやりとりに、切なさや面白さ、愛情を感じられる一冊です。

子供たちが大好きな「きょうりゅうたち」シリーズの第8弾です。迫力ある恐竜たちが本を読めるようになるために、本をバットのように振り回したりお風呂に浮かべてみたりと大暴れ。やんちゃな子どもたちを恐竜たちが体現しているような作品で、後半には絵本の読み方を恐竜たちに教えてもらえる内容になっていますよ。恐竜たちの名前から覚えられるカタカナ表もついています。

「わんぱくだんシリーズ」の恐竜バージョンです。3人の子どもたちが恐竜公園で遊んでいるうちに、滑り台で見つけた卵に導かれて恐竜たちの世界に行ってしまいます。ワイドに広がるパノラマページも用意されたしかけ絵本で、どんどん引き込まれていきますよ。細やかなイラストも素敵ですね。

近年相次いで発掘されている「羽毛恐竜」の化石から、鳥が「翼を持ち飛ぶことのできる恐竜」の子孫であることが証明されています。そんな、太古の昔に絶滅した恐竜と現代に生きる鳥たちとの関係性を描いた絵本で、壮大な時間の流れに思いを馳せられる内容ですよ。新たな研究結果に合わせて改訂されたイラストや解説文も必見です。

続いて、6歳頃や小学生の子どもにおすすめの恐竜絵本2選をご紹介します。

恐竜から鳥への進化や、なぜ恐竜は絶滅し鳥は生き残っているのか？などの疑問に、さまざまな鳥の巣の形や卵、子育てなどから迫る一冊です。身近に存在する鳥たちと恐竜たちの間にある悠々と流れる時間に思いを馳せられますよ。約130種の鳥が登場し、美しいイラストも見ものです。必死に命を守り繋いでいく生き物たちに心が揺さぶられる作品です。

ある日、小さな恐竜がスキップしながら教室に入ってくることからはじまる物語です。テスト用紙を食べてしまったり居眠りしてしまったりする姿には、思わずクスっと笑ってしまいますよ。子どもたちが大好きな「きょうりゅうくんシリーズ」のうちの一冊で、主人公の優しさに心温まる絵本です。

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一見恐ろしいイメージの恐竜ですが、絵本の中では優しい心やユーモラスな行動で温かい気持ちにさせてくれることが多いのが魅力です。恐竜絵本は愛や友情など大切な心を子どもたちに伝えるのにぴったりですよ。恐竜に対する知識を深められるものも多いので、本記事の選び方やおすすめ商品を参考に、子どもに合う一冊を選んでくださいね。