パン作り用小麦粉のおすすめ17選！パン作りに適した分類や選び方を徹底解説
「パン作り用小麦粉」は、作りたいパンの種類によって適したものがそれぞれ異なります。本記事では薄力粉、準強力粉、強力粉、最強力粉などの小麦粉がどんなパン作りに適しているかを解説します。グルテンの量や産地といった選び方のポイントやおすすめ商品もご紹介するので、ぜひ選ぶ際の参考にしてみてくださいね。
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パン作り用の小麦粉とは？
パン作り用の小麦粉とは、パン作りのために調合された専用の小麦粉のことを指します。お菓子作りには薄力粉を使うのが一般的ですが、パン作りには「準強力粉」「強力粉」「最強力粉」を使用するのがベター。
そもそも小麦粉は含有するタンパク質の量によって名称が異なり、タンパク質が少ない順に薄力粉、中力粉、準強力粉、強力粉、最強力粉の順番になります。タンパク質が多いほど粘性が高まりコシが出やすく、パン作りに適しているとされていますよ。
小麦粉の分類
小麦粉は料理やお菓子作りで使用することが多く身近な食材ですが、どんな成分構成になっているのか知らない人は少なくないでしょう。今回は、小麦粉にどんな成分が含まれているのかについてまとめたので、ぜひチェックしてくださいね。
タンパク質
小麦粉はタンパク質を含んでおり、その含有量によって「薄力粉」「中力粉」「準強力粉」「強力粉」「最強力粉」に分類されます。
| タンパク質量 | |
|---|---|
| 薄力粉 | 6.5～8.5% |
| 中力粉 | 8.0〜12.0% |
| 準強力粉 | 10.0〜12.0% |
| 強力粉 | 11.5〜13.5% |
| 最強力粉 | 13.5%以上 |
特にタンパク質の量が多い強力粉や最強力粉は、水と混ぜ合わせてこねると弾力性がアップするため、ベーグルや食パンなどもっちりとした食感のパンに使用されることが多いですよ。
灰分
灰分とは小麦の外皮や胚芽に含まれているミネラル類のことで、含有量によってパンの風味や色味に違いが出ます。灰分が多いほど小麦の風味が強くなりくすんだ色になり、灰分の量が少ないと小麦の風味が軽く、色は白っぽくなりますよ。
国によってはタンパク質の量ではなく、灰分量によって分類わけされることがあるので、覚えておくと便利でしょう。とくに外国産の小麦粉を選ぶ際は参考にしてみてくださいね。
パン作り用の小麦粉の選び方
パン作り用の小麦粉を選ぶ際は、どんなポイントに注目すればよいのでしょうか。今回は、小麦粉の選び方のポイントを4つピックアップしました。選び方を知ることで、自分のニーズにあったものを探しやすくなりますよ。
1.グルテンの量で選ぶ
グルテンとは水とタンパク質が混ざることで形成されるもので、このグルテンの含有量が多いほどパンが膨らみます。
薄力粉はタンパク質の含有量が6.5～8.5%と少なめなためパン作りには不向きと言われており、お菓子作りや天ぷらによく用いられます。一方強力粉は11.5〜13.5%と薄力粉よりも多くのタンパク質を含んでいて、グルテンをより多く生み出せることからパン作りに多く使用されていますよ。
ただし、どんなパンを作りたいかによって適したグルテンの量が変わってくるので注意しましょう。例えばフランスパンのように硬めのパンには、中力粉と強力粉の中間である「準強力粉」を、弾力性が重要となるベーグルやピザには「強力粉」を使うと失敗しにくいと言われていますよ。
2.産地で選ぶ
素材にこだわりたいのであれば、小麦粉の産地をチェックしてみましょう。国産と外国産とでは、それぞれ特徴が異なります。以下を確認して、どちらがニーズに合っているのか知っておきましょう。
国産
国産の小麦粉は、素材にこだわりを持つ方におすすめです。外国産と比較して国産の小麦粉は灰分が多いので小麦の風味が強く、もっちりとした食感のパンに仕上がるのが特徴ですよ。
噛むたびに甘みが広がり、日本人の味覚になじみやすいと言われているので、旨味の強いパンを好む方はぜひ使ってみてくださいね。
小麦は水に弱い性質を持っていますが、日本では収穫時期が梅雨と被るため収量が少なく、現状ほとんどの小麦粉が外国産のもの。そのため国産の小麦粉は入手しにくいといった難点があります。
外国産
外国産の小麦粉は国産のものよりもタンパク質の含有量が多く、グルテンが生まれやすいので、よりパンが膨らみやすくなっています。そのためパン作り初心者でも失敗しにくく、家庭でも手軽に扱えるのが魅力です。
外国産といってもさまざまな国の小麦が流通していて、最も多いのはアメリカ産とカナダ産。ただアメリカン産の小麦粉は小麦粉加工方法によって種類が分類されているので、購入する際は注意しましょう。
3.作りたいパンに合った小麦粉を選ぶ
どんなパンを作りたいのかに合わせて小麦粉をチョイスするのも、1つのポイントです。例えば小麦粉にチョコやナッツなどを加えてパンにしたいのであれば、パンがよく膨らむものを選ぶのがおすすめ。一方サクッとした食感を求める場合は、中力粉や準強力粉を選ぶとよいですよ。
基本的にハードなパンには中力粉や準強力粉、ソフトのパンには強力粉が向いています。ただ同じ種類でも商品によってタンパク質の含有量は異りグルテンの力も変わるので、理想通りのパンになるために研究するのも大切です。
まずは使いやすい小麦粉でパンを作って、そこからこだわりに合わせて小麦粉を選ぶのもよいでしょう。
4.ふすま入りや全粒粉にも注目
近年注目されている全粒粉パンに挑戦したいのであれば、全粒粉を使ってパン作りをしてみましょう。通常、薄力粉や強力粉には小麦の「胚乳（はいにゅう）」部分のみを使用しますが、全粒粉では食物繊維やミネラル、ビタミンを含む「外皮（ふすま）」や「胚芽（はいが）」も合わせ小麦の粒を丸ごと使うのが特徴です。
また外皮のみを使用したふすま粉は、小麦ブランとも呼ばれ食物繊維やビタミンを含んでいます。パンの中まで茶色く作りあげられ、香ばしい風味に仕上がるのが魅力と言えます。ただし、ふすま粉は膨らみにくいため注意が必要です。グルテン粉とあわせて使うことで膨らみを出すことができますよ。
パン作り用小麦粉のおすすめ17選
それでは実際にパン作り用の小麦粉のおすすめ商品を見ていきましょう。生産国やグルテンの含有量、容量を加味して自分にとってどれがベストか選んでみてくださいね。
パン専門店向けに開発されており、本格派の方におすすめです。2kgと家庭でも使い切りやすく、これからパン作りに挑戦したい方にもぴったり。グルテンの含有量が多く、ふんわりとした食感に仕上がりますよ。豊かな風味と香りが楽しめ、食パンのように柔らかくシンプルなパンを作りたいときに適しています。
北海道産の小麦を100％使用しており、ふんわりとした質感ともちもちっとした食感が楽しめるパン作り用小麦粉です。使用しているのは「春よ恋」という品種で、パン作りに適しているため初心者でも扱いやすいでしょう。甘みが強く、まとまりやすいのが特徴でデニッシュといったパンにぴったりです。
香川県産の小麦を使用したパン専用の小麦粉です。西日本で多く栽培される小麦「はるみずき」という品種を用いており、タンパク質の含有量が高いのが特徴です。粘り気がありもちっとした食感を楽しめるので、ベーグルなどにおすすめですよ。1kg容量のものが3つセットになっており、使い切りやすいのもうれしいポイントですね。
Amazonカスタマーレビュー
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(1,355件)
タイムセール商品情報
サイズ：44cm×6cm×29cm
原産国：日本
自宅でたくさんパンを作りたいのであれば、3kg入りのこちらをチェックしてみてください。日常的にパンを作っているのであれば、大容量でコスパに優れたものがおすすめ。袋はチャック付きで、保管する際に便利です。もっちりとした食感に仕上がるので、バターロールや食パン作りにぴったりですよ。
ホームベーカリーに対応した強力小麦粉は、パンだけでなく餃子やピザなど、あらゆる料理に活用できる汎用性の高さが魅力です。そのため、1kg×5個セットと大容量なので余らせてしまいそうと心配な方も選びやすいでしょう。ボリューム感のある、ふわっとした柔らかなパンを作りたいときにおすすめです。
ふっくらとしたパンが手軽に作れる強力小麦粉は、質の高い小麦を厳選して使用しており味わいが豊かです。全部で4種類のシリーズ展開がされていますが、こちらは柔らかな質感にこだわっているため、ちぎりパンといったレシピに活用しやすいですよ。1kg×3個セットでストックしておきたい方やおすそ分けしたいときに便利です。
業務用感覚で使えるパン作り用小麦粉を探しているのであれば、12kg入りのこちらがおすすめです。グルテンの力が強く、よく伸びるので膨らみやすくなっていますよ。パンはもちろんピザ作りにも活用でき、小麦のシンプルな風味と香ばしさを実感できるのが魅力です。コスパに優れてるので、価格重視の方にもぴったりと言えます。
250gはホームベーカリで1斤のパンを焼くのにちょうどよい量で、そのまま使えて計量の手間が省けます。また12袋と小分けになっているので、たくさん欲しいけれど、なるべく衛生的に保管しておきたい方にもおすすめです。使用しているのはカナダ産とアメリカ産の小麦で、伸び率が高くパン作りに適していますよ。
製パンや製菓に必要な材料や器具を8,000点以上展開している富澤商店の最強力粉です。釜伸びに優れていますが、全粒粉と混ぜて仕上がりによりボリュームをプラスするのもよいですね。2.5kgなので手頃な量では物足りなく、大容量だと持て余してしまう方にぴったりでしょう。
北海道産小麦である「ゆめちから」を55%以上使用しており、ボリュームと弾力性に富んだパンを求める方におすすめです。強力小麦なので、初心者でもふんわりとした質感のパンが手軽に作れるでしょう。1kgが6袋セットになっており使い切りやすく、開封後の保管に不安が残るという方でも選びやすいですね。
北海道産の小麦だけを使用したパン作り用小麦粉なので、生産国や素材にこだわりたい方にぴったりです。数種類の国産小麦をブレンドすることで、豊かかつ深い味わいを実現しており、もちっとした食感やふんわりとした質感を楽しめます。冷めても食感が変わりにくく、素朴な甘みを感じられるので食パンのようにシンプルなパン作りに重宝するでしょう。
1kgのパン作り用小麦粉が5袋セットになった商品です。日常的にパン作りをする方や、イベントなどでたくさんの小麦粉が必要になった方はチェックしてみてください。袋にはチャックがついているため、保管しやすいのもうれしいポイントですね。パンだけでなく餃子やピザなど幅広いメニューに対応してるので使い勝手がよいですよ。
パン作りに適している北海道産の小麦「春よ恋」という品種を使っています。もちっとした質感を実現しやすいのが特徴。製パン性に優れた小麦ですが生産量が少ないので、貴重とされています。そんな春よ恋だけを使用しており、ちょっと贅沢なパン作りを楽しみたいときに重宝しますよ。
北海道産の小麦「はるゆたか」をベースに、さまざまな品種をブレンドしたオリジナル商品です。小麦のブレンドにもこだわりたい方は、一度使ってみてはいかがでしょうか。容量は1kgから最大で25kgまで展開しているので、ニーズにあわせた買い物が可能です。北海道産小麦特有のもちもち感を楽しみたい方におすすめですよ。
メーカーが独自開発したブラウワー全粒粉は、小麦の風味を堪能できるのが魅力です。通常の小麦粉でパンを焼いたときよりもボリュームはダウンするものの、ブラウワー全粒粉を100％使用することで味わい深いパンが完成します。より膨らみを求める方は強力粉を混ぜるとよいですよ。
北海道産の小麦「春よ恋」を100％使用しており、タンパク質は12.0％、灰分は0.45％で構成された商品です。吸水がよいため、もちっとした食感に仕上がりやすく小麦本来の豊かな香りを楽しめます。業務用に提供されている商品を5kgに小分けしており、袋にはチャックを取り付けることで家庭でも保管しやすい仕様になっていますよ。
1kgとほかの商品と比較して少量なので、初めてパン作りに挑戦する方や普段あまりパンを作らない方でも購入しやすいでしょう。グルテンの含有量が多い北海道産小麦「春よ恋」を無添加で使っており、素材へのこだわりが強い方にもおすすめ。パンだけでなくお菓子やナン、餃子の皮などさまざまな使い方ができますよ。
おすすめ商品比較表
  日清製粉ウェルナ パン専用強力小麦粉 |  by Amazon 春よ恋100%国産小麦パン用強力粉 |  木下製粉 はるみずき 強力粉 |  日清製粉ウェルナ 春よ恋 |  ニップン オーマイ 強力小麦粉 |  ニップン オーマイ ふっくらパン強力小麦粉 |  木下製粉 ル・ブレ |  木下製粉 ひまわり |  富澤商店 最強力粉 スーパーキング |  ニップン 強力小麦粉 ゆめちからブレンド |  BAKING MASTER 北海道産ブレンド小麦 パン用強力粉 |  日清製粉ウェルナ 達人厨房 強力小麦粉 |  ママパン 強力粉 春よ恋 100Advance |  富澤商店 はるゆたかブレンド |  木下製粉 ブラウワー全粒粉 |  平和製粉 パン用強力粉 春よ恋 100% |  自然健康社 春よ恋 強力粉 | |
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パン作り用小麦粉で本格的な味を楽しもう
パン作り用の小麦粉を使用すれば、家庭でも手軽に本格的なパンが作れます。自分がどんな容量や特徴の小麦を選びたいのか明確にして、使い勝手のよい商品を選んでみてくださいね。