缶詰アンチョビのおすすめ8選!色々な種類の商品を紹介・オイルサーディンとの違いも
ピザやパスタなどのさまざまな料理に使える「アンチョビ」。濃厚な塩気と旨味があるため、隠し味として使うと味に深みが増しますよ。この記事ではおすすめのアンチョビを8選ご紹介します。オイルサーディンとの違いや産地ごとの特徴についても解説するので、ぜひ参考にしてください。
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アンチョビとは
アンチョビとは、カタクチイワシを下処理してから塩漬けにして発酵させたものです。多くはオリーブオイルやひまわり油などのオイルに漬けた状態で、瓶詰や缶詰として販売されています。
アンチョビの特徴
アンチョビの特徴は濃厚な旨味と発酵した魚の独特な香り、塩気の強さです。古代ローマ時代にはすでに「ガルム」というアンチョビの起源の1つとされる魚を発酵させた調味料が作られており、古くから愛されています。
カタクチイワシを3枚におろしてオイルに漬けた「フィレ」や、「ペースト」にした状態で缶や瓶に詰めて販売されています。
オイルサーディンとは別物
アンチョビとオイルサーディンの違いは、製造の過程で発酵させているかどうかです。
どちらもイワシを油に漬けた状態で販売されていますが、アンチョビは魚の内臓にある消化酵素を利用して発酵させています。一方で、オイルサーディンは加熱調理したイワシを油に漬けたものです。
アンチョビは塩辛さが強いので料理に使うことが多いですが、オイルサーディンはそのまま食べるのに向いていますよ。購入する際に間違えないように注意してくださいね。
缶詰アンチョビの選び方
ここからは、缶詰として販売されているアンチョビの選び方を以下の順に解説します。商品選びの参考にしてくださいね。
- 油の種類で選ぶ(オリーブオイル・植物油・ひまわり油)
- 原材料で選ぶ
- 産地で選ぶ・地中海沿いがおすすめ
1.油の種類で選ぶ
アンチョビにはオリーブオイルや植物油、ひまわり油を使った商品が販売されていますよ。ここではそれぞれの味の違いや特徴などを解説します。
オリーブオイル
アンチョビのなかでも種類が豊富で食べやすいのがオリーブオイルを使ったタイプです。風味の強いオリーブオイルが、カタクチイワシの魚臭さを抑えてくれますよ。
イタリア料理やスペイン料理などのオイルを使った料理に適しており、マイルドな口当たりなのもポイントです。
オリーブオイルにはオレイン酸やリノール酸、ポリフェノールが多く含まれているので、健康に気を使っている人にもぴったりですよ。
植物油
アンチョビにはオリーブオイルやひまわり油だけでなく、なたね油や大豆油などが使われている商品もあります。比較的安い価格で購入できる商品が多いので、アンチョビをたっぷり使いたいときにおすすめです。
さらっとしたタイプや香りのクセが少ないものが多いため、子どもやお年寄りなど幅広い世代が食べやすい特徴があります。
ひまわり油
ひまわり油が使われているアンチョビは、オリーブオイルを使った商品と比べて香りが強すぎないのが特徴です。発酵したイワシの風味と塩辛さを純粋に味わいたい人におすすめですよ。サラダやマリネ、カナッペなど、アンチョビを生のままで活かしたい料理に向いています。
ひまわり油はビタミンEやリノール酸、オレイン酸を豊富に含み、特にビタミンEはオリーブ油の約5倍の量が含まれるとされており、健康に気を付けている人にもおすすめです。
2.原材料で選ぶ
アンチョビの主な原材料はカタクチイワシや油、食塩ですが、イワシや塩、油とこだわったものも多く販売されています。
保存料や着色料などが使われている商品は稀ですが、アンチョビの香りや風味をしっかり味わうには昔ながらの製法で作られているものがおすすめです。
3.産地で選ぶ・地中海沿いがおすすめ
アンチョビの主な産地はイタリアやスペイン、モロッコなどです。アンチョビの原材料となるカタクチイワシは地中海沿いで多く採れるため、地中海沿岸の漁港には古くからのアンチョビの製造会社が多く存在しています。
地中海でカタクチイワシの漁が行われるのは主に4~9月ごろで、身の締まった味の濃い良質なイワシが多く水揚げされます。
採れたばかりの新鮮なカタクチイワシをすぐに加工、保存するので地中海沿いのアンチョビは質がよいとされていますよ。アンチョビを選ぶ際には、ぜひ地中海沿いのものをチョイスしてくださいね。
缶詰アンチョビのおすすめ8選
ここからは、缶詰アンチョビのおすすめ8選をご紹介します。オイルの種類や産地をチェックして、好みに合ったものを見つけてくださいね。
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商品情報
原産国:ペルー
原材料名:かたくちいわし、食用ひまわり油、食塩
ペルー産のカタクチイワシを塩漬けにして、ひまわり油に漬け込んだ缶詰です。コクの深い味わいは、料理の隠し味におすすめですよ。塩気と旨味のバランスがよく、パスタやマリネ、イタリアンなどに使いやすい一品です。ポテトサラダに刻んで加えるのにも向いていますよ。開缶後はガラスなどの容器に移し替えて、冷蔵庫で保存してくださいね。
商品情報
原産国:イタリア(シチリア)
原材料名:かたくちいわし(シチリア産)、ヒマワリ油、食塩
海で釣りをする動物たちのかわいいイラストが描かれたパッケージが特徴的な、イタリア産のアンチョビの缶詰です。シチリア島で採れた品質のよいカタクチイワシとヒマワリ油を使った濃厚な味わいは、パスタやピザなどのさまざまな料理の隠し味に適しています。好きな大きさに切って使えるフィレタイプで、料理好きな人へのギフトにもおすすめです。
商品情報
原産国:イタリア
原材料名:カタクチイワシ、オリーブ油、食塩
スペインの北側に位置するカンタブリア海で水揚げされたカタクチイワシを、約半年間じっくり熟成させて作ったアンチョビです。一枚ずつ丁寧に骨を取り除いて下処理されたイワシを、たっぷりのエキストラバージンオリーブオイルに漬け込んでいます。水揚げから24時間以内の塩蔵を徹底しており、カタクチイワシの新鮮な味わいを楽しめます。
商品情報
原産国:ペルー
原材料名:かたくちいわし、ひまわり油、食塩
使い切りやすい28g入りの缶詰が5個セットになっているアンチョビです。ペルー産の新鮮なカタクチイワシの骨を1枚ずつ丁寧に取り除き、新鮮なうちに塩漬けして熟成させています。サラダやパスタ、アンティパスト、バーニャカウダの隠し味のほか、カナッペやピザにそのまま乗せるのもおすすめです。製造より約18か月保存できるので、常備しておくと便利です。
商品情報
原産国:モロッコ
原材料名:かたくちいわし、食用オリーブ油、食塩
モロッコのカサブランカに工場を持つ「ラ・モネガスク社」の缶詰タイプのアンチョビです。世界中の飲食店で多く使われている味わいを、自宅で楽しんでみてくださいね。品質の確かさが魅力ですよ。新鮮で良質なカタクチイワシをオリーブオイルや食塩で漬け込んであります。ピザやオイルベースのパスタの隠し味にぴったりですよ。
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商品情報
原産国:モロッコ
原材料名:アンチョビ、食用オリーブ、食塩
イタリアやスペイン、モロッコで生産されているフィレタイプのアンチョビです。サラダやオードブル、ピザのトッピングソースやパスタなど、さまざまな料理に幅広い用途に活用できますよ。地中海を思わせるブルーの缶のデザインと、大きめに作られているため開けやすいプルタブも使いやすさのポイントです。
商品情報
原産国:スペイン
原材料名:カタクチイワシ、食用オリーブ油、塩
カンタブリア海のビスケー湾で春に取れた新鮮なカタクチイワシは、生ハムのような繊細かつ力強い食感が魅力です。しっとりとなめらかなフィレタイプは料理の隠し味だけでなく、サラダやマリネなどの生で食べる調理法に使用するのがおすすめです。クリスマスや自宅での飲み会などの、パーティーメニューにもぴったりですよ。
商品情報
原産国:スペイン
原材料名:カタクチイワシ、食用オリーブ油、食塩
1867年に創業された、アンチョビ製造会社の伝統的な製法で作られた品質の高い缶詰のアンチョビです。良質なカタクチイワシを新鮮なうちに塩漬けし、オリーブオイルに漬けこんでいます。シンプルな素材だけを使った濃厚な味わいは、ピザやパスタ、サラダなどのさまざまな料理に使いやすいでしょう。アンチョビの定番ともいえる商品のため、はじめて使う人にも向いていますよ。
アンチョビの保存方法
アンチョビは発酵食品のため温度や湿度が高いところに長く置いておくと自然に熟成が進み、イワシの身が溶けてやわらかくなってしまう場合があります。
また、温度が高い場所では缶が膨らんでオイルが漏れることがあるので、冷蔵庫や冷暗所で保存するのがおすすめです。
ほかにも開封後に余った際に缶に入れたままの状態で保存すると、缶が錆びたり傷んだりして中身に影響を及ぼす場合があります。
アンチョビが使いきれずに余ったら、缶から密閉容器に移し替えて冷蔵庫で保存し、できるだけ早く食べきるようにしましょう。
缶詰のアンチョビでさまざまな料理を楽しもう!
ピザやパスタなどの隠し味にぴったりな缶詰のアンチョビは、保存期間も長いため自宅にストックしておきたい一品です。発酵したカタクチイワシの風味や塩辛さを活用すれば、料理の幅が広がりますよ。産地や原料にも注目しながら、好みの商品を見つけてくださいね。