iPhoneからAndroidへのデータ移行方法とは？写真や音楽データを引き継ごう

iPhoneからAndroidへの機種変更を検討していると、「データはどうやって移せばいいのだろう」と気になりますよね。ほかにも、移行できないデータがあるのか、注意すべき点はあるのかなど、知りたいことはたくさんあると思います。この記事では、iPhoneからAndroidへのデータ移行方法についてわかりやすく解説しますので、ぜひ参考にしてください。

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iPhoneからAndroidに機種変更する際、すべてのデータを移行できるわけではありません。まずは移行できるデータと移行できないデータを確認しておきましょう。

iPhoneからAndroidに移行できるデータは以下のとおりです。

注意点として、Gmailといったフリーメールは移行できますが、「@docomo.ne.jp」のキャリアメールは移行できません。そのため、重要なメールを保存していないかを確認したうえで、手続きを行う必要があります。

iPhoneからAndroidに移行できないデータは以下のとおりです。

なお、移行できないデータの中には、パソコンを使うことで移行できるものもあります。詳しい解説は記事の後半で述べているため、気になる方はチェックしてみてください。

iPhoneからAndroidにスマホデータを移行する方法は、大きく分けて3つあります。ここでは、それぞれの移行手順を解説するため、どの方法が自分に合っているのかチェックしてみましょう。

機種によっては端末同士をケーブルに接続するだけで、多くのデータを一括で移行できます。基本的な手順は以下のとおりです。

この方法で移行できるデータは、連絡先や写真・動画、カレンダー・メッセージ・アプリ・音楽などです。なるべく簡単な方法を選びたい方は、ケーブル接続を検討してみるとよいでしょう。

Googleドライブを経由すれば、連絡先や写真・動画、カレンダーのデータを移行できます。手順は次のとおりです。

バックアップが完了すると、画面に「バックアップが完了しました」と表示されます。あとはAndroidからGoogleにログインするだけで、移行したデータを使うことができます。

大手キャリアのiPhoneを利用している方は、各キャリアの専用アプリを使ってデータを移すことも可能です。ここでは、ドコモ・au ・ソフトバンクのアプリを使ったデータ移行方法をご紹介します。

ドコモが提供している「ドコモデータコピー」を使えば、連絡先や写真・動画、カレンダーのデータなどを移行できます。手順は以下のとおりです。

データ移行が完了すると、両方の端末の画面に「データ移行が完了しました」と表示されます。機種によってはアプリに対応してない場合もあるので、事前にドコモの公式サイトで確認しておきましょう。

また、2024年11月19日にサービス終了予定ですので、データ移行作業が必要になるタイミングに注意が必要です。

auでは「データお引っ越し」というアプリを提供しており、連絡先や写真・動画のデータ移行が可能です。まずはiPhoneでデータをバックアップする必要があります。手順は次のとおりです。

次に、Androidでデータを復元します。iPhoneでの操作と同様に、ログインやアクセスの許可を済ませ、「預けたデータをこの端末に復元する」をタップしましょう。あとは復元したいデータを選択し、画面上の指示に沿って進めていけば、データの復元・移行を完了できます。

ソフトバンクの「かんたんデータコピー」というアプリでは、連絡先や写真・動画、カレンダーのデータを移行できます。手順は以下のとおりです。

データ移行が完了すると、移行元の画面には「データの送信が完了しました」、移行先の画面には「データのコピーが完了しました」と表示されます。

メモアプリのデータは「Google Keep」というアプリで移行できます。移行方法はとても簡単で、以下の4ステップでデータ移行を完了できます。

なお、iPhoneとAndroidのどちらも、同じGoogleアカウントでログインするようにしてください。

iCloudメールは「Gmailアプリ」で移行できます。手順は以下のとおりです。

1.～3.までのステップを完了し、あとは簡単な設定（同期の頻度の設定ほか）を済ませるだけで、iCloudメールを確認できるようになります。

iTunes Storeで購入した音楽データは、パソコンの「iTunes」を使って移行する方法が一般的です。それでは、手順を一つずつ見ていきましょう。

なお、iTunesからダウンロードした音楽データは、通常であれば「ミュージック」→「iTunes」→「iTunes Media」→「Music」のフォルダに保存されています。

iTunes Store以外の音楽データがある場合、以前であれば以下の方法でデータ移行が可能でした。

Androidに「Google Play Musicアプリ」をインストールし、自分のアカウントでログインすれば、パソコンからアップロードした音楽データが自動で同期が可能でしたが、現在「Google Play Music」がサービス終了しているため、この方法での音楽データ移行はできなくなっています。

LINEのデータは「QRコード」を使えば、簡単に引き継ぐことができます。手順は次のとおりです。

なお、15日以上前のトーク履歴や購入済みのLINEコイン残高など、一部引き継ぐことができないデータもあります。詳細は公式の引き継ぎガイドをご覧ください。

ゲームアプリに関しては、それぞれデータ移行方法が異なります。一般的にはIDやQRコード、Google Payとの連携などで行います。

詳細は各ゲームのオプションやヘルプをチェックしてみてください。

最後に、iPhoneからAndroidに機種変更する際の注意点をご紹介します。後悔しない選択をするためにも、事前に注意すべきポイントも押さえておきましょう。

Androidスマホでは、Safariブラウザを使うことができません。そのため、重要なブックマークやパスワードをブラウザに保存している場合は、事前に確認しておく必要があります。

ただし、ブックマークに関しては、iCloud経由でChromeブラウザに移行することが可能です。

アプリの中には「App Store」のみで提供されているものもあります。

機種変更をする前に、普段使っているアプリがAndroidにも対応しているか確認しておきましょう。

iPhoneとAndroidは搭載しているOSが異なるため、全体的な操作性や使用感が大きく変わります。もちろん個人差はありますが、直感的に操作できるiPhoneのほうが使いやすいという意見は非常に多いです。

実際に使ってみなければ、操作性や使用感は確かめようがありませんが、可能な範囲で下調べをしておくことが得策といえます。

iPhoneからAndroidに機種変更する際、移行できるデータと移行できないデータがあります。また、双方のスマートフォンは操作性が大きく異なりますので、その点も考慮しながら自分に合った端末を選んでみてくださいね。

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