自転車チェーンの交換目安や費用は？自分で直す場合のおすすめ13選も紹介！
自転車を利用しているとサビやチェーンのたるみが起こるため、「自転車チェーン」の交換は必須です。しかし突然外れた場合の対処法や、自分で交換する際の直し方などは知っておきたいですよね。そこでこの記事では、自転車チェーンのおすすめや選び方と一緒に、実際の掃除方法や交換時の費用についてもご紹介します。
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自転車チェーンの交換時期の目安は？
自転車チェーンの交換は、走行距離が3,000～5,000kmを超えたころを目安にしてください。もし実際の走行距離が分からない方は、購入から1年を目安に交換しましょう。
自転車チェーンは消耗品のため、使い続けるとつなぎ目が擦れて伸びていきます。伸びたままで走行すると、チェーンから異音が出たり外れたりし、事故に繋がる恐れもあるので早めに交換してくださいね。
ただし、自転車の走り方やチェーンの種類、使用環境によってはさらに短い期間で交換する必要もありますよ。判断が難しい場合は、チェーンの伸び具合を確認できるチェーンチェッカーの購入を検討してみてくださいね。
自転車チェーンの選び方
自転車チェーンを購入するときはそれぞれ「自転車に合ったもの」「錆コーティングされているか」「チェーンのつなぎ方」の3つをポイントに選びましょう。
基本はリアの変速段数に合わせますが、迷ったら同じメーカーから、屋外に置いておくなら錆にくい錆コーティングが施されたものを選ぶといったように、自分が重視するポイントによって自転車チェーンの選び方が異なります。
選び方のコツを事前に確認し、自分に合った自転車チェーンを選んでみてくださいね。
1.自転車に合ったチェーンを選ぶ
自転車チェーンを選ぶときは、まず自転車に適合するチェーンのものを選びましょう。基本はリアの変速段数に合わせて選びます。選び方に悩んだら自転車のメインパーツと同じメーカーを選んでおくと理想の嚙み合わせとなるので、変速の性能や自転車チェーンの耐久性が上がりますよ。
基本はリアの変速段数に合わせる
自転車チェーンは種類が豊富ですが、使用している自転車と適合していないと交換ができません。リアの変速段数により、チェーンリングやスプロケットのタイプも異なるため、自分の自転車の変速段数に合ったものをチョイスしましょう。
例えば、9速のチェーンを10段変速の自転車に使うと、変速ができない可能性があります。また逆も同様で、10速のチェーンを9段変速の自転車に使うと隙間が生まれ、チェーンがスプロケットから外れやすくなりトラブルの原因に繋がるので注意しましょう。
悩んだら主要パーツと同じメーカーを選ぼう
もし自転車チェーン選びに悩んでいるなら、自転車の主要パーツと同じメーカーの製品を選ぶのがおすすめです。自転車チェーンは変速機やブレーキなどの複数の部品と連動して動くため、同じメーカー製品であれば相性がよいのでスムーズに動き、性能や耐久性の向上も見込めますよ。
ただし異なるメーカーでも互換性のあるものなら自転車チェーンの交換は可能です。安価で交換しやすいものや、軽量タイプなどそれぞれ特徴が異なるので、気になる方は互換性を確認した上で選んでみてくださいね。
2.錆コーティングされたものがおすすめ
自転車チェーンを選ぶなら錆にくいよう錆コーティングが施されたものに注目しましょう。自転車は屋外で使用するため、雨や泥、自分の汗といった水分にさらされます。
湿気のある場所や水分がついた状態が続くと、自転車チェーンの耐久性が落ち錆がつきやすくなりますが、錆コーティングが施されているとチェーンの交換期間も伸びるためよい状態を維持できるでしょう。
ただし、錆コーティングが施されていても定期的にメンテナンスを行う必要があります。こまめな注油や泥がはねた部分を早めに洗って乾燥させるのがおすすめです。
3.チェーンのつなぎ方から選ぶ
自転車チェーンに種類は「アンプルピン」「ミッシングリンク・クイックリンク」の2つに分類されます。それぞれ特徴が異なるため、事前に特徴や性能をチェックして、自分に合った自転車チェーンを選びましょう。
アンプルピン
アンプルピンは、チェーンピンとも呼ばれる自転車のチェーン同士をつなぐためのピンのことです。自転車チェーンはリンクと呼ばれる部品がいくつも繋がることでチェーンとなります。
ただし、アンプルピンは1度押し出すと再利用ができないので注意してくださいね。また、接続時にはチェーンカッターが必要なため自宅にない方は用意しておくのがおすすめですよ。
ミッシングリンク・クイックリンク
ミッシングリンクはチェーンカッターを使用せずに素手でもチェーンをカットしたり、繋げたりできる部品のことです。チェーンの着脱が比較的楽なため、しっかり洗いたいときや一部のパーツにトラブルがあっても簡単に交換できますよ。
アンプルピンと違い、数回の再利用は可能ですが、強度が下がるためメーカー的には非推奨となります。パッケージに記載のある場合を除き、1度使用したミッシングリンクは再利用せず新しいものを用意しましょう。
自転車チェーンのおすすめ13選
ここからは自転車チェーンのおすすめ13選を価格別にご紹介します。価格ごとに性能や対応する変速段数が異なるため、それぞれの特徴やポイントを踏まえて自分が使いやすいものを選びましょう。
【1000円～】
ここからは1,000円台から購入できる自転車チェーンをご紹介します。比較的リーズナブルな価格で購入できるので、初めての自転車チェーン交換や予備用として用意しておくのにおすすめですよ。
こちらの自転車チェーンは変速6～8段階まで対応したタイプです。1,000円台で購入できるので、初めての自転車チェーン交換にも向いていますよ。シマノ製の他の部品を使用した自転車と相性がよいのも特徴のひとつです。シマノ製自転車に合うものをお探しならこちらを検討しましょう。
チェーンカッターがあれば交換できるこちらのチェーンは低価格で購入できるのが魅力です。初めてのチェーン交換や、予備用として備蓄しておけますよ。また、変速ギアのない自転車に対応しているため、シティサイクルを利用している人にもぴったりです。
KMCのシングルスピード用のチェーンは一般的な自転車に使えます。約1,000円で購入できるコスパのよさと、チェーンジョイントが付属しているためチェーン交換のしやすさが魅力です。サビや見た目に特にこだわりがなく、安価なものが欲しい方にもおすすめですよ。
多段変速用のキャプテンスタッグの自転車チェーンは、変速5～7段まで対応しています。キャプテンスタッグでは変速付きの自転車も販売しているので、自転車と一緒に予備用のチェーンとして購入するのがおすすめですよ。キャプテンスタッグで取り扱う自転車に乗っていて、どの自転車チェーンを購入すればよいか迷った方にもぴったりな商品です。
錆加工が施されたものを探しているならこちらの自転車チェーンはいかがでしょうか。500時間の塩水噴霧試験でも錆ないラストバスターモデルで、シングルやアシストバイクに対応しています。雨天時の走行でも劣化を気にせず好きなだけ走れるのはうれしいですね。
【3000円～】
ここからは3,000円以上の自転車チェーンをご紹介します。軽さや性能が優れており、自転車チェーンにこだわりたい人にもぴったりの商品がありますよ。
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タイムセール商品情報
シマノパート:ICNHG90111116Q
色: シルバー
シマノのこちらの自転車チェーンは、チェーンカッターを使わずに素手でも繋げられるクイックリンクタイプです。シマノのバイクである「SHIMANO 105 5800」シリーズと相性がよく、11段変速の自転車にも使えますよ。合金鋼素材で耐久性が高いため、頻繁に自転車に乗る人にも向いています。
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商品情報
仕様:HG-X 11スピード
機能:ロード/MTB 11スピード対応
リンク数:116リンク
自転車チェーンに機能性を求める方はシマノのこちらをチェックしましょう。プレートの形が左右異なるディレクショナルタイプで、滑らかな走り心地と切り替えが可能です。また、シマノ独自の低摩擦加工「SIL-TEC」によりスムーズな動きが長時間持続しますよ。
軽くて細いカンパニョーロの自転車チェーンは、高い性能と耐久性を持ち合わせています。12段変速用として作られており、滑らかで高精度なピンと無駄のないデザインはチェーンパーツにこだわりたい人も納得の仕上がりです。
素早くなめらかな変速を実現したKMCの自転車チェーンです。取り外しやすいミッシングリンク付きで、汚れをすぐに落としたいときに便利ですよ。ピンが強いので全体の耐久性が高く、長く使用できるでしょう。12段階変速の自転車専用です。
カンパニョーロの自転車チェーンをお探しならこちらに注目しましょう。10段階変速に対応したタイプで、漕ぎ手の力を確実に伝え滑らかでスムーズな走りを実現します。また、HDリンクシステムを採用することでチェーン同士の接続部分の耐久性が上がっているのも見逃せません。
SRAMのロードバイクの12段階変速に対応したこちらは、片側は平たい形のため引っ張りに対する耐久性が上がっています。また、静音性も向上しているため走りに集中できるでしょう。ほかにもインナープレートと軸部分には硬質クロムメッキ加工を施しており、耐摩耗性にも優れていますよ。
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商品情報
特徴 NJS認定トラックレーサーチェーン
サイズ 1/2X1/8X106L
日本自転車振興会からNJS認定を受けた自転車チェーンです。初心者でも扱いやすい価格と性能は街乗りから本格派までどんな人にも向いています。深いブルーのチェーンは珍しく、見た目にこだわりたい人にもおすすめですよ。
軽量で耐久性やスピード力に優れているのはカンパニョーロの自転車チェーンです。未舗装の砂利道でもスムーズに変速ができますよ。頑丈なチェーンに交換したい方はチェックしてみてください。
自転車チェーンに関するよくあるQ＆A
ここからは自転車チェーンに関するよくある質問についてご紹介します。自転車チェーンを店で交換する場合の費用や実際の掃除方法、チェーンが外れたときの対処法についてそれぞれ詳しく解説するので参考にしてみてくださいね。
お店でチェーンを交換する場合の費用は？
自転車チェーンを交換するときは、チェーンが下から出ている半ケースタイプとチェーンがケースに覆われた全ケースタイプによって費用が異なります。
依頼するお店によって金額は異なり、半ケースだと1,500～4,000円前後、全ケースだと3,000～5,000円前後です。ただしこちらはほとんどが工賃のみの値段となり、交換するチェーンの費用は別に発生するので注意しましょう。
チェーンの掃除方法は？
自転車チェーンの具体的な掃除方法についてご紹介します。
まず、古くなった油を落とすために市販の油落とし（パーツクリーナー）をチェーンに吹きかけましょう。ゆっくりチェーン1周分拭きかけますが、後ろに飛ばないよう布を当ててくださいね。
次に吹きかけた油落としを指で触っても汚れないくらいまで布で優しく拭き取ります。布を軽く握って汚れを取り除くのがポイントです。
油を取り除いたら注油を行いましょう。下に油が落ちないよう布を当てながら、チェーン1つ1つに少しずつ油をさしていきます。
最後に布を軽く握り、チェーンを1周させ余分な油を拭き取れば掃除完了です。
突然チェーンが外れた際の対処法は？
走行中突然チェーンが外れた場合の対処法をご紹介します。変速機のない自転車は自分で直すのが難しいため、ペダルを漕ぐのをやめて自分で近くの自転車屋に持ち込み修理してもらいましょう。そのまま漕ぎ続けるとチェーンが変形し、切れて使えなくなる可能性があります。
お店に持ち込む際は、外れたチェーンを直接触らないように注意する必要があります。自宅なら軍手や汚れてもよい布を使い、自転車を移動させます。外出中の場合は木の棒やティッシュ、葉っぱなどを使い、手が汚れないように注意しながら持ち込みましょう。
変速機のある自転車の場合、チェーンが緩んでいなければ自分で直せる場合もありますよ。ぜひ参考にしてみてくださいね。
- 変速機の数字に合わせて自転車のチェーンをギアにかける
- その後、ペダルを後ろ側にゆっくり回す
- 変速機を最も最も大きい数字に設定し、大きなギアにチェーンをかける
- その後、ペダルを前側にゆっくり回転させる
- 変速機を最も小さい数字に設定し、小さなギアにチェーンをかける
- その後、ペダルを前側にゆっくり回転させる
ただし、上記の方法はあくまでも一般的な対処法です。チェーンの扱いに慣れてない場合は無理に自分で直そうとせず、自転車店へ持ち込みましょう。
また、一見直ったように見えても元々のチェーンの状態や外れた原因によっては再発したり思わぬ事故を引き起こしてしまったりすることもあります。自分で直した後に少しでも違和感があれば、すぐに自転車店へ持ち込んでくださいね。
おすすめ商品比較表
  シマノ TOURNEY HG CHAIN CN-HG40 チェーン |  シマノ HG CHAIN CN-NX10 チェーン |  KMC HV410 チェーン |  キャプテンスタッグ オッフル 多段変速用チェーン |  KMC S1 Z410 RB 防錆加工 チェーン |  シマノ DURA-ACE CN-HG901 116L 11S チェーン |  シマノ ULTEGRA CN-HG701 116L チェーン |  カンパニョーロ CHORUS 12S チェーン |  KMC X12 チェーン |  カンパニョーロ VELOCE 10S チェーン |  スラム FORCE Flat top PowerLock 120L 12S チェーン |  HKK Chain ベルテックス トラックチェーン |  カンパニョーロ EKAR C-LINK + MISSING チェーン | |
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自転車チェーンは定期的に交換しよう
自転車チェーンを交換しないと、チェーンが切れたり外れたりしてしまい、修理費用や修理の手間がかかります。1年に1度を目安に交換し、自転車チェーンに関するトラブルが起こらないようにしてみてくださいね。