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ランドナーのおすすめ3選!特徴や街乗りに使うメリット・選び方などを徹底解説

ランドナーのおすすめ3選!特徴や街乗りに使うメリット・選び方などを徹底解説

自転車で小旅行を楽しむためにフランスで製造された「ランドナー」。クラシックなデザインと頑丈さが特徴で、タイヤが太く重い荷物を積むためのキャリアを手軽に取り付けできるのが魅力です。国内ではアラヤ等のメーカーから販売されていますよ。この記事ではランドナーの特性や、街乗りにも向いている車両などをご紹介します。

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ランドナーとは

ランドナーとは、フランスで製造されたツーリングや小旅行向けのスポーツバイクのこと。もとはフランスで開催されている「ブルベ」という長距離のサイクリングイベント用として開発されましたが、荒道でも走行しやすい特徴から日本でも1970年代から1980年代にかけて、急速に普及しました。

ランドナーは、石畳や砂利道なども走りやすいように太めのタイヤが使われているのが特徴。フロントバッグやサイドバッグといった荷物を多く積めるので、ちょっとしたお出掛けやキャンプの際にも活用できるでしょう。

マウンテンバイクやロードバイクの登場により、ランドナーを製造するメーカーは少なくなりましたが、その魅力的なスタイルにより世界中で親しまれていますよ。

ランドナーとロードバイクの違い

ランドナーの外見はロードバイクに似ているため「どこが違うの?」と思う人も多いでしょう。どちらも前傾姿勢になるドロップハンドルを使用しており、前かごや後ろの荷台がないのが共通点。一見すると違いが分かりにくいですが、ランドナーとロードバイクの違いは主に、乗るための目的にありますよ。

ランドナーとロードバイクの違い
  • ランドナー:長距離や山道に適した仕様
  • ロードバイク:速く走るために特化した仕様

ランドナーは長い距離を走るのに向いており荷物を積むことができるので、数日かけて移動したいときに最適です。一方でスピードを重視したロードバイクは、本格的なサイクリングを楽しみたい場合におすすめといえます。

ランドナーの特徴

長距離や山道を快適に走れるランドナーの代表的な特徴には、以下の6つのポイントが挙げられますよ。

ツーリング向きのクロモリフレーム

数日間のツーリングや小旅行を想定して作られたランドナーには、クロモリフレームが用いられている場合がほとんど。フーレム部分にクロムモリブデン鋼を使っており、丈夫で弾性のある素材なため前後に荷物を載せるためのキャリアを取り付けられます

また、クロモリ素材で作られた自転車はカーボンやアルミ製と違い構造がシンプルなので、旅行中に修理が必要になったときにも比較的対処しやすいといわれていますよ。普遍的なデザインもランドナーの魅力です。

楽に走れるハンドル

ランドナーには「丸ハン」と呼ばれる丸いドロップハンドルが使われており、サイドから見たときに弧を描くような形状になっているのが特徴です。速く走りたいときには上の部分、山道などで力が必要な時は下の丸い部分といったように、状況によってハンドルの握る場所を変えられるのがポイントです。

またハンドルの先がハの字になっているフレア形状のものは、ハンドルを握った際に荷物が邪魔になりにくく快適に使えるといわれています。

トラブルに対応しやすいWレバー

ランドナーにはWレバーという変速ギアが搭載されています。通常ハンドル付近で操作できるものが多いですが、ランドナーはフレーム部分に備わっていることがほとんどです。

レバーが左右に二つ付いており、前後に倒すことでギアの変速をおこなうことが可能となっていますよ。さらに構造がシンプルなため、自分でも修理しやすいのがメリット。長いツーリングに特化した自転車だからこその仕様といえるでしょう。

幅広い変速調節

ランドナーでは、幅広い変速調節が可能な点も特徴として挙げられます。多くの自転車に付属している変速機能ですが、ランドナーには細かい変速調節ができるトリプルギアが使われていますよ。

マウンテンバイクやクロスバイクなどの勾配の厳しいコースを走る車両に多く搭載されている機能のため、急な傾斜も登りやすくなっています。傾斜のきつい坂道や山道でも、体にかかる負担を軽減してくれるでしょう。

クラシカルなカンチブレーキ

ランドナーにはシンプルで扱いやすいとされる、カンチブレーキが採用されています。

マウンテンバイクが出始めた頃に使われていたブレーキで、泥詰まりが起きにくくブレーキの不具合が少ないのが特徴。太めのタイヤとの相性がよく、山道や泥道での走行にぴったりです。

また、互換性が高いため交換しやすく、クラシカルな見た目も自転車好きの心をくすぐるデザインとなっています。

太めのタイヤ

最後にご紹介するランドナーの特徴は、ロードバイクに比べて太めのタイヤが使われていることです。細いタイヤと違って安定感があり、衝撃が和らぐので乗り心地がよいといったメリットがありますよ。

なかでも、650Aを用いたタイヤはシティサイクルと相互性があり、品揃えが豊富なので交換などのメンテナンスが楽におこなえますよ。

ランドナーを街乗りに使うメリット

丈夫なつくりで山道や林道などのオフロードや長距離も走行できるランドナーは、街乗りにも便利です。ここからは、ランドナーを街乗りに使うメリットについて詳しく解説します。

メリット
  • 荷物がたくさん積める
  • 天候や悪路に強い
  • 長い道のりでも疲れにくい

ランドナーはカゴや荷台がないものの、フロントバッグやサイドバッグを活用することで多くの荷物を積めるので、通勤や通学の際に使うのにもおすすめです。

また少し荒れた道も走行でき、急な天候の変化でも車両が傷みにくいのもうれしいポイント。段差や坂道が多い経路を走る際にも疲れにくいので、長い道のりにも適していますよ。

ランドナーの選び方

ここからは、ランドナーの選び方をご紹介します。ランドナーは製造しているメーカーが限られているので、購入する際は専門店に相談するか通販サイトから探すなどの方法を活用するとよいですよ。

1.完成車の販売は少ない・専門店へ相談を

ランドナーは完成車の販売が少なく、量販店へ行っても見つけられないケースがほとんどです。

そのためランドナーを購入したい場合には、ランドナーを取り扱っている専門店に相談するか、通販サイトを頼ることになるでしょう。とくにオーダーメイドに近い形で組み立てからお願いしたい場合には、専門店で相談するのが確実です。

手持ちのロードバイクのパーツやオリジナルパーツを使用できるショップもあるので、問い合わせしてみるとよいでしょう。

また、本記事では完成品のランドナーもご紹介します。ぜひ最後までご覧くださいね。

2.ブランドで選ぶ・大手は「ARAYA」

ランドナーを入手したい場合は、ブランドから選ぶのも一つの方法です。いくつかのブランドから販売されているので、それぞれのメーカーを比較検討してみることをおすすめします。

ランドナーを取り扱っている代表的なブランドは、日本ではじめて自転車用リムの生産をはじめた「アラヤ」が挙げられます。また創業より約120年以上の歴史を持つ「丸石サイクル」では、エンペラーというシリーズのランドナーが販売されていますよ。

3.低価格で入手したいなら中古品も選択肢に

ランドナーの価格帯は完成品で10万円前後が主流となっています。しかし、ロードバイクやマウンテンバイクと同じようにセミオーダー、オーダーメイドとカスタム度が上がるほど価格も高くなっていきます。

そのため低価格で入手したい場合には、中古品の購入を視野に入れるのもよいでしょう。

ネットオークションや自転車中古販売店で取り扱っている場合もあるので、ぜひ一度チェックしてみてくださいね。購入する際は故障がないか、すぐに走れるかなど状態をよく確認しましょう。

ランドナーのおすすめ3選

ここからは、完成品で販売されているランドナーのおすすめ商品3選をご紹介します。それぞれの特徴について解説しているので、ぜひ選ぶ際の参考にしてくださいね。

アラヤ 2022年モデル FEDERAL FED ARAYA

商品情報

ブランド:ARAYA(アラヤ)
シリーズ:FEDERAL (フェデラル)
カラー:ダークモスグリーン・スチールグレー
サイズ:450mm・500mm・550mm
重量:13.2kg

自転車のリムを日本ではじめて製造した、石川県にルーツをもつ「ARAYA」のFEDERAL (フェデラル)シリーズの2022年モデルです。ランドナーの特徴を受け継ぎながら、乗り心地を追求したサドルやドライブトレーンが使われていますよ。荷台などのパーツを同時に購入することで、取り付けにも対応しています。

ラレー
ARAYA TOURISTE ツーリングバイク・ランドナー

商品情報

ブランド:ARAYA(アラヤ)
シリーズ:TUR(TOURISTE) (ツーリスト)
カラー:ミッドナイトブルー他5色
サイズ:500mm・550mm
重量:13kg

日本人の体格や日本の地形、風土などを取り入れながら設計された、「ARAYA」のランドナーです。美しい外観と進化したスペックを併せ持ち、ツーリングから街乗りまで幅広い用途に使用できるでしょう。頑丈なフレームと持ちやすいドロップハンドルは、伝統的なクラシックスタイルを余すことなく受け継いでいます。

ARAYA アラヤ CXM Muddy Fox CX Gravel Mini

商品情報

ブランド:ARAYA(アラヤ)
シリーズ:Muddy Fox CX Gravel Mini(マディフォックス CX ミニ) 
サイズ:480mm
重量:11.9kg

16段階の変速機能を搭載しており、ツーリングからゆったり走るポタリングまでに対応できる機能性の高いミニサイズのランドナーです。手元で変速の操作ができる仕様で、ブレーキは天候に左右されにくいのがうれしいポイント。重心を低くすることで荷物を装着するスペースをつくり、毎日の通勤や通学でも使いやすいでしょう。

クラシックなランドナーで街を快適に走ろう!

頑丈なフレームと太めのタイヤで安定感があり悪路でも疲れにくいランドナーは、趣味のツーリングから毎日の通勤、通学まで幅広く使えるクラシックなデザインが魅力的な自転車です。ランドナーで街や山を軽快に走り抜けながら、快適な移動を楽しんでみてはいかがでしょうか。

※本記事に掲載している商品の情報は、記事更新時のものになります。価格が変動している場合や在庫切れしている場合があるため、最新の価格や商品詳細については各販売店やメーカーにてご確認ください。※記事で紹介した商品を購入すると、売上の一部がクラシルに還元されることがあります。

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