ファットバイクのおすすめ8選!電動アシスト付きのものも紹介
極太タイヤのインパクトが強い「ファットバイク」は、これまで雪道などで重宝されていましたが、最近では街乗りとしても注目を集めています。そこで今回は、ファットバイクのメリット・デメリットをはじめ、選ぶ時のポイントについて詳しく解説していきます。電動アシストタイプも紹介しているのでぜひ参考にしてくださいね。
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ファットバイクとは
ファットバイクとは、タイヤ幅4インチ(約10cm)前後の極太タイヤを使用している自転車で、雪道などハードな環境でも対応できるタフさが特徴です。ロードバイクに比べて、約5倍以上の太さがあるタイヤを装着するので、ホイールやフレームなどもファットバイク独自の規格で設計されています。
走破性や衝撃吸収性が高く、凸凹のある悪路でも安定して走れるためオフロード向きですが、迫力のあるビジュアルでおしゃれな街乗りとしても活躍しています。
ファットバイクのメリット
ファットバイクのメリットは、雪道や砂地などの悪路でも安定感を保ちながら走行できることです。タイヤが細いロードバイクでは沈んでしまうような道でも、接地面積が広い極太タイヤなら、埋まらずに走り続けられますよ。
また空気圧を低めにすることで、地面からの衝撃を吸収するサスペンション効果が発揮されて、乗り心地がマイルドに。タイヤ圧によってあらゆるシーンに適応できるのはファットバイクならではと言えるでしょう。街乗りを意識したおしゃれなデザインが多く、泥除けなどのカスタムパーツで個性を出せるのもよいですね。
ファットバイクのデメリット
ファットバイクのデメリットは、車体が重く動きが鈍いため長距離走行には向かないことです。太いタイヤは悪路で威力を発揮する反面、綺麗に舗装された平坦な道を走るのは苦手。タイヤの接地面積が広いぶんスピードも出しづらいので、軽快に乗りこなしたい方には不向きでしょう。
オフロードで豪快に走ることで魅力が存分に体感できるファットバイクは、タイヤとフレームが頑丈な分重量もあるため、上り坂や狭い道などにもあまり適しません。また、一般的な駐輪場では太いタイヤが収まらないケースもあるので、事前にしっかりとチェックする必要があります。
マウンテンバイク・クロスバイクとの違い
街でよく見かけるマウンテンバイクやクロスバイクは、ファットバイクと何が違うのでしょうか。圧倒的な違いは「タイヤの太さ」です。ファットバイクは、前述のようにタイヤ幅が4インチ前後で、雪道や凸凹のある悪路でも安定して走行できます。
マウンテンバイクのタイヤ幅は2.5インチ前後で、ファットバイクに比べるとやや細めですが、砂利道や林道といった未舗装の道路でも走行しやすく、走破性とスピードを両立したモデルが多いのが特徴的です。クロスバイクのタイヤ幅は1〜1.5インチと細く、舗装された道を軽快に走行するのに適しているので、目的に応じて選びましょう。
ファットバイクの種類
ファットバイクは、大まかに3種類に分けられます。それぞれ用途や性能に違いがあるので、特徴や注意点をよく理解したうえで、目的やシーンに合うタイプのファットバイクを選ぶとよいでしょう。
(本来の)ファットバイク
「本来のファットバイク」とは、雪道や砂地、ゴツゴツとした岩が露出したような場所でも、マウンテンバイクで走る時のようなラインどりを気にせずに進んでいけるモデルを指します。特別なスキルがなくても、ペダルを回す力があれば簡単に走れるので、初心者にもおすすめ。
見分けるポイントは、ゴツゴツとしたブロックパターンのタイヤを装備していることや、スタンドがついていないこと。価格は最低でも8万円〜、油圧式なら10万円〜が目安とされています。
セミファットバイク
27.5インチにワイドリム、エアボリュームの高いタイヤを履かせている「27.5+」という規格で販売されているのが「セミファットバイク」です。
タイヤ幅は2.6から3インチ(7cm)程度で、マウンテンバイクのタイヤをさらに太くしたモデルで、悪路での走破性の高さや、スピードが出しやすいことが特徴です。溝の深いブロックパターンを採用しているモデルが多く、舗装された道ではファットバイクよりも走行抵抗が増すこともあるでしょう。
ファットバイクルック車
見た目はファットバイク風でありながら、悪路に適した機能を備えていないのが「ファットバイクルック車」です。フレームの設計や各パーツの規格、耐久性も含めて未舗装路の走行には適していません。オフロードを走るのはケガや故障にもつながるので、基本的には街乗りメインで使うことをおすすめします。
普通の自転車とは違う存在感と、ルック車とはいえエアボリュームがあり乗り心地は快適なので、おしゃれアイテムとしても活躍しそうですね。
ファットバイク選びのポイント
ファットバイク選びのポイントは、「タイヤの直径」「フレームの素材」「電動アシストの有無」「泥除けの有無」の4つです。各ポイントを詳しく解説していくので、ファットバイク選びの参考にしてくださいね。
1.タイヤの直径
タイヤの直径はファットバイク選びの最も重要なポイントです。アウトドアシーンで本格的に乗るのか、街乗りとして気軽に利用したいのかによって、適したタイヤの直径があります。使用目的に応じた直径を選びましょう。
アウトドアなら26インチ程度
直径が大きいほど楽々と段差を乗り越えられるため、凸凹とした道が多いアウトドアシーンでは、スムーズに走行できる26インチのモデルをおすすめします。
圧倒的な走破性と安定感のおかげで、障害の多い荒れた路面を気にすることなく、自然の風景を楽しみながら乗りこなせそうですね。また、ファットバイクのタイヤの直径は26インチがスタンダードなサイズなので、販売されている種類が多く好みのモデルを選びやすいのもうれしいポイントです。
街乗りなら20~24インチ程度
おもに街乗り使用なら、直径20〜24インチ程度がおすすめです。小径タイプは、ホイールが小さいためハンドルを切りやすく、カーブや交差点でも小回りが効いて走行がスムーズなのがメリット。
洗練された都会的な印象で、街に馴染みやすいルックスや、軽量でコンパクトなので力の弱い方でも扱いやすいことも魅力ですね。走り出しが軽く、停車・発進のしやすさも街乗り使用にぴったりです。
2.フレームの素材
ファットバイクのフレームに使われている素材は、「アルミ」「クロモリ」「カーボン」の3種類が主流です。軽量で丈夫なアルミは、錆びにくいため雪や泥など水分が多い道を走るのに適しています。スチール合金のクロモリは、振動吸収性と耐久性が高く乗り心地が良いのが魅力です。
カーボンは軽さと衝撃吸収性を兼ね備えていますが、高額なのがネック。傷の修理も困難なので、タフな使い方をするよりも転倒や接触の危険が少ないサイクリングで使用するのがおすすめです。
3.電動アシストの有無
坂道でも楽に走れる電動アシスト付きのファットバイクなら、体力に自信がなくても乗りこなせますよ。バッテリーがある分重量は増しますが、ファットバイクの強みである安定感と力強さを保ちながら、スムーズな漕ぎ出しやペダリングの軽さがプラスされるので、行動範囲が広がってお出かけが楽しくなりそう。街乗りメインの日常使いなら、20〜24インチくらいの小型タイプで、総重量25kg程度のモデルがおすすめです。
4.泥除けの有無
泥除けが搭載されているモデルなら、泥や水が飛散するのをカバーしてくれるので、悪天候でも活躍してくれるでしょう。ただし、ファットバイクを含むクロスバイクやロードバイクの多くは、走行性能を高めるために泥除けが標準装備されていないものがほとんどです。
洋服の汚れを気にしないアウトドアシーンなら必要ありませんが、街乗りタイプで日常使いをしたい場合は、泥除け付きのモデルを選ぶか、泥除けを後付けすることをおすすめします。
ファットバイクのQ&A
ファットバイクについて、「本当に雪道を走れるの?」「違法な商品もあると聞いたけど大丈夫?」など、不安や心配がある方もいるのではないでしょうか?ここでは、その2つの疑問について詳しく解説していきます。
雪道は走れる?
普通の自転車やマウンテンバイクではタイヤが埋もれてしまう雪道でも、極太タイヤでスムーズに走行できるのがファットバイクです。タイヤの幅は9〜12cmとロードバイク用のタイヤの約5倍もの太さがあるので、まさに雪道にぴったりの自転車だと言えるでしょう。
実際に雪道を走行する場合、車体には大きな負担がかかるので、ブレーキや車体に装備されている機能には高いレベルを要します。雪道で運転することを前提としたファットバイク選びは、専門知識を持つショップの方に相談しながら進めていきましょう。
違法な商品もある?
電動アシスト付きファットバイクを選ぶ際にチェックしておきたいのは、型式認定のTSマークを取得しているかという点です。TSマークの対象となるのは、日本の道路交通法令によって定められた基準に適合している電動自転車のみ。日本の基準では違法とされている海外モデルがネットで販売されているケースがあるため、購入時にはしっかりと確認する必要があります。
日本の法律で原動機付自転車に該当するモデルは、ナンバープレートがないと公道を走行できず、自転車として乗ることは違法です。判断が難しい場合は、販売店に問い合わせましょう。
おすすめのファットバイク8選
ファットバイクについて理解したところで、ここからはおすすめのモデル8選をピックアップしてご紹介します。各メーカーから個性豊かなモデルが出ているので、好みや用途に合うものを見つけてくださいね。
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商品情報
サイズ:長さ157cm×幅53cm×ハンドル高さ105cm
折りたたみサイズ:89cm×41cm×65cm
サドル高さ:76-93cm
重量:約17.7kg
タイヤサイズ:20×3.0(英式バルブ)
適応身長:150cm以上
フレーム材質:スチール
速度数:6
無骨で強靭なイメージのハマーから、スタイリッシュで利便性が高い折りたたみタイプのファットバイクが登場。路面との接地幅が広い20×3.0の極太タイヤで、安定した走行を実現しています。グリップ力が高く、コーナリングがスムーズなのも魅力。シマノ製6段変速機を搭載し、路面状況に合わせたスピードで自由自在に走行できるのがうれしいですね。
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商品情報
サイズ:長さ155cm×幅57cm×高さ96〜103cm
折りたたみサイズ:長さ92cm×幅37cm×高さ65cm
サドル高さ:78-97cm
重量:約17.5kg
適応身長:150cm以上
フレーム材質:スチール
速度数:6
安定感のある走行性とトレンドが融合したマイパラスの折りたたみ式セミファットバイクです。シマノ製6段変速機が軽快な走行を実現し、衝撃を吸収するリアサスペンション搭載で乗り心地も快適!角度調整可能なフロントキャリアは、カゴの取り付けもできて便利ですよ。コンパクトに折りたためて持ち運びや収納にも最適です。
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商品情報
重量:35kg
タイヤサイズ:20×4.0
フレーム材質:ハイテン鋼
速度数:7
ジュニアから大人まで楽しめる20インチのコンパクトなファットバイクです。外装7段変速で、小径タイヤのウィークポイントでもある走行性を向上しています。前ブレーキもリアブレーキもディスクブレーキになっており、しっかりとしたブレーキングを実現。サドルはクッション性が高く座り心地も快適、駐輪に便利なスタンドも標準装備されています。
商品情報
重量:約29kg(バッテリー含む)
タイヤサイズ:20×4.0
フレーム材質:アルミフレーム
速度数:5
適応身長:160cm以上
日本では珍しいフレームデザインが目を惹くBronxの電動アシスト付きファットバイクです。Microshift社製ディレイラー8段ギアが、走行時のスムーズな変速をサポート。万が一走行中にバッテリーが切れても、楽に走ることができるのが魅力です。アシストレベルは1〜5段階。日本の道路交通法「駆動補助機付自転車」と呼ばれる自転車なので、公道を走行できますよ。
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商品情報
サイズ:長さ162cm×幅59cm×高さ98cm
サドル高さ:78-95cm
重量:約16.2kg
タイヤサイズ:20×4.0
フレーム材質:アルミニウム
速度数:8
極太のタイヤが存在感あふれるキャプテンスタッグのファットバイクです。20インチの小径バイクですが、外装8段変速で走行性に優れています。アルミフレーム採用で、約16.2kgと比較的軽量なため、持ち運びも簡単ですよ。おしゃれな色使いで街乗りにぴったりのモデルなので、日常使いに活用できそうですね。
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商品情報
サイズ:長さ152cm×幅55cm×高さ103〜105cm
折りたたみサイズ:長さ86cm×幅39cm×高さ65cm
サドル高さ:80-91cm
重量:約16.5kg
タイヤサイズ:20×2.35
フレーム材質:スチール
速度数:6
適応身長:160~185cm
KYUZOの折りたたみタイプセミファットバイクです。通勤、通学、サイクリングなど街乗りに最適な20インチのコンパクト仕様で、都会派バイクとして日常を彩ります。信頼性が高いシマノ製の6段変速システムで、安全かつスムーズな走行を実現。地面の衝撃を吸収してくれるサスペンションが、快適な乗り心地を提供してくれるでしょう。
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商品情報
サドル高さ:約63〜78cm
重量:約16.9kg
タイヤサイズ:20×4.0
フレーム材質:スチール
速度数:7
適応身長:145~175cm
コンパクトなのに大迫力!20インチの極太タイヤが特徴的なアイゼルのファットバイクは、未舗装のフィールドや雪道での走行も可能なパワフルさと、快適なスピードを両立させています。適応身長が145cm〜なのでお子さまでも楽しめて、家族みんなでシェアすることも可能です。空気圧を半分にすると、地面からの衝撃を吸収できるサスペンション効果が得られます。
商品情報
全長(横幅):169.5cm
ハンドル幅:59cm
サドル高さ:78cm
重量:31.8kg
タイヤサイズ:20×4.125
フレーム材質:アルミフレーム
速度数:7
適応身長:155cm以上
珍しいBMXタイプの電動アシスト付きファットバイクです。ペダル部分にバッテリーを搭載した画期的な設計で、全体的にスマートでスタイリッシュなデザインが魅力的。パスワードによるシステムロック付きのモニターに加えて、ハンドルロックと2重施錠になっているので、セキュリティも万全です。型式認定番号を取得しており、安心して公道を走行できますよ。
おすすめ商品比較表
ハマー(Hummer) HUMMER FDB206FAT-BIKE | マイパラス(My Pallas) MYPALLAS 折畳セミファットバイク MF208 NAUGHTIX | Bronx BRONX 20BRONX-DD | ブロンクス BRONX BUGGY-20 e-BIKE | キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG) キャプテンスタッグ ファットバイク | KYUZO KYUZO セミファットバイク KZ-110 | アイゼル(Eizer) EIZER ファットバイク F120 | ROCKA FLAME E-Bike HAYATE | |
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アウトドアシーンに限らず、街乗りとしても注目を集めているファットバイク。実用性や機能性の高さはもちろん、ワンランク上のおしゃれアイテムにもなるため、これからもますます需要が高まりそうですね。