Amazonで後払いができる「ペイディ」とは?やり方やメリットを解説
「ペイディ」(Paidy)は、買い物に使った代金をまとめて翌月に支払える後払い決済サービス。
Amazonなどの通販サイトで利用でき、クレジットカードなしでも後払いにできるのがメリットです。
ただ、ペイディはクレジットカードなどと比べてまだそれほど世の中に浸透してはいません。そのため、よく知らないという方は少なくないでしょう。そこで今回は、ペイディの使い方やメリットなどをご紹介していきます。
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Amazonで後払いができる「ペイディ」(Paidy)とは?
ペイディは、当月分の買い物代金を翌月にまとめて支払えるサービスです。Paidy株式会社が運営している後払いサービスで、1日~月末までに利用したぶんの代金を翌月の1日~10日の間にまとめて支払う仕組みになっています。
ペイディの大きな特徴は、メールアドレスと電話番号があればすぐに利用を始められる点です。分割払いも可能で、Amazonをはじめビックカメラやふるさとチョイスなど、さまざまな通販サイトに対応しています。
また、ペイディカードという物理カードも発行できます。Visaマークのあるお店で利用でき、年会費や発行手数料は無料です。
後払いができるペイディのメリット
ペイディを使うことのメリットとして、下記の3つがあげられます。それぞれのメリットについて詳しく見ていきましょう。
- クレジットカードなしで後払いができる
- ペイディなら後払いだけでなく分割払いも可能
- 最大3%ポイント還元キャンペーンを利用できる
クレジットカードなしで後払いができる
ペイディには事前登録やパスワードの設定が必要なく、利用可能なお店でメールアドレスと携帯番号を入力するだけで簡単にお買い物ができます。翌月の支払い方法は以下の4つから選べます。
- 銀行振込
- 口座振替
- コンビニ払い
- すぐ払い
4つ目の「すぐ払い」とは、請求が確定する前にコンビニで事前に支払いができる機能です(口座振替に設定している場合は利用不可)。
すでに確定した支払い分のみ事前に支払えるので、お金の余裕があるときに支払っておき、翌月の負担を減らせるメリットがあります。
支払いは基本現金で行うため、「クレジットカードはないけど、念のため後払いにしておきたい」という方におすすめです。
なお、ペイディの利用明細はアプリからすぐに確認できるので、使い過ぎて翌月の支払いが不安になる事態も防げます。
ペイディなら後払いだけでなく分割払いも可能
ペイディでは、手数料無料の分割払いにも対応しています。クレジットカードの場合は分割手数料がかかるため、実際の商品の価格よりも多く支払う必要があります。
その点、ペイディなら「高価なアイテムがほしいけど、一括で払うのが難しい」という場合でも、商品の金額分の支払いのみで分割購入が可能です。
回数は3・6・12回払いから選べますが、使用する店舗によっては分割できる回数が決まっている場合もあります。
また、実店舗で分割払いを使用する場合は、一度ペイディカードで一括払いをして、その後「ペイディアプリ」で分割払いに変更します。
最大3%ポイント還元キャンペーンを利用できる
Amazonではペイディ決済に対するポイント還元キャンペーンが行われています。
期間中に行うと、あと払い (ペイディ) を利用して決済をすると最大3%分のポイントが還元されます。
ポイント還元上限は毎月1,500ポイントとなっており、翌月払いのみが対象です。分割払いでの決済は対象外になるので注意しましょう。
なお、還元率は以下のように決済金額によって決まります。
月の支払い金額 | ポイント還元率 |
---|---|
1~3,999円 | 1% |
4,000円~6,999円 | 2% |
7,000円~ | 3% |
キャンペーンを利用する場合は毎月エントリーする必要があります。詳しくは以下のキャンペーンページをご確認ください。
ペイディを使ってAmazonの支払いを後払いにするやり方
ペイディを始めるには、まず「ペイディアプリ」をインストールする必要があります。
iPhoneはAppStoreから、Androidスマホをお使いの場合はGooglePlayからペイディアプリをインストールしましょう。ペイディはWebサイトからも利用できますが、明細の確認や精算などはアプリのほうが便利です。
アプリを起動したあとの手順は以下の通りです。
1.アプリを開いたらチュートリアルを確認
2.メールアドレスと電話番号を入力して「認証コードを受け取る」をタップ
3.SMSで4桁の数字が届くので30秒以内に入力
4.パスコードやFaceIDの連携などのセキュリティ設定を行う
上記の流れで初期設定は完了です。支払い方法は「コンビニ払い・銀行振込」がデフォルト設定されているので、口座引き落としにしたい場合は事前に設定を済ませておきましょう。
次に、Amazonでペイディを使用するために、ペイディアカウントを登録します。登録方法は以下の通りです。
1.Amazonショッピングアプリの人型アイコンをタップし、「アカウントサービス」を選択
2.「お客様の支払い方法」をタップ
3.「+追加」とタップ
4.「あと払い(ペイディ)アカウントを追加」を選択
5.ペイディに登録したメールアドレスと電話番号、氏名を入力
6.請求書の住所を選択したら「同意して認証コードを送信する」をタップ
7.認証コードを入力し、「認証コードを検証」をタップ
8.「お支払方法が追加されました」と表示されれば、Amazonの支払い方法へペイディの追加は完了です。
ペイディ以外にもある!Amazonの支払いを後払いにする方法
ペイディ以外にAmazonで後払いをする方法は、以下の2つがあります。それぞれ詳しく見ていきましょう。
- クレジットカード
- 後払い決済アプリ
クレジットカード
クレジットカードは、一般的に広く利用されている後払い決済のひとつです。クレジットカード会社によって締め日や支払い日は異なりますが、基本的には利用日の翌月以降に利用金額が指定口座から引き落とされます。
たとえば、Amazon公式のクレジットカード「Amazon Mastercard」の場合は、毎月末日締めの翌月26日引き落としとなっています。
ちなみに、Amazon MastercardはAmazonで利用した分のポイント還元率が高いため、「Amazonで頻繁に買い物をする」という方は利用を検討してみましょう。
商品情報
審査と発行は三井住友カード株式会社によって行われます。即時発行のお申込み時間は9:00~19:00、インターネットでの口座振替設定が必要です。(それ以外の時間は最短翌営業日発行)
「Amazon公式カードの還元率はどれくらいだろう?」「還元率の高いクレジットカードでAmazonをお得にりようしたい。」と考えている方も多いのではないでしょうか。今回は、Amazon公式カードの還元率やプライム会員の加入について、Amazonの利用におすすめのクレジットカードなどを中心に解説します。
後払い決済アプリ
後払い決済アプリとはペイディのように、SMS認証を利用する決済サービスです。「Kyash」や「バンドルカード」などさまざまなサービスがあり、現金が手元になくても代金を後日支払うことで買い物ができます。
クレジットカードと比べて審査が厳しくないとあれ、分割払いにも対応しているので学生などに多く利用されています。広義ではペイディも後払い決済アプリのひとつです。
なお、後払い決済サービスのひとつとして有名な「PayPayクレジット(旧後払い)」は、Amazonでの買い物には利用できないので注意してください。
「Amazonで後払いをしたいけどクレジットカードをもっていない…」という方に向けて、この記事ではAmazonでクレジットカードを使わずに後払いをする方法を解説しています。 クレジットカードを持っていない方やAmazonで後払いを利用したい方は、ぜひ参考にしてみてください。
Amazonでペイディを利用する際の注意点
Amazonでペイディを利用する際の注意点は以下の通りです。
- 口座振替以外の支払いでは手数料が発生する
- ペイディ単体でのポイント還元やキャッシュバックのキャンペーンは少ない
- 支払期日を過ぎると遅延損害金が発生する
ペイディには銀行振込・コンビニ支払い・口座振替・すぐ払いの4つがあり、このうち口座振替以外は手数料が発生します。
また、ペイディは手軽に利用でき利便性に優れたサービスですが、ポイント還元やキャッシュバックなどのキャンペーンはありません。そのため、お得感という面ではクレジットカードには劣ります。
さらに、これはすべての後払いサービスにいえますが、支払いの期日を過ぎてしまった場合は遅延損害金が発生します。計画的な利用を心がけ、支払期日は必ず守りましょう。
AmazonのペイディにまつわるFAQ
ここからは、ユーザーから寄せられたAmazonのペイディにまつわるFAQを以下の3つ紹介します。
- Amazonの決済時にペイディが承認されないのははぜ?
- ペイディで支払った場合、返金や返品はできる?
- ペイディて後払いすると手数料はかかる
Amazonの決済時にペイディが承認されないのはなぜ?
Amazonでは、商品によってはペイディでの支払いができないケースがあります。ペイディでの支払いに対応していない商品は以下の通りです。
- 提携ネットスーパー(ライフ、バロー、成城石井)
- Amazonフレッシュ
- 定期おトク便
- 海外への配送商品
- 合計額が25万円(税込)以上の注文
- 一部のデジタルコンテンツ・サブスクサービス(Kindle本、Kindle Unlimited、Amazon Music Unlimited、Prime Video Channelを除く)
- Amazonビジネスの注文
- Amazonギフトカード
また、ペイディで未払いの請求がある場合、ペイディの利用自体が止められてしまいます。
Amazonだけでなくほかの店舗でも利用できなくなってしまうので、支払いを済ませてから改めてご利用ください。
ペイディで支払った場合、返金や返品はできる?
Amazonでペイディ支払いを利用した場合でも返金や返品は通常通り手続きできます。
基本的にAmazonが返金処理をすれば、すぐにペイディのアカウントへ返金されます。その後、支払いが完了していない請求のうち、最も古い請求から差し引かれる仕組みになっています。
返金がきちんとできているか確認するには、利用明細の「払い戻し」から返金分を確認してください。
また、すでに確定済みの請求に含まれる商品をキャンセルした場合は、翌月の請求額から差し引かれます。
ペイディで後払いにすると手数料はかかる?
決済自体の手数料は発生しませんが、利用の翌月にまとめて請求金額を支払う際には手数料が発生します。
手数料の金額はお支払い方法により異なり、金額は下記の通りです。
支払方法 | 手数料 |
---|---|
口座振替 | 無料 |
銀行振込 | 金融機関により異なる |
コンビニ払い | 109円~371円 |
ペイディを使ってAmazonを後払いで支払おう
今回は、スマホで簡単に後払いができるペイディの特徴やメリット、注意点やFAQなどをご紹介してきました。
Amazonをよく利用する方にとって、ペイディはメールアドレスと携帯番号があれば簡単にお買い物ができる便利な決済方法です。
口座振替なら支払時の手数料もかからず、クレジットカードを持っていない方でもオンラインで気軽にお買い物ができるでしょう。
まだ使ったことがないという方は、この機会に「あと払い(ペイディ)」を試してみてはいかがでしょうか。
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