粗塩とは?種類別のおすすめの用途を詳しく解説!選び方や厳選12選もご紹介
料理のおいしさを引き出す「粗塩」。どんな塩なのかご存じでしょうか。粗塩は精製されていない天然の塩のことを指し、その種類によって味わいも変わってきます。この記事では、種類や原産国、用途に合わせた粗塩のおすすめの選び方について解説します。種類ごとに商品もご紹介するので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
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粗塩とは
粗塩とは、昔ながらの製法で作られた、精製されていない天然の塩のことを指します。粒子が荒く、カリウムやマグネシウムといったミネラルが含まれていて、しっとりとした手触りが特徴です。
食用塩の表示に関する規定により、塩の名称に「天然」「自然」といった言葉を使うことが制限されているため、「粗塩」という名称を用いています。にがりやミネラルを含むため、旨味や苦みといった複雑な味わいがあります。
一方、私たちが日頃使用することが多い、一般的に「食塩」と呼ばれる塩は、工業的に作られた「精製塩」です。
海水を原料として作られた塩からミネラルを取り除き、固結を防止してサラサラとした粒子にするために炭酸マグネシウムを添加します。食塩の主成分は99%以上が塩化ナトリウムで、純度が高く、口に含むと粗塩に比べて塩辛さを感じます。
粗塩の選び方について
粗塩を選ぶときには、チェックしておきたいポイントがいくつかあります。
たとえば、粗塩は製法や原料によって種類が異なるため、それぞれの特徴を知ることで用途に合った粗塩を選ぶことができます。
また、粗塩は産地によっても味わいが違うので、自分の好みの味を探すのも楽しいですよ。
以下で詳しく解説します。
種類で選ぶ
粗塩には、大きく分けて「天日塩」「平釜塩」「岩塩・湖塩」の3種類があります。
天日塩と平釜塩は海水を原料としています。国産の粗塩はほとんどが平釜塩です。結晶化させる方法が異なり、同じ海水を使った塩でも味わいや形状が少し異なります。
岩塩や湖塩は、長い時間をかけて自然に結晶化した塩で、日本では生産されていません。
天日塩
天日塩は、塩田で海水の水分を太陽熱と風力によって蒸発させ、塩を結晶化させて作られます。
乾燥した気候でないと作ることができないため、湿気が高く雨の多い日本には適していません。
おもな産地は、オーストラリアやメキシコなどの雨が少ない国です。強い熱をかけずに低温で作られるため、塩辛さが抑えられたまろやかな味わいが特徴です。
商品情報
内容量:1kg
こちらの商品は、世界自然遺産であるオーストラリア・シャークベイ塩田の天日塩とにがりを原料に使用しています。伝統的な製塩技術を用いて、天日干しでじっくりと時間をかけて塩を結晶化させて作るのが特徴。塩本来の豊かな味わいと優れた香りを楽しむことができますよ。
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商品情報
商品サイズ(高さx奥行x幅):200mmx45mmx110mm
内容量:250g
「キパワーソルト」は、多様な料理の味を引き立てる多用途塩です。お米を炊く際に少量を加えることで、ご飯が一層ツヤツヤとおいしく仕上がります。また、味噌汁やスープ、焼き肉、焼き魚、天ぷらに振りかけると、料理の風味が際立ちますよ。さらに、青汁やジュース、コーヒー、お茶に少し振りかけることで、まろやかな旨みを楽しむこともできます。
平釜塩
平釜塩は、海水を天日干しして濃縮させた後、平釜を使って高温で熱を加えて結晶化させたものです。
湿度の高い日本の気候に適しており、昔から国内で用いられている伝統的な製法です。
高温で加熱しているのでサラサラとした質感で、天日塩に比べると少し塩角が立っている味わいが特徴です。
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商品情報
こちらは、室戸沖海洋深層水を使った国産の平釜塩です。平釜を使ってゆっくりと結晶化し、高温で焼きあげられています。サラサラとした形状なので、焼き魚の振り塩や、天ぷらや刺身などのつけ塩にぴったりです。まろやかな味わいが食材のおいしさを引き立てますよ。
岩塩・湖塩
岩塩や湖塩は、元は海だった場所で、天然の状態で結晶化している塩を掘削したものです。
国産では海水を使った塩がほとんどですが、じつは岩塩は世界の塩の生産量の約60%を占めるポピュラーな塩なんです。
海水が長い時間をかけて蒸発して結晶化した岩塩は、地中のミネラルや有機物を含んでいるためさまざまな色をしており、岩のようにゴツゴツとした見た目をしています。
ヒマラヤやアンデスの岩塩は有名ですね。海水塩よりも塩気が強くシャープな味わいです。
湖塩は、海水が蒸発して濃縮されてできた、塩分濃度の高い塩湖で採掘されるものです。生産量が少なく希少な塩で「死海」の湖塩が有名です。
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こちらはミルで挽いて使うタイプのヒマラヤ岩塩です。ピンクの色合いがかわいらしく、まろやかで甘みのある味わいです。ステーキなどの肉料理の味つけや野菜サラダなど、さまざまな料理に使うことができますよ。
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【希少なヒマラヤ岩塩を厳選】ヒマラヤ山脈に連なるパキスタン古代地層より採掘された天然岩塩。
こちらはタン古代地層より採掘された天然岩塩をパウダーにしたもの。スッキリとした塩味と、後味に感じるわずかな甘味が料理にうま味をプラスしてくれます。 水に溶けやすく、スープやお吸い物に使うと若干貝類のような旨味と深みを感じられ、おにぎりの塩に使用するとワンランク上の味わいを堪能できますよ。
原産国で選ぶ
粗塩は原産国によっても特徴があるため、この点に着目して選ぶのもおすすめです。特定の国や地域の料理を作る際には、その国の塩を選ぶとよいでしょう。
塩はさまざまな料理のベースの味つけになる調味料なので、その地域の食文化に強く影響を与えます。
オーストラリア産
オーストラリア産は海水を原料としていることが多いですが、岩塩や湖塩も生産されています。
西オーストラリアのシャークベイは世界自然遺産にも登録された場所で、天日塩の生産地として有名です。日本で作られる平釜塩には、オーストラリア産の天日干しした塩を原料としたものが多くあります。
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こちらはオーストラリアの海水を使った天日塩です。18か月かけてじっくりと結晶化され、やわらかい塩味の中にキリッとしたシャープな塩辛さがあります。粒は少し大きめでサラサラとしており、さまざまな料理に使いやすい塩です。
ドイツ産
ドイツは岩塩が主流になっています。日本では、おもに輸入食材のお店で手に取ることができますよ。岩塩ならではのコクとマイルドな味わいが楽しめます。
肉をよく食べる食文化があるため、ハーブがブレンドされたタイプなどもよく見かけます。
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マイルドでコクのある味わい&カルシウムが豊富
こちらの粗塩は、ドイツの岩塩をアルプスの天然水で融解して作られています。サラサラとした形状で固まりにくく、素材にまんべんなく振れるのでとても使いやすいですよ。マイルドでコクのある味わいで、素材の味を活かしたシンプルな料理によく合います。
国産
国産の粗塩はほとんどが海水を原料としたものです。多くの商品が平釜を使った製法で作られています。
塩はその土地の食材との関わりが強いので、和食を作る際には国産がよく合いますよ。
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こちらは伊豆大島で作られた国産の粗塩です。熱を加えることなく天日で結晶させており。国産ではとても希少な商品です。粒がザラメ状で粗く、しっとりとした質感で、まろやかな味わいが楽しめます。
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商品サイズ(高さx奥行x幅):255.0mmx25.0mmx180.0mm
内容量:1kg
この塩は、瀬戸内・讃岐の海水を100%使用し、伝統的な平釜製法でじっくりと煮詰めて作られています。フレーク状の薄い結晶なので、素材にすばやくなじみ、調理時間の短縮にも役立ちますよ。また、梅漬けや漬物にも最適で、程よいにがりが料理の風味を豊かにします。
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内容量:1㎏×4個
商品サイズ(高さx奥行x幅):8cm×21.6cm×16cm
こちらはまろやかな味が特徴の、にがりを含んだ赤穂のあら塩。あら塩の中でも素材になじみやすく、漬物やおにぎり、焼き魚などと相性抜群です。そのほか盛り塩にもお使いいただけますし、卵白なしで塩釜も作れてしまう使い勝手抜群の塩なのでストック買いにおすすめですよ。
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商品情報
商品サイズ(高さ×奥行×幅):250mm×295mm×40mm
原材料:海水、クエン酸鉄アンモニウム
こちらは長崎県の西端、五島灘に面した崎戸島の透き通るような海水を使用して作られた粗塩。海の恵みである「にがり」を、ほどよく含んだまろやかで深い味わいが特徴です。幅広い料理との相性がよく、素材の味を引き立て、ワンランク上の味に仕上がりますよ。
用途で選ぶ
粗塩は、どんな用途で使うかによって選ぶ方法もあります。
たとえば、肉や魚の下味に振り塩として使うなら、サラサラとした質感の粒の小さなタイプが適しています。赤身の肉にはキリッとした塩気のある岩塩が、淡白な味わいの魚ならマイルドな塩気の平釜塩が合うでしょう。
おにぎりや豆腐などは塩の味をダイレクトに味わえるので、甘みがあってまろやかな天日塩が合いますよ。
漬物や塩漬けなどに使う場合は、細かい粒のものを選ぶと食材となじみやすくなります。
パスタをゆでる際には、アルペンザルツなどのカルシウムが含まれるタイプがおすすめです。カルシウムがパスタのでんぷん質と結合してコシが出て、アルデンテにゆであげることができますよ。
おすすめ商品比較表
天塩 赤穂の天塩 | キパワー キパワーソルト | 天塩 天塩 天海の平釜塩 400g | 梅研本舗 梅研本舗 岩塩 ヒマラヤ岩塩 食用 ピンク 小粒 2kg | 源気商會 源気商会 クリスタル岩塩 | 南の極み 南の極み 天日塩 500g【天日】【海塩】【オーストラリア産】 中粒 1 個 | SKWイーストアジア アルペンザルツ 500g | 海の精 海の精 海の精ほししお 240g | 日本海水 日本海水 瀬戸のあらじお | 赤穂あらなみ塩 赤穂あらなみ塩 | 菱塩 菱塩 まろやか仕立て五島灘の塩 | |
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自分好みの粗塩を探してみよう
いかがでしたか。粗塩と言ってもさまざまな種類があり、それぞれ特徴があることが分かりましたね。ミネラルが含まれる粗塩は、塩気を与えるだけではなく、甘みや苦みといった複雑な味わいが楽しめます。ぜひこの記事を参考にしていただき、自分の好みに合った粗塩を探してみてくださいね。
「藻塩」とは何かご存じですか?藻塩は、海藻から作られ旨みが凝縮された塩のこと。聞いたことはあるけれど詳しくは知らない方や、気になっているもののどんな商品を選べばいいかわからない、という方もいるのではないでしょうか。本記事では藻塩についての詳しい説明に加え、おすすめの商品や料理に合わせた使い方をご紹介します。ぜひ最後までご覧くださいね。