楽天モバイルの通信が遅いのはなぜ？原因と解決方法をご紹介

楽天モバイルの遅さが感じられる主な原因として挙げられる速度制限や基地局の少なさは、解決されつつあります。モバイルアプリで読み込み速度を確認することができます。

格安の回線で人気の楽天モバイルですが、時々通信速度が遅くなるという不満も聞かれます。画面読み込みの動作が遅いと、電子チケットの提示やQRコード決済の際など、スピーディーに対応したい時に困ってしまいますよね。そこで、楽天モバイルの速度に影響を与える原因とそれぞれの解決策を解説します。

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楽天モバイルが遅いと感じる場合、原因は一つではありません。以下のような、さまざまな原因が考えられます。

楽天モバイルは自社の回線だけでなく、自社回線のエリア外は他社の回線をパートナー回線として利用しています。そのため、楽天側や他社側に何らかのトラブルが発生した場合、通信速度に影響が出る可能性があります。

例えば、サーバーの故障やメンテナンス、回線切断などです。楽天モバイルの公式サイトやSNSなどでも情報を確認しましょう。トラブルが解決すれば、通信速度も回復するはずです。

楽天モバイルは現在、自社回線を全国に拡大中ですが、利用者が多くなると混雑しやすくなります。混雑すると、通信速度が低下することがあります。また、使用するエリアによっても速度が異なります。

以前の楽天モバイルでは、自社回線以外のパートナー回線を使用した際、月5GB超えてしまうと速度制限がかけられていました。その場合、速度制限がリセットされる翌日0時まで自社回線に切り替えるか、翌日まで待つしかありませんでした。

自社回線がなく、パートナー回線を使用せざるを得ない地域の場合、速度制限に悩まされるケースも少なくありませんでした。2023年6月に、パートナー回線の使用が無制限になるRakuten最強プランが発表されたことにより、パートナー回線の使用量による速度制限の悩みは解決したといってよいでしょう。

パケ詰まりとは、スマートフォンやタブレットなどの端末内で起こる現象です。端末内に保存されているデータやキャッシュが多くなると、読み込みや動作が遅くなります。これも通信速度に影響を与えることがあります。このような場合は、端末内の不要なデータやキャッシュを削除することで解決できます。

基地局とは、スマートフォンやタブレットなどの端末と通信するための無線設備です。基地局が近くにあればあるほど、通信速度は高くなります。しかし、楽天モバイルの自社回線は全国的な整備を進めている途中段階にあるため、まだまだ基地局が少ない地域もあります。

基地局が少ないと通信速度が低下し、画面の読み込みや動作も遅くなることがあります。このような場合は、他社回線に切り替えるか、基地局が多い地域に移動することで改善できます。

楽天モバイルの通信速度を確認するには、以下のようにアプリでスピードを測定してみる方法があります。

my楽天モバイルは、楽天モバイルの利用状況や設定を確認できるアプリです。このアプリでは、通信速度の測定もできます。アプリを開いて「通信速度測定」をタップすると、ダウンロード速度とアップロード速度が表示されます。

この方法は、自社回線と他社回線のどちらでも使えます。画面の読み込みや動作が遅いなと感じたら、試してみるとよいでしょう。

スピードテストアプリは、インターネットの通信速度を測定できるアプリです。このアプリでは、ダウンロード速度とアップロード速度だけでなく、レイテンシーやジッターなども表示されます。

レイテンシーとは、データが送られてから受け取られるまでの時間です。ジッターとは、レイテンシーのばらつきです。これらの値も通信品質に影響します。スピードテストアプリは、自社回線と他社回線のどちらでも使えます。

楽天モバイルが遅い場合には、以下の対処法を試してみましょう。

楽天モバイルでは、自社回線と他社回線を切り替えることができます。自社回線が混雑している場合や基地局が少ない場合には、他社回線に切り替えることで通信速度が改善することがあります。

逆に、他社回線が混雑している場合や速度制限がかかっている場合にも、自社回線に切り替えることで通信速度が改善することがあります。回線切り替え機能は、楽天モバイルアプリから操作できます。ただし、使用する地域によっては回線が切り替えられないケースがありますので、注意が必要です。

端末内に保存されているデータやキャッシュが多くなると、読み込みや動作が遅くなります。これも、通信速度に影響を与えることがあります。

端末内の不要なデータやキャッシュを削除してみましょう。これにより、通信速度が改善するケースがあります。また、アプリの開き過ぎが速度低下につながることもあるので、不要なアプリは閉じましょう。

SIMカードや端末に不具合がある場合も、通信速度に影響を与えることがあります。SIMカードや端末を新しいものに変更することで改善できる場合があります。ただし、SIMカードの変更には数日かかることがあるのでその点には注意しましょう。

楽天モバイルでは、地下や高層階などで、速度が遅くなったりつながらなくなったりするケースが見られます。低層階や屋外など、電波を受信しやすい所に移動することで速度が戻る場合があります。

電波を受信しにくい原因として、楽天モバイルがプラチナバンドを取得していなかったことが挙げられるでしょう。プラチナバンドとは、通信会社に割り当てられる周波数帯のうち、700MHzから900MHzを指し、障害物に強く、地下やビルの陰などでも電波が入りやすいというメリットがあります。なお、楽天モバイルは2023年10月にプラチナバントを取得しました。今後、つながりやすさが飛躍的にアップすることが期待されます。

ポケット型WiFiを検討する際に気になるのは、やはりデータ量と速度です。楽天モバイルにもデータ無制限、速度制限なしのポケット型WiFiサービスがありますが、他にもデータ無制限で速度制限なしのおすすめポケット型WiFiがあります。

WiMAXは、ポケット型WiFiを検討する際に迷わず選択肢に入れるべきサービスです。WiMAX 2+回線とau 4G LTE/5G回線に対応し、全国をカバーしています。以前は既定のデータ量を超えると速度制限がかかりましたが、今は撤廃されています（2024年1月現在）。他社に比べ、通信速度が速いのがメリットです。

ソフトバンクのサブブランドであるワイモバイルは、7GBまでは5Gのデータ通信が可能なベーシックプランがあります。オプションを追加することで、4Gのデータが無制限で使えます。キャリアのサブブランドだけあって、回線の安定感、安心感は大きなメリットです。

楽天モバイルは、格安の回線が特徴のサービスですが、通信速度が遅くなることがあります。楽天モバイルが遅い主な原因は、回線の混雑や速度制限、パケ詰まり、基地局の少なさなど、複数の原因が挙げられます。

これらの問題に対しては、情報を確認し、端末や回線を切り替えたり、移動したりすることで解決できる場合があります。また、通信速度はmy楽天モバイルアプリやスピードテストアプリを使って確認できます。

ポケット型WiFiサービスを検討する時には、楽天モバイル以外にも選択肢に入れるべき、おすすめポケット型WiFiサービスは複数あります。データ無制限で速度制限なしのプランで考えた時、代表的なサービスはWiMAXとワイモバイルです。WiMAXは、通信速度が速いことが最大の魅力です。ワイモバイルはオプションでプランが選べ、エリアの広さと回線の安定感がメリットです。自分の利用目的や予算に合わせて、最適なサービスを選びましょう。

楽天モバイルも、近年では基地局の大幅な増加、パートナー回線の速度制限撤廃、プラチナバンド取得など、通信速度やつながりにくさを解消する取り組みが進んでいます。今後ますます使いやすさの向上が期待できそうですね。

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