楽天SPUとは？お得にポイントを貯めるために知っておきたい基礎知識を解説

楽天SPUは、購入のたびにポイントが貯まるだけでなく、利用条件に応じて還元率が上昇する魅力的なプログラムです。日常のショッピングから旅行の予約まで、多彩なサービスを組み合わせて、特典を最大限に活用するのがおすすめ。

この記事では、「楽天SPUとは」という基本から、最新のルール、ポイント付与の条件など、ユーザーが押さえておきたい情報をわかりやすくご紹介します。

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楽天SPUでお得にポイントを貯めるために、まずは楽天SPUとは何かということを理解しておきましょう。楽天SPUは、しばしばルールが変更されるので、新ルールやポイント付与の条件、付与日等についてもあわせて解説します。

楽天スーパーポイントアッププログラム（SPU）とは、楽天市場で獲得できるポイント還元率を通常よりも大幅にアップできるプログラム。

楽天市場での通常の買い物では、還元率は1％となっています。これを基準として、SPUでは条件を満たすごとにそれが何倍にもアップしていく仕組みです。

具体的には、楽天の展開するサービス内でSPU対象のサービスを利用したとき、サービスごとに設定された条件を満たしていると還元率がアップするということになります。

そんな楽天SPUですが、対象サービスや付与条件が定期的に変更されます。直近では、2023年12月1日にルールの変更が発表されました。今回の変更により、楽天市場で買い物したときの還元率が、それまで最大15.5倍だったのが、最大16.5倍にアップしました。

また、この変更に伴って、サービスごとの還元率や獲得上限、達成条件など、SPU対象となるサービスの特典内容も変更されています。

さらに、楽天モバイルの一部プランがSPUの対象から除外されたことも重要な変更点と言えるでしょう。

一方、これまで通り、SPUはエントリー不要で参加できて、条件を達成するだけで自動的にポイントアップします。そして、月末に条件を達成した場合も、その月の初日からの買い物にさかのぼってポイントが加算される特典は継続中です。

楽天SPUプログラムにおける付与日と月間の獲得上限数は、サービスごとに異なります。付与日に関しては翌月の中旬が多いですが、サービスごとにわかりやすく整理してみましょう。

楽天モバイルと楽天モバイルキャリア決済、および、Rakuten Turbo/楽天ひかりは、翌月の15日が付与日です。獲得上限は楽天モバイルのみ2,000ポイントで、そのほかは1,000ポイントが上限となっています。

次に、楽天カードには2種類のポイント付与があります。

通常の楽天カード使用分については獲得上限が設定されておらず、付与日は翌月13日ごろです。一方、楽天カードの特典分には1,000ポイント（プレミアムカードでは5,000ポイント）の上限があり、これは翌月15日ごろに付与されます。

ただし、カードで買い物した翌月のうちに売上情報がカード会社に到着していない場合、付与日が翌々月の15日ごろになることには注意しておきましょう。

楽天銀行と楽天カードの組み合わせを利用すると、翌々月15日に1,000ポイントの上限で付与されます。

楽天証券の投資信託や米国株式、楽天ウォレットは、注文月の翌月15日に付与されます。楽天証券の獲得上限は2,000ポイント、楽天ウォレットは1,000ポイントです。

楽天トラベルを利用した場合、旅行した月の翌月15日に1,000ポイントを上限として付与されます。

また、楽天ブックスと楽天Koboはそれぞれ500ポイント、Rakuten PashaとRakuten Fashionアプリはそれぞれ1,000ポイントです。

最後に楽天ビューティですが、施術が完了した月の翌月15日に500ポイントを上限として付与されます。

なお、これまで紹介してきた楽天SPUプログラムで付与されるポイントのほとんどは期間限定ポイントです。楽天カードの通常分のみ通常ポイントが付与されます。

期間限定ポイントとは、付与された月の翌月最終日まで有効なポイントです。したがって、期間限定ポイントを獲得したときには、有効期限に気をつけて期限内に使用するようにしましょう。

上記のように、楽天SPUでは獲得できるポイントに上限が設定されていますが、毎月1日にリセットされます。新たな月が始まるとこれまでの達成状況は初期化されるため、また上限までポイントを獲得できるようになります。

楽天SPUプログラムでは、先に紹介したサービスを利用することで、還元率を上げることができます。どうやったらポイントをお得に獲得できるのか、その達成条件もチェックしておきましょう。

楽天モバイルでは、「Rakuten最強プラン」の契約がSPUの条件。楽天モバイルキャリア決済の場合、月に一定金額以上の買い物が必須となります。Rakuten Turbo/楽天ひかりの特典を得るには、これらのサービスへの契約が条件です。

楽天カードを使うこともポイントアップの大きな要素ですが、こちらの達成条件は簡単です。楽天市場での買い物に楽天カードを使用するだけで、通常分・特典分ともに達成条件のクリアとなります。

楽天銀行と楽天カードを組み合わせるパターンでは、まず、楽天カードで買い物した分の引き落としを楽天銀行口座に設定することです。それでポイントが0.3倍になります。これを達成したうえで、カードを使用した前月に給料やボーナス、年金などを楽天銀行で受け取った場合、追加で0.2倍となります。

楽天証券の投資信託と米国株式では、どちらも一定金額以上をポイント投資することが条件です。ただし、米国株式では、買付手数料無料の海外ETFや米株積立は除きます。

楽天ウォレットの特典分を獲得するには、月に現物取引で一定金額以上の暗号資産を購入することが求められます。

楽天トラベルでは、月1回の予約で、かつ、宿泊費用も一定金額を満たすことが条件です。ただし、バス予約は除きます。

楽天ブックスや楽天Koboでは、月に1回以上、1注文につき一定金額以上の買い物が必要となります。

Rakuten Pashaでは、クーポンで300ポイント以上をゲットしたうえで、さらに「きょうのレシートキャンペーン」で審査を通過したレシートを10枚以上獲得しなければなりません。

Rakuten Fashionアプリでは、月に1回、アプリで1注文につき一定金額以上購入することが条件です。

楽天ビューティの条件も、月に1回以上、一定金額以上の利用がマスト。

このなかでおすすめを挙げるとすれば、楽天カードと楽天銀行の組み合わせて使うことでしょう。どうせ楽天カードを作るのであれば、引き落とし口座は楽天銀行に統一した方がお得になります。さらに、楽天カードで獲得できるポイントは通常ポイントなので、期間限定ポイントより使い勝手が良くなってます。

楽天では、随時さまざまなキャンペーンが開催されています。楽天SPUとセットで使いたいお得なイベントを確認しておきましょう。

「5と0のつく日」は、楽天SPUと組み合わせて使え、通常よりもお得にポイントが獲得できる見逃せないイベントです。毎月5日や10日など「5」と「0」のつく日に、楽天市場で楽天カードを使って買い物することで、ポイントが4倍になります。

さらに、組み合わせておきたいお得なイベントとして、スーパーセールとお買い物マラソンがあります。イベント開催中に利用したショップ数に応じて、獲得できるポイントが倍増するという内容です。

ここまで見てきたように、楽天SPUは各サービスを組み合わせることによって、通常の最大16.5倍もの還元率を実現できます。

しかし、最大倍率を実現するには対象の全サービスを利用しなければなりません。

すべてを無理に利用しようとすれば、お得になるどころかかえって無駄な出費が増えてしまいます。あまり還元率にこだわらずに、必要な範囲で賢く利用するのがおすすめ。

楽天SPUでよくある疑問に、このプログラムを利用すれば楽天会員もランクアップできるのかというのがありますが、残念ながら答えはノーです。

なぜなら、先にも確認したように、楽天SPUでゲットできるのは期間限定ポイントだからです。ランクアップの対象は通常ポイントのみなので、楽天SPUの場合、楽天カードの使用で獲得できるポイントだけがランクアップの対象になります。

一見、ややこしい楽天SPUですが、整理してみるとわかりやすくなったのではないでしょうか？対象サービスを無理して全部利用する必要はないので、日常的に使えそうなサービスがあれば、SPUの達成条件を意識してみてください。5と0のつく日やお買い物マラソンなどと組み合わせると、さらにポイントが貯めやすくなるでしょう。