横向き寝用枕のおすすめ10選!メリット・デメリットや選び方を徹底解説します
快適な睡眠をサポートしてくれる「横向き寝用枕」。高さ調整や耳用ポケット付きなど、寝やすい工夫が施されています。適したサイズ・形状のものを使用すれば、肩こり・腰痛対策になるメリットも。そこで本記事では、おすすめの横向き寝用枕10選と選び方のコツをご紹介します。枕が合わないとお悩みの方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
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横向きで寝るメリット・デメリット
まずは、横向きで寝るメリット・デメリットをご紹介します。ふだん仰向けやうつ伏せで寝ている方で、「いびきが気になる」「肩こりがひどくなった」などお困りでしたら、こちらを参考にぜひ横向き寝を試してくださいね。
メリット
ここでは、横向きで寝るメリットを3つご紹介します。
1.呼吸がしやすい
横向き寝は、寝姿勢のなかでも呼吸がしやすい姿勢です。仰向け寝のように重力で舌が喉に落ちて気道を塞いだり、喉周辺の脂肪で首がしまったりすることがないため、より快適に呼吸できます。
2.腰の角度が変えやすい
横向き寝は腰の角度を調整しやすいので、腰痛に悩まされている方に適した寝姿です。仰向けの場合は、腰が反りやすく負担がかかりやすいため腰痛が悪化するおそれもあります。その点、横向きなら自由に身体を動かしやすく、自分にとって楽な態勢をとりやすいでしょう。
3.安心感が得られやすい
横向き寝は、安心感が得られやすい姿勢です。膝を軽く曲げて背中を丸めることで、胎児のようなポーズをとることができます。この胎児姿勢は、人が1番リラックスしやすい体勢ともいわれており、身体だけでなく心の緊張もほぐす効果がありますよ。夜なかなか寝付けないときは、ぜひ横向き寝を試してみてくださいね。
デメリット
横向きで寝るときの大きなデメリットは2つあります。
まず1つ目に、下になっている側の肩・腰への負担がかかってしまうことです。仰向けの姿勢と比べて、横向きではマットレスと身体が触れる面積がどうしても小さくなります。そのため出っ張っている肩・腰に体重がかかり、血流が妨げられることで痛みやコリの原因になることも。
2つ目に、身体が歪むおそれがあることも知っておきたいポイントです。横向きで寝ると片側だけに圧力がかかるため、毎晩同じ方向を下にして寝ていると、身体だけでなく顔周りへの影響も。顎のゆがみや、シワが増えるといったデメリットもあるため、以下でご紹介する選び方のコツを参考に適切なものを購入してくださいね。
睡眠に適した横向き寝用枕とは?
横向き寝用枕とは、横向きで寝やすい工夫が施されている枕のこと。より快適に寝られるようサポートしてくれる寝具ですが、自分の身体に合っているかや正しく使用できているかで、眠りの質も大きく左右されます。
横向き寝用枕は首や肩への負担を減らせますが、体格に合わないものでは効果は半減。逆に、肩こりや身体の痛みを引き起こす原因になるおそれもあります。
また、寝返りのうちやすさも快眠するためには大事なポイントです。横向き寝は片側に体重がかかるため、長時間同じ側を下にしていると肩・腰に負担がかかってしまいます。寝返りには温度調整の役割もあるため、眠っている間も自然に寝返りが打てるような枕が好ましいでしょう。
加えて、熱のこもりにくいタイプの枕であるかも重要です。脳の温度が下がると眠りが深まるため、寝つきが悪い方や何度も夜中に目が覚めてしまう方は通気性に優れている枕が適しています。
このように、寝つきや体格などに応じた枕を使用することで、より睡眠の質がアップしますよ。
横向き寝用枕の選び方
横向き寝用枕といっても、何を基準に選んでいいか迷ってしまいますよね。ここでは初めて買う方向けに、選び方のコツを5つご紹介します。
- 高さ
- 寝返りのしやすさ
- 素材
- 耳用ポケットの有無
- 形状
それぞれの項目を詳しく解説しているので、参考にしながらより自分の身体にフィットする枕を購入しましょう。
1.高さで選ぶ
枕の高さが合っていないと首や肩への負担がかかるため、購入する前に必ずチェックしたい重要なポイントです。肩幅・体格によって人それぞれベストな高さが異なるので、以下を参考にして選んでみてくださいね。
自分に合った高さを確認しよう
横向きで寝る場合、肩幅の分だけ仰向けで寝るよりも高さが必要です。ふつうの枕を使って横向きで寝るとなると、頭が下がりすぎて身体に負担がかかってしまいまいます。
理想は、頭・首の骨・背骨の3点が真っ直ぐのライン上にくること。かつ床と平行になっている状態が、横向き寝の正しい寝姿といわれています。枕を購入するときは、標準体型の方は10cmほどの高さがあるものがベストですよ。
高さ調整可能なら高さ選びがしやすい
せっかく体格にぴったりな枕を購入しても、マットレスや敷布団など使用している寝具や体重による沈み込みによって、高さが変わることもあります。そんなとき、高さ調整が可能なタイプなら、より細かく高さを変えられて便利ですよ。
また、数年使い続けると経年劣化により枕そのものが徐々に潰れることも。当初との高さが変わることも考慮して、枕を長く愛用したい方は高さ調整できるものがおすすめです。
2.寝返りのしやすさで選ぶ
寝返りの打ちやすさで選ぶなら、幅60cm以上のワイドサイズの枕が適しています。
幅が狭い枕だと左右に寝返りを打ったときに、頭が落ちるおそれも。とくに寝相が悪い方の場合、睡眠が妨げられてしまうことも。目安としては頭3つ分のサイズがあれば、自然な寝返りを打てますよ。
3.素材で選ぶ
ウレタン・綿・羽毛など定番である素材の特徴をまとめました。枕の素材によって睡眠の質が左右されるため、理想の寝心地や使用感にマッチするか確認しましょう。
熱がこもりにくい素材
ぐっすり眠りたい方は、熱がこもりにくい素材の枕がおすすめです。
とくに通気性に優れている素材は、パイプ・そば殻・高反発ファイバーの3種類があります。どれもやや硬めなので、寝返りが打ちやすいというメリットも。寝つきが悪い方は、ぜひこれらの素材の枕を選んでみてくださいね。
お手入れ方法・耐久性
自分にぴったりな枕を見つけたら、せっかくなら長く愛用したいものですよね。以下に素材ごとの耐久年数をまとめたので参考にしてみましょう。
- 高反発ファイバー……2~5年
- ポリエチレンパイプ……3~5年
- ウレタンフォーム……3~5年
- 羽毛……2~4年
- そば殻……1~2年
- 綿……1~3年
また、使い続けるとなるとお手入れ方法も気になりますよね。天然素材やウレタンフォームは水洗いNGの商品がほとんどなので、清潔に使いたいなら水洗いできる高反発ファイバー・ポリエチレンパイプの枕を購入しましょう。
4.耳用ポケットの有無で選ぶ
横向きで寝ると耳が痛くなってしまう方は、耳用のポケットが付いたタイプの枕を購入しましょう。耳の位置に穴や空洞が開いているため、耳がつぶれず長時間横になっていても快適ですよ。
とくに硬めの枕の場合、耳への圧迫感が強く痛みが生じやすいので、耳用ポケットが付いているかチェックしてみてくださいね。
5.枕の形状で選ぶ
横向き寝用の枕はふつうの枕とは形状が異なるため、それぞれの違いを理解して選ぶことが大事です。波型や標準型などさまざまな形状があるなか、より快適さを追求したくぼみ型・J字型・L字型の3タイプの形状をご紹介します。
くぼみ型
枕の中心部が低くなっているくぼみ型は、頭をほどよく固定してくれるので寝姿勢を保ちやすいですよ。横向きだけでなく仰向け寝にも対応しているため、その日の気分で使い分けたいときに活躍してくれることでしょう。
また、中央にくぼみがあることで耳への負担が軽減できるメリットも。よく耳が痛くなる方は、くぼみ型の枕を検討してみてはいかがでしょうか。
J字型・L字型
J字型・L字型は、頭部だけでなく背中までしっかり支えてくれるのが特徴です。
肩と背中に体重をかけられるので、体重を分散して身体の負担を減らせます。横向き寝は仰向け寝よりもマットレスに触れる面積が小さいため、寝姿勢が安定しないことも。横向きだと寝づらいと感じる方は、体勢のサポートとしてJ字型・L字型を試してみましょう。
ただし、商品によっては寝返りが打ちづらいものもあります。肩口が広めのタイプや、背中にあたる部分が薄めの枕なら、スムーズに寝返りを打ちやすいのでおすすめです。
横向き寝用枕のおすすめ10選
ここでは、おすすめの横向き寝用枕10選をご紹介します。形状や枕の素材など注目したいポイントもまとめているので、購入するときの参考にしてみてくださいね。
商品情報
・高さ:高め
・中身の素材:ポリエステル
西川の「横寝サポートまくら」は、医学博士監修のもと開発された枕です。首・肩にやさしくフィットする大きなアーチ型をしており、中央にあるくぼみで後頭部をしっかり支える構造となっています。中央・両サイドの高さ調整が可能なので、自分の身体に合わせやすいですよ。ソフトパイプを採用しているため、通気性が良く洗濯機で丸洗いできるのも嬉しいポイントです。
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商品情報
・高さ:13.5cm
・中身の素材:ポリエステル
フランスベッドの「スリープバンテージピロー」 は、頭・首・肩・背中のサポート力が優れている枕です。横向き寝用に特化したJ型形状になっており、姿勢を安定させることで身体への負担を軽減してくれます。また、耳用ポケット付きなのも特徴の1つです。寝るときだけでなく、横向きになってスマホで動画を観たり本を読んだりするときに重宝しますよ。
アイリスオーヤマ 横向き寝枕
まるでオーダーメイドのような寝心地を実現した、アイリスオーヤマが手がける横向き寝用枕です。低反発ウレタン・ポリスチレンビーズ・ポリエステル綿を使用しているため、もちもちの手触りと絶妙なフィット感がたまりません。両サイドに高さをもたせていることで、包み込まれるような安定感もあります。ゆったりワイドサイズなので、仰向けでも心地よく寝やすいでしょう。
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商品情報
【素材】側生地(表):ポリエステル52%、レーヨン47%、ポリウレタン1%/側生地(裏):コットン100%/詰物:PEパイプ、ウレタンフォーム
【特長】自分好みに細かくカスタマイズ / ストレートネック・いびきの悩みに
いびき対策用の枕を探している方は、アイリスプラザの横向き寝にも適したパイプ枕がおすすめです。裏面のポケットから中材を調節して、簡単に最適な高さへカスタマイズができますよ。底部には厚さ2cmの低反発ウレタンシートが入っているので、さらに細かな高さ調整も可能。アーチ形状で肩や首元をしっかりとサポートし、寝返りがしやすい設計です。
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商品情報
・高さ:調整可能
・中身の素材:ウレタンフォーム
低反発枕のフィット感が好みの方は、西川の「スリープフィットネス」はいかがでしょうか。低反発ウレタンを使用しているため、頭・首・肩をやさしく支えてくれます。両サイドにマチがついていることにより、横向きの姿勢が安定しやすいのも特徴です。さらになめらかなアーチ形状は、横向きだけでなく仰向けで寝たいときにもサポート力を発揮してくれます。
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商品情報
・高さ:12.5cm
・中身の素材:ウレタンフォーム
独自のシルエットを採用したフランスベッドの「ウミガメピロー」は、横向き・仰向け・うつ伏せの3パターンの寝姿に対応した優れものです。中央のくぼみは後頭部をやさしくサポートし、首部分には緩やかな傾斜がついているため圧迫感がありません。また、両サイドに腕を回しやすいようにカーブがついているので、うつ伏せで寝たりスマホを使用したりするときも快適ですよ。
チチロバ 低反発枕
チチロバの枕は、寝姿勢や体型に合わせて8cm・10cm・12cmと3段階の高さ調整が可能です。加えて、メモリーフォームを採用した4層構造になっているため、適度なクッション性があり寝返りしやすい仕様となっています。また、横向きだけでなく仰向け・うつ伏せで寝たい方にも適した波型タイプなのも嬉しいポイントです。
Inofiaの「バイオベース枕」は、首や肩の凝りが気になる方におすすめです。両サイドが高く中央凹型タイプなので、横向き・仰向けどちらで寝ても首を正しい位置でサポートしてくれます。低反発素材であるメモリーフォームを採用しており、頸椎の圧力を分散してより快適さに。吸湿性に優れた生地カバーは、寝汗をかいてもサラリと心地よい手触りとなっています。
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商品情報
・高さ:8cm
・中身の素材:ポリエステル
柔らかい枕がお好みの方は、西川が手がける「セブンデイズ」シリーズの枕がぴったりです。ふんわりと軽やかな粒わたをたっぷり使用しているので、包み込まれるようなリッチな寝心地を体験できますよ。枕の両端の高さが異なる2Wayタイプなのも特徴の1つ。首に当てる側を入れ替えるだけで、簡単に高さを変えられて便利ですよ。
商品情報
・高さ:調整可能
・中身の素材:ポリエステル、ウレタンフォーム
ニトリの「ナチュラルフィット」は、肩口の負担を減らして自然な姿勢をキープしやすい横向き寝用枕です。中央には凹みがあるため、仰向けで寝たり逆サイドに寝返りをうったりするときも快適な設計となっています。幅57cmと大判サイズなので、ゆったり寝たい方にもおすすめですよ。
暮らしに横向き寝用枕を取り入れよう!
本記事では、横向き寝用枕のメリットや選び方のコツをご紹介しました。ふだん横向きで寝ているけれど「高さが合わない…」「腕がしびれる」とお悩みの方は、ぜひ参考にしながら身体にフィットする理想の枕を探してみてくださいね。