SSDの寿命は何年?総書き込み量の確認方法や寿命間近の症状も紹介
PCやiPadなどの容量不足を解消してくれるSSD。SSDには寿命があり、知らずに使っているとデータが壊れてしまう可能性がありますよ。今回は「SSDの寿命」が何年なのか、寿命間近の症状や総書き込み量の確認方法を含めてご紹介します。処理速度が遅い場合や作業中にフリーズする場合は、ぜひチェックしてみてください。
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SSDの寿命は何年?
SSDは、HDDに代わるパソコンの記憶装置として普及しています。HDDは高速回転している硬い磁気ディスクにデータを記録しますが、SSDは半導体にデータを記録していきます。
SSDはHDDとは違い、機械的な動きがない点から、データの書き込みや読み込みなどに強い点がメリットです。
しかし、SSDには寿命があり、およそ5年~10年で使用できなくなると言われています。寿命は総書き込み量の上限が関係しており、物理的な故障がない場合は、書き込み頻度によって寿命の長さが変わります。
SSDの総書き込み量とは
SSDの総書き込み量とは、TBWとも呼ばれており、どのくらいのバイト数まで書き込みできるか表した数値です。TBWが500TBの場合は、500TBまでの書き込みしかできません。
SSDの総書き込み量と書き込み頻度から、寿命をある程度算出可能です。たとえば、一日200GBを書き込みした場合、1年で約73TBの書き込みができます。1年で73TBを消費した場合、約7年で総書き込み量の500TBを超えるため、7年程度が寿命と考えられます。
パソコンの使用頻度が高い方は、SSDの総書き込み量に注意しましょう。
総書き込み量を確認できるソフトはある?
総書き込み量を確認する方法は、以下の2種類があげられます。
- メーカー公式ページやSSD販売ページなどで仕様を確認
- SSDメーカーが出しているソフトやフリーソフト
たとえば、メーカー公式ページやSSD販売ページにSSDの仕様が記載されているため、TBWをチェックします。
また、SSDメーカーが出しているソフトやフリーソフト「Cristal Dsik info(クリスタル ディスク インフォ)」を使用すると総書き込み量の目安を把握できますよ。
ただしソフトの場合は目安であって絶対に正しいとは限らないので、参考程度に確認しましょう。
SSDの寿命が近いときに現れる症状
SSDの寿命が近いときは、下記の6つのような症状が現れます。
- 処理速度の低下
- 作業中のフリーズ
- SSDがデバイスで認識されない
- エラーメッセージの表示
- ブルースクリーンになる
- パソコンが突然シャットダウンする
たとえば、パソコンを使用しているときに、SSDがデバイスとして認識されないときや、ファイルを開いたり保存したりするときに、時間がかかる場合は寿命が近い可能性が高いです。
また、SSDは寿命が近いときに上記のような症状が現れやすいですが、突然故障するケースもあるので注意しましょう。
SSDの寿命を縮める原因
SSDの寿命を縮めてしまう原因は、次の2点があげられます。
- 無駄な書き込みが多い
- SSDを使用する環境が悪い
それぞれの原因について詳しく解説していきます。
1.無駄な書き込みが多い
無駄な書き込みをしている場合、SSDの寿命は縮まってしまう可能性があるので注意しましょう。
たとえば、長時間パソコンをつけっぱなしにしていると、バックグラウンド上でも稼働しているので、無駄な書き込みが発生してしまいます。
ほかにも普段のSSD使用量に対して、容量の少ないSSDを使っている場合は、寿命を早く迎えやすいです。パソコンを使用しないときは、バックグラウンドによる消費を行わないために、シャットダウンをしましょう。
2.SSDを使用する環境が悪い
SSDを使用する環境が悪いと、寿命を縮めてしまう可能性が高いです。たとえば、高温多湿な場所や極端に気温が低い場所など、過酷な環境下で使用すると、動作不良や劣化を招く原因になります。
SSDは精密機器のため、環境面によって左右されやすいです。悪質な環境下で使用してしまうと、最悪データが壊れてしまう可能性があるので、注意しましょう。
SSDの寿命をできるだけ長持ちさせる方法はある?
SSDの寿命を長持ちさせる方法は、次の3つがあげられます。
- 容量の大きいSSDを使う
- 複数のSSDを使い1つ当たりの負荷を減らす
- パソコンをきれいに保つ
それぞれの方法について紹介しているので、参考にしてみてください。
1.容量の大きいSSDを使う
パソコンの使用頻度が多い場合は、容量の大きいSSDを使いましょう。同じデータを入れたり消したりすると、総書き込み量の消費が激しくなってしまいます。
たとえば、新しいゲームを入れるために古いゲームを削除したものの、再びやりたくなって再インストールすると、総書き込み量を消費します。
事前に容量が大きいSSDを使用すると、古いゲームを消す必要がないので、総書き込み量の消費を抑えることが可能です。
2.複数のSSDを使い1つ当たりの負荷を減らす
外付けSSDなどを利用して、複数のSSDを使うと1つ当たりの負荷を減らせますよ。たとえば、普段使用するSSDと、バックアップや動画を編集する際に使用するSSDを分けているだけで、1つあたりの総書き込み量の消費を抑えることが可能です。
また、複数のSSDを使用すると、万が一片方が壊れてしまった場合でも、失うデータを減らせます。万が一の事態のリスクを分散できるので、複数のSSDを使用するのはおすすめです。
3.パソコンをきれいに保つ
SSDの寿命を減らしたくない場合は、パソコンをきれいに保つように意識しましょう。使用環境が悪いと、SSDの稼働に影響があり、総書き込み量が減ってしまう可能性があります。
たとえば、パソコンを長年使用していると、吸気口や排気口などパソコン内部にほこりが溜まりやすいです。ほこりを放置した状態でいると、熱がこもってしまい、SSDに負荷がかかってしまう可能性があります。
定期的にパソコンのメンテナンスを行い、環境の良い状態で使用しましょう。
SSDの動作に違和感を感じたらバックアップや交換を検討しよう
SSDの動作に違和感を感じた際には、バックアップや交換を検討しましょう。たとえば、SSDのバックアップを取っておくと、突然SSDが壊れてしまった場合でも、大切なデータを故障前と同じ状態に復元できます。
また、SSDだけを交換する方法もありますが、パソコン自体の買い替えを検討するのもおすすめです。パソコンの寿命は約5年が目安と、SSDと変わりません。SSDに寿命が訪れたときは、パソコンの寿命も縮まっている可能性があるため、買い替えると快適に使えるでしょう。
データのバックアップや交換におすすめのSSD7選
ここからは、データのバックアップや交換時におすすめのSSDを7選ご紹介します。それぞれの魅力を解説しているので、どのようなSSDを選べば良いのか迷っている方は参考にしてみてください。
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SSDの寿命を長持ちさせる方法を徹底しよう
SSDは5年~10年の寿命があり、寿命間近になるとさまざまな症状が現れます。事前に長持ちさせる方法を知っておくと、長く使い続けられますよ。SSDの購入を検討している方は、本記事の内容を参考にしてみてください。