服についた油性マジックの落とし方を解説!自宅での対処法とおすすめの洗剤もご紹介
洗濯だけでは落とせないのが、服についた油性マジックです。自宅で対処したい場合は、酸素系漂白剤や除光液などを使用すると落とせますよ。今回は、服についた油性マジックの落とし方について解説。ハイターやオキシクリーンなどおすすめの洗剤もあわせて紹介するので、ぜひ最後まで読んで参考にしてくださいね。
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服についた油性マジックの汚れが落ちにくい理由
気をつけていても、うっかり服についてしまうことがある油性マジック。油性マジックはインクの溶剤に定着剤が含まれており、耐水性もあるため普通に洗濯するだけではなかなか落とせません。
また、油性マジックには染料が使用されているため、時間が経てば経つほど服の繊維に染み込んで落ちにくくなってしまいます。汚れを落とせる場合でもいつも通り洗濯するだけでは落としにくく、繊維の種類によってはインクを落とし切れない可能性もあるため注意が必要です。
服についた油性マジックの落とし方4つ
ここからは、自力で服についた油性マジックを落とす方法を4つご紹介します。なお、衣類についている洗濯表示や取扱ネームなどを見て、洗剤が使用できるかどうかをあらかじめチェックしておいてくださいね。
1.酸素系漂白剤でつけおきする
油汚れや皮脂汚れを落とせる酸素系漂白剤は、油性マジックも落とせます。バケツや洗面器に50℃前後のお湯を入れ、酸素系漂白剤を適量投入して混ぜましょう。作業の際はゴム手袋を着用するようにしてくださいね。
次に、油性マジックがついた衣類をお湯に入れ、1時間程度つけ置きします。汚れ頑固な場合は数時間ほどつけ置きしましょう。衣類を取り出して軽くすすいだら、いつも通り洗濯機で洗濯したら完了です。
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2.無水エタノールを使用する
アルコールの一種である無水エタノールは、水と油の両方を溶かすことができます。無水エタノールで油性マジックを落とす場合は、まず雑菌やガーゼなどの布類に無水エタノールを染み込ませましょう。
次に、無水エタノールを染み込ませた布で油性マジックが付着した部分をトントンと叩きます。汚れが落ちたら、いつも通り洗濯機で洗濯すれば完了です。無水エタノールは通販サイトやドラッグストアなどで販売されているのでチェックしてみてくださいね。
3.除光液を使用する
マニキュアを落とすために使用する除光液も油性マジックを落とすのに使えます。ただし、除光液はアセトンを含むものを用意しましょう。ゴム手袋を用意し、除光液を染み込ませたガーゼや布などで油性マジックがついた部分をトントンと叩くと汚れが落ちていきます。
なお、アクリルやアセテートなど繊維の種類によっては使えない場合があるので注意が必要です。また、除光液を使用する際は部屋の換気も忘れずに行うようにしましょう。
4.クレンジングオイルを使用する
油性マジックはクレンジングオイルでも落とすことができます。油性マジックが付いている部分の裏側に汚れてもよい布をあて、汚れにクレンジングオイルを塗布しましょう。次に、不要な歯ブラシやティッシュなどで汚れを後ろの布に移すようにトントンと叩きます。
ぬるま湯を用意し、優しくこすりながら油性マジックを落としましょう。再度クレンジングオイルを塗布してトントンと叩き、ぬるま湯ですすぐことを繰り返すと徐々に汚れが落ちていきます。
手ごわい汚れには「塗布放置洗浄」を!
酸素系漂白剤や無水エタノールでも落ちない手ごわい汚れには、「塗布放置洗浄」を使用しましょう。塗布放置洗浄とは、汚れに直接塗布して一晩放置し、翌日いつも通り洗濯する洗剤のことです。
使用する洗剤は、洗剤濃度の高い超コンパクト液体洗剤を選びましょう。塗布放置洗浄を1回行うだけでも油性マジックの汚れが薄くなり、手ごわい汚れでも塗布放置洗浄を2〜3回ほど繰り返せば落とせます。なお、インクの種類や付着量によっては薄くならない場合があるので注意しましょう。
塗布放置洗浄の手順
塗布放置洗浄をする際は、コンパクト濃縮洗剤と汚れてもよいタオルを用意しましょう。生地の種類によっては塗布放置洗浄をするとシミになったり傷んだりする可能性があるので、目立たない場所で事前に確認しておくのがおすすめです。
1.汚れの下に汚れてもよいタオルを敷く
油性マジックの汚れがついた部分にそのまま濃縮洗剤を塗布すると、汚れがついていない他の部分にも洗剤や汚れなどが付着してしまいます。洗剤を塗布する前に、油性マジックの汚れがついた部分の下側に汚れてもよいタオルを敷きましょう。
2.汚れに洗剤を直接塗布する
汚れてもよい布類を敷いたら濃縮洗剤を適量キャップに入れ、油性マジックの汚れが付着した部分に直接塗布します。汚れがついた部分を覆うように濃縮洗剤を塗布しましょう。
洗濯機のフタのようなプラスチック素材の上で濃縮洗剤を塗布すると、洗剤が衣類やタオルから染み出してプラスチック素材に付着してしまいます。洗剤が付着すると傷がついて傷んでしまう可能性があるので、洗面台などの上で行うようにしましょう。
3.一晩放置し通常通りに洗濯する
油性マジックの汚れがついた部分に濃縮洗剤を塗布したら、ラップなどはかけずにそのまま一晩放置します。翌日、他の衣類と一緒にいつも通り洗濯機で洗いましょう。
このとき、使用する洗剤は塗布放置洗浄で使用したぶんの洗剤を差し引いて投入するのがポイントです。1回では完全に落ちない頑固な汚れでも、塗布放置洗浄を2〜3回ほど繰り返したら薄くなっていきますよ。塗布して放置するだけで大半の汚れを落とせるので、ぜひ試してみてくださいね。
塗布放置洗浄におすすめの洗剤は?
塗布放置洗浄で使用する洗剤は、界面活性剤の濃度が高いコンパクト洗剤(濃縮洗剤)がおすすめです。コンパクト洗剤を塗布すると、洗剤中の水分が蒸発するとともに、洗浄成分が濃くなり汚れを溶かし出してくれますよ。
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大切な服はクリーニングを検討しよう
酸素系漂白剤でのつけ置きや塗布放置洗浄などをしても落ちない場合や、ウールやシルクなどの繊細な繊維に汚れがついた場合は、クリーニングを検討してみましょう。自分で落とすよりも費用はかかりますが、落とせる範囲の汚れならきれいに落としてくれます。
クリーニング店に持ち込むだけで良いので、汚れを洗ったりつけ置きしたりする時間がない方にもおすすめですよ。間違った汚れの落とし方をすると店でも落とせなくなる場合があるため、大切な服は最初からクリーニングするのもひとつの方法です。
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服についた油性マジックは洗剤で落とせる
服についた油性マジックの落とし方について詳しく解説しました。普通の洗濯では落とせない汚れでも、酸素系漂白剤でつけ置きしたり塗布放置洗浄したりすると落とせます。ぜひこの記事を参考にして、服についた油性マジックを落としてみてくださいね。