ディスプレイを2画面にするデュアルディスプレイとは?メリットや設定方法を解説
パソコンで仕事をしているときに便利な「デュアルディスプレイ」。モニターを2画面使用することで画面の切り替えの手間が省け、効率よく作業ができますよ。そこで今回の記事では、デュアルモニターの設定のやり方やおすすめのサブディスプレイをご紹介します。デュアルディスプレイ用アームもご紹介するので、ぜひ最後までご覧くださいね。
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デュアルディスプレイとは
デュアルディスプレイとは、ひとつのパソコンに対してふたつのモニターを接続して2画面を同時に表示させることです。デュアルモニターと呼ばれることもありますよ。3台以上のモニターを使う場合には「マルチディスプレイ」などと呼ばれます。仕事でパソコンを多く活用している人におすすめですよ。
デイトレーダーの人や仕事をしながら音楽や動画を別のモニターで楽しみたい人にも適しています。モニターを2つ使うことで、パソコンの使用環境が快適になるでしょう。
ディスプレイを2画面にするメリット
デュアルディスプレイのメリットは常に複数のアプリや画面を表示させられることにより、作業の効率がアップすることです。それでは、具体的にはどのようなシーンが考えられるのでしょうか。
一度に表示する情報量を増やせる
一度に表示する情報量を増やせるのが、デュアルディスプレイの大きなメリットです。例えば片方のモニターで確認した数値をもう片方のモニターでExcelの表に打ち込む場合などに役立ちますよ。
また、在宅ワークをしている人やリモートワークをしている人なら、片方のモニターで会社からのチャットやメールを常に確認しながら作業できます。一方のモニターをメモやToDoリストとして使うのも便利ですよ。
作業の効率がアップする
デュアルディスプレイにすると複数の画面を同時に確認できるので、画面の切り替え時間が短縮できます。アプリを立ち上げる手間も省けるので、結果的に作業の効率化が期待できるでしょう。
また、大型のモニターを使えばノートパソコンやタブレットの画面を大きな画面に切り替えて見やすくできます。表計算や資料作成などの細かな作業をする人にもおすすめですよ。
デュアルディスプレイのデメリット
作業の効率がアップするデュアルディスプレイですが、導入するにはデメリットも伴います。
ひとつめは、もう一台のモニターを置く場所とモニターを繋ぐケーブルが必要なこと。
もうひとつは2台のモニターに表示させることにより、パソコンの処理速度がやや低下することです。高解像度のモニターを使うとグラフィックの機能を多く使用するので、パソコンの性能に合ったモニター選びが重要になります。
デュアルディスプレイに必要なもの
デュアルディスプレイに必要なものは、新しく接続するモニターと、モニターとパソコンとを接続するケーブルです。モニターにケーブルが同梱されている製品も多いので、その場合は届いてすぐにデュアルディスプレイを構築できますよ。
また、パソコンの画像出力機能がCPUに組み込まれている「内蔵GPU」ではないパソコンを使用している場合には、複数のモニターに出力できるポートを備えたグラフィックボードが必要になります。多くのパソコンは内蔵GPUを採用していますが、Intelの場合はCPUの型番の末尾に「F」がついているものが内蔵GPUではない製品になります。AMDの場合は型番に「F」がついているものが非搭載、「G」がついているものが内蔵GPUを搭載しているので、事前にチェックしておくのをおすすめします。
デュアルディスプレイの設定方法
それでは、内蔵GPUの場合についてのデュアルディスプレイの設定方法を解説します。パソコン本体とモニター、ケーブルを用意したら、パソコンの出力ポートとモニターの入力ポートをケーブルで接続します。このときに、ケーブルの端子がHDMIやUSB Type-Cなど、どのタイプになっているかを事前に確認しておきましょう。
パソコンとモニターを接続したら、パソコンを起動して以下の方法でデュアルディスプレイの設定をします。
- 1. デスクトップを右クリックして「ディスプレイ設定」を選択
- 2. 「複数ディスプレイ」または「マルチディスプレイ」を選択
- 3. モニターが自動選択されるので、メインにしたいモニターを選択
- 4. パソコンの指定に従い、ディスプレイのレイアウトを整える
パソコンによって表示される文言は異なる場合があるので、指示に沿って選択していきましょう。
ディスプレイを選ぶときのポイント
ここからは、デュアルディスプレイを検討している方向けにディスプレイを選ぶときのポイントを解説します。本体のパソコンの機能性や使用目的を考慮しながら、適したモニターを選びましょう。
画面のサイズ
デュアルディスプレイ用のモニターを選ぶ際のポイントは、なんといっても画面のサイズです。本体がノートパソコンの場合は「もっと大きい画面が欲しい」と考えることも多いでしょう。チャットやメールを確認するだけなら、置き場所が小さくて済む小さめサイズがおすすめです。
また、モニターの形状にはアスペクト比が5:4や4:3のスクエア型とノートパソコンに多く採用されている16:9のワイド型があるので、使い勝手のよい方を選びましょう。
解像度
モニターを選ぶ際には解像度にも注目しておきましょう。パソコンのモニターは解像度が1920×1080のフルHDと呼ばれる解像度の製品が主流となっています。
モニターでグラフィックを扱う人や細かい作業をする人は、より美しい画面を表現できる2560×1440のWQHDや、3840×2160の4Kに対応しているモデルがおすすめですよ。
液晶パネルの種類
モニターに使われる液晶パネルにはIPS、TN、VAなどの種類があります。IPSパネルは視野角が広く色のズレが少ないため、写真を加工したりグラフィックの作業をしたりする人におすすめです。やや価格が高めなのがデメリットといえるでしょう。
TNパネルは比較的安価な製品が多く応答速度が速いので、ゲームや仕事のサブモニターにぴったりですよ。VAパネルはコントラスト比が高く画面の隅までくっきり映るので、動画や映画の視聴に適しています。
接続方式
パソコンとモニターを接続するためには、接続方式を確認しておくのも大切です。現在主流となっている接続方式には「HDMI」「DisplayPort」「USB Type-C」といった種類がありますよ。現在のパソコンの場合はHDMI端子が搭載されていることがほとんどですが、DisplayPortやUSB Type-CはHDMIのないタブレット等をモニターに接続できる汎用性の高さが魅力です。
2画面にするときにおすすめのディスプレイ5選
ここからは、パソコンを2画面にするときにおすすめのディスプレイ5選をご紹介します。21.5インチ以上の大きなモニターを中心にご紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
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デュアルディスプレイ用アームのおすすめ2選
モニターを置く場所が少ない場合や縦に並べて置きたいときなどに便利なのが、モニターを好きな場所に配置できるモニターアームです。ここではデュアルディスプレイ用アームを2点ご紹介するので、モニター導入の際にぜひ一緒に検討してください。
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2台以上のモニターを使って作業効率を上げたい人におすすめのデュアルディスプレイは、モニター選びが大切なポイントです。使いやすいモニターを選んで、作業に集中しやすいスペースを構築してくださいね。