【初心者向け】ジェルネイルのやり方を徹底ガイド!簡単でわかりやすい順番を解説
ジェルネイルをセルフでやってみたいけど、必要な道具ややり方・順番がわからない方もいるのではないでしょうか。ジェルネイルにはグラデーションやマーブルなどさまざまなデザインを楽しむことができます。
今回は、初心者の方でも簡単にできるおすすめのセルフジェルネイルキットのご紹介とセルフでのやり方を解説します。また、ジェルネイルを長持ちさせるポイントや日常で気を付けることをネイリストが解説していますので、ぜひ参考にしてくださいね。
監修者
A.I.W. / Nail &Eyebrow 代表・ネイリスト
- 大倉 ノドカ
A.I.W. / Nail &Eyebrow/あざみ野・たまプラーザ店 代表・ネイリスト ニュアンス・個性派アートが得意な、ネイリスト。『Nail Venus』やPocky公式ネイル等、雑誌メディア多数。大手ジェルメーカーPreAnfaアートディレクター。
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ジェルネイルとは?初心者におすすめの理由
ジェルネイルは、特殊なジェル状のマニキュアを使い、UVライトやLEDライトで硬化させるネイル技法です。
- 綺麗な状態が長く続く
- ツヤのある美しい仕上がり
- 専用ライトで硬化させるのですぐに乾く
- はがれにくく爪への負担が少ない
初めてでも、正しいやり方と適切な道具を使えば、サロンで施術したような仕上がりを目指せます。自宅でできるので、時間やコストの節約にもなりますよ。
ジェルネイルの基本的なやり方と必要な道具
初めてジェルネイルに挑戦するという人のために、基本的なやり方と必要な道具を解説します。
まずは必要な道具をチェック
ジェルネイルを始めるために、用意しておきたい道具をチェックしましょう。
- コットン:手指の汚れや油分を拭き取る、未硬化ジェルの拭き取りなど
- 消毒用エタノール:手指の消毒、油分をオフ
- ウッドスティック:甘皮を押し上げる
- プッシャー:甘皮を押し上る、ジェルネイルのオフ
- エメリーボード:爪の形を整える
- スポンジバッファー:爪の表面を軽く削る
- キューティクルニッパー:甘皮をカットする
- ダストブラシ:爪の表面の汚れを落とす
- ベースジェル:カラージェルの定着をよくする
- カラージェル:ベースジェルとトップジェルの間に塗る色付きジェル
- トップジェル:仕上げに使い、ツヤと持ちをよくする
- UV/LEDライト:ジェルを硬化させる
- ジェルリムーバー:ジェルをオフする、拭き取る
- キューティクルオイル:仕上げに塗って、ネイルの持ちをよくする
さまざまな道具が初期投資として必要ですが、お店に行かずとも自分でネイルができるので、長期的に見るとコスト削減になるでしょう。
ジェルネイルを始める前の下準備
綺麗にジェルネイルを仕上げるために大切なのが、下準備です。持ちのよさにも大きく影響するので、しっかりチェックしておきましょう。
手指を清潔にする
綺麗な仕上がりを目指し、まずは手指を綺麗にします。石鹸やハンドソープで手指を洗ったら、消毒用エタノールや除菌ジェルなどで丁寧に拭きましょう。手指や爪の汚れや油分を拭き取ると、ジェルの密着力がアップしますよ。
爪の形をエメリーボードで整える
エメリーボード(爪やすり)を使って、爪の長さや形を整えます。
- 往復させず、一方向にのみ動かす
- まずは荒い目を使い、あとから細かい面を使って整える
- 爪の端に引っ掛かりがあれば削る
形を整えた後は、爪の長さや形が揃っているか確認しましょう。バランスのよい爪の形は、ジェルネイルの仕上がりを美しく見せる大切なポイントです。
甘皮処理をする
甘皮処理は、ジェルネイルの仕上がりを左右する重要な工程です。適切な甘皮処理により、爪が美しく見え、ジェルの密着力も向上します。
- ウッドスティックで甘皮を押し上げる
- プッシャーでさらに丁寧に甘皮を押し上げる
- キューティクルニッパーで甘皮をカット
甘皮処理は爪の健康に直接関わるので、優しく丁寧に行いましょう。力を入れすぎないのがポイントです。
爪の表面をスポンジバッファーで優しくこすって、けば立たせる
爪の表面を軽く削ると、ジェルの密着力が高まります。
- 爪の表面の光沢がなくなる程度に削る
- 一方向に向かって削る
- 爪の端や角も忘れずに
削りすぎにないように気をつけながら、優しく丁寧に行うのが大切です。削り終わったら、ざらつきが均一になっているか確認しましょう。
爪の表面の削りカスを落とす
爪の表面を削ったあとはダストブラシを使って、削りカスをしっかり取り除きます。爪の端や甘皮の周りも丁寧にブラッシングしましょう。
仕上げにエタノールを含ませたコットンで爪を拭いて、油分や削りカスを除去。爪表面が清潔になり、ジェルの密着力が高まりますよ。
セルフジェルネイルの順番・やり方
ジェルネイルを美しく仕上げるには、正しい順番と技術が大切です。各ステップを丁寧に行うと、長持ちする美しいネイルが実現しますよ。
1.ベースジェルを塗布する
爪とカラージェルが密着しやすいように、下地としてベースジェルを塗布します。
- ブラシに適量のジェルを取る
- 爪の中心から端に向かって塗るように塗る(根本・サイドも塗ること)
- はみ出さないように注意
- はみ出した場合はクリーナーで拭き取る
凸凹がないように、ブラシの背で軽くならして整えましょう。
2.UVライト・LEDライトで硬化させる
UVライトやLEDライトでベースジェルを硬化させます。照射時間は、UVライト60秒、LEDライト30秒程度が目安です。ライトのワット数や種類によって時間が異なるので、説明書を確認しましょう。
すべての爪に光が当たるように「人差し指から小指までの4本」「親指」の2回に分けて照射するのがおすすめです。しっかりと硬化したら、10秒ほど置いて熱を冷ましましょう。
3.カラージェルを塗布する
好みの色のカラージェルを塗ります。
- カラージェルを爪の中央に置く
- 爪の先端に向かって塗る
- 爪の断面も塗る
- 根本やサイドは、皮膚につかないように慎重に塗る
- はみ出したときはすぐにクリーナーで拭き取る
1回目のカラージェルは、ムラにならないように気をつけながら薄く塗りましょう。
4.UVライト・LEDライトで硬化させる
カラージェルを塗布したら、再びUVライトやLEDライトで硬化させます。30〜60秒照射をしてもベタつきが残る場合は、時間を追加して硬化させましょう。しっかり硬化させることで、美しい色が定着しますよ。
5.カラージェルを塗布する(2回目)
2回目のカラージェルによって、よりはっきりと発色し均一で美しい仕上がりを目指します。爪を光にかざして、ムラがないか確認しましょう。はみ出しがないように丁寧に塗り、もしはみ出しがあれば細心の注意を払って拭き取ります。
6.UVライト・LEDライトで硬化させる
2回目のカラージェル塗布後も、ライトを当てて硬化させます(30〜60秒)。しっかり硬化しているか確認し、必要に応じて追加照射しましょう。美しい仕上がりのために、丁寧に硬化させるのが重要です。
7.トップジェルを塗布
ネイルを保護し、つややかな仕上がりを演出するために、トップジェルを塗ります。爪の根本から先端の断面まで、ムラなく全体を覆うように塗るのがポイントです。そうすることで、ジェルネイルの美しく長持ちするネイルを楽しめますよ。
8.UVライト・LEDライトで硬化させる
トップジェルをしっかりと硬化させて、ツヤのある長持ちするネイルを完成させましょう。硬化がきちんとできれば、ジェルネイルの耐久性がアップしツヤのある仕上がりになりますよ。
9.未硬化ジェルの拭き取り
ベタベタとした未硬化ジェルを拭き取ると、ジェルネイルの表面がより美しく仕上がりますよ。余分な油分や残留物がないクリアなネイルとなり、長持ちします。
10.保湿して完成
ジェルネイルの最後の仕上げは保湿です。この工程により、爪と周りの皮膚を健康に保ち、美しいネイルを長く楽しめます。
- 爪の周りにキューティクルオイルを塗る
- 指先全体をマッサージし、オイルを浸透させる
- ベタつきが残らないように、余分なオイルを拭き取る
仕上げの保湿で、セルフジェルネイルが完成します。
ジェルネイルを長持ちさせるコツ
ジェルネイルを美しく保ち、長く楽しむためには、準備やケアと日々の注意が大切です。
持ちをよくする下準備のポイント
長持ちするジェルネイルの秘訣は、しっかりとした下準備にあります。
- 甘皮処理を丁寧に行う
- 爪の表面を均一に削る(サンディング)
- 油分や水分を徹底的に除去する
- ジェルを爪の断面まで塗る
この下準備によって、ジェルの密着力が高まり、長持ちしやすくなります。
A.I.W. / Nail &Eyebrow 代表・ネイリスト
爪やジェルのケア方法
施術後も継続的なケアが大切です。
- 定期的な保湿
- 小さな剥がれはトップコートで補修
- 適度な付け替えで自爪を休ませる
- ジェルを外したら自爪を集中ケアする
日常的にケアを行なって、美しいジェルネイルをキープしましょう。
A.I.W. / Nail &Eyebrow 代表・ネイリスト
特に、爪の根元や裏側にオイルをしっかりと塗り込むのがコツです。お風呂上がりや手洗い後は水分が蒸発して乾燥しやすいため、普段オイルを塗らない人もこのタイミングでの保湿は大切にしてください。また、ジェルネイルの艶がなくなってきたら、コットンに消毒用エタノールを含ませて軽く拭くと艶が戻ります。ただし、拭きすぎには注意しましょう。
日常で気をつけるべきポイント
日常生活でも、気をつけるべきポイントがあります。
- 水仕事や掃除をするときは、手袋を着用する
- 爪に負担をかけないようにする
- こまめに保湿する
- 急激な温度変化は避ける
缶のフタに爪を引っ掛けて缶を開けたりサウナに入ったりすると、ジェルネイルに負担がかかってしまいます。なるべく長持ちするように、ネイルに優しい生活を心がけましょう。
ネイリストからのアドバイス!
爪先を使う作業を過度に行うと、ジェルネイルは爪先から浮きやすくなります。例えば、トレーを指先で支える飲食店や、パソコンを爪先で打つ動作は、浮きを作る原因の一つです。
また、泥パックなどの特殊なシャンプーや、強力な洗剤を使った掃除でジェルが取れてしまうことも。代謝が良い体質の方や、サプリメントを摂取している方も、ジェルが浮きやすい傾向にあります。
すぐに剥がれてしまう方は、付け替えの周期を短くするなど、対策をしてくださいね。
初心者におすすめのセルフジェルネイルキット3選
ここからは、初心者におすすめのセルフジェルネイルキットをご紹介します。必要な道具が揃った、ジェルネイルデビューにぴったりなセットです。
プチプラ ジェルネイルスターターキット
商品情報
バイ ネイルラボ ジェルネイルスターターキット
商品情報
シャイニージェル ジェルネイルキット
商品情報
ネイルサロンに通うことなく、自宅でジェルネイルに挑戦したい方向けの「ジェルネイルキット」は、プロ顔負けの美しいネイルが簡単に完成するお得なセットです。本記事では、価格やカラー展開のバリエーションが豊富なジェルネイルキットについて徹底解説!初心者におすすめのセットもご紹介するので、ぜひ参考にしてくださいね。
よくあるジェルネイルのトラブルと対処法
ジェルネイルを楽しむなかで、いくつかのトラブルに遭遇することがあります。健康的にジェルネイルを楽しむために、よくあるトラブルと対処法について知っておきましょう。
爪が痛くなる原因と対策
ジェルネイルをして爪が痛くなる原因は、いくつかあります。
原因 | 対策 | |
---|---|---|
硬化中に痛む | ライトによる熱 | ・自爪のケア ・爪が薄くならないように、削りすぎに注意する |
オフするとき、サンディングするときに痛む | 自爪が傷ついている | ・自爪ケア ・定期的に休ませる |
完成後に痛む | 縮みやすいジェルを使っている | ・メーカーを変えてみる |
ジェルネイルは、爪の健康を第一に考えて無理のない範囲で楽しみたいですね。痛みが続く場合は、専門家に相談するのをおすすめします。
剥がれやすい場合の原因と防止法とは?【ネイリストが解説】
爪の乾燥による
爪はケラチンと呼ばれるタンパク質の層が3つ重なって構成されています。
ケラチンは水分を含んだり乾燥したりすると伸縮を行うのですが、ジェルはそのような働きがないため、お風呂上がりなど水分が爪から蒸発して伸縮する時にジェルとの間にずれが生じてしまうのです。
さらに爪が薄い人は、より爪の伸縮が激しいので浮きやすく、注意が必要です。クリームなどでしっかり保湿しましょう。
ベースジェルとの相性があまりよくない
何をしても浮いてしまう方は、そもそもベースジェルやトップジェルとの相性が良くない可能性も考えられます。それぞれメーカーを変えて試してみてください。
爪や皮膚の状態と合わないときもあれば、アイテム同士が合わないときもあります。
硬化不足を防ぐコツ
しっかりとジェルネイルを硬化できていないことも、ネイルが剥げやすくなる原因の一つです。まずは、メーカーが推奨するライトのワット数と硬化時間を確認しましょう。
特に親指の外側(下を向いている部分)は硬化不良を起こしやすいので、ライトに当てるときは指の向きを工夫して、まんべんなくライトが当たるようにしてください。
硬化時間を長めにすると効果は上がりますが、ジェルによっては硬化のしすぎによって艶が失われるケースも。その場合「ノンワイプトップジェル」という艶出しのコーティングジェルで仕上げると艶が蘇るのでおすすめです。
また、カラージェルの中で、特に白・黒・黄色や透明感のないカラーなど「顔料が多い」と言われるジェルは、硬化不良を起こしやすい傾向にあります。1回の塗布量が多いと、内側が硬化不良に。「薄く塗って、しっかり硬化する」を心がけましょう。
その他
あまり多くは見受けられませんが、中には爪にもともと油分が多いタイプの方がいます。しっかり保湿をしているのに浮いてしまう方は、逆に保湿をやめてみるとジェルの持ちが良くなる可能性も考えられるので、試してみてください。
また、爪が薄い方は「ハードジェル」などの素材の硬いジェルは合わずに取れてしまうケースがあります。「ソークオフジェル」と書いてあるものを選びましょう。
美しい指先を演出するジェルネイルですが、剥がれてしまうトラブルに悩まされた経験はありませんか?サロンとセルフ、いずれの場合も美しい仕上がりをキープしたいですよね。本記事では「ジェルネイルが剥がれる」原因を探るとともに、長持ちさせるためのおすすめの塗り方やコツ、応急処置など詳しくご紹介します。ぜひご覧ください。
自宅でできるジェルネイルのデザインアイデア
自宅でジェルネイルを楽しむ醍醐味の一つが、自分好みのデザインを自由に創作できることです。初心者でも簡単に試せるデザインから、少し技術が必要なものまで、幅広いアイデアをご紹介します。
特徴 | |
---|---|
シンプルワンカラー | ・単色で塗る ・爪の形や長さを活かしたデザイン |
ちぐはぐネイル | ・左右の手で別の色を塗る ・色合わせを楽しむ |
フレンチネイル | ・爪の先端にアーチ型のラインを引く ・上品な雰囲気 |
マーブル | ・2〜3色のカラーを混ぜる ・つまようじで軽く混ぜて作る |
グラデーション | ・先端に向かって色が濃くなる ・手軽にできて華やかさがある |
好みや季節、シーンに合わせて、さまざまなアレンジを楽しんでみてください。
ジェルネイルのメンテナンス方法
ジェルネイルを美しく保ち、長く楽しむためには、適切なメンテナンスが欠かせません。
大切なのはこまめな保湿です。ネイルオイルを爪に塗って、乾燥を防ぎましょう。就寝前に塗っておくと、朝までしっかり保湿してくれますよ。
また、水仕事の後にハンドクリームでうるおいを与えるのも大事です。それでもジェルネイルと自爪の間が浮いたり剥がれたりしてきたときは、早めにオフしてネイルチェンジしましょう。
ジェルネイルをオフする正しいやり方と注意点
ジェルネイルのオフは、自爪を傷つけないよう正しい方法で行うことが重要です。
- ジェルリムーバー
- アルミホイル
- コットン
- ウッドスティック
- ネイルファイル(爪やすり)
- ネイルファイルでトップコートを軽く削る
- コットンにジェルリムーバーを浸す
- コットンを爪に乗せて、アルミホイルで包む
- 15〜20分待つ
- アルミホイルを外して、ウッドスティックでジェルを優しく剥がす
- 残ったジェルは再びリムーバーを使って除去する
爪への負担を軽減するために、無理に削ったり長時間リムーバーを浸透させるのは避けましょう。また、ジェルネイルをオフしたあとは、十分な保湿が必要です。オイルやクリームを塗って、うるおいを与えてください。
自爪の状態に不安がある場合は、サロンでのオフを検討するのもよいでしょう。
おすすめ商品比較表
セルフジェルネイルでおしゃれに指先を彩って
一般的なマニキュアよりも、つややかでぷっくりとした仕上がりが特徴のジェルネイル。正しいやり方をマスターすれば、いつでも簡単に好きなカラーを楽しめますよ。ご紹介した下準備ややり方を参考に、ぜひトライしてみてはいかがでしょうか。
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甘皮処理時には、キューティクルが残っていると根元から浮く原因になるため、プッシャーに水やエタノールを少量付けて優しく押し上げるのがおすすめです。また、爪の表面をサンディング(表面を軽く削って整える作業)を行う際には、爪を薄くしすぎないように注意に注意してくださいね。爪が薄くなるとジェルネイルの持ちが悪くなり、結果的にジェルネイルが続けられなくなってしまいます。最小限に留めるようにしましょう。