デーツの種類や特徴・含まれる栄養素を徹底解説！おすすめの商品12選もご紹介
自然な甘さと栄養価の高さから注目されている果物「デーツ」。ドライフルーツとして広く流通しており、産地や品種ごとに味わいが異なります。今回はデーツの種類を詳しくご紹介するとともに、栄養素やおすすめの商品についてまとめてみました。選び方のポイントも記載しているので、自分の好みに合ったものを探してみてくださいね。
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デーツとは？
そもそもデーツという食材をご存知無い方も多いのではないでしょうか？日本では「ナツメ」と呼ばれている食材で、主に中東やアメリカで採れます。まずはデーツの基本的な情報について知っておきましょう。
濃厚な甘さが特徴のフルーツ
デーツはヤシ科の高木である「ナツメヤシ」の実のことです。日本ではナツメと呼ばれることが多いので、そちらの方が馴染みがある方も多いかもしれませんね。木に実ったデーツはそのまま太陽の光で自然乾燥し、完熟していくため「天然のドライフルーツ」とも言われています。干し柿や黒糖のような濃厚な甘さが特徴で、コク深さも感じられるでしょう。
主に中東諸国やアメリカから輸入されており、中東では古代から愛されてきました。あのクレオパトラも愛したとされており、イスラム教の聖典に登場するなど、神聖なフルーツとして親しまれてきました。
含まれる栄養素
デーツにはさまざまな栄養素が含まれており、特に食物繊維やマグネシウム、カリウムが豊富です。過酷な砂漠地帯で立派な実を実らせることから、「生命の樹」とも呼ばれています。100gあたりカリウムは約550mg、マグネシウムは約60mg含まれているので、健康面や美容面で注目されています。また、デーツに含まれている糖分はブドウ糖がメインです。
デーツの種類
デーツにはさまざまな種類があり、種類によって味の特徴や質感が異なります。今回はデーツの種類を以下にまとめ、それぞれの特徴をまとめてみました。ぜひいろいろな種類の特徴を知って、自分の好みに合ったデーツをさがしてみてください。
ピアロム種
イラン産のピアロム種は、数あるデーツの種類の中でも品質が高いとされています。甘みが上品で、香りもしっかりと感じられる点が魅力的。果実は細長く弾力があり、1粒でしっかりと満足感も得られるのがピアロム種の特徴です。甘すぎないため、甘いものが苦手な方でも食べやすいでしょう。ただし皮はやや硬めなので、気になる方は水で軽くふやかしてから食べてももいいかもしれません。
リグレット・ノア種
リグレット・ノア種は甘さが控えめなのが特徴的な品種です。デーツは甘すぎて苦手という方でも、リグレット・ノア種であれば大丈夫というケースもあります。リグレット・ノア種には主にアメリカ産とイラン産があり、アメリカ産の方が甘さ控えめで水分も比較的含んでいるのが特徴。一方イラン産は甘みがやや強く、水分が少ないのでドライな質感です。産地にこだわってチョイスしてみるのもおすすめですよ。
サイヤー種
強い甘みを求めるのであればサイヤー種を選んでみましょう。まるで黒糖のようなねっとりとした甘さが感じられる品種で、食感もしっかりしているため1粒で満足度が得やすいです。主にイランを原産国をしており、コーヒーや紅茶といったドリンクとの相性も抜群。種がないのもこの品種の特徴で、そのままかじって食べられます。
キングソロモン種
イスラエル産のキングソロモン種は希少度が高いとされており、数あるデーツの品種の中でも最高レベルとされています。日本ではインターネット通販で手に入れるのが一般的で、店頭だとなかなか探しにくいかもしれません。濃厚ですが後味がすっきりしているため食べやすく、食感も滑らかなのでそのままドライフルーツとして食べるのがおすすめです。
スタメラン種
イランが原産国のスタメラン種は、ねっとりとした食感が特徴的です。他の品種と比べて果実が小さめで硬く、食べる際は引きちぎるような感覚で噛む必要があります。水分量も他の品種よりも少ないため、さっぱりとした食感ではなく、濃厚な味わいが楽しめます。
マジョール種
マジョール種は主にアメリカから輸出されている品種で、柔らかな肉質と水分の多さが特徴です。実が柔らかく濃密な甘さも感じられるので、お菓子作りや加工に向いています。種はあるもののそのまま食べることも可能で、粒も他の品種よりも大粒です。デーツをいろいろな使い方で楽しみたいのであれば、マジョール種を選んでみましょう。
ザヒディ種
アメリカ生まれのザヒディ種は、オレンジがかった見た目をしている品種です。基本的にデーツは茶褐色のため、オレンジがかったこちらの品種は一目で違いを感じられるでしょう。また、ザヒディ種は他の品種と比べて果実が小さく、より丸みを帯びているのも特徴です。デーツの中ではあまり見かけない品種ですが、インターネット通販であれば日本でも手に入るでしょう。
デーツの選び方
デーツを購入する際は、自分の好みに合ったものを選ぶために、いくつかポイントを明確にしておきましょう。今回は、デーツの選び方として押さえておきたいポイントを記載したので、ぜひ参考にしてみてください。
1.産地で選ぶ
デーツは主に中東とアメリカで生産されているフルーツなので、産地に着目して選ぶのも1つの方法です。以下を確認して、産地によってどんな違いがあるのかを知っておきましょう。
中東産
中東産のデーツはしっかりとした噛みごたえと水分量の少なさが特徴的。中東地方は砂漠地帯が多く、乾燥している分デーツの水分量も少なくなります。水分がないため弾力のある食感が生み出されると同時に、甘さが凝縮されるので濃厚さを求める方にぴったりです。
デーツは中東で広く栽培されていますが、主にアラブ首長国連邦やイラン産が多く流通しています。ただイランやアラブ首長国連邦産のデーツは小ぶりなものが多いため、大ぶりなデーツを探しているのであれば他の産地を探してみましょう。
弾力がある食感が好きな人におすすめなのが、中東産のデーツ。中東地域は気候が乾燥しやすいため、水分量が少なく弾力のある食感が特徴です。水分が少ない分甘味がギューッと凝縮されており、濃厚な甘さが存分に楽しめます。
アメリカ産
アメリカ産のデーツは中東のものよりも水分量が多く、果肉も肉厚で柔らかいです。ドライフルーツ特有の固さが苦手な方や、お子さんでも比較的食べやすいでしょう。
アメリカ産のデーツもさまざまな種類があり、実の大きさも品種によって異なるので吟味して選んでみてください。アメリカ産はオーガニック認証を得ているものも多く、素材にこだわりたい方へおすすめです。
2.食べ方に合わせたタイプで選ぶ
デーツはどんな食べ方で楽しみたいかによって、タイプを選びましょう。広く流通しているのは粒タイプですが、他にはペーストやシロップなどがあります。好みの食べ方にはどんなデーツのタイプがあるのかを明確にしておくと、スムーズに選べるでしょう。
粒タイプ
そのまま食べたい方におすすめなのが、粒タイプのデーツです。最もオーソドックスなタイプで、おやつやおつまみ感覚で手軽に食べられるのが魅力ですね。食感もあるので1粒でも満足度が高く、小腹が空いたときにつまむのもおすすめ。基本的にはドライフルーツとして販売されていますが、フレッシュなタイプもあるので気になる方は探してみてください。
ペーストタイプ
お菓子作りや料理にデーツを活用させるのであれば、ペーストタイプを選びましょう。デーツを丸ごとペーストにしているため、味や栄養素はそのままです。生地に混ぜ込んだり仕上げにかけたりして、幅広い使い方が楽しめます。隠し味としてプラスすると上品な甘さとコクが加わるので、ぜひ使ってみてください。
シロップタイプ
ソース感覚で使えるのがシロップタイプのデーツです。煮詰めているのでデーツの甘さがしっかりと感じられて、ヨーグルトやパンケーキなどのソースとして使用できます。スイーツだけでなく、ハンバーグソースなどにアレンジもできるので料理好きの方は、持っておくと料理の可能性が広がるかもしれませんよ。
デーツのおすすめ12選
それでは実際におすすめのデーツを見ていきましょう。さまざまな品種のデーツを集めたので、選び方のポイントを参考にしながら自分の好みに合った商品を見つけてみましょう。
世界48カ国で流通している知名度の高いブランドで、主にデーツを中心に販売しているため、初めて購入する方やどれにしようか迷っている方におすすめです。アラブ首長国連邦で生産された完熟デーツの中でも高品質なものだけが選ばれており、美味しいデーツを食べたい方に適しています。ただし種が入っているため、丸ごと食べたい方は注意が必要です。
サイヤー種のデーツを1つ1つ手作業で種抜きしているのが特徴的です。しっかりとした果肉感とねっとりとした濃厚な甘みを、種を気にせず丸ごと味わえるでしょう。1kgの大容量タイプなので、たくさんデーツを楽しみたい方やお菓子作りなどに使いたい方にぴったり。日本の企業が携わっているため、国内基準の商品を求めている方はぜひ検討してみてください。
チャックタイプの容器に入っており、持ち歩いて食べたい方や、密閉して保管しておきたいときに便利です。農薬不使用のデーツを使っているため素材にこだわりたい方にもおすすめで、種が入っていないため丸ごと食べやすいですよ。500g、1kg、10kgと3種類の容量があり、業務用として使いたいときにも重宝するでしょう。
1kgの大容量タイプで、自社工場で袋詰している商品です。保存料・着色料無添加、砂糖不使用なので自然な甘さを求めている方におすすめ。種も抜いているため丸ごとデーツを食べたい方はぜひ試してみてください。チャック付き袋に入っており、保管しやすいのもポイントですね。
種入りのデーツなので食べにくさを感じるかもしれませんが、収穫したそのままの味や質感を楽しめるのは種入りならではです。使用しているのはカラース種という品種で、アラブ地域では数あるデーツの品種の中でも特に好まれていますよ。中東のデーツをそのまま楽しみたいのであれば、ぜひこちらの商品を購入してみてくださいね。
砂糖やオイル不使用、非遺伝子組換えのデーツです。日本国内で残留農薬検査を実施しており、品質管理に配慮した輸入商品となっています。使用しているのは上品で食べやすい甘さが特徴的なファード種で、しっかりとした噛みごたえを楽しめますよ。自然な素材にこだわりたい方や、安全性を重視する方にもおすすめの商品です。
サウジアラビアで350年も続くデーツ農家のデーツです。品種は素朴な甘さが魅力的なホドリ種で、クセが少ないため初めてデーツを食べる方にもぴったりですよ。こちらは規格外品にあたる不揃い品のデーツを詰め合わせているためコスパに優れており、デーツを気軽に試してみたいという方にもおすすめです。
イスラエル産のキングソロモンを300g含んでおり、実が大きくふっくらとしているため食べごたえは抜群です。選ばれたデーツは徹底的に鮮度をキープした状態で管理され、焙煎も職人が毎日調整しているので品質管理も問題ありません。包装にまでこだわって手元に届くため、質の高いデーツを楽しむことができますよ。
アメリカ原産のリグレット・ノア種デーツです。茶褐色で細長い形をしているのが特徴。250gなので大容量のデーツは必要ない方や、デーツがどんなフルーツなのか食べてみたい方に適しています。容量はさまざまなタイプから選べるので、ニーズに合わせたセレクトも可能です。賞味期限は92日なので届いてからゆっくり楽しめますね。
初めてデーツを食べる方や、おやつ感覚でデーツを食べたい方におすすめなのがこちらです。デーツにきな粉をまぶし、食べやすく仕上げています。砂糖は使っていないので素材本来の甘味だけを感じることができ、小さなお子さんへのおやつにも。デーツの優しい甘さにきな粉の香ばしさも組み合わさった魅力的なお菓子ですよ。
アラブ首長国連邦原産のサイヤー種で、しっかりとした噛みごたえと肉厚な皮が楽しめます。砂糖は不使用かつ無添加なので、素材そのものの甘味やコクを感じられるでしょう。袋はジップロック式なので、保管や持ち運びにも苦労しにくいですよ。200g〜800gの容量からセレクトできるので、自分の使い方に合わせて選びましょう。
アメリカ産のリグレット・ノア種のデーツを使っており、しっとりとした食感と濃密な甘さを感じられます。中東産よりもやや水分が多いものの適度なドライ感も感じられます。甘さと食感のバランスが絶妙で、デーツ本来の風味を楽しみたい方におすすめです。カリフォルニアの厳選された農家と直接契約しており、高品質なデーツを日本まで直接仕入れているのがこの商品の強みといえるでしょう。
おすすめ商品比較表
  デーツクラウン デーツ 無添加 クナイジ種 |  AMAL デーツ 種抜き |  PARIZ NUTS サイヤーデーツ |  今川製菓 ドライデーツ |  デーツクラウン デーツ 無添加 カラース種 |  デーツクラウン デーツ 無添加 ファード種 |  ILODOLY ナチュラルデーツ ホドリ種 |  神戸のおまめさん みの屋 デーツ キングソロモンデーツ |  大津屋 デーツ 種抜き リグレット・ノア |  うるわし茶房 きな粉デーツ |  カジュベース 無添加 砂糖不使用 デーツ サイヤー種 |  小島屋 無添加 デーツ リグレットノア | |
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デーツを日々の生活に取り入れてみよう
日本ではあまり馴染みのないデーツですが、栄養価が高く豊富な品種もある魅力的なフルーツです。ぜひいろいろなデーツをチェックして、日々の生活にプラスしてみてくださいね。