美味しいみかんのおすすめ10選!ハウスから露地栽培のみかんまで様々な品種を紹介
ビタミン豊富でみずみずしい「美味しいみかん」は、子どもから大人までみんな大好きな寒い時期におなじみのフルーツです。産地や品種によって甘味や酸味のバランスが異なり、それぞれ違った美味しさがあります。本記事では、美味しいみかんの見分け方を詳しく解説。さらに、通販で買えるおすすめ商品もご紹介するので、ぜひ参考にしてください。
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みかんに含まれる栄養素は?
みかんは、私たちの健康に欠かせない様々な栄養素を含む果物です。
日本を代表するみかんの品種である「温州みかん」に含まれる栄養素を見てみましょう。
可食部100gあたりに含まれる量 | |
---|---|
ビタミンC | 32mg |
ビタミンA (ベータカロテン) | 1,000μg |
食物繊維 | 1g |
カリウム | 150mg |
特に注目すべきはビタミンCの豊富さで、1日にみかんを2つ食べれば1日の推奨摂取量をクリアできるほどです。
ビタミンCは体の免疫機能をサポートしたり、肌の調子を整える働きが期待できます。
また、みかんを食べる際は白い筋(アルベド)も一緒に食べるのがおすすめです。この部分にはヘスペリジンというビタミン様物質が多く含まれており、血管を強くすると言われています。
みかんを選ぶ際のポイント
みかんを選ぶときに注目したい4つのポイントについて見ていきましょう。
- 産地
- 品種や収穫時期
- 糖度や酸度・糖酸比・等級
- パッケージ
どんなみかんを選べばいいのか、詳しく解説します。
1.産地で選ぶ
みかんの味や品質は、栽培される土地の気候や土壌に大きく影響されます。
全国各地にあるみかん産地のなかから、特に有名な産地をいくつか紹介します。
和歌山県
和歌山県は、日本一のみかん生産量を誇る県です。
温暖な気候と豊かな日照量に恵まれ、特に有田みかんが有名。有田みかんは、甘みと酸味のバランスが絶妙で、コクのある味わいが特徴です。
- 有田みかん
- しもつみかん
- 天草みかん
- せとか
- 清見
- はるみ
- ゆら早生
静岡県
静岡県は、温暖な気候と急斜面の多い地形を活かしたみかん栽培が行われています。
特に、三ヶ日みかんは、糖度が高く、甘みの強いみかんとして知られています。
- 三ケ日みかん
- ゆら早生みかん
- 寿太郎みかん
- 青島みかん
- きよみ
- はるみ
- せとか
- 不知火
愛媛県
愛媛県は、温暖な気候と豊富な日照量を活かし、様々な品種のみかんを生産しています。特に、宇和島市や八幡浜市のみかんは、濃厚な味わいで人気があります。
- 甘平
- 紅まどんな
- カラマンダリン
- 真穴みかん
- せとか
- 南津海
- 温州みかん
熊本県
熊本県は、温暖な気候と火山灰土壌を活かしたみかん栽培が盛んです。暖かい気候を活かし、9月中旬から3月中旬まで7ヶ月間さまざまな温州みかんが出荷されています。
そのほか不知火(デコポン)や甘夏などの柑橘類の生産でも有名です。
- 肥の豊
- 肥のさやか
- 肥のあすか
- 肥のあかり
- 肥のあけぼの
- 肥のみらい
- 不知火
2.品種や収穫時期で選ぶ
みかんには様々な品種があり、収穫時期によっても味わいが異なります。
近年は、日本のみかんを代表する温州みかんとオレンジなどを交配させたタンゴール系品種が続々と登場。異なる味わいのみかんを楽しめるようになりました。
ここでは、代表的な品種と収穫時期による分類について説明します。
・温州みかん
もっとも一般的なみかんの品種が温州みかんです。
温州みかんは鹿児島が発祥で、皮が薄く手で簡単に剥けるのが特徴。現在は全国各地で栽培されており、産地や栽培方法によってさまざまな品種が登場しています。
また、冬に出回る温州みかんのほかに暖かい時期に店頭に並ぶ「ハウスみかん」があります。
ハウスみかんは、温度や水をコントロールした温室の中で育ち、4月から10月中旬ごろにかけて登場。果肉がやわらかく、甘いのが特徴です。
収穫時期による呼び名:極早生・早生・中生・晩生
温州みかんは収穫時期によって呼び名が変わります。
収穫時期 | 特徴 | |
---|---|---|
極早生(ごくわせ)みかん | 9月下旬〜10月中旬 | 酸味があり、薄皮(フク)がやわらかい。皮は緑〜黄色。 |
早生(わせ)みかん | 10月中旬〜11月下旬 | 甘味と酸味のバランスが良い。皮は黄〜オレンジ色。 |
中生(なかて)みかん | 11月下旬〜12月下旬 | 皮が剥きやすく食べやすく甘みが強い。皮はオレンジ色。 |
晩生(おくて)みかん | 12月下旬〜2月 | 薄皮が厚め、コクのある甘み。鮮度を保てるため長期保存できる。 |
一般的に、収穫時期が遅くなるほど皮がオレンジ色になり糖度が高くなる傾向があります。
・ポンカン・甘平(かんぺい)
ポンカンは、皮が柔らかく、手で簡単に剥けるのが特徴です。甘みが強く、独特の香りがあります。
旬は1月上旬~2月中旬。ゴツゴツした見た目で一見食べにくそうに見えますが、薄皮もやわらかく子どもでも食べやすいのが魅力です。
甘平は、愛媛県で開発された新しい品種で、西之香という品種とポンカンを交配したものです。
旬は1月下旬~3月中旬。甘みが強く、酸味が少ないのが特徴です。
栽培できるのが愛媛県に限られているため、みかんのなかでも貴重な品種と言われています。
・紅まどんな
紅まどんなは、愛媛県で開発された高級みかんの一種です。
南香と天草という柑橘を交配して生まれた、比較的新しい品種です。糖度が高く、とろけるような食感が特徴となっています。
旬は11月中旬~1月上旬。やさしい甘さと酸味で、まるでスイーツのような味わいを楽しめますよ。
・清見(きよみ)・はるみ
清見は、オレンジと温州みかんの交配種で、日本初のタンゴール品種です。甘みと酸味のバランスが良く、果肉はやわらかくジューシーなのが特徴。
冬を越してから収穫されるため、旬は3〜4月です。
はるみは、清見とポンカンを合わせた品種で、マイルドな甘さを味わえます。薄皮もやわらかく、食べやすいのが魅力です。
1月ごろから収穫されてから酸味を抜き、2〜4月ごろに出回ります。
・せとか
せとかは、清見、アンコール、マーコットを掛け合わせて生まれた品種です。糖度が高く、独特の芳香があります。
清見のプルっとした食感、アンコールの甘さ、マーコットの食べやすさを持った完成度の高い柑橘です。
出回るのは2〜4月で、その名の通り瀬戸内地方で多く栽培されています。
・八朔(はっさく)
八朔は、大玉で酸味が強いのが特徴の柑橘で、原産は広島県です。果汁が多く、さっぱりとした味わいを楽しめます。
旬は1月中旬~4月下旬で、シャキシャキ感のある食べ応えのある果肉と独特の苦さは他にはない味わいです。
3.糖度や酸度・糖酸比・等級で選ぶ
みかんの味わいを決める重要な要素として、糖度と酸度があります。これらの値やバランスを知ることで、より好みのみかんを選びやすくなりますよ。
概要 | |
---|---|
糖度 | みかんの甘さを示す指標。一般的に、12度以上あれば甘いとされる。 |
酸度 | みかんの酸味を示す指標。一般的に、1%以下が適度な酸味とされる。 |
糖酸比 | 糖度を酸度で割った値。みかんの味わいのバランスを示す。一般的に、10以上あれば美味しいとされる。 |
等級 | みかんの外観や品質によってつけられる。秀・優・良などがある。 |
商品や品種によって等級の基準や呼び名が変わるので、選ぶときにチェックしてみてください。
4.用途にあわせたパッケージや商品を選ぶ
みかんの選び方は、用途によって変わります。
- 自宅用:5〜10kgの箱買い
- 贈答用:見栄えの良い高級品種
- ジュース用:果汁が多い品種や、傷がある訳あり品
- 保存用:晩生品種や個別包装されているもの
生育中の傷跡がや色ムラがあるものは味には影響ありませんが贈答品には適しません。
そういった訳あり品はお得に買えるため、自宅用におすすめです。
美味しいみかんのおすすめ10選!
ここからは、美味しいみかんのおすすめ商品をご紹介します。
「ぽっちゃり大トロみかん」というキャッチフレーズの通り、驚くほどやわらかく甘い大玉みかんです。品種は3つの柑橘を掛け合わせたせとかで、苦味のないジューシーな甘さで幅広い年齢層に好まれます。贈り物に適した厳選されたものだけを集めているため、大切な方への贈り物におすすめですよ。
商品情報
内容量:2.5kg
こちらは熟すまでに時間がかかる、晩生の春みかんのカラマンダリンです。長い期間をかけて樹の上で育つため、果汁が濃厚でジューシーで甘味と酸味のバランスが絶妙。厳選された糖度12度以上の青秀品だけをかわいらしい手提げ箱に詰めた一品は、手土産や贈り物にも適しています。
愛知県蒲郡の温室で大切に育てられた、夏の贅沢な味覚のみかんです。ハウスみかんと言えば蒲郡、と呼ばれるほど有名なこのみかんは、品質の高さから日本農業賞大賞を受賞しています。皮がむきやすく、食べやすいのが特徴。甘さと酸味のバランスが絶妙で、上品な味わいが楽しめます。糖度は13.7度と高く、自宅用としてだけでなくお中元などの贈り物にもおすすめです。
商品情報
内容量:5kg
みかんシーズンの幕開けを告げる、9月末から10月に収穫される、早い時期の温州みかんです。外見は青みがかった緑色ですが、中身は驚くほど甘酸っぱくジューシー。暑さの残る初秋に、さっぱりとした味わいが心地よく感じられますよ。果肉を包む薄皮が薄いので、食べやすく果汁たっぷりです。見た目にキズやすれがある訳あり品ですが、味は問題なく美味しく食べられます。お得に美味しいみかんを食べたい人にぴったりな商品です。
商品情報
内容量:10kg
温暖な気候と海に面した急な斜面に広がる段々畑で育った、和歌山県産の有田みかんをたっぷり10kg。水はけの良い土壌と、太陽の直射光と反射光を存分に浴びる環境が生んだ、甘さと酸味のバランスが絶妙の美味しいみかんです。選び抜かれた秀品が産地から届くので、みかんや柑橘類が好きな方への贈り物にも適していますよ。
ポンカンと西之香を掛け合わせて生まれた甘平は、愛媛県オリジナルのブランド柑橘です。平べったい形が特徴的で、薄い皮のなかには濃いオレンジ色の果実がたっぷり詰まっています。シャキッとした食感とプチプチ感が特徴的。贈答用に適した大玉サイズを厳選しているので、冬ギフトに最適です。
2005年に登場した「南香」と「天草」の交配により育成された愛媛県のブランド柑橘の中島まどんなは、まるでゼリーのようなとろける食感が特徴です。皮は極薄く、ジューシーな果肉は甘みがたっぷり。豊かな香りも魅力で、口に入れた瞬間から贅沢な味わいが広がりますよ。こちらは、サイズにばらつきや傷、色むらのある訳あり品ですが、味は通常のものと変わりません。美味しいみかんを自宅で楽しみたい人におすすめの商品です。
商品情報
内容量:5kg
長い時間をかけて樹上で熟成させるカラマンダリンは、濃厚な甘さとほどよい酸味が美味しいみかんです。こちらは、見た目にこすれた跡があったり、形が少し崩れていたりする訳あり品です。贈答品にはなれなかったとはいえ味は通常のものと変わらないので、コスパの良い美味しいみかんを食べたい人にぴったりですよ。
清見オレンジとポンカンを掛け合わせたデコポンは、おでこがポンと出た愛らしい外観が特徴です。直射日光に加えて海面からの照り返しと段々畑の輻射熱の3つを浴びて育つデコポンは、濃厚な甘さとみずみずしさが魅力。こちらは傷や色むらがある訳あり品です。贈答品ではない分お手頃な価格となっているので、お得に美味しいみかんが楽しめますよ。
商品情報
内容量:1kg
露路栽培とは違った難しさがあると言われるハウス栽培のみかん。40年以上続くハウスみかんの一大産地である佐賀県唐津から届くこちらのみかんは、糖度13〜15度の蜜のような甘さが特徴です。内皮が薄くそのまま食べられて、甘さと酸味、深いコクを味わえますよ。夏場は冷蔵庫で冷やして食べるのがおすすめ。暑い日のおやつやデザートにぴったりです。
美味しいみかんの見分け方ポイント!
美味しいみかんを選ぶには、外見からいくつかのポイントを押さえることが大切です。ここでは、具体的な美味しいみかんの見分け方のポイントを紹介します。
皮の色と皮にあるブツブツ模様の細かさ
果実が熟成するにしたがって、みかんの皮にはカロチノイドという成分が蓄積されます。そうすると、皮の色は徐々に濃いオレンジ色に変化するのです。
そのため、美味しいみかんを選ぶときには、皮の色が濃いかどうかを参考にすると良いでしょう。
また、みかんの皮の表面にある小さなブツブツ模様が細かいものは、成長する過程で十分な細胞分裂が行われ、果実が成熟していて味が良いとい考えられています。
軸の細さとヘタの色
みかんの完熟度を判断する際にチェックしたいポイントのひとつが、軸とヘタの状態です。
軸の太さは、果実の成長過程を反映しています。細い軸は、栄養成長から生殖成長への移行が進んだことを示し、果実の熟度が高く、甘みが増している可能性があります。対照的に、太い軸は栄養成長が活発だった時期が長かったことを意味するため、必ずしも完熟の指標とはなりません。
ヘタの色も熟度を判断する上で重要です。未熟な果実のヘタは鮮やかな緑色ですが、完熟に近づくにつれて黄色みを帯びてきます。黄色いヘタや茶色く乾いているヘタは果実が十分に熟していることを示し、食べ頃に達していると考えられます。
横からと上から見た形・皮が実から浮いていないか
横や上から見たときに丸いみかんよりも、やや扁平な形の方が甘みが強い傾向があります。これは果実の成熟過程と関連している可能性があります。
一方で、極端に不規則な形(三角形や四角形に近い)のみかんは、果実内部の成熟が均一でない可能性があるため、味にばらつきがある可能性があるので注意しましょう。
また、みかんの果肉と皮の間に隙間ができる「浮皮」の状態は、過剰に水分を吸収していて味が薄い場合があります。そのため、見た目が丸くても美味しくない可能性がありますよ。
傷跡は味に影響なし
みかんは傷や色むらがない方が等級が高くなり、価格も高くなります。そのため、なるべくきれいな状態で育てるために生産者は気を配っていますが、それでも虫がついたり台風や強風の影響を受けて傷がついたりすることも。
小さな傷跡や黒点があっても、味には影響しないことがほとんどです。むしろ、虫がつきやすい甘いみかんである証拠かもしれませんね。ただし、大きな傷や腐りがあるものは避けましょう。
みかんの保存方法や箱買いした時の注意点
みかんを長く美味しく楽しむためには、適切な保存方法が重要です。
- 日が当たらない場所で保存する
- 冬場は常温で保存
- 冬以外は野菜室で保存(新聞紙やペーパータオルで包むのがおすすめ)
- 箱買いしたみかんは、一度全部出してチェックする
箱買いしたみかんは、皮がしなびたりカビたりしているものがあれば取り除きましょう。積み重ねた状態だと、みかんが傷みやすくなるため、定期的に場所を入れ替えるのも重要なポイントです。
みかんを定期的にチェックすることで、箱に湿気がこもらないようにでき、傷ついたりカビたりしたみかんを発見できますよ。
せっかく買ったみかんを全部美味しく食べられるように、正しく保存しましょう。
おやつやデザートにぴったり!美味しいみかん
日本各地で収穫される美味しいみかん。品種や収穫時期によって、味わいはさまざまです。また冬が旬の品種や温かい時期に出回る品種など、種類豊富で長いシーズン楽しめるのがうれしいですよね。ご紹介した選び方を参考に、ぜひ美味しいみかんを味わってください。