おすすめのナンプラー14選!ベトナムのヌクマムとの違いも解説
「ナンプラー」は、フォーやトムヤムクンなどのタイ料理には欠かせない調味料です。カタクチイワシを熟成させて作られる独特の香りと旨味が特徴で、料理に深みを与えて本格的なエスニック料理の味わいを引き出してくれますよ。この記事ではナンプラーの選び方やベトナムのヌクマムとの違いや、おすすめの商品について解説します。
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ナンプラーとは?
ナンプラーはタイの魚醤で、カタクチイワシなどの生の魚を塩に漬け込んで発酵させた調味料です。魚を半年以上熟成させることで魚の栄養や旨味成分をぎゅっと凝縮。深い味わいと特徴的な香りが魅力で、タイ料理には欠かせない存在としてタイ風焼きそばのパッタイや、トムヤムクンなど多くの料理に使用されます。
日本ではなじみのない方も多いかもしれませんが、醤油の感覚でつけたりかけたり、和食の隠し味としても使える万能調味料なんですよ。商品によって風味の強さや味わいに差があるので、香りの強いものやマイルドなものまで、お好みに合わせてチョイスしてみてくださいね。ナンプラーを使うことで、きっとお料理のレパートリーもぐんと広がりますよ。
ヌクマムやしょっつるとの違いは?代用可能?
ナンプラーと似た調味料に、ベトナムの「ヌクマム」や日本の「しょっつる」があります。ヌクマムはナンプラーと材料や製法がほとんど同じで、風味に大きな違いはありません。しょっつるは秋田県で古くから作られている伝統的な調味料で、ハタハタを塩漬けし、発酵させて作られます。
ハタハタで作る魚醤はイワシで作るものと比べて若干甘みが少ないのが特徴です。それぞれ風味が似ているので代用可能ですが、ヌクマムはナンプラーと比較すると、そのままタレとして使うには香りが強すぎる場合があることを念頭に置いておくとよいでしょう。
身近な調味料で代用はできない?
ナンプラーがお家にない場合、身近な調味料で近い味を出すことができます。たとえば醤油にレモン汁を少々加えたり、そこに鶏がらスープの素やオイスターソースを加えたりすると、よりナンプラーの旨味を再現することもできます。
ただし、ナンプラー特有の味が決め手になる料理や、本場のタイ料理が好きな方には物足りないかもしれません。本格的なタイ料理を作るなら、ナンプラーを用意するのがおすすめですよ。
おすすめナンプラーの選び方ガイド
ナンプラーを選ぶ際は、原材料や添加物の有無、メーカーやブランド、そして容量を基準に選ぶとよいでしょう。ここからは各項目ごとにナンプラーの選び方やポイントをわかりやすく解説します。ぜひ参考にしてくださいね。
1.原材料や添加物の有無で選ぶ
ナンプラーを選ぶ際には原材料や添加物の有無をチェックしましょう。ナンプラーの中でも砂糖不使用のものと砂糖入りで味わいや風味が異なるので、自分の好みに合ったものを選んでみてくださいね。
砂糖不使用は塩味が強めで本格的な味
砂糖が使用されていないナンプラーは塩味が強めで、本格的なタイ料理の味わいを楽しみたい方におすすめです。ナンプラー本来の独特な香りと魚の風味がストレートに堪能できて、料理にコクと奥行きを与えてくれますよ。
本場タイで食べるような本格的なエスニック料理がお好みなら、ぜひ砂糖不使用のナンプラーを選んでみて下さいね。砂糖入りのものよりも塩味を強く感じる場合があるので、少量ずつ味を見ながら加えるのがコツですよ。
砂糖入りは独特な香りが控えめ
ナンプラー初心者さんや、独特の臭みが気になる方は砂糖で味を整えた、まろやかな旨みのナンプラーがおすすめです。砂糖入りのものは塩味がまろやかで、独特の魚の香りが抑えられたマイルドな味わいが日本人の口にも合いやすいですよ。
タイ料理に馴染みがない方や、ナンプラーの香りが強すぎるものが苦手な方はぜひ砂糖入りのものを選んでみてはいかがでしょうか。どれを選ぶか迷った時や、まずはお試しで使ってみたいという方にもぴったりです。
保存料などが気になる方は無添加のものを
保存料などが気になる方は、保存料無添加のナンプラーを選びましょう。無添加のナンプラーなら、健康志向の方や小さなお子様がいる家庭で使いたい方にもおすすめですよ。ただし、保存料が使用されていないナンプラーは発酵が進みやすいため、使う量と頻度をよく検討して賞味期限内に使い切れる容量のものを選ぶとよいでしょう。
化学調味料無添加の商品の中には一回分ずつの小分けタイプもあるので、使い切れるかどうか不安な場合はぜひチェックしてみてくださいね。
豊かな風味を楽しむなら一番搾り・1級品を
ナンプラーには1級品、2級品、3級品というようにランクがついています。1級品と呼ばれるものは発酵した魚をフィルターで濾したもので、豊かな風味が魅力です。
この1級品をさらに濾して、うまみ成分や塩分を添加して作られたナンプラーは2級品、3級品と呼ばれます。2級品や3級品の商品はマイルドな味わいやリーズナブルな価格のものが多く、初心者にも挑戦しやすいのがポイントです。原料にこだわりのある方や本場に近い味わいを求める方は、1級品のナンプラーがおすすめですよ。
2.メーカーやブランドで選ぶ
ナンプラーを選ぶ際は、メーカーやブランドも参考にするとよいでしょう。ここでは本場タイのブランドと日本のブランドのそれぞれの傾向や特徴について解説します。
本格的な味を楽しみたい人は本場タイのブランド
本格的な味わいのタイ料理を楽しみたい方には、タイのブランドのナンプラーがおすすめです。特にトムヤムクンやパッタイなどのタイ料理にはタイのブランドのナンプラーがぴったり。現地の伝統的な製法で作られたナンプラーならではの本場の味を堪能できますよ。タイのブランドでは通常よりも長期間熟成しているものが多い傾向があり、凝縮された旨味が魅力です。代表的なブランドにはプラムック・ティパロス・メガシェフなどがあります。
スーパーで手に入りやすい日本のブランド
まずは手軽に試してみたいという方には、スーパーでも手に入りやすい日本のブランドがおすすめです。日本のブランドのナンプラーはタイのブランドと比べてマイルドなものが多く、日本人の味覚に合わせて作られていることが多い傾向があります。ナンプラーを販売している日本のブランドにはヤマモリ・ユウキ食品・李錦記などがあります。これらは価格がリーズナブルなので、初めてナンプラーを使う方でも手に取りやすいというメリットもあります。
3.容量で選ぶ
ナンプラーを選ぶ際には、開封から1ヶ月程度で使い切れる容量のものを選ぶとよいでしょう。大容量のものは割安でお得な場合もありますが、ナンプラーは酸化しやすい性質があるため、開封後は空気に触れることで風味が落ちてしまう可能性があります。また、商品やブランドによって風味や味わいにも少しずつ差があるため、初めて購入するなら少量ボトルで味を試してみるとよいでしょう。
ナンプラーは常温で保存ができますが、開封後に常温保存すると発酵が進み風味が変化しやすくなります。開封した後のナンプラーは冷蔵庫に入れて保存することで、最後までフレッシュな味わいが楽しめますよ。
ナンプラーのおすすめ14選
ここからはナンプラーのおすすめ商品14選をご紹介します。容量や味わいの特徴をまとめていますので、本格的な味わいを求める方から初心者さんまで、自分にぴったりなナンプラー選びの参考にしてくださいね。
高品質のかたくちイワシを使用して作られたプレミアムな味わいが魅力のナンプラーです。2年間かけてじっくり発酵させることでリッチでコクのある味わいに仕上がっています。塩分は控えめでマイルドな口当たりなので、普段のお料理のコク出しに、隠し味としても使いやすいのがポイントです。少量タイプなので、ナンプラーを初めて購入する初心者さんにもおすすめですよ。
24ヶ月間じっくりと熟成させたナンプラーの上澄みだけを使用した、旨味をたっぷりと感じられる一品。長期熟成にこだわっており、澄んだ味わいでクセが少ないのが特徴です。タイ料理だけでなく、スープや炒め物、唐揚げの下味にもぴったりですよ。レモン汁と1:1でブレンドして、ドレッシングとしても。
タイの上質なアンチョビに砂糖と塩を加えて12ヶ月間発酵させたナンプラーです。砂糖が入っているのでマイルドな味わいで、炒め物や焼き物、つけダレなど幅広い料理に使いやすいのが魅力です。使いやすい少量タイプで、異国情緒溢れるボトルのデザインもポイント。卓上に置いてあっても可愛いですね。
カタクチイワシを丸ごと使い、添加剤や防腐剤は一切使わず天日塩のみでじっくり2年熟成発酵して作られたナンプラーです。自分の好みの甘味料を加えて調整できるように、ノンシュガーで作られています。クセがほどよいので、うどんやそばのちょい足し調味料にもぴったりです。
タイ国内でも広く使われているブランド、ティパロスのナンプラーです。独特の香りと濃い味わいが特徴で、本場のタイ料理をお家でも再現したいエスニック好きの方にぴったりです。大容量でコストパフォーマンスが良いので、たっぷり使えるのも嬉しいポイントですね。
日本のブランド、ユウキ食品のナンプラーは醤油と同じように様々な料理に活用しやすいのが特徴です。炒め物、焼き物、スープの味付けや付けダレなど、毎日のお料理に活用したい方におすすめですよ。普段のお料理に少量加えるだけで、旨味とコクがぐっと深まり、ワンランク上の仕上がりに。
イカのマークが印象的なプラムックのナンプラーですが、イカは使用しておらず、原材料はいわし、塩、砂糖の3つです。独特の香りが気になる方は熱をかけて余分な香りを飛ばし、旨みだけを残す調理方法もおすすめ。700mlの大容量で、ナンプラーを存分に楽しみたい方におすすめです。
タイのブランド、ラヨンのカタクチイワシ、食塩、砂糖を使用したナンプラーです。発酵度が高く、色は透明でクセが少ないのが特徴です。生春巻きのソース、タイカレー、炒めのものなどのタイ料理だけでなく、唐揚げの下味など、醤油感覚で使えます。大容量でコスパがよいので、たっぷり使いたい方にもおすすめです。
高品質な一番搾り・一級品のナンプラーは、イワシに天然塩のみを加え発酵させた雑味や濁りのない味わいが特徴です。化学調味料を使用しない天然発酵なので、深い旨味とすっきりとした上品な後味が幅広い料理の風味付けにぴったり。野菜炒め、煮物、スープ、チャーハンや下味など、普段のお料理にコクをプラスしてくれますよ。
上品な味わいと香りが特徴の一番搾りのみを使用。空気に触れにくいスクイズボトル入りなので酸化しにくく、色も風味もフレッシュなまま最後までおいしくいただけますよ。新鮮な状態で使えるので臭みが少なく、旨味が効いているのもポイント。使いたい量を一滴から注げるので、こぼれにくく垂れにくいのも魅力です。
Amazonカスタマーレビュー
商品情報
内容量:200ml
価格推移
カタクチイワシを長期熟成発酵させた天然のうまみ調味料です。本格的な味わいで、エスニックカレー、トムヤムクン、チャーハン、炒め物などにはもちろん、エスニック料理以外の鍋や煮物の和食のコクを引き立たせる隠し味としても活用したいナンプラーです。
アンチョビの旨みがたっぷり詰まったナンプラーです。適度な塩味と甘みがあるので、炒めものなどの加熱する料理以外にも、サラダにそのままかけたり、つけダレにしたりと様々なメニューに活用できます。少量タイプなので使い切りやすく、ナンプラーを初めて購入する方にもおすすめですよ。
商品情報
内容量:40g×12個
価格推移
使い切りサイズで便利な小袋タイプのナンプラーです。24ヶ月じっくり熟成させたクリアな上澄みだけを使用しており、旨味はたっぷりなのにクセが少ないのが特徴。初心者にもおすすめの味わいです。開封後余らせてしまうのが不安な方や、ナンプラーを使ってみたいという方のお試しにもぴったりですよ。
ナンプラーを赤唐辛子に漬け込んで、レモンの酸味をプラスしたタイでは定番の調味料です。タイの屋台やレストランのテーブル調味料として欠かせない唐がらし酢漬けは、生春巻きのつけダレやアジアンラーメンの辛味と酸味付け、日本の焼そばの付け合わせとしても相性が良いですよ。唐がらしの辛味とお酢の風味が料理の邪魔をすることなく、一気にエスニックな雰囲気にしてくれますよ。
おすすめ商品比較表
Megachef メガシェフ ナンプラー | バランス3 バランス ナンプラー ゴールド | フライング グース フラインググース ナンプラー | ヤムヤム ヤムヤム 王国のナンプラー | ティパロス ティパロス ナンプラー | ユウキ食品 ユウキ食品 ナンプラー | 123MART プラムック ナンプラー | ユウキ食品 ユウキ食品 ラヨン・ナンプラー | 丸美屋食品工業 丸美屋 ナンプラー 魚醤 | ヤマモリ ヤマモリ ナンプラー | Yeo's Yeo's クラシックタイ フィッシュソース(ナンプラー) プレミアム | Lee Kum Kee S&B 李錦記 ナンプラー 魚醤 | アライドコーポレーション タイシェフ ナンプラー ミニパック | ユウキ食品 ユウキ食品 ナンプリック・ナンプラー | |
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お料理を格上げするならナンプラーがおすすめ
タイ料理やベトナム料理などのエスニック料理にとって欠かせない調味料であるナンプラー。独特の香りや旨味が料理の味を引き立て、癖になる味わいが魅力です。ナンプラーを使用することで、いつものお料理も本格的なレストランの味にぐっと近づきますよ。タイ料理はもちろん、お肉や魚介類の下味、野菜炒めや塩焼きそばの隠し味など、普段のお料理にプラスして自分好みのアレンジを楽しんでみてくださいね。