お酢のおすすめ17選!穀物酢や米酢・黒酢・果実酢の違いについても解説
「お酢」には穀物酢、黒酢、果実酢などがあり、原料や風味が異なります。それぞれ特徴に合った使い方を知っておくとよりお酢を選びやすくなりますよね。この記事では、醸造酢の種類とお酢の選び方を解説します。おすすめ商品もご紹介するので、作りたい料理や味のこだわりに合わせて使いやすいものを見つけてくださいね。
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醸造酢とは?
醸造酢は主に「穀物酢」「米酢」「黒酢」「果実酢」の4種類あります。それぞれの違いや特徴をチェックしてみましょう。
穀物酢
米、小麦、大麦、酒かす、コーンなどの穀類を1種または2種以上原料として使用し、穀類が醸造酢1Lあたり40g以上のものが「穀物酢」に分類されます。さっぱりとした風味が特徴で、幅広い料理に使いやすい種類のお酢です。
クセが少なく、酸味がしっかりと感じられるため、煮物や炒め物にもぴったりですよ。また、ほかの醸造酢と比較してリーズナブルな価格で購入でき、普段の料理に使いやすいのも魅力でしょう。
米酢
米酢は穀物酢の一種に分類されます。穀物酢1Lあたり米を40g以上使用しているもののことを指します。穀物酢よりもまろやかな口当たりを感じられるのが特徴で、すし酢や酢の物によく使われるお酢です。
米酢は一般的に砂糖や塩、アルコールなどが含まれますが、純米酢は米のみを使用したお酢にあたります。
米のほんのりとした甘味を活かすなら、漬物やドレッシング、マリネなど火を通さずにそのまま食べる料理に使用するのがおすすめですよ。
黒酢
黒酢には、米黒酢と大麦黒酢があります。精米していない米を穀物酢1Lあたり180g以上と、これに小麦か大麦を加え、発酵、熟成させたものを米黒酢と言います。製造過程で褐色か黒褐色に着色されるのも特徴ですよ。
一方で、原料に大麦だけを使用したものが大麦黒酢です。米黒酢と同様、穀物酢1Lあたり180g以上の大麦を使用し、これを発酵、熟成させています。
独特の旨みや香りがあり、料理のアクセントにもなりますよ。中華料理によく使われる種類のお酢です。
果実酢
果実酢は、醸造酢1Lあたりに1種または2種以上の果実の搾汁を300g以上使用したものです。りんご酢やぶどう酢、ザクロ酢などが果実酢にあたります。
例えば、りんご酢はフルーティーな甘味や酸味を感じられ、ドレッシングとして使うのにも向いています。水や炭酸と割り、ドリンクとして飲むのもおすすめですよ。ぶどう酢を熟成させたバルサミコ酢は、洋食のお肉やお魚の味付けにもよく使われています。
お酢の選び方
ここからは、お酢を選ぶときのポイントをご紹介します。どんな料理に使いたいのかによっておすすめのお酢の種類が異なるので、用途に合ったお酢を選んでみましょう。
1.用途に合ったお酢を選ぶ
お酢は、どんな用途で使いたいかに合わせて種類を選びましょう。好みの味わいに仕上げるためには、必ずチェックしておきたいポイントですよ。
さっぱりとした穀物酢
さっぱりとしていてクセの少ない穀物酢は、さわやかな酸味があります。日本の家庭料理でもよく使われる種類のお酢で、和食に関わらず洋食や中華料理など幅広い料理に対応できるのが魅力です。
煮物や炒め物など、火を通す料理に使うのに向いており、下味に少量の穀物酢を加えると肉がジューシーに仕上がりますよ。
まろやかな酸味の米酢
お米のほんのりとした甘さを感じられる米酢は、和食との相性がよいです。原料に米のみを使った純米酢なら、酸味もおだやかで、さまざまな料理に使いやすいですよ。お酢の味わいにこだわりたい人は、ぜひチェックしてみてください。
米酢は煮物や炒め物など火を通す料理より、米酢そのものの風味や味わいを活かせるマリネやドレッシングなどに使うのがおすすめです。
コクのある黒酢
あんかけや酢豚など、中華料理の定番調味料としてよく使われるのが黒酢です。お酢の熟成期間が長いほどまろやかな味わいになり、独特な風味を感じられますよ。
中華料理のみならず、和食にも取り入れやすいのが特徴で、生姜焼きやあんかけ、スープなどに使ってみるとよいでしょう。料理の味にアクセントを加えたいときにもぴったりですよ。
フルーティーな果実酢
さっぱりとした味が好みなら果実酢を選ぶのがおすすめです。フルーツのほどよい酸味と甘味を感じられ、原料の果物によっても味わいが大きく変わります。
りんご酢やぶどう酢は、ドリンクとしても飲みやすいのが魅力です。炭酸水や水、牛乳と割れば、酸味が少し軽減されて飲みやすくなりますよ。野菜との相性がよいので、ドレッシングやピクルスなどに使用するのに向いています。
2.内容量で選ぶ
お酢は主に調味料として少しずつ料理に使用するものなので、あまり大きすぎるものを購入すると使いきれなくて困ってしまうことがあります。1L以上のお酢も多く販売されていますが、使い切れるか心配な人は容量が少なめの商品を選ぶのがおすすめですよ。
味わいや風味の好みを試すのにも、容量が少なめのお酢であれば購入しやすいですね。
3.醸造酢か否かで選ぶ・ラベルに注目
食酢は「醸造酢」と「合成酢」の2種類に分けられます。醸造酢は原料の使用量が細かく定義されており、酸度にも決まりがあるのが特徴です。
合成酢は氷酢酸や酢酸を醸造酢で薄めたものにあたりますが、今はあまり製造されていないため、販売されているお酢は醸造酢であることが多いですよ。
商品のラベルを確認すれば醸造酢かどうかが分かるので、購入する前にチェックしてみてくださいね。
4.味にこだわるなら「純醸造酢」がおすすめ
お酢の味わいにこだわって商品を選びたい人は「純醸造酢」を選びましょう。「純」がつくと、原材料の使用量が一般的な醸造酢よりも増え、素材本来の味わいや風味を楽しめます。
お酢の酸味や風味を活かして、さまざまな料理のレパートリーを増やしてみるのもおすすめでしょう。素材にこだわっている分、商品の価格は少し高めの傾向にあります。
よいお酢を買って本格的な料理を作りたい、お酢が好きでよく料理に使うといった人は、ぜひ購入を検討してみてくださいね。
お酢のおすすめ17選
ここからは、おすすめのお酢を17選ご紹介します。お酢の種類によって変わる味わいや風味の特徴、よく合う料理の特徴などをふまえて、普段の料理に使いやすいものを選びましょう。
原料に国産米のみを使用した純米酢は、お米のうまみを感じられる深みのある味わいが特徴です。お酢の味を活かして酢の物に使ったり、ちらし寿司や手巻き寿司などのすし酢として使ったりするのがおすすめですよ。素材本来の風味をしっかりと味わえるこだわりのお酢で料理を作りたい人は、ぜひ購入を検討してみてくださいね。
お米本来の甘味とうまみを活かした香りのよい米黒酢で、酸味の中にもほんのりとした甘味を感じられます。焼き魚や炒め物、サラダのドレッシングに使うのにもぴったりで、隠し味としても深みのある味を出しやすいのが魅力です。調味料としてはもちろん、黒酢を水や炭酸水などで割って、はちみつを少し加えると、酸味が少しやわらいでおいしいドリンクとしても飲みやすくなりますよ。
有機JASマークに認証されている有機純米酢は、有機米と良質な水、米麹を原料に伝統的な手法で醸造されています。純米酢ならではのまろやかさが魅力で、和食から洋食、中華料理までさまざまな料理の調味料として使いやすいのがポイントですよ。シンプルなパッケージのおしゃれな瓶なので、料理好きな方へのプレゼントにもおすすめです。
小麦、米、コーンの穀物と酒粕を醸造して作られており、すっきりとした酸味があります。クセが少なく、味と香りのバランスがよいのが特徴です。マリネやピクルスなど、火を通さない料理に使うと穀物酢の味わいや風味をそのまま活かしやすいですよ。また、お肉の煮物に使うとさっぱりと仕上がるので、味の濃すぎない料理を食べたい気分のときにも使ってみてくださいね。
江戸享保年間に創業した村山造酢から販売されている米酢です。熟成した酒粕とお米を原料に作られており、まろやかな酸味とよい風味を感じられます。有名料亭や寿司店でも使われているので、お酢の味わいにこだわって選びたい人にもおすすめですよ。お寿司や酢の物など、火を通さない料理に使うとお酢本来の風味を楽しめるでしょう。
米と酒麹のみを原料に作られた純米酢は、アルコールを使用せず麹を使った酒造りの工程で醸造しています。「本造り」と呼ばれるこの手法は、お酒のうまみと芳醇な香りを楽しめるのが魅力です。まろやかな酸味はすし酢や酢の物との相性がよく、和食の調味料として使うのに向いています。上品な味わいに仕上がるので、お祝い事の料理に使ってみるのもよいでしょう。
静置発酵法という伝統的なお酢の発酵方法で、約1~2ヶ月半程度の時間をかけて作られた純米酢です。精米の歩合70%の国産米が用いられており、雑味の少ないさっぱりとした味わいを感じられますよ。和食、洋食、中華など、幅広い料理の調味料に活用できるので、日常使いにもちょうどよいでしょう。容量も500mlと、使いやすいサイズ感ですね。
国産玄米のみを原料に使用した純玄米酢は、一般的な米酢よりも濃いめの茶色で芳醇な味わいがあるのが特徴です。和食や中華料理の調味料に使うと、料理の味に深みが出ます。酸味はおだやかで、餃子のつけだれや酢の物、ドレッシングに使うのにもぴったりです。水で薄めてドリンクとして飲むのもさわやかでおすすめですよ。
国産りんご果汁のフルーティーな甘さとほどよい酸味が魅力の純りんご酢です。原料にアルコールを使わず、アップルワインのもろみを酢に仕上げています。サラダのドレッシングに使ったり、甘みのあるお肉料理を作ったりしてみるのがおすすめです。朝食やおやつの時間などに飲むドリンクとして、水や炭酸水と割るのにも向いていますよ。
フルーティーでソフトな口あたりが特徴の純リンゴ酢は、国産りんごを100%使用しており砂糖不使用でも果物本来の甘みを感じられるのが魅力です。毎日続けてお酢を少しずつ摂りたい人にもぴったりで、ビネガードリンクとして炭酸水と割って飲んだり、朝食のヨーグルトと混ぜて食べたりしやすいですよ。酸味が強いお酢より、甘みをしっかりと感じられるお酢が好みの人はぜひ試してみてくださいね。
有機玄米を主原料として作られた玄米酢です。調味料として使えば、コクのあるうまみを活かして食材のおいしさを引き立てられますよ。酸味がまろやかなので、加熱しない料理に使いやすいのもうれしいですね。上品なパッケージはギフトとして贈っても喜んでもらえるでしょう。
有機JASの認証を受けた原料と、伝統的な製造方法にこだわった有機りんご酢です。原料には有機りんご酢のみを使用しており、果実本来の甘さとお酢のほどよい酸味を活かした料理を作れますよ。酸味はおだやかなので、サラダやマリネなど生ものと合わせて食べるとさわやかな味わいになります。
手に取りやすい価格で購入したい人におすすめの米酢で、容量900mlが500円以内で購入できるコスパのよさが特徴です。ミツカンが保有する1,000株以上の酢酸菌を使ってお酢を作っており、やさしい酸味を感じられますよ。
青森県さんの「ふじ」果汁100%使用した純りんご酢です。りんごのほのかな甘みとふじの酸味のバランスを楽しめるのが魅力で、味わいはさわやか。サラダのドレッシングやマリネなどに使うと、お酢の風味を活かしやすいでしょう。容量は360mlと小ぶりなので、使い切りやすいのもうれしいポイントですね。
すっきりとした酸味が特徴の穀物酢で、1.8Lの大容量サイズが1本あたり1,000円以下で購入できる高コスパなお酢です。お酢を使った料理をよくする人や、多人数の料理を作るときにも使いやすいですよ。サイズが大きいので、保存場所があるかどうかは事前にチェックしておきましょう。
お米を主原料としており、お酢のまろやかさを感じられるのがポイントです。小麦、酒粕、コーンも原料に含まれるため、さまざまな料理に使いやすいさっぱりとしたさわやかさがあります。お酢は多くの商品がビンで販売されていますが、こちらはペットボトルタイプです。ビンと比べて扱いやすく、軽いので、さっと出して使いやすいでしょう。
原料に国産有機米を使用し、静置発酵法でじっくりと時間をかけて作られています。有機JAS認証を取得しており、オーガニックな食材にこだわっている人にもおすすめですよ。蔵付き菌で酢酸菌を活発化させ、細やかな温度調節のもと発酵させており、お酢の味わいにこだわっています。ちょっとしたプレゼントにも最適でしょう。
おすすめ商品比較表
ミツカン ミツカン 純米酢金封 | 内堀醸造 内堀醸造 臨醐山黒酢 | 内堀醸造 内堀醸造 美濃 有機純米酢 | ミツカン ミツカン 穀物酢 銘撰 | chidorisu 村山造酢 千鳥酢 | 内堀醸造 内堀醸造 本造り米酢 | マルカン酢 マルカン酢 本造り純米酢 きぶき | ミツカン ミツカン 純玄米酢 | 内堀醸造 内堀醸造 純りんご酢 | ミツカン ミツカン 純リンゴ酢 2本セット | 内堀醸造 内堀醸造 美濃 有機玄米酢 | 内堀醸造 内堀醸造 美濃 有機純りんご酢 | ミツカン ミツカン 米酢 | マルカン酢 マルカン 純りんご酢 プレミアム | 福泉 福泉 穀物酢 | ミツカン ミツカン 穀物酢 800ml×4本 | ビオ・マルシェ ビオ・マルシェ 有機純米酢 | |
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お酢は好みの味わいや作りたい料理に合わせて選ぼう
お酢の種類とそれぞれの特徴、おすすめのお酢をご紹介しました。醸造酒にもいくつかの種類があり、料理の使い道が異なるので、自分の好みや料理のレパートリーなどに合わせて選んでみてくださいね。味にこだわるなら純醸造酢を選んでみるのもおすすめですよ。