塩麹のおすすめ11選！各容器の特徴や原料を解説！液体・ペーストなど商品をご紹介
食材の旨味を引き出し、柔らかくしてくれる「塩麹」。原料には米麹や麦麹など複数の種類があるうえ、ペーストタイプや液体タイプ、無添加のものなどさまざまな商品が販売されています。本記事では、使いやすい塩麹の選び方やおすすめの商品をご紹介するので、購入に迷ったときは、ぜひ参考にしてみてくださいね。
※この記事は広告を含みます。詳しくはコンテンツ制作ポリシーをご覧ください。
塩麹とは？
塩麹は一般的に米麹と塩、水で作る発酵調味料のことをいいます。麹の甘みとマイルドな塩気が感じられ、塩の代用品として、さまざまな料理に活用できるのが魅力。
さらに、お肉は塩麹に漬けておくと、タンパク質が分解され柔らかくジューシーな仕上がりに。食材の保存性を高める働きもあるので、日持ちさせたいときにも便利ですよ。
他にも、野菜と和えて浅漬けにしたり、自家製ドレッシングを作ったりと、使い方はアイディア次第。手軽に使えて、美味しくなるうえ、栄養も高まる、三拍子揃いの万能調味料です。
塩麹の選び方
塩麹の選び方を「麹の種類・加熱タイプ・形状・容器・無添加」の5つに分けて解説します。商品を選ぶ際は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
1.麹の種類で選ぶ
塩麹の材料は米麹が主流ですが、他の種類の麹を使った商品もあります。麹によって味わいや特徴が異なるので、好みの麹を選んでくださいね。
米麹
最もポピュラーな麹で、蒸した白米に麹菌を繁殖させたものが米麹です。日本酒、味噌、みりんなど、多くの醸造品に使われています。今や米塩麹は、スーパーでもネットでも場所を選ばずに購入できるほど、浸透している万能調味料。
米麹はデンプンをブドウ糖に、タンパク質をアミノ酸に分解し、その分解した成分によって旨味や香りを感じられます。
そのため、米の塩麹を使うと、お肉はふっくら柔らかく甘みを増し、浅漬けなどはまろやかな塩気を味わえる仕上がりになります。
玄米麹
白米よりもビタミンやミネラル、食物繊維が豊富な玄米に、麹菌を付着させたものが玄米麹です。
白米を使った米麹に比べると、甘さが控えめでより香りやコクを感じられる味わいが特徴。商品によっては、ロースト感があり、もちもちとした食感が感じられるタイプもあります。
米麹で作った塩麹のように、幅広い料理に使えるのがメリット。さらに栄養価の高い塩麹を使いたい方におすすめです。
豆麹
発酵することで、豆を炒ったような香ばしい香りが感じられる豆麹。原料には主に大豆を使い、大豆を蒸して麹菌を繁殖させたものが豆麹です。
麹は原材料の成分によって、作り出す分解酵素の種類が変わります。たとえば、デンプンが主成分の米ならデンプンを分解する酵素「アミラーゼ」が発生。
一方、大豆はタンパク質が主成分なので、豆麹にはタンパク質を分解する「プロテアーゼ」が豊富に生産されます。そのため、豆塩麹を使うとタンパク質が活発に分解され、より一層柔らかくて旨味の強いお肉に仕上がりやすくなりますよ。
麦麹
麦に麹菌を繁殖させたものを麦麹とよびます。味噌や焼酎の材料として使われることの多い麹で、米麹よりもあっさりしていて、芳醇な香りが味わえるのが特徴です。
また、麦麹を使って作った麦塩麹は麦の食感が楽しめるのが魅力。洋風のスープやドレッシングに入れると、つぶつぶ感が味わえるのでぜひ試してみてください。
商品化されている麦塩麹は珍しいので、気になる方は麦麹と塩を用意して作ってみるのもおすすめです。
2.加熱か非加熱かで選ぶ
塩麹は、大きく加熱タイプと非加熱タイプに分けて販売されています。それぞれ特性が異なるのでチェックしてみましょう。
加熱タイプ
塩麹は発酵食品のため、そのままにしておくと発酵が進み、味わいや品質が変化してしまいます。製品の美味しい状態を保つために、塩麹の酵素が作用しなくなるように熱を加えたのが加熱タイプです。
しかし、加熱することで酵素が失われるので、デンプン質やタンパク質を分解して甘みや旨味を引き出すといった酵素の力は発揮できなくなります。
加熱タイプの塩麹は、普段の塩より、麹の深みと甘みを楽しめる調味料として使うとよいでしょう。
非加熱タイプ
塩麹本来の働きや旨味を存分に味わえるのが非加熱タイプ。生きた酵素を積極的に取り入れたい場合も非加熱タイプを選びましょう。
パッケージには「生塩麹」と記載されていることが多く、熱を加えて作っていないのが特徴です。
加熱タイプと同様に、ペースト状や液体タイプなどさまざまな形状で展開されています。
開封後は冷蔵保管が基本のうえ、なるべく早く使い切らなければならないのがポイント。使う頻度を考慮して、消費しやすいサイズを購入するとよいでしょう。
3.塩麹の形状で選ぶ
塩麹の形状にも注目してみましょう。「ペースト・液体・粉末」に分けられるので、調理法や好みに合わせて選んでくださいね。
ペースト
ペーストタイプの塩麹は、最もスタンダードな形状です。加熱したもの、無添加、麹の種類など商品のラインナップが豊富なので、好みの塩麹を見つけやすいでしょう。
麹の粘り気や粒が残っているため、他のタイプより甘みを感じやすく、より手作りの塩麹に近い味わいを感じやすくなります。
ただし、ペースト状は塩麹が表面に残ってしまうのがデメリット。塩麹が残っていると、焦げやすくなってしまうので、表面の塩麹を取り除いてから焼いたり、弱火で熱したりするのがおすすめです。
液体
液体タイプの塩麹は、ペーストタイプのように塩麹が残らないので、口当たりがよく焦げにくいのがメリット。また、計量しやすく、混ぜやすいといった利点も挙げられます。
素材の色や質感を損ねたくない場合やクセの少ない塩麹を使いたい方にもおすすめです。
また、チャーハンを作るときに塩麹を入れると、デンプンを分解する酵素の力によってご飯がパラパラになります。そんなときも、まんべんなくかけられる液体タイプが重宝しますよ。
粉末
粉末タイプの塩麹は、塩の代わりに使える形状です。汁物にそのまま入れてもよし、もちろん肉や魚にふりかけて下ごしらえにも使えます。
なかには、ペーストの塩麹よりも漬け込む時間が短縮できる商品も展開されているので、調理時間をなるべく短縮したい方はチェックしてみてください。
また、液体タイプの塩麹と同様に麹の粒が残らないので、滑らかな食感に仕上げたい方におすすめです。
4.パッケージ・容器のタイプで選ぶ
容器の種類は「ボトルタイプ・パウチタイプ・ガラス瓶タイプ・袋タイプ」に大きく分けられます。それぞれのメリットを解説するので、購入の際は参考にしてくださいね。
ボトルタイプ
開封後は冷蔵保存が多い塩麹ですが、ボトルタイプなら容器が自立するので、冷蔵庫で保存しやすくなります。また、料理中も片手で扱いやすいのもポイント。使い終わったあとも、サッと洗ってリサイクルに出せるので、ゴミの処理も手軽ですよ。
パウダー状のボトルタイプなら、計量しやすく、詰め替え用の商品も販売されています。
パウチタイプ
キャップの付いたスタンドパウチは市販の塩麹によく見られるタイプです。そのまま絞って使えるうえ、容器が柔らかく、最後まで使いやすいのが特徴。
少量のタイプが多いので、塩麹を使う頻度が高い家庭では、あっという間になくなってしまうかもしれません。少ないと感じたときにはストックを常備しておくのもおすすめですよ。
ガラス瓶
密閉性の高いガラス瓶に入ったタイプは、非加熱の塩麹に多く見られます。発酵が進みにくくなるため、塩麹の美味しさを保ちやすくなるのが特徴です。こだわりの一品を購入したい方は、ぜひ瓶詰めされた商品を試してみてください。
スプーンなどですくって使うときは、清潔なものを使用し、なるべく雑菌が入らないように注意してくださいね。
袋タイプ
リーズナブルに塩麹を購入したいなら、袋タイプがおすすめ。他のタイプより内容量が多いものもあり、塩麹を頻繁に使う方に重宝します。大袋なら、自宅の保存容器に移し替えて、冷蔵庫で保管するようにしましょう。
商品によっては、小袋に分かれているものもあるので、少しづつ使いたい場合は小袋タイプが便利ですよ。
5.塩麹の味を楽しみたいなら無添加を
本来、麹と塩と水で作れる塩麹。無添加の塩麹は、まるで手作りのようにシンプルな材料と作り方によって、より風味豊かな塩麹の味わいが感じられるのが魅力です。
非加熱なので、日持ちするための酒精が入っておらず、酵素が発揮する旨味成分やお肉を柔らかくしてくれる作用も感じられますよ。
また、農薬を使わない有機米を使った身体に優しい塩麹など、こだわりの商品が多数販売されています。
なるべく添加物を控えたい方や、生の塩麹を存分に味わいたい方は、ぜひ無添加と記載された塩麹を試してみてくださいね。
塩麹のおすすめ11選
ここからは、おすすめの塩麹をご紹介します。塩麹の美味しさを味わえる非加熱を中心に、使いやすいものをピックアップしたのでチェックしてみてください。
麹菌の酵素が残った非加熱タイプの生塩麹です。魚や肉を浸けておくだけで、柔らかくなり、素材の旨味を引き出してくれます。クセがなく、幅広い料理に合わせやすいのも魅力。ハンバーグに加えたり、ジューシーなサラダチキンを作ったり、いつものメニューに麹の力を手軽にプラスできますよ。
こちらも非加熱タイプなので、生きた酵素を摂取できる生塩麹になっています。しかも1kgも入った大容量パックなので、頻繁に塩麹料理を楽しみたい方にとても便利。開封後は、品質を保つために冷蔵庫で保管したほうがよいので、冷蔵庫内の収納場所を確保してから購入することをおすすめします。
Amazonカスタマーレビュー
Amazonカスタマーレビュー
(69件)
タイムセール商品情報
・内容量：200g
・原材料：米こうじ（国内製造）、食塩／酒精
・形状：ペースト
・パッケージ：パウチタイプ
上記の商品と同じくハナマルキの生塩麹ペーストタイプですが、本商品は、塩分を30％カットした減塩バージョン。使い方によってはしょっぱく感じてしまう塩麹が減塩されたことによって、ドレッシングや和えものなどにそのまま使いやすい味わいになりました。塩麹の塩分量が気になる方はぜひ試してみてくださいね。
魚沼産コシヒカリを100％使った米麹が特徴の生塩麹。魚沼産コシヒカリのもつ甘みを生かしたまろやかな風味が特徴です。200gと500gの2種類が販売されているので、内容量や個数をご確認のうえ購入してくださいね。賞味期限は製造日より6ヶ月です。はじめて使う方は200gのパックから使うとよいでしょう。
マルコメの従来品の塩麹に比べて、浸け時間が半分になったパウダー状の塩麹です。添加物を加えてない生塩麹を粉砕しているため、酵素の力が生きているという優れもの。食材にもよりますが、パウダーをまぶして5分ほどで酵素の成分によりお肉が柔らかくなります。忙しいごはん作りにも、気軽に使える一品です。
Amazonカスタマーレビュー
Amazonカスタマーレビュー
(398件)
商品情報
・内容量：170g
・原材料：有機玄米、塩（海の精）
・形状：ペースト
・パッケージ：パウチタイプ
有機JAS認証の国産有機玄米と米麹を使用したこだわりの素材を採用しています。発酵した米麹と玄米の風味は、他の塩麹とは一味違う、香ばしさと甘みが融合した味わい。また、塩は伝統海塩「海の精」を使用しています。甘さや旨味を引き出してくれる「海の精」によって、さらに深みのある塩麹になっていますよ。食品添加物を一切使用していないシンプルな製法も魅力です。
従来品の「液体塩こうじ」と比較して、50％も塩分がカットされた「減塩液体塩こうじ」。製造特許を取得している独自製法によって、酵素の力はそのままに、素材の旨味を引き出してくれます。ブルガリアヨーグルトと本品を混ぜ合わせて作ったタルタルソースや、パラパラのチャーハン作りなど、公式サイトに魅力的なレシピが載っているので、ぜひチェックしてみてくださいね。
カルシウムやミネラル、マグネシウムなどを含んだ天然の塩「海の精」と麹でシンプルに作り上げた本商品。麹は、最高級の国産米麹を使用し、美味しいだけでなく身体のことも考えて作られた塩麹です。農薬や化学肥料不使用、添加物不使用の原材料を使っているので小さなお子さんがいる家庭でも気兼ねなく使えますよ。
「優れたタンパク質分解酵素により、食材を美味しくする塩麹」をコンセプトに作られたペースト状の生塩麹。さらに、塩分を控えめに作っているので、塩分が気になる方も使いやすい仕様になっています。350gと580gの2種類が販売されているので、購入する際は内容量や本数をチェックしてくださいね。
原材料には、丸粒上米を採用し、丁寧な製法で上質な麹を生産している「みやここうじ」から販売されている塩麹です。多くの消化酵素を含んだ麹の力で、食材の旨味をふんだんに引き出してくれます。料理中に、片手でも使いやすいボトルタイプで、魚の下味や漬物など、さまざまな料理に使いやすい味わいです。
下味を付けるなら漬け込み時間は15分、振りかけて味付けの調節に使うのにも便利なパウダータイプ。パウダー状は食材へのベタつきを軽減するので、塩麹をあまり使ったことがない方にもおすすめですよ。開封後でも、冷蔵庫に保管しなくてもよいのも使いやすいポイントのひとつです。
おすすめ商品比較表
  マルコメ プラス糀 生塩糀 |  ハナマルキ 塩こうじ |  ハナマルキ 減塩塩こうじ |  魚沼醸造 生塩糀 |  マルコメ プラス糀 塩糀パウダー |  海の精 有機塩麹 |  ハナマルキ やさしい液体塩こうじ |  オリゼ 塩麹 |  ひかり味噌 生塩こうじ 麹の花 |  伊勢惣 塩麹 |  天然生活 塩麹パウダー | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| Amazonカスタマーレビュー | |||||||||||
| 購入リンク | |||||||||||
塩麹で 手軽に美味しく 発酵パワーを取り入れよう
ラインナップ豊富な塩麹は、和洋中と幅広い料理に使えるので、慣れてしまえば気軽に発酵の力を毎日の食卓に取り入れることができます。使いやすい塩麹を見つけて、美味しく健康も手に入れましょう。