甜菜糖(てんさい糖)のおすすめ10選!ミネラルなど含まれる栄養成分・特徴も解説
まろやかなコクと上質な風味が楽しめる「てんさい糖」。クセがないため、上白糖の代わりとしてさまざまな料理に使える砂糖です。本記事では、甜菜糖の栄養素や選び方をはじめ、おすすめの商品まで詳しく解説しています。毎日の料理に、ミネラルたっぷりの甜菜糖を取り入れてみてくださいね。
※この記事は広告を含みます。詳しくはコンテンツ制作ポリシーをご覧ください。
甜菜糖(てんさい糖)とは?
甜菜糖とは、名前の通り「てんさい」という野菜から作られる砂糖のことです。もともとはドイツで誕生した野菜で、ヨーロッパを中心に生産されています。大根やカブと同じような形をしており、「砂糖大根」や「ビート」とも呼ばれます。
上白糖の原料であるサトウキビがあたたかい気候を好むのに対し、てんさいは寒冷な気候を好む野菜です。昼夜の温度差が高いほど甘みが引き立つため、日本では北海道でのみ栽培されています。
サトウキビやてんさいを煮出して作ったものから、糖蜜を分離して作ったのが、「グラニュー糖」や「上白糖」です。「甜菜糖」は、てんさいから糖蜜を分離させずに作ったものを指します。
甜菜糖の味・風味・コクなどの特徴
甜菜糖は、まろやかですっきりとした、やさしい甘さが特徴です。精製されていないため、てんさいならではの香りやコクが楽しめます。上白糖やグラニュー糖のようなまっ白な見た目ではなく、茶色っぽい色味が特徴です。
クセがない味わいなので、料理の味を邪魔しにくいのもうれしいポイントです。煮物や照り焼きに使うと、美しいテリが楽しめます。てんさい由来の自然な風味が感じられるため、甘さ控えめの料理やスイーツを作りたいときにもおすすめですよ。
甜菜糖に含まれる栄養成分
甜菜糖には、天然のオリゴ糖が含まれています。オリゴ糖とは、ブドウ糖や果糖といった「単糖」が数個繋がったもののことです。オリゴ糖のなかでも、甜菜糖に含まれているのは「ラフィノース」や「ケストース」と呼ばれる成分です。
オリゴ糖は善玉菌であるビフィズス菌の餌になるため、胃腸の調子を整える働きがあります。また、オリゴ糖は体に入っても消化・吸収されないのが特徴です。大腸に到達することで、善玉菌を増やしてくれますよ。一般的に甜菜糖には、オリゴ糖が5%以上使われています。
甜菜糖のカロリーは?
甜菜糖のカロリーは、100gあたり約357kcalです。大さじ1杯で約32kcalほど、小さじ1杯で約11kcalほど。上白糖は100gあたり約391kcal、グラニュー糖は約394kcalなので、ほかの砂糖と比べてもカロリーに大きな差はありません。
糖質の含有量も、ほかの砂糖とほとんど同じです。ただし、甜菜糖にはカリウム・カルシウム・リン・マグネシウム・亜鉛などのミネラルが含まれています。ミネラルを体内で生成することは不可能です。必要な栄養素を効率よく摂取できる甜菜糖は、健康を意識する方や、ダイエットをしている方にもよく使われています。
甜菜糖のメリット
甜菜糖はほかの砂糖と比べて、「GI値(グリセミック指数)」が低いのも特徴です。GI値が低い食品は、食後の血糖値の上昇をゆるやかにする働きがあります。食べたものが体内で糖に変わる速度を抑えるので、腹持ちがよくなります。
甜菜糖のGI値は「65」です。オーストラリアのシドニー大学の定義によれば、GIが70以上の食品は「高GI食品」、56〜69は「中GI食品」、55以下の食品は「低GI食品」としています。上白糖やグラニュー糖、きび砂糖などほかの砂糖は、高GI食品にあたるものがほとんどです。中GI食品に位置する甜菜糖は、健康を意識する方に多く選ばれています。肥満や太りすぎ、糖尿病などのリスクを軽減する作用も期待できますよ。
甜菜糖と上白糖との違い
甜菜糖と上白糖は、原料や作業工程に大きな差はありません。てんさいを煮詰めたときに抽出される糖蜜を乾燥させたものを「甜菜糖」、糖液から取れる結晶が白い砂糖、いわゆる「上白糖」にあたります。
上白糖にはミネラルやオリゴ糖はほとんど含まれていないため、特筆する栄養がほどんどありません。甜菜糖と違い、食後の血糖値の上昇を抑制する作用もないため、糖尿病やダイエット中の方は注意して摂取しましょう。
甜菜糖は自然な甘みが特徴で、上白糖は甘みが強い傾向にあります。どちらの砂糖もクセがないため、さまざまな料理にマッチしますよ。家庭に常備しておきたい砂糖です。
甜菜糖の選び方
甜菜糖を選ぶときは、原材料をしっかり確認しましょう。使いやすい形状かどうかや、続けやすいコストかどうかもチェックするポイントです。詳しい選び方について解説します。
1.甜菜糖と明記されてる?原材料を確認
砂糖の原料は、てんさいとサトウキビがあります。甜菜糖が含まれている商品のなかには、サトウキビが含まれているものや、てんさい100%ではないものも。購入するときは「甜菜糖」と明記されている商品を選びましょう。
てんさいは北海道で生産されていますが、日本で販売されている甜菜糖のなかには、外国産の輸入品を使用しているものもあります。北海道産のてんさいを使っているかどうかも確認するとよいでしょう。
2.農薬が気になるならオーガニックで選ぶ
てんさいは農作物なので、農薬が気になるという方もいるでしょう。心配なら、農薬不使用のオーガニック製品を選ぶのがおすすめです。パッケージや商品説明に「オーガニック」「無農薬」「有機てんさい使用」などと記載されているものを選びましょう。
オーガニックは遺伝子組み換え原料の場合も
てんさいは糖分が高いため、虫が付きやすい傾向にあります。よって、海外産オーガニックのてんさいの場合は、遺伝子組み換えがされているケースも少なくありません。気になる場合は、遺伝子組み換えをしていないかどうかも確認するとよいでしょう。北海道産のてんさいを使った商品を選択するのがおすすめです。
3.用途に合った形状で選ぶ
使うシーンに合わせて、形状で選ぶ方法もおすすめです。溶けやすくさまざまな料理に使える「粉末」や「顆粒」と、ドリンクに入れる際に便利な「液体」が販売されています。それぞれの特徴についてご紹介します。
料理に使いやすい!粉末や顆粒タイプ
料理に使うなら、サラサラとした粉末タイプや、小さな粒状の顆粒タイプがおすすめです。容器に入れて計量スプーンで測りやすいのがメリットです。
甜菜糖を使ってお菓子作りをしたいなら、細かい粉末のものを選ぶとよいでしょう。溶けやすいため、粒感が残らずなめらかな生地になります。
飲み物に!液体タイプ
ボトルに入っている液体タイプは、飲み物に溶けやすいのが魅力です。ホットドリンクはもちろん、冷たい飲み物にも混ぜやすいですよ。料理に入れる場合は、上白糖と同じ分量で使えるか、確認してから使いましょう。
コーヒーや紅茶に入れる甘味料として甜菜糖を使いたい方は、チェックしてみてください。
4.価格・容量・コスパで選ぶ
甜菜糖の購入を検討しているなら、続けやすい価格かどうかも確認しましょう。価格と容量を照らし合わせ、コストパフォーマンスのよい商品を選ぶのがおすすめ。価格が安すぎるものは、外国産のてんさいを使用している可能性もあります。
上白糖の代わりとして常に料理に使用するのか、時折ドリンクに混ぜてオリゴ糖やミネラルを補給するのか、使い方についても考慮するとよいでしょう。
甜菜糖のおすすめ10選
日常的に使いやすい、甜菜糖のおすすめ商品を厳選しました。料理に使いやすい粉末・顆粒タイプと、ドリンクに溶けやすい液体タイプにわけてご紹介します。
粉末・顆粒タイプ
まずは、気軽に使える粉末・顆粒タイプをご紹介します。料理やお菓子作りに使いたい方は、気になる商品がないかチェックしてみてくださいね。
北海道産のてんさいを原料とした、「てんさい含蜜糖」です。すっきりとした味わいとまろやかな甘みで、さまざまな料理に合わせやすいのが特徴。オリゴ糖も多く含まれているため、毎日の健康増進にもおすすめです。また、冷めたときに、より甘みを感じやすくなる性質があります。さらさらとした粉末タイプで、お菓子作りに適していますよ。
薄いベージュ色をした甜菜糖です。粉末が細かいため、食材にサッと溶けて使いやすいのが特徴です。色が薄いため邪魔にならず、さまざまな料理やお菓子作りに使えます。やさしい甘味とオリゴ糖はもちろん、カルシウムやマグネシウムも多く含まれていますよ。北海道産のてんさいを使用しているため、国産にこだわる方にもおすすめです。
蜜を含んだまま素材を乾燥させることで、やさしい茶色に仕上げられた甜菜糖です。容量が多く安いため、毎日の健康を意識している方にぴったり。北海道産のてんさいを使用した、コクと風味のあるまろやかな甘さが特徴です。体にやさしいオリゴ糖のほか、カリウムやカルシウム、リンなどミネラルも多く含んでいます。料理に使うことで、テリとコクを生み出すのもうれしいポイントです。照り焼きや煮物を作るときにおすすめですよ。
クセがなく、すっきりとしたまろやかさが特徴の甜菜糖です。原料としているのは、北海道産のてんさいのみ。甜菜糖としては色が薄いため、クッキーやケーキの生地に入れても違和感がありません。白砂糖の代わりに、甘味料として料理に使うのもおすすめです。また、価格が比較的安いため、続けやすいのも魅力です。お菓子作りをするときに適した商品を探しているなら、検討してみてください。
甜菜由来のオリゴ糖を多く含んだ、まろやかな味わいが魅力。厳しい寒さのなか栽培することで栄養を溜め込んだ、北海道産のてんさいを100%使用しています。原料のてんさいを独自製法で丁寧に焚き上げることで、くちどけのよい、コクのある砂糖に仕上げています。本製品の製造工程で加熱殺菌を導入しているため、赤ちゃんや高齢者への料理に使いやすいのが特徴です。また、ヴィーガン認証を取得しているので、菜食主義者の方にもおすすめですよ。
北海道産のてんさいを100%原料としている甜菜糖です。すっきりとした自然な甘さと、まろやかなコクが味わえますよ。お菓子作りや料理にはもちろん、パン作りにも使える商品です。サラサラとした顆粒タイプで、グラニュー糖の代替え品として使えます。扱いやすく、ほかの素材にもすぐに馴染みますよ。たっぷり600g入っているので、毎日使えるのも魅力。コストパフォーマンスのよい商品を探している方にぴったりですよ。
北海道の大地で作られた、遺伝子組み換えではないてんさいを使用した国産品です。まろやかでコクのある、上品な甘さが特徴。料理やお菓子作りはもちろん、コーヒーや紅茶の甘味料として使うのもおすすめです。さまざまな用途に使えるので、日常的にオリゴ糖を取り入れたいときは、ぜひ検討してみてください。
商品情報
形状:粉末タイプ
価格推移
カルシウムやマグネシウムなど、ミネラルをたっぷり含んだ甜菜糖です。オリゴ糖も配合されているため、毎日の健康が気になる方にもおすすめですよ。加熱処理を控えめに行っていることから、焦げが発生せず、白っぽい色味をキープしています。ケーキやクッキーの生地に混ぜこむときも、自然になじみます。やさしい甘味なので、料理の邪魔をしないのも魅力ですよ。北海道産のてんさいを100%使用した、国内製造品です。
液体タイプ
コーヒーや紅茶をはじめとする、ドリンクの甘味料として使いたい方は、液体タイプが便利です。市販品が多くはないため、確実に手に入れるならネットショップで購入するのがおすすめですよ。
てんさい由来のミネラルやオリゴ糖を含んだ、液体タイプの甜菜糖です。砂糖と同じ分量で使える、使い勝手がよい商品です。すっきりとした風味が特徴で、さまざまな飲み物に合いますよ。また、ビフィズス菌を増やす作用があり、毎日の健康増進をサポートしてくれます。気軽に使える液体タイプなので、ホットケーキやヨーグルト、シリアルなどにかけて食べるのもおすすめですよ。北海道産のてんさいのみを使用しています。
てんさいから取れる糖蜜を原料とした、液状甘味料です。北海道産てんさいならではの、上質な味わいが楽しめますよ。ビフィズス菌の栄養源である、オリゴ糖を豊富に含んでいます。体へのやさしさにこだわり、着色料・保存料は一切使用していません。300gのボトルなので、卓上に置いて使用することも可能です。さらに、100gあたりのカロリーが295kcalと、一般的な甜菜糖よりも低いのが特徴。ドリンクに入れるのはもちろん、熱に強いため、料理にも使える万能な商品です。
おすすめ商品比較表
ムソー ムソー てんさい含蜜糖・粉末 | パイオニア企画 パイオニア企画 てんさい糖(粉末状) | ホクレン ホクレン 砂糖 てんさい糖 | 山口製糖 山口製糖 ポット印 ポット印ビート糖(粉末タイプ) | 大東製糖 大東製糖 てんさいのお砂糖 | 山口製糖 山口製糖 ポット印 ビート糖 (顆粒タイプ) | 創健社 創健社 東京フード 甜菜糖 | 光生 北海道産 てんさい糖 | 加藤美蜂園 加藤美蜂園 北海道てんさいオリゴ 液体 | 日本甜菜製糖 日本甜菜製糖 液状 甘味料 ビートオリゴ | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
Amazonカスタマーレビュー | ||||||||||
- | ||||||||||
購入リンク | ||||||||||
甜菜糖でおいしい習慣を!
オリゴ糖をはじめ、カルシウムやマグネシウム、カリウム、リン、亜鉛など、豊富な栄養素を含む甜菜糖。毎日の食卓に取り入れれば、自然とミネラルをたっぷり吸収できますよ。クセのないやさしい甘さで、上白糖と同じように使えるのが魅力です。料理やお菓子作りに使って、健康的な毎日を過ごしてみてはいかがでしょうか。