体にいい砂糖とはどんなもの？種類や選び方・市販の砂糖のおすすめ商品13選
砂糖は、料理の調味料として使ったりコーヒーに甘みを加えたりと毎日の生活に欠かせないため、できるなら体にいい砂糖を使用したいですよね。そこでこの記事では「体にいい砂糖」の種類や市販のおすすめ商品をご紹介します。選び方のポイントについても詳しく解説しているので、最後まで読んでみてくださいね。
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体にいい砂糖とは？
この記事でご紹介する「体にいい砂糖」とは、精製によってミネラルやビタミンが取り除かれていない天然の甘味料で、ナチュラル志向の方におすすめの非精製糖のことです。
本章では「精製糖と非精製糖の違い」や「天然甘味料と合成甘味料の違い」について解説します。
精製糖と非精製糖の違い
非精製糖は「含蜜糖（がんみつとう）」とも呼ばれ、ミネラルやビタミンを豊富に含む糖蜜を結晶と分離せずにそのまま結晶化したものを指します。黒糖や甜菜（てんさい）、きび砂糖などがあり、コクのある味わいでやさしい甘さが特徴です。
これに対して精製糖は「分蜜糖（ぶんみつとう）」とも呼ばれ、ミネラルやビタミンを含む糖蜜と結晶を分離する工程を何度も繰り返し、結晶だけにしたものを指します。上白糖やグラニュー糖などが挙げられ、強い甘みが特徴です。
精製糖が体に悪いというわけではありませんが、非精製糖は糖蜜を取り除いていない分、ミネラルやビタミンなどの栄養素を多く摂取できるというメリットがありますよ。
天然甘味料と合成甘味料の違い
甘味料には大きく分けて、「糖質系甘味料」と「非糖質系甘味料」の2種類があります。糖質系甘味料とは、砂糖やでん粉由来の糖、糖アルコールなどを含む甘味料のことです。
一方非糖質系の甘味料は、天然甘味料と合成甘味料に大別されます。天然甘味料は植物の葉や果実などの天然素材から抽出した甘味料で、ステビアやアガベシロップ、ミツバチが作る蜜などのことです。ビタミンやミネラルなどの栄養素を多く含んでいますよ。
合成甘味料は化学合成により人工的に作られた甘味料で、サッカリンやアスパルテーム、スクラロースなどがあります。カロリーが低いのに甘みが強いのが特徴で、砂糖と同じ甘さにする際には低カロリーに抑えられるのがメリットです。ただし甘さに慣れてしまうと、より強い甘さを求める甘味依存を招いてしまう恐れもあるため注意が必要です。
上白糖は精製糖！三温糖は非精製糖なの？
三温糖は、一般的に精製糖の一種とされています。上白糖やグラニュー糖などの白い砂糖は、砂糖以外の成分を取り除いて砂糖の結晶だけを取り出したものです。本来砂糖の結晶は無色透明ですが、光を乱反射して白く見えています。
白い砂糖を取り出す際に残った糖液には糖分が残っているため、再度煮詰めて結晶を取り出します。この加熱の工程を繰り返すことで糖が分解し、茶色に色づいた糖液から作られるのが三温糖です。上白糖やグラニュー糖と比較すると精製度は低く、ミネラル分は三温糖のほうが多く含まれていますよ。
体にいい砂糖の例：種類
体にいい砂糖の例としては「黒糖」「甜菜（てんさい）糖」「きび砂糖」「パームシュガー」「ココナッツシュガー」などがあります。それぞれの特徴を解説するので参考にしてみてくださいね。
黒糖
黒糖とは、さとうきびのしぼり汁を精製せずそのまま煮詰め、冷やして固めた黒褐色の非精製糖で「黒砂糖」とも呼ばれます。さとうきびに含まれるミネラルやビタミンはそのまま残っており、苦味や渋味などの独特な風味と濃厚な甘みが特徴です。
かりんとうや駄菓子などに使用されたり、そのままお茶うけとして食べたりもしますが、料理に甘みやコクをプラスしたいときにも活躍しますよ。
甜菜（てんさい）糖
甜菜糖は、甜菜から作られた薄茶色の非精製糖です。見た目が大根に似ていることから「砂糖大根」とも呼ばれています。品種は異なりますがビーツの一種でもあり、「ビート（シュガービート）」と呼ばれることも。海外ではスタンダードな砂糖の原料です。
黒糖やきび砂糖と同様にミネラルが含まれていますが量は少なめで、オリゴ糖を多く含んでいます。さらさらとしていて扱いやすくくせのない甘さで、一般的な砂糖の代わりにも使用しやすいですよ。
きび砂糖
さとうきびのしぼり汁から苦みやアクを取り除いて作られたのが、きび砂糖です。しぼり汁を煮詰めて作るので薄茶色をしており、精製糖よりもミネラルを多く含んでいます。きび砂糖特有の風味がありますが、黒糖よりもまろやかな甘みが特徴です。
煮物やお菓子など、コクを増したり照りを出したりしたいときに使用するのに適しています。また料理の風味がよくなるというメリットもありますよ。
パームシュガー
パームシュガーとは、サトウヤシやニッパヤシなどのヤシ全般から作られた非精製糖のことです。ヤシの葉が手のひらに似ていることから、英語で手のひらという意味のある「palm（パーム）」と呼ばれるようになりました。
糖蜜を含んでいるためコクがあり、黒糖のような甘みもあります。東南アジアやスリランカ、パキスタンやインド、アフリカやアメリカなどで生産されていますよ。
ココナッツシュガー
ココヤシの花の蜜を煮詰めて作られるのが、ココナッツシュガーです。黒糖と比較すると赤みがかった褐色で、カラメルのような香ばしさやコクがあり、甘さはさっぱりとしています。
さとうきびから砂糖を作るよりも多くの量を生産できるほか、栽培に必要な水や肥料の量がさとうきびより少ないので、環境への負荷が少ないというメリットもありますよ。
体にいい砂糖の選び方
体にいい砂糖を選ぶ際には「味わい・風味の種類」「原材料」「内容量・価格」「形状」など、さまざまなポイントをチェックすることが大切です。用途や目的にあった使いやすいものを選びましょう。
1.好きな味わい・風味の種類で選ぶ
体にいい砂糖の種類はさまざまあり、味わいや風味も異なります。濃厚な甘さを求めている場合は黒糖、さっぱりとした甘みなら甜菜糖を選ぶのがおすすめです。それぞれの砂糖の特徴を活かして、適した料理に使用してくださいね。
2.原材料をチェック
体にいい砂糖を選ぶ際には、原材料もチェックしてみましょう。「砂糖の原料のみのもの」「オーガニック」「添加物の有無」などさまざまな種類があるので、用途やこだわりにあわせて選ぶのがおすすめですよ。
シンプル派は砂糖の原料のみのもの
市販されている砂糖には、砂糖の原料以外に食塩やよもぎ、シナモンなどが含まれている場合もあります。砂糖のみのシンプルな味わいを楽しみたいなら、原材料の欄にさとうきびや甜菜など、砂糖の原料のみが記載されている商品を選んでくださいね。
こだわり派はオーガニックにも注目
原材料にこだわりのある方は、農薬や化学肥料が使用されていないオーガニック商品を選ぶのがよいしょう。有機さとうきびや有機ココナッツと記載されているか、購入前にチェックしてみてください。
添加物の有無も確認
体にいい砂糖と呼ばれるものでも、砂糖の原料だけなく添加物が含まれている場合もあります。角砂糖やブロックタイプの砂糖は、コーティングするためにキャラメルや水飴を使用していることも多いので、糖分が気になる方は注意が必要です。
3.内容量や価格もチェック
砂糖は毎日の調理に欠かせない調味料のため、コストパフォーマンスも重要です。内容量や価格を比較検討し、品質も考慮しながらバランスのよい砂糖を選びましょう。
少量のものより大容量タイプのほうがコストパフォーマンスに優れていますが、普段の料理に使用する量が少ない場合は消費するまでに長い期間がかかってしまいます。そのため、普段の消費量や家族の人数も考えて適切な大きさの商品を選ぶのがポイントですよ。
4.用途にあった形状で選ぶ
体にいい砂糖の形状は、大きく「ブロックタイプ・液体タイプ」と「粉末タイプ」があります。用途にあったものを選ぶことで、使い勝手がよくなりますよ。
コーヒー・紅茶用ならブロックや液体タイプ
コーヒーや紅茶など飲み物に入れるなら、ブロックタイプや液体タイプを使用するのがよいでしょう。ブロックタイプは、スプーンで計量する手間がかからずサッと入れられるのが魅力です。液体タイプの砂糖なら、冷たい飲み物にも溶けやすいですよ。
料理に使うなら粉末タイプ
料理に使用する場合は、粉末タイプがおすすめです。粒子が細かく溶けやすいので、食材に味がなじみやすく溶け残りも起こりにくいですよ。幅広い用途に使いやすいので、迷った場合は粉末タイプを選ぶのもよいですね。
体にいい砂糖のおすすめ13選
ここからは、体にいい砂糖のおすすめ商品をご紹介します。黒糖やきび糖、甜菜糖やココナッツシュガーなどさまざまなタイプを厳選しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
Amazonカスタマーレビュー
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(309件)
タイムセール商品情報
エネルギー：100gあたり 400kcal
原材料：さとうきび (レユニオン島)
原産国：フランス
非精製糖のきび糖で、熟したさとうきびの茎から採れるジュースを結晶化させて作られています。ブルボンバニラのような芳醇な香りに加え、きび糖独特の風味も特徴です。お菓子作りをはじめ、料理にも幅広く使用できますよ。
鹿児島県種子島産のさとうきびを使用した粗糖です。しっとりとした茶褐色で光沢があり、風味も豊かという特徴がありますよ。上白糖やグラニュー糖の代わりとして使用するのもおすすめです。1kgの大容量なので、開封後は密閉容器に移し、冷暗所で保管してくださいね。
オーストリアのブランドである「シェフズチョイス」のきび糖で、ACO有機認証のほか、有機JASやUSDA有機認証などの認証を受けた有機さとうきびを100％使用しています。上白糖代わりに使用可能で、煮物に入れればコクやツヤをプラスできますよ。
フィリピン最大の砂糖の産地・ネグロス島で、化学肥料を一切使わずに育てたさとうきびを使用した有機黒砂糖です。有機JAS認証を受けており、原料にこだわりのある方も選びやすいでしょう。料理やお菓子作りに使用すると、黒砂糖独特の味わいと風味が楽しめますよ。
洗双糖は鹿児島県種子島産のさとうきびを使い、昔ながらの製法で作られたきび糖です。さとうきびの栄養分を多く残すように精製されているので、ミネラルを豊富に含んでいますよ。コクや甘みが豊かで、料理やお菓子、シロップ漬けなどにも使用可能です。
素焚糖は奄美諸島産のさとうきびを100％使用しています。ミネラル分を多く含みながらも、素材のよさを引き出すやさしい甘さと香りでさまざまな料理に使用しやすいですよ。丁寧にふるいにかけられているため粒子が細かく、小麦粉のような粉体にも混ざりやすいので使い勝手に優れています。
オーガニック認証を受けたココナッツシュガー100％の商品で、保存料や香料、着色料などの添加物は含まれていません。栄養分をできるだけ残す製法により、カリウムやマグネシウムなどのミネラルや、ビタミンB1、B2、B3、B6などビタミン類も豊富です。ココナッツのやさしい香りと香ばしい甘みを楽しめます。
北海道産の甜菜糖を使用した商品で、カルシウムやマグネシウムなどのミネラルのほか、オリゴ糖も含まれています。淡いベージュ色とまろやかでやさしい甘みが特徴です。細かい粉末状のため溶けやすくなっており、さまざまな料理やお菓子作りに活躍しますよ。
ブラジルサンパウロ近郊の農場で有機栽培されたさとうきびから作られたオーガニック商品です。ポップなデザインのパッケージで、シンプルなキッチンをおしゃれな雰囲気に演出できますよ。400gと手に取りやすい容量のため、はじめてきび糖を使用する方にもおすすめです。
粉末やんばる糖は、沖縄県産のさとうきびを使用した原料糖と糖蜜、黒砂糖などから作られています。使用しやすい粉末タイプのため、お菓子作りはもちろん、煮物に加えてコクを出したり、中華料理やすきやきなどの隠し味にしたりするのもおすすめです。
沖縄黒糖のブランドとして有名な多良間の黒糖で、サンゴ礁の土壌で育っているのでミネラルを多く含んでいるのが特徴です。お菓子やパン作りに使用できるほか、煮物に加えれば照りや風味をアップしてくれますよ。200gのパックなので、場所を取らず保管しやすいのもうれしいですね。
国産の粗糖や黒糖、糖蜜を100％使用した粉末の黒砂糖です。コクと風味が豊かな味わいで、料理の深みを増してくれます。内容量は1kgと大容量なので、さまざまな料理に使用しやすいでしょう。金色と黒色が入った高級感のあるパッケージも魅力ですね。
Amazonカスタマーレビュー
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(27件)
商品情報
エネルギー：382kcal
原材料：原料糖（国内製造）、黒糖
さとうきびの豊かな味わいが楽しめる固形の黒砂糖です。おやつやお茶うけとして、手軽につまめるのも魅力のひとつ。パッケージにはチャックが付いているので、一度に食べる必要がなく保存しやすいというメリットもあります。砕いて、お菓子や料理の隠し味にも使用可能ですよ。
おすすめ商品比較表
  ラ・ペルーシュ カソナード(未精製きび糖) |  ムソー 粗精糖 |  シェフズチョイス オーガニック ローシュガー |  サニーファーム 有機黒砂糖 粉末 |  ビオマーケット ビオマルシェ 洗双糖 |  大東製糖 素焚糖 |  シェフズチョイス オーガニック ココナッツシュガー |  パイオニア企画 てんさい糖 |  ムソー 有機サトウキビ糖 |  スプーン印 粉末やんばる糖 |  クローバー印 大東製糖 多良間島産沖縄黒糖 |  薩南製糖 国産 粉末黒砂糖 |  日新製糖 固形加工黒糖 | |
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体にいい砂糖を健康維持に役立てよう
体にいい砂糖は、精製糖には含まれないミネラルやビタミンが豊富です。毎日の調理に欠かせない砂糖なので、なるべく栄養素を多く含んだ商品を選び、健康維持に役立てましょう。