納豆のおすすめ12選！大粒・小粒・ドライタイプなどこだわりたい選び方もご紹介

ネバネバとした食感や独特な風味が魅力の「納豆」。日本を代表する発酵食品で栄養素が豊富なため、健康維持にも役立ちます。ただ、大粒や小粒など種類もさまざまで、商品選びに迷う方も少なくないでしょう。そこで今回は、納豆の選び方やおすすめ商品をご紹介します。いつも同じものを購入しがちな方は、ぜひ参考にしてみてください。

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原料の大豆に納豆菌を発酵させて作る納豆は、健康をサポートする栄養素が豊富に含まれているのが魅力です。たんぱく質や食物繊維、ビタミンB類、カルシウム、鉄分など身体に必要な多くの栄養素を手軽に摂取でき、バランスのとれた食生活の助けになります。

また納豆は発酵食品であり、腸内フローラのバランスを整える善玉菌を含んでいることから、腸内環境の改善もサポートしてくれるのが特徴です。さらに、納豆に含まれるナットウキナーゼという酵素には、血液をサラサラにする働きが認められており、心血管系の活動によい影響をもたらします。

ほかにも、女性ホルモンと似た働きをするイソフラボンというポリフェノールも豊富で、美肌を目指す方や更年期障害の悩みを抱える女性は特に意識して食べたい食品です。

納豆は粒の大きさや大豆の種類もさまざまで、お気に入りを見つけるのは難しいですよね。そこでここからは、納豆を選ぶ際にチェックしておきたい5つのポイントをご紹介します。

納豆は製法の違いで食べ方が異なります。風味や食感などそれぞれの特徴をふまえて選ぶのがおすすめです。

糸引き納豆は、スーパーやコンビニなど市販でよく見かけるなじみ深いタイプです。蒸した大豆に納豆菌をつけ、発酵させてつくられます。

大豆を皮つきのまま製造しているので、しっかりとした歯ごたえを感じられるのが特徴です。また納豆独特の粘りが強い傾向にあり、ネバネバとした食感を楽しみたい方にも向いています。

納豆に塩や粉をまぶして天日で乾燥させて作る干し納豆。天日干しで乾燥させた納豆は栄養価が高く、ミネラルや食物繊維が増加し、ナットウキナーゼも通常の納豆より多く含まれます。

生の納豆と比較してにおいが少なく、特有のぬめりがないのも特徴です。そのため、臭みやネバネバ感などが苦手な方でも食べやすいでしょう。また一粒ずつ手でつまんでそのまま食べられるので、外出先でも気軽に食べやすいのが魅力ですよ。

納豆の風味はそのままに長期保存したいならフリーズドライがおすすめです。急速冷凍して真空状態で水分を飛ばして乾燥させているため、納豆特有の香りや味はそのままキープしています。

干し納豆と同様に持ち運しやすく、手軽に栄養をとれるので子どものおやつにもぴったりです。常温で長期保存できるので非常食としても活躍しますよ。

納豆をあらゆる料理にトッピングしたいなら、粉末タイプに注目してみましょう。パスタや味噌汁など、さまざまな料理にさっとふりかけて使えるので料理の幅が広がります。

粘り気がなくサラサラしているため生の納豆よりクセがなく、子供から大人まで食べやすいのもメリットです。

納豆の粒のサイズは、大きく分けて「大粒」「小粒」「ひきわり」の3種類があります。それぞれの特徴をチェックして、自分好みの粒の大きさを見つけてみてください。

大豆の風味や食感を余すところなく感じたいなら、大粒タイプがおすすめです。粒が大きいため、大豆のふっくらとした食感や豆本来の味わいを感じやすいですよ。満足感のある食べごたえで、おかずとして単品で納豆を食べたい場合にも向いています。

また、納豆に含まれる食物繊維の大半が豆の皮の部分にあるため、粒が大きいと食物繊維がより多く含まれるのもメリットです。

小粒タイプは、スーパーやコンビニなどでよく見かけるポピュラーなサイズです。小さい分タレとよく絡み合い、はっきりとした味付けになります。粒の大きさがごはん粒のサイズに近いため、ごはんに乗せて一緒に食べやすいのも魅力です。

粒が小さいためかき混ぜやすく、納豆にとろみが出やすいのも小粒ならではのポイント。納豆のネバネバ感をしっかり味わいたい方にぴったりですよ。

大豆を刻んでから発酵させてつくるひきわり納豆。発酵面積が通常の納豆よりも大きいため、栄養や旨味にこだわりたい方におすすめです。

また、皮部分を除去している分やわらかく咀嚼しやすいので、離乳食や介護食にも活用できます。ほかにも、巻きずしやオムレツ、パスタなどさまざまなレシピに使用できますよ。

納豆の原料である大豆にも種類があります。納豆に使用されるのは主に「黄大豆」「黒豆」「青大豆」の3種類です。定番なのは黄大豆ですが、黒豆や青大豆にもそれぞれ魅力があるのでチェックしていきましょう。

黄大豆はベージュ色をしたベーシックな大豆で、クセがなく定番の納豆がお好みの方におすすめです。

国内でも一番生産量の多い大豆で、納豆だけでなく豆腐や味噌などの原料としても使われています。比較的価格がお手頃でコストパフォーマンスに優れているのも魅力です。

納豆の独特な発酵臭や粘り気が苦手なら、黒豆の納豆を選んでみましょう。黒豆を使った納豆は、においや糸引きが控えめなのが特徴です。

ホクホクと食べごたえのある食感の黒豆は、おせち料理や豆大福などで親しまれています。ポリフェノールの一種であるアントシアニンも摂取できるため、健康志向の方にもおすすめですよ。

青大豆は栽培や収穫に手間がかかる品種のため、流通が少なく希少性が高いです。うぐいす餅についている、緑色のきな粉の原料として知られています。

タンパク質が非常に豊富で、多くのショ糖を含んでいることからしっかりした甘みがあるのが特徴です。一方、油分は少なめでしつこくなくサッパリとしています。

納豆は商品によって付属のたれの味が違います。定番のかつおや昆布だし以外にも、梅風味やあおさのり入りなどバリエーションが豊富です。

また、バターしょうゆ味やうな重風味といった変わり種も続々登場しています。たれの味が異なると毎日でも飽きずに取り入れられるので、気になる方はぜひ試してみてください。

おいしさを追求して納豆を選ぶなら、全国の名産地から探してみましょう。歴史のある味を楽しみたいなら、茨城産の納豆をチェック。古くから納豆作りがさかんな茨城では、水戸納豆を筆頭に多数の老舗メーカーが存在しています。

もともと納豆の大きさは大粒がスタンダードでしたが、茨城県では小粒を中心として生産してきました。そんな茨城産の小粒納豆は舌触りがよく食べやすいと評判になり、現在では納豆の主流が大粒から小粒になったと言われています。

また、納豆の発祥地に関しては諸説あるものの、糸の引く納豆の始まりは東北地方だとされており、東北には伝統的な納豆を作るメーカーが多いのが特徴です。

特に秋田県は納豆発祥の地であると公言しており、昔ながらの藁で包んだ納豆は多くのファンから愛されています。そのほかにも、全国各地でアレンジを加えた商品が登場しているので、好みの味わいを見つけてみてはいかがでしょうか。

ここから、納豆のおすすめ商品をご紹介します。定番の小粒タイプはもちろん、ドライタイプや目新しいたれの味などバリエーション豊かな商品をピックアップしたので、ぜひチェックしてみてくださいね。

G8主要国首脳会議の朝食メニューに選ばれたほか、全国納豆鑑評会においても、2015年から2018年まで4年連続で受賞するなど高い評価を得ています。こちらは北海道産の大豆を100%使用したカップ入りのひきわり納豆です。常備しやすいミニサイズで、冷凍保存すれば3カ月保存できます。付属の特製タレは、登別の良質な水とカツオや昆布のうまみ成分を含み、納豆の美味しさを引き立てます。

毎日の料理にかけるだけで簡単に使えるフリーズドライ納豆です。新感覚のサクサクとした食感を楽しめます。糸引きしないので扱いやすく、さっとひとかけするだけで理想の栄養バランスに近づけますよ。サラダやパスタ、カレー、みそ汁へのトッピングにもおすすめです。においも控えめなため、どんな料理にもマッチします。常温保存できてチャック付きなのも便利なポイントです｡

昔ながらの納豆の風味と芳醇な香りを楽しめるわら納豆です。全国納豆鑑評会で2度も優秀賞を獲得した実力派。大粒タイプは旨味と食感のしっかりした力強い味わいの北海道産トヨマサリを、小粒タイプはふっくらやわらか仕上げの北海道産ゆきしずかを使用しています。納豆菌は、わらに生息する菌の中から大豆に糸を引かせる菌を抽出したオリジナルの培養方法です。

S-903とは、免疫力を高める納豆菌を見つけ出すために、長年研究を重ねたタカノフーズが選び出した納豆菌です。一般的な納豆菌と比較して、免疫に対する機能性が約1.5倍もあることが分かっています。付属のたれには森永乳業の「シールド乳酸菌」を配合。納豆菌と乳酸菌のダブルパワーで健康をサポートするので、健康志向の高い方におすすめですよ。

納豆のネバネバ感が苦手という方でもトライしやすいドライ納豆です。ほんのり感じる納豆の風味とうす塩味の絶妙なハーモニーが楽しめます。特殊な製造技術（減圧・フライ加工）によって納豆のもつ菌や栄養素、風味は生かしたまま、カラッと香ばしく揚げているのが特徴です。粘り気もにおいも抑えめでそのまま食べやすく、お茶やお酒のお供にもぴったりですよ。

国産大豆を100％使用して作られた老舗納豆屋の納豆を「フリーズドライ製法」によって加工しています。冷凍した納豆を真空状態にして、水分だけを飛ばして乾燥させる「フリーズドライ製法」を採用。加熱工程はなく、生きている納豆菌を1gに93億個含んでいます。みそ汁やサラダ、ヨーグルトやトーストなど、普段の食事にサッとかけるだけで手軽に栄養補給できるのがうれしいですね。

一つひとつをじっくり手造りで生み出している濃厚な味わいの黒豆納豆です。良質な国産黒大豆に美味しさの源泉ともいえる霧島裂罅水（キリシマレッカスイ）を十分に吸収させて、発酵を観察しながら丁寧に製造しています。まぜなくてもタレつけなくても、そのまま食べられるのが便利なポイントです。黒大豆には抗酸化物質のポリフェノールが含まれており、美容やアンチエイジングに励む方にもおすすめですよ。

北海道産の丸大豆を100％使用した小粒納豆で、モチモチとした柔らかな食感が特徴です。ゆっくりと大豆に水を吸わせ、じっくりと発酵させて製造しています。完熟発酵させてから密封シールをすることで、旨みを封じ込めています。付属の北海道産昆布だしを使用したタレと無着色からしが、納豆の味わいを引き立ててくれますよ。

納豆の栄養を気軽に摂れる保存性に優れたドライ納豆です。「低温フライ特殊製法」によってニオイや粘り気を軽減しているため、納豆が苦手な方も食べやすい一品です。ピリッと感がアクセントのわさび風味で、ポリポリとお菓子感覚で楽しめます。お茶のお供やお酒の肴にもぴったりです。

爽やかな香りとツンと辛い味わいを楽しめる納豆です。山わさびのピリッとしたフレーバーが特徴。添付タレの「まろやか昆布だし」は3種の昆布原料を使用し、山わさびに調和する仕上がりです。持ちやすい丸底容器でかき混ぜやすいのも魅力ですね。

創業70余年を迎える「かじのや」は伝統の製法を守り続け、ほかでは味わえない納豆を製造している老舗メーカーです。こちらは、北海道産の厳選した小粒大豆を使用して丹念に仕上げた納豆。こだわりのしそのりタレと特選醤油タレが付いています。しその実と海苔によって納豆の匂いが抑えられており、さっぱりとした風味が好きな方におすすめです。

大豆本来の味と香りを味わえる6種類の納豆食べ比べセットです。納豆専門店「二代目福治郎」では、代々受け継いできた古式製法を貫いて職人が手作りをしています。過分な水分と発酵時の嫌な臭いを排除してくれる経木発酵を採用。通常の3倍時間をかけて熟成し、豆の旨みを凝縮させています。初めの1口目はそのままで濃厚な豆本来の味を楽しみ、2口目以降は塩やしょうゆ、オリーブオイルなどで味変するのもおすすめです。

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今回は納豆の選び方やおすすめ商品をご紹介しました。納豆は栄養価が豊富で、スーパーやコンビニでも手に入る身近な食品です。豆の種類やたれの味にこだわった商品も多く存在しているので、今回ご紹介した内容を参考にいつもと違った味わいにもチャレンジしてみてはいかがでしょうか。