漂白剤のおすすめ12選!キッチン用・衣類用など用途に合わせて選び方も解説
「漂白剤」は食器や洗濯物などに使って、黒ずみやニオイをふくめた気になる汚れをキレイにしてくれるアイテムです。一方で間違った選び方で色移りしてしまったり汚れが取れなかったりしてしまう恐れも。今回は漂白剤のくわしい選び方について解説します!おすすめ商品も参考に、使用シーンに合ったアイテムを見つけてくださいね。
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漂白剤の役割とは?洗濯洗剤の役割との違い
漂白剤は、頑固な汚れの色素を科学反応を使って分解し脱色する役割があります。主に洗濯では落ちない汚れやシミなどを落とすシーンで活用されることが多いアイテムです。
洗濯洗剤は水で落ちる汚れ(汗や汁物の飲食物)や油を使って落ちる汚れ(人の皮脂や排気ガス、飲食物)、水でも油でも落ちない汚れ(砂やほこり)にアプローチします。
衣類につくほとんどの汚れは水だけで落とすのは難しいため、洗剤に配合されている成分を衣類の繊維に入り込ませ、浮き上がらせるのが洗濯洗剤の役割です。
【基礎知識1】漂白剤の2大分類
漂白剤には「還元系漂白剤」と「酸化系漂白剤」があります。それぞれ落とせる汚れや使用感などに違いがあるため、漂白剤を購入する前にぜひチェックしておきましょう。
種類別にくわしく解説するので参考にしてください。
色移りなどに!還元系漂白剤
還元系漂白剤は汚れから酸素を取って色素を除去する仕組みの漂白剤です。二酸化チオ尿素を主成分としていて、水に溶けると弱アルカリ性になります。
漂白力は高すぎず、衣類の酸化した鉄サビや黄ばみはもちろん浴室で発生したサビにも使えるのが特徴です。
白いものであれば綿をはじめウール、絹など幅広い繊維に使えますよ。水洗い不可や色柄物、金属製のボタンには使用できない点を留意しておきましょう。
黒ずみにも!酸化系漂白剤(塩素系・酸素系)
酸化系漂白剤は「塩素系」と「酸素系」に分かれます。両者とも紅茶やコーヒーなどのシミ・血液・汗や皮脂によるシミやニオイ・黄ばみや黒ずみの除去にくわえ、除菌・抗菌作用もあるのが特徴です。
洗浄力が高い分、取り扱う際の注意点も。それぞれ成分や使える繊維にも違いがあるため下記を参考にして使い分けてください。
- 主成分:次亜塩素酸
- 繊維:綿・麻・ポリエステル・アクリルなどの白い衣類
- 漂白力:非常に強い
塩素系の漂白剤は漂白力が非常に強いため、基本的には白い(ワンポイントでも)シャツやタオル、シーツなどに使用しましょう。
伸縮性のある生地やポリウレタンを含んだ生地は塩素系漂白剤で伸びてしまうので、洗濯表示のチェックをしてくださいね。
また、毒性があり酸性の液体と混ざると有害なガスが発生してしまう恐れも。取り扱いには注意が必要です。
- 主成分:過炭酸ナトリウムや過酸化水素
- 繊維:水洗いできる繊維全般に使用できる(液体タイプのみ毛や絹にも使える)
- 漂白力:穏やかな漂白力
液体タイプの酸素系漂白剤は穏やかな洗浄力で幅広い繊維に対応しているのが魅力です。
一見扱いやすそうに感じますが、容器を移し替えないようにしたり、容器内には水をはじめ異物を入れないようにしたりと注意が必要です。
【基礎知識2】用途によって種類がある
漂白剤のタイプは「キッチンや食器などの専用タイプ」や「衣類専用」、「多機能性」などの種類が展開されています。
使い方が大きく異なるため基本的な知識として覚えておきましょう。
専用タイプ:キッチン・食器用など
キッチンにあるものに使う漂白剤は、食器用洗剤では落としきれない、まな板や食器、ふきんや水筒などのシミや汚れにアプローチできます。
専用タイプには液体・泡・粉末の異なる3つの種類があり、主成分は次亜塩素酸ナトリウム。塩素系の漂白剤で、洗浄成分も配合されているのが特徴です。水筒や子ども用マグなどの除菌にも使えるため1つあると重宝すること間違いなしですよ。
塩素系漂白剤なので酸性のものや、生ごみや食酢、アルコールと混ざってしまうとガスが発生し危険なため、使用上の注意をしっかり守って使いましょう。
衣類用:衣類以外に多機能に使えるものも!
衣類用には液タイプ・ジェルタイプ・粉タイプがあり、下記のような使い方ができます。
- デイリー使い:いつもの洗濯に取り入れるだけ!全体漂白で鮮やかな色にしたり、黄ばみや黒ずみの予防にも
- 部分汚れ:シミや食べこぼしなどは直接漂白剤を塗ってから通常の洗濯をする
- 頑固汚れ:30分~2時間ほどのつけ置き漂白で汚れを落とす
また、洗いあがりの洗濯物のニオイが気になる場合やカスやゴミがついている場合は、洗濯機のカビが原因の恐れがあります!
漂白剤で槽洗浄をおこない、洗濯機をメンテナンスしてあげましょう。槽洗浄コースが搭載されていれば使用方法に従って、衣類用漂白剤を使って洗浄してください。
槽洗浄コースが搭載されていない場合は下記の方法でできますよ。
- 多めのお湯を洗濯機に溜めて衣類用漂白剤を投入する
- 洗い運転後、2〜3時間放置する
- 洗いのみを3回ほど繰り返す
- 最後に通常のコースで運転する
槽洗浄は時間がかかるため、洗濯が終わったタイミングでおこなうのがおすすめです。
【基礎知識3】漂白剤使用可否の確認方法
漂白剤は混ぜると有毒なガスが発生したり、洗濯物の形が崩れたりとトラブルの恐れもあります。
漂白剤を使う場合は「キッチン用なら漂白剤のラベル」「衣類なら洗濯表示」をチェックしてくださいね。くわしくご紹介するので漂白剤を購入する前に必ず見ておいてください。
キッチン用は漂白剤ラベルの使える物を確認
キッチン用の漂白剤を使う場合は、ラベルをチェックして使えるものと使えないものを知っておきましょう。下記の項目はキッチン用の漂白剤と混ぜたり触れたりしてはいけないものです。
- クエン酸などの酸性の洗浄剤
- 塩素系のぬめり取り
- お酢
- アルコール
- 生ごみ
ふきんや食器に使う場合はしっかり洗ってから漂白剤を使ってくださいね。
衣類に使うなら洗濯表示をチェック
洗濯表示はタグのところでチェックできますよ。さまざまなものがありますが、漂白剤に関係しているのは三角をベースにしたものです。
- 三角だけ:漂白剤全般に使える
- 斜めの線が入っている三角:酸素系漂白剤だけ使える
- 三角形にバツがついている:漂白剤は使用できない
洗濯前に見てお気に入りの服を大切に洗いましょう。
酸化系漂白剤の「酸素系」と「塩素系」の違い
酸化系漂白剤の「酸素系」と「塩素系」は汚れへのアプローチ方法が異なるため、さまざまな違いがあります。下記は両者の異なる点です。
- 漂白できる繊維
- 洗浄力の高さ
- 汚れへのアプローチ方法
塩素系の漂白剤は漂白力が強く、シャツやシーツなどの白さをよみがえらせてくれるアイテムです。取り扱いには注意が必要なため、どうしても取れない頑固な黄ばみやシミに使うのがおすすめですよ。
一方酸素系は色柄物もOKなので1つ持っておくと重宝すること間違いなし!おだやかな漂白力で初めて使う方にぴったり。液体タイプと粉末タイプがありますが、液体タイプは弱酸性なので使用できる繊維も多いのが魅力です。
【塩素系漂白剤】使用上の注意点
塩素系漂白剤はアルカリ性のため高い漂白力があります。しかしニオイが強く、間違った使い方で鼻やのど、目など人体への影響が心配されるタイプでもあります。
使用上の注意は下記のとおりです。
- 白以外の色柄物の衣類に使用しない
- 酸性の洗剤と混ぜない
- 使用する際は換気をする
- つけ置きなどおこなう場合はゴム手袋を着用する
- 熱湯を使わない
塩素系漂白剤が手についてしまった場合はすぐに大量の水で洗い流しましょう。
漂白剤の選び方
漂白剤の種類によってアプローチできる汚れが異なるため、「漂白剤を使うもの」「汚れの種類」「コスパ」を考慮した選び方をするのがポイントです。
まずは漂白したいものに合ったものを選んだあと、汚れの種類でさらにぴったりの漂白剤を絞りこんでいきましょう。衣類に使う粉タイプの漂白剤はつけ置き洗いに最適で、液体タイプは洗濯機を使ってカビやニオイを予防できますよ。
1.衣類orキッチン用?使うものに合わせて選ぶ
漂白剤は「衣類用」「キッチン用」の2種類あります。両者の違いや特徴をみてみましょう。
- 衣類用:色素汚れや汗じみはもちろん、除菌や消臭作用もある
- キッチン用:衣類用の成分にくわえ洗浄成分が配合されているため軽い汚れも落とせる
それぞれ注意点も異なるため事前にしっかりチェックしてくださいね。
2.汚れに適した種類で選ぶ
キッチン周りで使うのか、洗濯に使うのかを決めたら汚れの種類でさらに細かく絞りましょう。
「還元系漂白剤」「塩素系漂白剤」「酸素系漂白剤」はそれぞれ落とせる汚れや扱い方が異なるため、使用用途に合わせて選んでくださいね。
還元系漂白剤
還元系漂白剤は衣類用の漂白剤で、業務用として使われることが多いアイテムです。テクスチャーは粉末状で鉄分や赤土の汚れに最適。鉄サビなど酸化が進んでしまった汚れも落とせます。
水洗い可能な白い衣類ならどんな繊維にも使えるのが特徴で、他の漂白剤と同じ方法でつけ置き洗いが可能です。また、シンクの鉄サビには粉末をかけて水をたらしてこするだけで落ちますよ。
塩素系漂白剤
塩素系漂白剤は次亜塩素酸ナトリウムを主成分とした漂白剤で、キッチン用としても衣類用としても販売されています。強力な漂白力で除菌や殺菌作用に長けており、トイレ用やお風呂用も展開されている漂白剤の種類です。
塩素系漂白剤を色柄物に使うと色落ちしてしまったり、衣類によっては形が崩れてしまったりするため、衣類に使う場合は白物のどうしても消えない汚れや漂白に使いましょう。つけ置きはもちろん洗濯機洗いもできますよ。
酸素系漂白剤(粉末タイプ)
粉末タイプの酸素系漂白剤の主成分は過炭酸ナトリウムで、水に触れるとシュワシュワと酸素の泡が汚れを剥がしとってくれます。
さまざまな汚れに作用して洗濯用だけでなく掃除用にも最適。液体タイプの酸素系漂白剤よりも漂白力が高く除菌作用もあるのが特徴です。
普段の洗濯に使うと汚れ落ちが良くなり襟汚れや生乾き臭の予防に。また衣類のシミ抜きもできます。衣類についた食べ物のシミや、皮脂汚れなどを落としたい場合は洗濯機に入れる前につけ置きするのがおすすめですよ。
酸素系漂白剤(液体タイプ)
液体タイプの酸素系漂白剤は過酸化水素が主成分で、粉末タイプよりも漂白力は弱いですが絹や毛にも使えるほどやさしい漂白剤です。
油汚れを分解する力は無く、消毒液のオキシドールと同じ成分が使われているのが特徴。洗濯洗剤と併せて使ってくすみやシミ、臭いにアプローチします。液体タイプは基本的に洗剤と一緒に使って繊維を傷めにくくしながら、気になる臭いや汚れを落とせますよ。
3.価格や容量などコスパで選ぶ
洗濯の頻度や使用頻度、汚れの種類には個人差がありますよね。
小さなお子さんや部活動に励んでいるお子さんがいる方、仕事柄よく衣類が汚れる方など、漂白剤の使用頻度が高い方は液体タイプよりも粉末タイプがおすすめです。
液体タイプより粉末タイプの方が1回の洗濯に対しての使用量が少ないため、コスパの良さが挙げられます。
キッチン・食器用におすすめの漂白剤5選
キッチン用や食器用としておすすめの漂白剤をご紹介します。質感や漂白剤のタイプなどをチェックしてキッチン周りを清潔にしてくださいね。
泡タイプで手軽に除菌・漂白・消臭が叶うアイテムです。排水口や水切りかご、グラスやふきんなどが擦らずきれいになりますよ。最大の魅力はつけおき時間がなんと5分でできる点!漂白剤の中にはキッチンの他に浴室やトイレにも使えるものがありますが、こちらの漂白剤はキッチンのみの使用が推奨されています。
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商品情報
【漂白剤の種類】塩素系漂白剤
【タイプ】液体
シミ汚れや茶しぶなど蓄積され色素沈着で落ちにくくなった汚れや、雑菌やニオイにアプローチしてくれる大容量タイプの漂白剤です。食器やまな板をはじめキッチン周りの漂白したいアイテムが多い方や、漂白剤の使用頻度が高い方におすすめですよ。
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商品情報
【漂白剤の種類】塩素系漂白剤
【タイプ】泡
洗浄成分が高配合されており、汚れやぬめりを擦らずに漂白&除菌ができるアイテムです。カビや黒ずみなどに至近距離で直接スプレーし、5~30分ほど放置して流すだけでキッチン周りがすっきりしますよ!本体は逆さにしても出やすい設計になっているためどんな箇所にも吹きかけやすいのが魅力です。
塩素特有の臭いが苦手な方におすすめの酸素系漂白剤です。炭酸ソーダと酸素に分解されて排水するので環境にもやさしいのが特徴。色柄物にも使えるため幅広いシーンで扱いやすい漂白剤をお求めの方におすすめですよ。
過炭酸ナトリウム100%でじっくり漂白するため、口に触れる食器にも気兼ねなく使えるのが魅力。衣類の頑固な汚れにも使えるのが特徴で、酸素の泡でおだやかに漂白してくれます。キッチン周りのアイテムのつけ置きや洗濯、シミ抜きなども1本で済むのでコスパの良い漂白剤をお探しの方はぜひ試してみてくださいね。
衣類用におすすめの漂白剤7選
衣類用におすすめの漂白剤をくわしくご紹介します。内容量や種類などをふくめた使用感を解説するので、使い方に合った漂白剤で汚れをすっきりキレイにできること間違いなしですよ!
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商品情報
【漂白剤の種類】酸素系漂白剤
【タイプ】粉末
シミや泥、食べこぼしがついた衣類はもちろん食器や浴室、玄関までさまざまな場所に使えるのが魅力のアイテムです。無香料で色柄物にも問題無く使えます。衣類だけでなく家中の中の汚れを落としたい方は、コスパ良く漂白できるこちらのアイテムでぴかぴかにしてくださいね。
今日は衣類の汚れが気になるといった日にぴったりの漂白剤です。洗濯用せっけんと一緒に入れて洗濯するのが推奨されていて、毎日の洗濯にも使えるほど穏やかな漂白力が魅力といっても良いでしょう。洗濯だけでなくキッチンや浴室でも気兼ねなく使えますよ。日々の洗濯物の黄ばみや汗じみをおだやかな漂白力で改善・予防したい方におすすめです!
普段の洗濯に取り入れるだけでさまざまな汚れのトラブルを解消・予防できます。無添加タイプで色柄物にも使えるためインナーにも最適ですよ。天然ハーブのラベンダー油とスペアミント油が使われており、すっきりとした香りです。
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商品情報
【漂白剤の種類】酸素系漂白剤
【タイプ】粉末
色柄物にも使える漂白剤です。しみついた黄ばみや黒ずみを酸素が強力分解してくれます。業務用として使いたい場合や使用シーンが多い方はコスパよく使えるでしょう!
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商品情報
酸素系漂白剤【
【内容量】1kg
【漂白剤の種類】酸素系漂白剤
【タイプ】粉末
頑固な汚れをどうにかしたい方にぴったりです。酸素の力で汚れを浮かせてくれるので初心者さんも使いやすいはずですよ。粉末タイプなので、つけ置きで頑固な汚れに集中アプローチしてくださいね。
商品情報
【漂白剤の種類】酸素系漂白剤
【タイプ】液体
生乾き臭や加齢臭などに酸素の力でアプローチしてくれます。衣類だけでなく食器やキッチンまわり、洗濯機のカビ取りにも使えますよ。お湯に溶かしてつけ置きすれば気になる臭いや汚れもさっぱりするでしょう!
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商品情報
【漂白剤の種類】酸素系漂白剤
【タイプ】液体
色柄物にも使える液体タイプの漂白剤です。液体なのでウールやシルクにもぴったり。いつもの洗濯にプラスするだけで漂白が叶います。消臭・除菌・抗菌・ウイルス除去が可能です。クリーンフローラルの香りもさわやかですので、ぜひ使ってみてくださいね。
おすすめ商品比較表
花王(Kao) 花王 キッチン泡ハイター | カネヨ石鹸 カネヨ石鹸 塩素系漂白剤 キッチンブリーチ 業務用 | クリーンプラネット クリーンプラネット キッチン丸ごと漂白 丸洗浄 ウルトラホイップスプレー | 丹羽久 丹羽久 キッチン漂白剤 | PAX(パックス) パックス 酸素系漂白剤 | OXICLEAN(オキシクリーン) オキシクリーン 酸素系漂白剤 | シャボン玉石けん シャボン玉 酸素系漂白剤 | arau.(アラウ) arau. 酸素系漂白剤 | 花王(Kao) 花王 ワイドハイターEXパワー 粉末タイプ 業務用 | KIYOU JOCHUGIKU 紀陽除虫菊 オキシウォッシュ 酸素系漂白剤 粉末タイプ | 地の塩社 地の塩社 酸素系漂白剤 | OXICLEAN(オキシクリーン) オキシクリーン パワーリキッド | |
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