HDDのおすすめ10選と用途に応じた選び方を徹底解説!外付け・内蔵型の商品を紹介
大容量のデータをバックアップできる「HDD(ハードディスク)」。テレビ番組の録音やゲームのセーブ、パソコンのデータ保存など幅広い用途で活躍するアイテムです。本記事では、HDDの選び方のコツをご紹介します。外付けHDD・内蔵HDDのおすすめ商品もまとめているので、購入する際にぜひ参考にしてみてくださいね。
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HDDの選び方
HDDを購入する際に、何を基準に選べばよいか悩んでしまう方もいるでしょう。まずは以下の7つのポイントを押さえましょう。
- 用途と種類
- 接続方法
- 容量
- 重さやサイズ
- 対応OS
- 速度
- 機能
HDDには、外付けHDDと内蔵HDDの2タイプがあります。外付けHDDはPCやTV、ゲーム機などに接続するタイプで、取り付けが簡単なのが特徴です。一方で、内蔵HDDはPCに取り付けて使用するため、PCの知識が必要になります。
この点を踏まえて、用途にぴったりなものを選んでくださいね。
1.用途と種類で選ぶ
HDDを購入するときは、設置する場所やどんな用途で使いたいかを明確にしましょう。というのも、テレビの録画やパソコンの容量拡張などHDDは幅広い使い方ができます。代表的な用途と適切なタイプをまとめたので、ぜひチェックしてみてください。
PC用・データ保存
PCのデータ保存として購入するなら、1~4TB容量の外付けHDDが適しています。写真や動画を大量に保存したい方は4TB、ストレージの拡張が目的の方は2TBほどの容量があれば問題ないでしょう。
また、仕事でPCをよく利用する方はデータが破損するリスクも考慮して、作業用とバックアップ用に2台の外付けHDDを用意するのもおすすめですよ。
PC用・ポータブル
外出先でのPC作業が多い方は、ポータブルHDDがあると便利です。手のひらサイズほどのコンパクト設計なので、カバンに入れて持ち運んでもかさばりません。
1~2TBほどの容量があれば、ファイルサイズが大きい動画や音楽もたくさん保存できます。写真撮影や動画編集などの仕事で使う場合は、4TB以上の容量を選ぶとよいでしょう。
ゲーム機用
PS4やPS5のゲーム機用に外付けHDDを買う場合は、2〜8TBの容量を目安に選びましょう。
パッケージ版を買う方は2TBほどあれば十分ですが、ダウンロード版を買う方はゲーム機のストレージ容量を考えてHDDの容量を検討するのがポイントです。とくに、アップデートが多いゲームやキャプチャ画像をたくさん撮りたい方は、容量の大きいHDDがおすすめですよ。
また、ゲーム機によってはHDDに対応していないものもあります。購入する前に、必ず接続できるかどうかチェックしてくださいね。
テレビ用・録画
テレビ番組の録画用なら、4TB以上の容量が大きい外付けHDDが適しています。録画モードやテレビの製品モデルによって異なりますが、以下に容量と可能な録画時間をまとめたのでぜひ参考にしてみてくださいね。
容量 | 地デジ | BS放送 |
---|---|---|
1TB | 約125時間 | 約88時間 |
2TB | 約249時間 | 約177時間 |
3TB | 約374時間 | 約265時間 |
4TB | 約499時間 | 約353時間 |
ポータブルHDDよりも据え置きタイプのほうが、容量あたりの価格が安く大容量モデルも多数販売されています。置き場所に余裕がある場合は、据え置きタイプを検討してみてはいかがでしょうか。
2.接続方法で選ぶ
HDDには大きくわけて、SATAとUSBの2つの接続方法があります。SATAは内蔵HDDタイプで採用されている接続方法で、USBは外付けHDDタイプで採用されています。それぞれについて詳しく解説していくので、目を通してみてくださいね。
SATA接続
SATA(シリアルATA)は、前述した通り内蔵HDDに用いられています。PCと周辺機器とのデータ転送をする際の接続規格のひとつです。SATAは過去に3度バージョンアップをしており、SATAI・SATAII・SATAIIIの規格があります。バージョンごとに通信速度が異なるので、以下を参考にしてください。
- SATAI……最大転送速度1.5Gbps
- SATAII……最大転送速度3Gbps
- SATAIII……最大転送速度6Gbps
他に、eSATAという接続方法もあります。eSATAとは、SATAの規格を外付けHDDとして最適化したもの。最大転送速度は3Gbpsで、USB接続よりも速いのが特徴です。
ただし、USBよりも利用できる機器が限定されるデメリットがあります。くわえて、USBと形状が異なるため、別途で電源ケーブルが必要になる点には注意しましょう。
USB接続
外付けHDDにはUSBポートが搭載されており、さまざまな規格があります。規格によって以下のように通信速度が異なるため、大量のデータを扱う場合は最新バージョンの規格を選ぶことが大切です。
- USB 1.1……最大転送速度12Mbps
- USB 2.0……最大転送速度480Mbps
- USB 3.0……最大転送速度5Gbps
- USB 3.1……最大転送速度10Gbps
- USB 3.2……最大転送速度20Gbps
- USB4……最大転送速度40Gbps
たくさん種類がありますが、USB3.0が主流なので迷ったらこちらを選びましょう。
3.目的や予算に応じた容量で選ぶ
HDDは容量の大きさで値段が左右されます。容量が大きくなるほど値段が上がるため、目的に適したものを探しましょう。
一般的な外付けHDDでは、500GB~8TBほどです。容量に幅がありますが、パソコンのバックアップやテレビ録画の保存用であれば、最低でも2TBはほしいところ。あとは予算に応じて、容量の大きさを決めてくださいね。
また、ポータブルHDDよりも据え置きタイプのほうが安価な製品のラインナップが豊富です。自宅や職場など、一定の場所でしか使用しないのであれば据え置きタイプも検討するとよいでしょう。
4.重さやサイズで選ぶ
外出先で使いたい方は、ポータブルHDDがおすすめです。通常の外付けHDDよりも軽量かつコンパクトなため、持ち運びに向いています。
また、据え置きタイプを検討している方は、置き場所が確保できるかどうかもチェックしたいポイントですね。
5.対応OSで選ぶ・対応外でも使える場合も
外付けHDDにはフォーマットが設定されているので、あらかじめ接続したいPCと対応しているか以下の表をみて確認しましょう。
フォーマット | Mac | Windows |
---|---|---|
NTFS | ✕ | ◎ |
HFS+ | ◎ | ✕ |
exFAT | 〇 | 〇 |
WindowsならNTFS、MacならHFS、どちらとも接続したいならexFATがおすすめです。
また、対応外のフォーマットでも形式を変更することで使えることがあります。その場合、初期化することになるため、データのバックアップは忘れずに行いましょう。
6.速度で選ぶ
頻繁にデータにアクセスする方は、HDDの速度にも注目しましょう。チェックしたい項目は、回転数・転送速度・キャッシュの3つです。それぞれ製品ごとに異なるので、以下でご紹介する目安を参考に選んでみてくださいね。
回転数・スピード
HDDにアクセスする速さは、rpmという値で示されます。これは1分間でどれだけ回転するかで決まり、回転数の値が大きいほどアクセスする速度が速いことを意味します。
家庭用のHDDには5,400rpmと7,200rpmの2種類があり、7,200rpmのほうがより速くデータにアクセスできますよ。頻繁にHDD内のデータにアクセスする場合は、7,200rpmを選びましょう。
転送速度
回転数だけでなく、ファイルの転送速度も重要なポイントです。転送速度はUSBの規格によって決まります。いくら回転数が速い7,200rpmのHDDでもバージョンが古いUSB規格では、本来の能力を発揮できません。ファイルサイズの大きいデータや大量のデータを扱うときはUSB3.0以上を選びましょう。
キャッシュ
キャッシュが大きいと、データへのアクセスを高速化できます。キャッシュとは、一時的にデータを保存する小容量のメモリのことです。ここに保存しておくことで、ディスクを作動せず速くデータにアクセスできますよ。
7.便利な機能や使い勝手で選ぶ
HDDにはさまざまな機能が搭載されている商品もあります。ここでは、あると便利な5つの機能についてご紹介します。用途や使用シーンをイメージしながら適切なスペックのものを選びましょう。
静音性
HDDを起動するとディスクの回転音やファンの音など、動作音が気になることがあります。快適に使いたい方は、静音設計のモデルがおすすめです。
動作音はdb(デシベル)で表記され、この値が小さいほど静音性に優れています。くわえて、内部の放熱ファンがないものや防振構造のものを選ぶとよいでしょう。
消費電力
頻繁にHDDにアクセスする方や常時稼働させたい方は、HDDの消費電力にも注目しましょう。
モデルによってデータの書き込みや待機時に消費する電力が異なります。省エネモードが搭載されているものなら、節電につながるのでぜひ検討してみてくださいね。
ミラーリング機能
PCのバックアップ用として購入するなら、ミラーリング機能があると便利です。
同じデータを複数のストレージに書き込めるため、1台のHDDが万が一破損してしまっても問題ありません。もう片方のHDDにデータが残っているので、仕事で紛失できないファイルや大切なデータを保存する際はミラーリング機能の有無をチェックしましょう。
放熱性
HDDは稼働した際に熱が発生し、50度を超えると故障するリスクがあります。
そのため、熱がこもらない構造や素材のモデルを選ぶことが重要です。とくに風通しの悪い場所や長時間使用することが想定される場合は、放熱性に優れたモデルを検討してみてくださいね。
セキュリティ
仕事用にHDDを用意する場合は、セキュリティ対策が施されているモデルを選びましょう。
データにアクセスする際にパスワード入力が必要なロック機能や保存したデータを自動で暗号化する機能があれば、誤ってHDD本体を紛失してしまってもデータの流出を防げますよ。
外付けHDDのおすすめ5選
外付けHDDを探している方向けに、おすすめ商品を5選ご紹介します。データの容量が足りないときや大量のデータを持ち運びたいときはこちらの商品をチェックしてくださいね。
15,000円以下
ここでは、15,000円以下で購入できる商品をまとめています。
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商品情報
・対応OS:Windows/MacOS/ChromeOS
・接続規格:USB3.1(Gen1)/USB3.0/2.0
・重量:175g
バッファローのポータブルHDDは、持ち運び用にぴったりなコンパクト設計です。付属のType-Aのケーブル1本で接続ができ、コンセント不要。Windows・Mac・Chromeに対応しているのも魅力の1つです。
Amazonカスタマーレビュー
商品情報
・対応OS:Windows/Mac
・接続規格:USB 2.0/3.0
・重量:220g
東芝のPC用ポータブルHDDは、シンプルかつコンパクト設計で使いやすいのが特徴です。胸ポケットにも入るほどのサイズなため、かさばりにくいモデルを探している方に適しています。故障予測サービスやデータ復旧サービスなどサポート面も充実していますよ。
30,000円以下
ここでは、30,000円以下で購入できる商品をご紹介します。
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商品情報
・対応OS:Windows/Mac
・接続規格:USB3.1(Gen1)/3.0/2.0
・重量:約900g
TVの録画用に外付けHDDを購入したい方は、バッファローのこちらのモデルがおすすめです。地デジ放送は748時間、BSデジタル放送は530時間とたっぷり録画ができます。さらに静音・防振設計なので、録画中や再生中でも音が気になりにくいのも嬉しいポイントです。
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商品情報
・対応OS:テレビ/PS4/Windows/mac
・接続規格:USB 3.2
・重量:約900g
東芝の外付けHDDは6TBと大容量なため、PCのバックアップやTV番組の録画用に適しています。静音・防振・放熱設計を採用しており、あると便利な機能面も充実していますよ。据え置きタイプですが、コンパクトな筐体なため省スペースで置けるのも魅力です。
Amazonカスタマーレビュー
商品情報
・対応OS:Windows/Mac
・接続規格:USB 3.1
・重量:300g
バッファローのこちらのポータブルHDDは、衝撃耐性に優れているのが特徴です。万が一落としてしまっても、衝撃吸収フレームと衝撃吸収ゴムが搭載されているため内蔵ドライブをしっかりと守ってくれますよ。
内蔵型HDDのおすすめ5選
内蔵型HDDを探している方向けに、おすすめ商品を5選ご紹介します。自作PCを組んだり、HDDの不具合で交換したりする場合はこちらをチェックしてくださいね。
15,000円以下
ここでは、15,000円以下で購入できる商品をまとめています。低価格で購入したい方はぜひチェックしてくださいね。
Amazonカスタマーレビュー
商品情報
・重量:440g
Seagate BarraCudaの内蔵HDDは、2TB容量で音楽や動画を保存しておくのにぴったりです。キャッシュメモリは256MB、回転数は5,400rpmなので、頻繁にデータへアクセスしたい方よりも保存用として使いたい方に適しています。
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商品情報
・重量:460g
東芝から発売されているDTシリーズの内蔵HDDです。DTシリーズは実績のあるモデルで、デスクトップPCに最適化したスペックが搭載されています。容量やアクセス性能だけでなく、電力消費が低いのもポイントの1つです。
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商品情報
・重量:490g
Western Digitalの内蔵HDDは、デスクトップPCの追加ストレージとして適しています。回転数は7,200rpmなので、データへのアクセスが速いのが特徴です。無料でダウンロードできるソフトウェアが付属しており、バックアップやアップグレードが簡単にできますよ。
20,000円以下
ここでは、20,000円以下で購入できる商品をまとめています。
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商品情報
・重量:630g
8TBと大容量のSeagate BarraCudaの内蔵HDDです。温度や衝撃、振動など160項目以上の品質テストをクリアしており、トップクラスの性能を誇ります。さらに高度電力モードを搭載しているため、パフォーマンスを落とさずに消費電力が抑えられるのも特徴です。
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商品情報
・重量:750g
Western Digitalのこちらの内蔵HDDは、大量のデータを保存できる8TB容量です。デスクトップPCやオールインワンPCに最適化したつくりになっており、バックアップやシステムのアップグレードもスムーズに実施できますよ。
おすすめ商品比較表
バッファロー バッファロー ポータブルHDD 2TB HD-PCFS2.0U3-BBA | TOSHIBA(東芝) 東芝 Canvio 2TB HD-TPA2U3-B/N | バッファロー バッファロー 外付けハードディスク 6TB HD-AD6U3 | バッファロー 東芝 外付け ハードディスク 6TB HD-TDA6U3-B/N | バッファロー バッファロー 耐衝撃ポータブルHDD 4TB ホワイト HD-PGF4.0U3-GWHA | シーゲイト(SEAGATE) Seagate BarraCuda 3.5インチ 2TB ST2000DM005 | TOSHIBA(東芝) 東芝 3.5インチ HDD 2TB DT02ABA200-2YW | ウエスタンデジタル(Western Digital) ウエスタンデジタル WD Blue 内蔵 HDD ハードディスク 1TB WD10EZEX-EC | シーゲイト(SEAGATE) Seagate BarraCuda 3.5インチ 8TB ST8000DM004 | ウエスタンデジタル(Western Digital) ウエスタンデジタル WD Blue 内蔵 HDD ハードディスク 8TB WD80EAAZ-AJP | |
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HDDで大事なデータをしっかり保存!
HDDを利用すれば、大量のデータを保存できて便利です。テレビの録画やゲームのセーブデータなど残しておきたいデータが多い場合は、家に1台あると何かと重宝するでしょう。ぜひ本記事の選び方のコツやおすすめ商品を参考に、ぴったりなアイテムを見つけてみてくださいね。