味噌のおすすめ16選!味わいの違いや地域別の特徴も詳しく解説
日本人の食卓に欠かせない「味噌」は、原材料などが異なるさまざまな種類があります。さらに、同じ原材料でも生産している地域によって仕上がりや味わいに違いが出るため、どれを選べばいいか迷ってしまいますよね。そこで今回は、味噌の種類や特徴をくわしく解説します!おすすめ商品もご紹介しているので、ぜひチェックしてみてくださいね。
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「原材料」による味噌の違い
奥深い味わいが魅力の味噌ですが、主な原材料は大豆、塩、麹のみととてもシンプル。
大豆と塩にどのような麹を加えるかによって種類が異なり、「米味噌」「麦味噌」「大豆味噌」の3種類に分けられます。また、数種類の味噌を混合したものは「調合味噌」と呼ばれます。
種類 | 特徴 |
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米味噌 | 大豆に米を原材料とした米麹を加えて作ったもの 全国各地で生産されており、クセのない味わいが特徴 |
麦味噌 | 大豆に麦を原材料とした麦麹を加えて作ったもの 主に中国、四国、九州地方で生産されており、麦独特の甘味と旨みが特徴 |
豆味噌 | 大豆に種麹を付け、豆麹を培養して作ったもの 主な原材料は大豆のみ 主に愛知、三重、岐阜などの中京地方で生産されており、力強い味わいが特徴 |
調合味噌 | 異なる2種類以上の味噌を混合したもの または、複数の麹を混合して作った味噌のこと |
「味」による味噌の違い
味噌は「甘口」「辛口」というように、味わいによっても分けられます。
辛さ加減は食塩の量によりますが、甘さ加減は「麹歩合(こうじぶあい)」によって決まります。麹歩合とは「大豆に対して何割の麹を加えたか」ということで、大豆10kgに対して7kgの麹を加えた場合は「麹歩合7歩」となります。食塩の量が同じなら、麹歩合が高いほうが甘口になります。
「色」による味噌の違い
味噌は仕上がりの色によって「白味噌」「淡色味噌」「赤味噌」の3種類に分けられます。
大豆の種類や、大豆を煮るか蒸すか、麹の量、発酵の途中でかき回すか、発酵熟成の期間など、さまざまな条件によって色が変わってきます。一般的には、熟成期間の長い味噌ほど赤みを帯びた濃い色になります。
米味噌のおすすめ商品をご紹介!
先述のとおり、米味噌は日本で最も多く生産されている味噌で、全体の約8割を占めています。生産されている地域も北海道から四国までと幅広く、それぞれの水や風土の違いによって味わいが異なりますよ。
ここでは、生産地ごとの特徴とおすすめ商品をご紹介します。
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商品情報
原材料:有機米(秋田産)、有機大豆(岩手・青森産)、食塩(オーストラリア産)
伝統の天然醸造法で作られた非加熱の生味噌。国内産の有機米と大豆を使用し、1年以上の長期熟成をさせて作られています。豊かな風味と甘み、クセのない味わいが特徴で、味噌だれにしてもおいしいですよ。
北海道味噌(北海道)
赤色系の辛口味噌です。麹歩合がやや高く塩分は控えめで、すっきりとした香りが楽しめます。特にジャガイモや玉ねぎなど甘味のある野菜との相性がよく、北海道の郷土料理である石狩鍋や鮭のチャンチャン焼きには欠かせない存在です。
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商品情報
原材料:大豆(遺伝子組換えでない)、米、食塩、酒精
こちらの商品は誕生以来長く愛されつづけている北海道味噌の代表銘柄で、バランスのとれた味わいが魅力。クセのない豊かな風味はどんな料理にもよく合い、味噌ラーメンにもおすすめです。
仙台味噌(宮城県)
赤色系の辛口味噌です。蒸した大豆を使って長期熟成させることで、旨みを逃さず濃厚な味わいを生み出します。「仙台味噌はダシいらずで味噌汁が作れる」と言われるほど香り高く強い旨みがあり、そのままでもおいしくいただけることから「なめ味噌」とも呼ばれます。
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商品情報
原材料:大豆(カナダ産又は国産、分別生産流通管理済み)、米、食塩
大豆のコク深い味わいが特徴の仙台味噌。大豆を圧力釜で蒸し上げて旨味を最大限に引き出しています。また、米麹の甘味をバランスよく配合することで、飽きのこないスッキリとした味わいになっています。
江戸甘味噌(東京都)
赤褐色の甘口味噌です。麹をたっぷりと使用しており塩分が控えめなので、濃厚な甘味と独特の香りがあります。肉や魚と相性がよく、豚肉の味噌漬けやサバの味噌煮などに加えるとコクのある味わいに仕上がります。
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商品情報
原材料:米、大豆、食塩、酒精
通常の倍量の米こうじと、半分以下の塩分で仕込んだ江戸甘味噌。こってりとした深い甘みと豊かな香りが特徴で、味噌汁や田楽味噌のほか、味わいを深くしたいときに隠し味としても使用できます。
信州味噌(長野県)
淡色の辛口味噌です。さっぱりとした旨みとやや酸味のある香りがあり、幅広い料理に活用できる万能味噌です。日本で最も多く生産されており、全体の約4割を占めます。
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原材料:大豆(国産:遺伝子組換えでない)、米(国産)、食塩/酒精
米麹をたっぷりと使用した十割麹味噌。米の甘みと大豆の旨味が特徴で、飽きのこない味わいです。淡泊な辛口が持ち味の信州味噌ながら、ふわりと広がる大豆の香りとまろやかな甘味が楽しめますよ。
越後味噌(新潟県)
赤色系の辛口味噌です。塩分がやや高めでありながらも、まろやなコクと強い旨みがあります。丸米の麹を使っているので、米粒が味噌の中で浮いているように見えることから浮麹味噌(うきこうじみそ)とも呼ばれます。この浮麹が浮いた味噌汁は、越後味噌ならではの味わいです。
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原材料:大豆(遺伝子組換えでない)、米、食塩
新潟産の丸米と国産大豆を使用し、熟練の蔵人による手づくりの麹で仕込んだ越後浮き麹味噌。原料、麹、杉樽のすべてにこだわって作られた味噌はクセがなく、飽きのこないすっきりとした後味が魅力です。
関西白味噌(関西地方)
白色の甘口味噌です。麹歩合がとても高く塩分が低いので、甘味が強く芳醇な香りがあります。主に魚の西京味噌漬けや田楽などに使われる他、白味噌仕立ての関西雑煮には欠かせない存在です。
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商品情報
原材料:米、大豆、食塩、酒精、ビタミンB2
天明元年の創業以来、九代にわたって受け継がれた伝承の技術により醸造されている京都産の白味噌。短期熟成で、こってりとした濃厚な甘味が特徴です。
麦味噌のおすすめ商品をご紹介!
麦味噌は九州を中心として中国、四国地方で多く消費されています。麦独特の芳ばしい香りと甘味があり、本来は農家の自家用として作られていたことから田舎味噌とも呼ばれます。
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商品情報
原材料:はだか麦、大豆、食塩
四国のはだか麦と九州の大豆、赤穂の天塩を原料としたまろやかな甘口味噌。酒精や保存料等を使用していないため、素材そのものの風味やおいしさが味わえます。
瀬戸内麦味噌(愛媛県、山口県、広島県)
淡色の甘口味噌です。麦特有のさらっとした甘味と香りがあります。特に愛媛県で作られるものは、麹歩合がとても高く独特の香りがあります。米味噌と合わせて味噌汁にすると、まろやかでコクのある味わいが楽しめます。
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原材料:大麦(国産)、食塩、大豆(国産)/酒精
麦麹をたっぷりと使用した、愛媛県の伊予地方に伝わる手造り甘口味噌。コクとまろやかな甘味、香りのバランスが抜群です。こし味噌なので、味噌こし器いらずで使えるのもうれしいポイントです!
薩摩味噌(鹿児島県)
淡色の甘口味噌です。ふんわりとした素朴な味わいと甘味があります。麹歩合が高く粒が残っているので、味噌汁にする場合は漉しながら溶かします。鹿児島の郷土料理である薩摩汁には欠かせない存在です。
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商品情報
原材料:はだか麦、大麦、大豆(遺伝子組換えでない)、食塩、調味料(アミノ酸等)、漂白剤(次亜硫酸Na)、甘味料(甘草)、ビタミンB2
明治45年の創業から100年以上にわたり鹿児島の地で作りつづけられている薩摩味噌。鹿児島の気候風土に合う味噌を作りたいという初代の想いから作られた味噌は、麦麹の力強い風味が味わえます。
九州麦味噌(九州地方)
淡色で甘口の味噌が多いの中、北部では辛口の味噌もあります。芳醇な麦の香りと甘味があり、九州名物の冷や汁やもつ鍋に加えるとより本格的な味わいが楽しめます。
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商品情報
原材料:はだか麦(九州産)、大豆、食塩/酒精
九州産のはだか麦を大豆の2倍以上使用した、九州地方に馴染みの深い麦味噌。熟成後に熱処理を行わず、麦麹特有の甘味と香りを大切に仕上げられています。味噌汁のほか、野菜スティックなどにもおすすめですよ。
豆味噌のおすすめ商品をご紹介!
豆味噌は主に愛知県、三重県、岐阜県で多く消費されています。麹を使わずに大豆に直接種麹を付けて長期間熟成させることで、大豆本来の旨味と風味が凝縮した味わいが生み出されます。
また、豆味噌をベースに米味噌などを混合したものは「赤だし」と呼ばれます。
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商品情報
原材料:有機大豆(岩手・青森・秋田県)、食塩(天日塩)
濃厚な旨みが特徴の非加熱生味噌。国内産の有機大豆を使用し、ふた夏以上熟成させて作られています。塩分約12.6%の中辛口で、ほかの味噌と合わせて使うのもおすすめですよ。
東海豆味噌(愛知県、三重県、岐阜県)
赤褐色の辛口味噌です。八丁味噌、名古屋味噌、三洲味噌、三河味噌の総称で、濃厚な旨味と独特の渋みがあります。肉や魚と相性がよく、加熱による香りの変化が少ないので煮込み料理に向きます。名古屋名物の味噌煮込みうどんや味噌おでん、味噌カツには欠かせない存在です。
有機栽培の大豆と塩のみを原料に、熟練の職人の手によって2年以上の天然醸造で熟成させた八丁味噌です。濃厚な旨味と少々酸味や渋味のあるコク深い味わいが特徴で、味噌料理以外の料理にもコクをプラスしたいときに使用できますよ。
豊かな風味が味わえる「調合味噌」も要チェック!
2種類以上の味噌を混ぜ合わせたり、複数の麹を使用して作られた調合味噌は、それぞれの原材料の特徴が調和してマイルドな味わいになります。クセがなく食べやすい味噌をお探しの方は、ぜひ調合味噌もチェックしてみてくださいね。
以下ではおすすめ商品3品をご紹介します。
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商品情報
原材料:麦みそ(大麦、大豆、食塩)(国内製造)、米みそ(大豆、米、食塩)、(一部に大豆を含む)
こちらの商品は、国産大麦の麦味噌と国産米の米味噌を組み合わせた味噌です。この絶妙なブレンドにより、それぞれの味噌が持つ特有のクセがなくなり、よりまろやかでマイルドな風味を楽しめます。合わせ味噌のマイルドさは、食事の味を引き立て、米と麦の香ばしい味と香りが食欲をそそりますよ。
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商品情報
原材料:大豆(国産)(遺伝子組み換えでない)、大麦(国産)、米(国産)、食塩(国産)
「まぼろしの味噌 米麦あわせ」は、厳選された国産大豆、大麦、米を原料に使用し、阿蘇の清らかな伏流水で仕込まれた中甘口合わせ味噌です。この味噌は、麦の香ばしさと米の甘みが絶妙に調和し、まろやかで風味豊かな味わいが特徴です。毎日のお味噌汁にぜひいかがですか。
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商品情報
原材料:大豆(国産)、裸麦、米、食塩
「鶴味噌醸造」の国産原料100%熟成合わせ味噌は、2014年の味噌醤油ご当地グランプリで最高金賞を受賞した商品です。創業明治3年の歴史を誇る福岡・水郷柳川の伝統を守りつつ、厳選された材料と熟練の技術で作られています。この味噌は、日常の食卓はもちろん、おもてなしや贈り物にもぴったりですよ。
おすすめ商品比較表
オーサワジャパン オーサワジャパン 有機立科米みそ | 紅一点 岩田醸造 北海道みそ 紅一点 | 上仙 仙台味噌醤油 ジョウセン 本場仙台味噌 | 東京・亀戸 佐野みそ 佐野みそ 江戸甘みそ 黒こし | 日本自然発酵 日本自然発酵 おいしい味噌 信州味噌 | G7ジャパンフードサービス G7ジャパンフードサービス 越後生詰味噌 | 石野 石野味噌 特釀白味噌 | 創健社 はつゆき屋 鹿児島の麦みそ | ギノーみそ 義農味噌 伊予のみそ つぶ | かねよ かねよ 薩摩みそ | チョーコー チョーコー 九州麦みそ | オーサワジャパン オーサワジャパン 有機立科豆みそ | 八丁味噌 カクキュー 有機八丁味噌カップ | ますやみそ ますやみそ 芳醇 無添加 合わせ味噌 | 山内本店 山内本店 無添加 まぼろしの味噌 米麦あわせ | UMAMI 鶴味噌醸造 無添加合わせ 鶴 | |
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いろいろな味噌を使い分けて楽しもう!
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