美味しい味噌のおすすめ19選!市販品やお取り寄せなど人気のアイテムをご紹介
私たち日本人の食卓に欠かせない「味噌」。スーパーには多くの味噌が並んでいるので、どれを選んだらよいのか迷ってしまいますよね。この記事では、美味しい味噌のおすすめの選び方をご紹介します。味噌汁にはもちろん、風味やコクを活かしてさまざまな用途で使える市販の商品を集めました。
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【味噌の種類1】原料の違い
味噌の基本的な材料は、大豆、麹、塩、水の4つと、とてもシンプル。この中で味噌の種類を決めるのが「麹」です。麹とは、蒸した米や麦などに麹菌を繁殖させたもので、発酵食品を作るうえで必要不可欠なもの。
味噌はこの麹の種類によって、「豆味噌」「麦味噌」「米味噌」の3種類に大きく分けられます。
豆味噌
豆味噌は大豆を主原料とした味噌で、大豆に麹菌を繁殖させた豆麹を使用し、1~3年ほど長期熟成したものです。
主な産地は愛知、三重、岐阜の中京地方で、代表的なのは「八丁味噌」。熟成期間が長いため、濃い赤茶色をしています。大豆由来の濃厚なコクと旨味があり、甘みは少ないのが特徴。
特有の渋みや苦みがあり、料理に使うと深みのある味わいに仕上がります。煮込むほどコクと旨みが強くなり、味噌煮込みうどんやどて煮などの料理には欠かせない味噌です。
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麦味噌
麦味噌は、大豆に麦麹を加えて作られた味噌です。
おもな産地は九州・中国・四国地方で、これらの地域では「田舎味噌」と呼ばれ古くから親しまれてきました。稲作の裏作として麦を栽培していたことや、温暖で米が育ちにくい気候であったことなどが要因となり、麦味噌が主流になったと考えられています。
麦味噌は麹の割合が高く、麦の甘みと香ばしい風味が特徴です。みそ汁にするとあっさりとした甘口の味わいで、もつ鍋や冷や汁などの料理にもよく合います。
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米味噌
米味噌は、大豆に米麹を加えて作られた味噌です。
日本で生産されている味噌のおよそ8割を占めており、各地でさまざまな味わいの米味噌が作られています。米麹や塩の量、熟成期間などで色味や風味が変化し、甘口・辛口といった味の違いが出てきます。
なかでも全国各地で作られているのが赤色の辛口味噌で、北海道から関東甲信越まで地域性のある多彩な味噌が作られています。
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合わせ味噌
合わせ味噌とは、麹の種類や産地などが異なる味噌を混ぜ合わせたもの、または複数の種類の麹を組み合わせて作った味噌を指します。
それぞれの味噌がもつ味わいが融合することで、新たな風味をもつ味噌となるのが魅力です。代表的なのが「赤だし味噌」で、豆味噌をベースに米味噌や出汁などの調味料を加えています。
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【味噌の種類2】製造法の違い
味噌は仕上がりの色でも種類が分けられ、「白味噌」「赤味噌」「淡色味噌」の3種類があります。発酵・熟成の過程で起こるメイラード反応により、味噌は褐色に変化していきます。熟成期間が短ければ淡い色合いに、長期熟成した味噌ほど濃い褐色になります。
白味噌
白味噌は米味噌の一種で、大豆に対する米麹の割合が多く塩分濃度が低いため、ほかの味噌に比べて甘みが強いのが特徴です。
熟成期間は数日から数か月と短く、白っぽい色味をしています。また、白く仕上げるために、脱皮した大豆を煮て薄皮や灰汁を取り除き、メイラード反応を抑えています。
おもな産地は、近畿地方と岡山、広島、山口、香川県です。京都の「西京味噌」が有名ですね。京都府や滋賀県などでは、お正月には白味噌仕立てのお雑煮をいただく文化があります。
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赤味噌
赤味噌とは赤系の味噌全般を指し、原料や製法などはさまざま。1年以上長期熟成して作られるため、濃い褐色になります。
また、大豆を高温で長時間蒸すことで大豆のたんぱく質が熱変性し、メイラード反応が起きやすくなっています。一般的には米味噌が多く、甘口から辛口まで幅広い種類の赤味噌があります。
東北地方では「津軽味噌」や「仙台味噌」など辛口のものが多いですが、全国的に見ると東京の「江戸前味噌」や徳島県の「御膳味噌」など甘口のタイプもあります。愛知県では、豆味噌のことを赤味噌と呼ぶのが一般的です。
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淡色味噌
淡色味噌は白味噌と赤味噌の中間くらいの色味で、黄味を帯びた山吹色をしています。関東甲信越や北陸を中心にほぼ全国各地で生産されている、辛口の「信州味噌」が代表的です。信州味噌は日本で作られる味噌のおよそ40%を占めるとされ、スーパーでも多くの種類が並んでいます。
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市販の美味しい味噌の選び方
ここまで味噌の種類について解説してきましたが、店頭にはたくさんの種類の味噌が並んでいるので、どれを選んだら良いのか迷ってしまいますよね。お好みの味噌を選ぶために、チェックしておきたいポイントがいくつかあります。
1.味で選ぶ
味噌には、甘口から辛口までさまざまな味わいのものがあります。味を判断するためには、まず「麹歩合」をチェックしてみましょう。
麹歩合とは大豆に対する麹の割合のことで、例えば「麹歩合7歩」と表記されていれば、大豆10Kgに対して7Kgの麹を加えていることになります。
この数字が大きいほど甘みが強くなる傾向がありますが、パッケージに書かれていない場合は原材料表示を確認してみてください。表示に「米」が先に書かれているものは、米麹を多く使っている甘めの味噌と分かります。
2.用途で選ぶ
料理によって合う味噌が変わってくるため、どんな用途で使いたいかによって選ぶのもおすすめです。
たとえば、味噌汁や魚の煮物など幅広い用途で使いたいなら、淡色味噌が向いています。甘口から辛口まで味もさまざまなので、お好みで選ぶことができますよ。
魚の西京焼きや酢味噌和えなど、素材の味と色合いを活かした料理に使うなら、色が淡く甘みのある白味噌がぴったり。
もつ煮や味噌炒めなどに使うなら、コクのある赤味噌を入れると深みのある味わいに仕上がりますよ。
3.志向で選ぶ
味噌には無添加のものや減塩タイプなどの特徴がある商品もあるので、こだわりたいポイントで選ぶのもひとつの方法です。
無添加味噌とは、大豆・米または麦・塩・水以外の原料を使わずに作られた味噌のこと。市販の味噌には、微生物の働きを抑えるための酒精(アルコール)や、アミノ酸などの調味料が添加されている商品もあります。味噌が本来持つ自然な風味を味わいたいなら、無添加タイプがおすすめです。
また、味噌の塩分が気になるという健康志向の方は、減塩タイプも検討してみてください。減塩味噌は、同種の標準的な味噌と比較した場合に、ナトリウム量を15~25%程度カットしている商品が多いです。塩分濃度を抑えると保存性が低下しますが、麹の量を多くして高温で製造することで雑菌の繁殖を抑制しています。
4.便利さで選ぶ
味噌には、液体タイプやだし入りタイプなど使い勝手の良さがうれしい商品もあります。ペットボトルに入った液状タイプは、計量が簡単で、味噌を溶く手間も省けるのがメリット。味噌汁だけでなく料理の味つけにも使いやすく、時短になりますよ。
また、だしを取る必要の無いだし入りのタイプは、味噌汁を頻繁に作る方におすすめ。味噌を溶くだけで簡単に味が決まるため、ぱぱっと味噌汁を作ることができます。このような利便性にも着目してみてくださいね。
市販の美味しい味噌おすすめ12選
ここで、市販のおすすめの味噌をご紹介します。幅広い用途で使える米味噌や、だしの風味が手軽に味わえるだし入りタイプ、パウダーや液状などの便利な商品など、バリエーション豊富にピックアップしました。ぜひ参考にしてみてくださいね。
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味わいさまざま!個性豊かな味噌を選んでみよう
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