楽天ポイントの還元率が下がるのは本当?サービス内容の変更点などを解説

楽天ポイントの還元率が下がるのは本当?サービス内容の変更点などを解説

楽天カードのポイント還元率や特典が2021年と2023年に一部改定されましたが、楽天モバイルユーザーにとっては買い物でSPUが上がるなどお得になりました。楽天ポイントを獲得するには、楽天モバイルに加入することも考えましょう。

楽天ポイントは、楽天グループのサービスを利用すると獲得できるポイント制度です。楽天カードを使って買い物をすると、楽天ポイントが貯まります。SPU(スーパーポイントアッププログラム)によって、さらに還元率が高くなります。

しかし、2021年に楽天ゴールドカードやSPUのサービスが一部改定されて還元率が下がり、さらに2023年にもサービスの改定が行われました。楽天ポイントの還元率が下がったと言われる理由やサービスの変更点をまとめます。

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楽天ポイントの還元率が下がったと言われる理由

楽天カードのポイント還元率が下がったと言われる理由は、過去数回における大幅なポイント還元率の改定が印象的だからと言えるでしょう。事実、ポイント還元に関して、2023年の改定のインパクトはかなり大きなものとなりました。

楽天ゴールドカードのサービス改定

年会費はかかるものの、ポイント還元率が+4倍になることで好評だった楽天ゴールドカードでしたが、2021年4月に、楽天市場での買い物に対するポイント還元率を+4倍から+2倍に引き下げました

その代わりに、新たな還元サービスとして、お誕生月サービスが加わりました。お誕生月に楽天市場や楽天ブックスで買い物をすると、+1倍付与されるというサービスです。ただし、上限は2000ポイントとなり、空港のラウンジ利用やETCの年会費が含まれているなどの特典はあるものの、ポイント獲得を目的にしているユーザーにとってはメリットの少ない改定となりました。

公共料金の支払いにおける見直し

さらに、2021年6月から公共料金や税金の支払い分のポイント還元率を改定しました。電気・ガス・水道などの公共料金、住民税などの税金、国民年金保険料などの支払いが対象で、ポイントの還元が従来の5分の1に変更されてしまいました。

他社のカードでも同様の動きはありましたが、楽天カードは5分の1と大きな引き下げ率でした。ポイント還元引き下げの要因としては、公共料金の支払いはカード会社の手数料が低く設定されているためだと言われていますので、この引き下げは仕方がないことなのかもしれませんね。

楽天ポイントやSPUは今後どうなる?

SPUは、2023年12月からさらに大幅に改定されました。今回の改訂は楽天モバイルユーザーにとってはお得となり、逆にそれ以外のユーザーにとってはメリットは少なくなりました。

すべての楽天モバイルユーザーは、楽天市場などでの買い物で、いつでも通常の楽天会員の+1倍に加えて、+4倍のポイントを付与されるのが大きな変更です。つまり、5倍のポイントがもらえるということになります。

楽天には、楽天ポイントの獲得数と獲得回数によって決まるランク制度があります。レギュラーランクから始まるこの制度は、シルバー→ゴールド→プラチナとランクが上がり、ダイヤモンド会員が最高ランクとなります。

ダイヤモンド会員に到達するには、過去半年で4000ポイント以上、30回以上ポイントを獲得し、さらに楽天カードを持っていることが条件となります。ダイヤモンド会員のキャンペーン日におけるポイントアップ率は+4倍です。ランクはダウンすることがあるので、この条件をクリアし続けてダイヤモンド会員をキープするのは簡単ではありませんよね。

しかし今回の改定で、楽天モバイルユーザーならダイヤモンド会員でもそうでなくても、キャンペーン日以外の買い物でも、一律+4倍となるのです。これは相当な優遇処置と言えるでしょう。

変更となったサービス

変更になった楽天カードの主なサービスを挙げます。

楽天プレミアムカードの特典終了、楽天市場で3%還元にダウン

従来、楽天プレミアムカードは年会費がかかりますが、プレミアムカード会員の特典で楽天市場利用でのポイント付与は通常の最大5倍でした。

今回の改定でプレミアムカードの特典のポイント2倍が終了し、ポイント付与は最大3倍に変更されました。つまり、還元率3%にダウンしてしまったことになります。サービス変更に伴い、楽天カードはプレミアムカードの年会費の返金対応を期間限定で行いました。

月間の獲得ポイント上限が引き下げ

さらに、プレミアムカードの月間獲得上限が15000ポイントから5000ポイントに減ってしまいました。「上限が3分の1に引き下げられるのは納得がいかない」と不満が出ても不思議ではありませんね。

ポイント以外の改定としては、海外の空港ラウンジを回数無制限で利用できる「プライオリティ・パス」が年間5回に制限されるなど、プレミアムカードの会員にとってはメリットが少なくなったと言わざるを得ない変更となっています。プレミアムカード以外の通常の楽天カードも、獲得上限ポイントが5000ポイントから1000ポイントに引き下げられています。

「楽天銀行+楽天カード」利用時の特典が最大+1%から+0.5%に

楽天カードの引き落としを楽天銀行の口座から行うと、従来の特典ではポイントが+0.5倍、さらに楽天銀行の口座を給与口座にすると+0.5倍、トータルで+1倍のポイントがもらえました。

ところが、変更後は楽天口座からの引き落としが+0.3ポイント、給与口座が+0.2ポイントの合計+0.5ポイントとなり、還元率は+0.5%に変更となりました。

「5と0のつく日」は5%から4%還元に

楽天カードのユーザーにとって、「毎月5と0の付く日」はポイントが最大5倍になるポイントアップデーとしておなじみでしたが、こちらも最大5倍から4倍、還元率4%へと変更されています。さらに、獲得上限ポイントが3000ポイントから1000ポイントに変更されました。

楽天ポイントの還元率が下がってもサービスは充実

楽天ポイントやサービスの変更は、一部のユーザーにとってはお得になるというのが結論と言えます。お得になったと言えるその一部のユーザーとは楽天モバイルユーザーです。

現在の楽天の最重要目標は楽天モバイルユーザーの獲得ということに尽きそうですね。楽天ポイントを今まで以上にお得に活用するには、楽天モバイルへの加入を検討するのが最善策と言えるのかもしれませんね。

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