3歳児向けおすすめの絵本21選！読み聞かせにぴったりなストーリー・しかけ絵本
好奇心いっぱいの3歳は絵本の世界を存分に楽しめる年齢です。言葉数が増える年齢でもあるため、クリスマスに絵本をプレゼントしたいという方も多いのではないでしょうか。そこで本記事では3歳児向けの絵本の選び方をはじめ、面白いしかけ絵本や読み聞かせにぴったりな絵本などおすすめ商品をご紹介します。
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3歳におすすめの絵本の特徴と選び方
人間関係が広がる3歳児は話し言葉が豊かになり、人の気持ちも理解し始める年齢です。また新しい言葉や知識と共に「なんで？」「どうして？」と好奇心も増していく時期でもあります。
社会性や表現力が発達するタイミングなので、子どもが楽しみながら、想像力を膨らませられる絵本がおすすめですよ。3歳児向けの絵本を選ぶ際は、下記のポイントに着目してみましょう。
- 文字が多すぎずわかりやすいストーリー
- 子どもの好きや興味のあるテーマ
- プレゼントならロングセラー絵本
ひとつずつ詳しくご紹介しますね。
1.文字が多すぎずわかりやすいストーリー
シンプルでわかりやすいストーリーは、子どもが絵本の世界に没頭するために大切なポイントとなります。文字が多く複雑なストーリーの絵本は、内容が伝わらないこともあるでしょう。
飽きさせずに最後まで興味をひくには、集中力が続く長さで読み終わるような、文字よりも絵がメインの絵本が適しています。幼児期の集中力が続く時間は「年齢×1分」あるいは「年齢＋1分」といわれているため、3歳児であれば3～4分で読み終わる絵本を選んでみてくださいね。
2.子どもの好きや興味のあるテーマ
3歳児は自分の好きなものや興味が明確になってくる時期でもあります。大人がいいと思う絵本も子どもが興味を示さなければ、お蔵入りになってしまいますよね。
そんなときは、子どもの好きなものが題材になっている作品や主人公を自分と置き換えて共感できる内容の作品を与えることで「絵本は楽しいもの」というイメージを持ってくれますよ。
また普段の生活をテーマにした作品は、子どもがイメージしやすいシーンが多く出てくるため親しみを感じながら読んでくれるでしょう。ここからは、3歳児向けの絵本におすすめのテーマを詳しくご紹介します。
友達や家族にまつわる絵本
友だちや家族にまつわる絵本は、人を想いやる心を育みコミュニケーション能力を伸ばしてくれます。3歳になって通園がはじまり、家族以外との関わりが増えたことでコミュニケーションに戸惑いを感じたり、兄弟ができたことで両親に対して寂しさを感じたりと、お子さん自身が落ち込むこともあるでしょう。
友達や家族との関わり方が学べる絵本は、友達や家族への思いやりや、絆を深めることの大切さを学ぶきっかけになりますよ。
春夏秋冬の季節を感じる絵本
四季の特徴やイベントを伝えるなら、春夏秋冬の季節が題材になった絵本がおすすめです。季節の特徴を理解すると、自分で衣服を選んだり、季節の食べ物に興味を持ったりと、子どもの自立にも重要な役割を果たします。
また、幼児期に四季の自然に親しんでおくことで「春になると花が咲くのはなぜか」「秋になるとなぜ葉っぱの色が変わるのか」など、思考力や課題解決力を伸ばすきっかけにもなるでしょう。
トイレや手洗いの生活習慣にまつわる絵本
生活習慣の自立を促したいなら、トイレや手洗いなどの生活習慣にまつわる絵本を選んでみてはいかがでしょうか。3歳になるとひとりでできる事も増えますが、甘えたいときがあったり、気分が乗らない日があったりとまだまだ不安定です。そんなときにも、絵本の登場人物が失敗したり、上手にできたりする姿を見ることは、子ども自らが「トイレに行ってみよう」「自分でできた」という喜びを感じられるきっかけになりますよ。
数・色・形にまつわる知育絵本
数字や色、形の違いに興味を持ち始めたら、知育系の絵本がおすすめです。知育とは、思考力や発想力、創造力といった考える力を育む教育のことを指します。
知育絵本は、遊んでいる感覚で自然と知識を身に着けられるのが特徴です。興味や関心が広がり、覚えることを楽しめるような内容の絵本を選んでみてくださいね。
動物や乗り物などの図鑑・しかけ絵本
大好きな動物・乗り物が乗った図鑑や聴覚・触覚を刺激するしかけ絵本は、子どもの興味や関心を引きつけるのにぴったりです。中には、ひらがなと英語で表記している図鑑もあるため、文字を覚えるのにも役立ちますよ。
興味のあるものがずらっと並ぶ図鑑は「もっと知りたい」「もっと調べたい」という探求心を育み、自分で調べる習慣につながると言われています。大人から押し付けるのではなく、子どもの関心にあったものを選ぶのがポイントですよ。
3.プレゼントならロングセラー絵本も
友人や親戚のお子さんにプレゼントするなら、ロングセラーの絵本がおすすめです。長年愛されている絵本には、時代を問わず子どもの興味関心を引く普遍的な魅力が込められています。年齢にあわせたシリーズものの絵本ならボリュームもあり、長い間楽しめますよ。
3歳向けおすすめの絵本21選
ここからは、3歳児向けのおすすめの絵本をご紹介します。おすすめのポイントや特徴を解説しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
世代を超えて愛されている「ぐりとぐら」シリーズの第1作目です。リズミカルな言葉の響きが心地よく、子どもの想像力をかきたててくれます。シンプルなストーリー展開なので、子どもたちは次の展開を想像をしながら楽しめますよ。豊かな発想力を育み、言葉のリズムを感じられる絵本です。シリーズで揃えるのもおすすめですよ。
アリがスイカを見つけて巣に運ぶというシンプルなストーリの中に、細かく描き分けられたアリたちの個性的でユーモラスな姿が子どもの興味を惹きつけます。アリの巣が描かれたシーンには、チョコレートの部屋、キャンディーの部屋などがあり子どもたちの秘密基地のようです。読むたびに新たな発見がある、繰り返し読んで楽しめる絵本ですよ。
子どもからの支持が厚いアンパンマンは、興味関心をひきやすいため、初めての絵本におすすめです。子どもたちにもわかりやすいストーリーは、長く愛される理由のひとつと言えるでしょう。心優しいアンパンマンの姿から、人のために行動することや、恐れず挑戦する大切さを学ぶことができますよ。
2021年1月時点でシリーズ累計発行部数400万部を突破している「ねずみくんシリーズ」の原点となる1作目の絵本です。ねずみくんのチョッキを動物たちが代わる代わる着ていくという一定の展開でお話が進むので、子どもは先の展開を予想しやすく、想像する楽しみを感じられますよ。余白が多く真ん中に動物が描かれる構図は、絵本に集中させるポイントになっています。
てんぐちゃんの持っているものが、何でも欲しくなってしまうだるまちゃんが、身近なものを欲しいものに見立てて遊ぶ様子が描かれた絵本です。自分で工夫して遊ぶ楽しさを伝えてくれます。見立て遊びに興味を持ち始めたお子さんや、何でも欲しくなってしまうお子さんにおすすめです。
どんぐり山で大好きなどんぐりを集めるリスの親子のお話です。集めたどんぐりは、おじいちゃんやおばあちゃんが、家族のために植えたものだということを知って「ありがとう」と感謝を伝えます。核家族化が進んだことで祖父母との交流も少なくなりがちですが、世代を超えた思いをつなぎ感謝を言葉にする大切さを伝えられる絵本です。
予想外の事が起こるストーリーを通じてユーモラスな感性を伸ばし、人を楽しませることで得られる喜びが感じられる絵本です。また、おばけと天ぷらという異色の組み合わせが、身の回りの知らないものに対する関心にもつながります。周囲の人を楽しませようと面白い行動や発言をするようになったお子さんにおすすめですよ。
文章と絵で繰り返されるリズミカルな展開と、真っ白なワンピースが色々な模様や色に変わっていく様子が子どもの想像力をかき立てます。環境の変化によって変わるワンピースの柄を想像して言い当て遊びをしたり、読んだ後に自分なりのワンピースを考えてお絵描きをしたりと、発想力や独創性を育むのにぴったりの絵本ですよ。
分かち合うことの大切さを教えてくれる絵本です。自分勝手な行動はよくない結果をもたらすというメッセージ性に富んだストーリーは、おもちゃやお菓子を独り占めしがちなお子さんにも、他者を思いやることの大切さを真っ直ぐに伝えられますよ。なぜ独り占めをしてしまったのか、その時相手はどんな気持ちだったのかなど一緒に考えながら読んでみてくださいね。
友達を思いやる気持ちや、大切なものを共有するよさを伝えられる絵本です。自分の物を貸すという行為は、乳児期の子どもにとっては難しく戸惑いがちです。この絵本では、貸した先の相手の幸せが描かれているため、相手にも気持ちがあることや分かち合いで得られる幸せがあることに気付かされますよ。
長いすべり台や滑った先がパイになったすべりぱいなど、子どもの想像力を刺激するユニークな滑り台が次々に登場する絵本です。文字の大きさや形なども個性的なすべり台に合わせて描かれているので声に出して読むことで、お話との一体感が味わえますよ。天気が悪くて公園に行けない日の読み聞かせにもぴったりです。
シリーズでも展開している「こりすシリーズ」の1作です。雪の積もった日にソリ滑りで遊ぶ寒がりなお父さんと子ども達が、やさしいタッチの絵であたたかく描かれています。雪の日なのにあついという真逆の組み合わせが子どもの興味関心をひきだします。冬ならではの景色や遊び方を伝えられる絵本ですよ。
宝探しを通じて、自分にとって大切なものを見つけるお話です。色彩豊かなイラストが絵本の世界に子どもたちを引きこんでくれますよ。森の動物たちが王様を助けるシーンでは、人を助けることの尊さが学べます。夜の暗さや夜空の美しさを表現する場面もあるので、寝かしつけ時の絵本としてもおすすめですよ。
動かない鳥として有名なハシビロコウが「なぜ動かないのか」「どうしたら動くのか」を想像するのが楽しい絵本です。周りで起こる不思議な出来事に対して、全く動かないハシビロコウという、動と静の繰り返しが笑いを誘います。体は動いていなくても心はしっかりと動いているハシビロコウと、周囲の動物たちが魅力的に描かれているので、鳥や動物が好きなお子さんも気に入るでしょう。
落ちていた輪ゴムを拾って、自分だけの宝物にする女の子のストーリーが描かれています。この絵本を読んだ子どもは、自分だけの宝物を守る姿に共感したり、時には驚いたりしながら楽しめますよ。自分だけの宝物を思い描くきっかけとなり、子どもの想像力と好奇心を伸ばす手助けをしてくれる一冊です。
子どもらしい柔軟な発想で繰り返される「何かの真似をして当ててもらうゲーム」が題材になった絵本です。繰り返し遊びができるようになってきたタイミングに読んであげるといいでしょう。この絵本に出てくる遊びを実際にしてみると、知らなかった子どもの想像力に触れられるかもしれませんよ。
自分が選ぶ言葉次第で相手の気持ちが変わるということを理解し、言葉を選ぶ力が養われる絵本です。相手がうれしくなる言葉が「ふわふわことば」、相手が悲しい気持ちになる言葉が「ちくちくことば」として描かれています。クイズや迷路を楽しみながら、思いやりの心を育める一冊です。
ページに隠れたいちごちゃんを探しながら、子どもの探求心を育む絵本です。ストーリーもシンプルでわかりやすく、カラフルで愛らしいイラストが魅力です。しかけ絵本なので、たて開き、よこ開き、切り抜きなど視覚と触覚を使いながら楽しく読み進められますよ。王道のフルーツだけでなく、ラズベリーやキウイなどさまざまなフルーツが登場するので、何度も読む内にフルーツの特徴も覚えられそうですね。
クリスマスプレゼントにもぴったりなしかけ絵本です。子どもが絵本の世界に没頭できるしかけとして、お話の中に出てくる手紙や地図なども実際に手に取れるようになっています。想像するだけでなく実際に手に触れながら、クリスマスならではのムードを感じられる絵本ですよ。
魚や海の生き物の生態がよく分かるしかけ絵本図鑑です。しかけをめくると魚が飛び出したり、クラゲが魚と共生していたりと、子どもの探求心をくすぐる内容になっています。熱帯魚や深海魚など写真ページも豊富なので、海の生き物をより深く理解できますよ。はじめての図鑑にぴったりの1冊です。
働く車に特化した絵本図鑑は、車が好きなお子さんにぴったりです。イラストだけでなく、説明書きも充実しているので、字が読めるようになっても楽しめるでしょう。持ち歩きにも便利なサイズなので、お出かけ先で車を見かけたときに絵本と照らし合わせると、より車への関心が深まりますよ。
おすすめ商品比較表
  福音館書店 ぐりとぐら |  ポプラ社 ありとすいか |  フレーベル館 アンパンマンと だだんだん |  ポプラ社 ねずみくんのチョッキ |  福音館書店 だるまちゃんとてんぐちゃん |  至光社 ありがとう |  ポプラ社 おばけのてんぷら |  こぐま社 わたしのワンピース |  福音館書店 そらいろのたね |  福音館書店 そらまめくんのベッド |  PHP研究所 す~べりだい |  至光社 ゆきのひはあついあつい |  至光社 おうさまのたからもの |  パイインターナショナル うごきません。 |  PHP研究所 わたしのわごむはわたさない |  PHP研究所 なつみはなんにでもなれる |  日本図書センター ふわふわとちくちく |  ひさかたチャイルド どこへいったの?いちごちゃん |  ひさかたチャイルド サンタさんのてがみ |  学研プラス はっけんずかん うみ |  白泉社 はたらくくるまのずかん | |
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3歳向けの絵本は子どもの興味関心で選ぼう
3歳児向けの絵本を選ぶ際は、子どもの成長度合いや好みに合わせたものを選ぶことが大切です。子どもが自ら興味を示して絵本を楽しむことは、親子のコミュニケーションを活発にし、本を好きになるきっかけにもつながります。この記事でご紹介した選び方やおすすめ商品を参考にして、お子さんにぴったりの絵本を見つけてみてくださいね。
4歳になると知能と言語が著しく発達し、話せる言葉の種類も増える時期です。この時期は知育できるタイプの「4歳向けの絵本」がおすすめ。絵本は大人が読んでも面白い内容が多いので、一緒に読み聞かせを楽しみましょう。今回は好奇心を育む知育本からプレゼントにおすすめな絵本まで幅広くご紹介します。ぜひ参考にしてください。