Amazon出品者に住所を聞かれたらどうすればいい?対処法を解説します
「Amazonマーケットプレイス」は、Amazon以外の法人や個人が出品者となり、Amazonサイト上で商品を販売できるシステムです。
Amazon以外の出品者から商品を購入した際、出品者から直接住所を聞かれたことはないでしょうか。自分の個人情報を出品者にどこまで教えてよいか迷う人も多いでしょう。
この記事では、出品者に住所を聞かれた場合の対処法について解説します。出品者が購入者に住所をたずねる背景や、万が一トラブルになった場合の対処法もご紹介します。
出品者に住所を教えるかどうか迷っている人は参考にしてください。
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Amazon出品者が購入者に住所を聞く理由
Amazonに掲載されている商品の販売元は、「Amazon」と「Amazon以外の法人や個人」に分かれます。Amazon以外の出品者は「Amazonマーケットプレイス」を利用して、商品を出品しています。
出品者が購入者に住所をたずねてくる場合は、Amazonマーケットプレイスの商品を購入した場合がほとんどです。
ここでは、Amazonマーケットプレイスの仕組みについてご説明します。サービスの仕組みや違いを把握すれば、個人情報をたずねてくる理由も理解できるでしょう。
まずはAmazonに商品を出品する側の仕組みを理解しよう
「Amazonマーケットプレイス」は、Amazon以外の法人や個人が出品者となり、Amazonサイト上で商品を販売できるシステムです。
配送の仕方は、出品者が「フルフィルメント by Amazon(FBA)」という配送代行サービスを利用する場合と、出品者自らが商品を発送する場合の2パターンあります。
それぞれの発送方法で、購入者の個人情報が開示される範囲が変わります。
商品の梱包・発送・カスタマーサポート | 購入者の個人情報 | |
---|---|---|
配送代行サービスを利用して出品している場合 | Amazonが代行 ※出品者がAmazonの倉庫に商品を預ける形 | ユーザー名は開示されるが、 住所は「郵便番号」「都道府県」のみ開示される |
配送代行サービスを利用せず出品している場合 | 出品者が自ら対応 | 発送に必要なため、氏名・住所は開示される |
配送代行サービスを利用する場合、出品者はAmazonの倉庫にあらかじめ商品を預け、注文が入ったら、Amazonが代理で梱包・発送する仕組みを取ります。そのため、出品者が知れる購入者の個人情報は限られます。
一方で、配送代行サービスを利用しない場合は、商品の梱包や発送を自分で行う必要があるので、氏名・住所、連絡先はすべて開示される仕組みになっています。
出品者に住所を聞かれるケースってどんなとき?
出品者が購入者に住所を聞くケースは、配送代行サービスを利用している出品者からがほとんどでしょう。
通常の取引であれば住所を知らなくても完結できるので、商品交換など何かしらの理由で商品の再送が必要になった場合は、Amazonからではなく出品者から直接連絡がくることもあるようです。
商品の再送であれば配送先を自宅以外にするという方法も
商品を再送してほしいものの、Amazon以外の業者や個人に住所を渡すのは気が引けると考える人も多いでしょう。不安な場合は、郵便局留めやコンビニ留めなど自宅以外を送付先に指定するのがおすすめです。自宅以外の送付先に送ってもらえないか、出品者に相談してみるとよいでしょう。
出品元と販売元を確認する方法
商品の出品元と販売元を確認する方法は、ウェブブラウザ・スマホアプリともに商品の詳細画面を開き、「今すぐ購入する」ボタンの下に書かれている「出荷元」「販売元」の表示を確認すれば分かります。
Amazonが出品している商品かAmazonマーケットプレイスの商品かの見分け方は以下のとおりです。
出荷元 | 販売元 | |
---|---|---|
Amazonが出品している商品 | Amazon.co.jp | Amazon.co.jp |
Amazonマーケットプレイスの商品(配送代行あり) | Amazon.co.jp | Amazon以外の出品者名 |
Amazonマーケットプレイスの商品(配送代行なし) | Amazon以外の出品者名 | Amazon以外の出品者名 |
出荷元と販売元が両方とも「Amazon.co.jp」の場合はAmazonが出品した商品です。販売元がAmazon以外の出品者名の場合は、Amazonマーケットプレイスで出品した商品となります。
Amazonが出品する商品にはもれなく「primeマーク」がつきますが、配送代行を利用しているAmazonマーケットプレイスの商品にもprimeマークがつきます。Primeマークの有無だけで出品者を見分けるのは難しいので、出荷元と販売元の表示もあわせて確認するとよいでしょう。
万が一トラブルになったら
Amazonマーケットプレイスの商品を購入すると、出品者と直接やり取りする場面も発生するため、内容によってはトラブルに発展する可能性も考えられるでしょう。
ここでは、出品者とトラブルになりそうな場合の対処方法についてご紹介します。
出品者と交渉してみる
まずは「出品者がどうしてその要求をしてくるのか」という意図を把握した上で、出品者とコミュニケーションを取ることが大切です。
出品者から「住所を教えてほしい」と連絡が来た場合、出品者の意図が分からないと戸惑うでしょう。しかし、配送代行サービスを利用している出品者は購入者の住所が分からないため、商品の交換などで再送が必要になったときは購入者の住所を確認しないといけません。
どうすればお互いに気持ちよく取引ができるか出品者とコミュニケーションを取ることで、大きなトラブルに発展する事態を未然に防げるでしょう。
カスタマーセンターや国民生活センターに相談する
Amazonマーケットプレイスに出店するには審査が必要です。しかしまれに悪質な出品者が紛れ込んでおり、トラブルに発展する場合もあります。
「何週間も前に支払いを済ませたのに商品が届かない」「返品に応じたにもかかわらず返金されない」など、マーケットプレイスの規約に違反する行為があった場合はAmazonのカスタマーセンターに相談しましょう。
ただしAmazonマーケットプレイスは、あくまで「Amazon」を介して出品者と購入者が取り引きするサービスです。Amazonはプラットフォームを提供しているにすぎないため、個人的なトラブルの仲裁はしないとAmazonサイト内に明記されています。
悪質な場合は、国民生活センターや警視庁ハイテク犯罪対策総合センターへの相談も視野に入れるとよいでしょう。
Amazonマーケットプレイス保証を利用する
「Amazonマーケットプレイス保証」は、Amazonマーケットプレイスで安心して商品を購入するための保証プログラムで、条件を満たせば配送料を含めた購入代金の返金を受けられます。
ただし返金を申請するには条件があります。「Amazonマーケットプレイス保証」から条件を確認し、満たしている場合は、以下の手順で返金を申請しましょう。
- 1.注文履歴に移動
- 2.該当する注文の「注文内容を表示」を選択
- 3.自分が直面している問題に近いものを一覧から選択
- 4.「返金をリクエスト」を選択
- 5.テキストボックスにコメントを入力
- 6.「送信」を選択すれば、申請完了
申請後、1週間ほどで返金を受けられるかが分かります。結果はアカウントに登録しているEメールアドレス宛に届くので、忘れずにチェックしましょう。
購入前に出品者を確認するクセをつけると安心
ここまで、Amazonマーケットプレイスの出品者から住所を聞かれた場合の対処法について解説してきました。
商品の交換が必要な場合などで住所を聞かれることがまれにあります。出品者に個人情報を教えるのが不安な場合は、郵便局留めやコンビニ留めで送ってもらえるか交渉するのもひとつの手です。
出荷元と販売元が「Amazon」の場合は、基本的に住所を聞かれることはありません。より安心してお買い物をしたいという場合は、出品者の情報を確認してから購入するようにしましょう。
Amazonで買い物していると、なんだか怪しい出品者を見つけたことがある方もいるかもしれません。出品者の評価を見てみると、「詐欺だと思った」と書かれていることも。 そこで本記事では、Amazonで怪しい出品者を見分ける方法や詐欺の手口、トラブルの対処法などを解説します。 Amazonで安心して買い物したい方にとって参考になる情報ばかりですので、ぜひ読んでみてください。
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