Amazonで怪しい出品者を見分ける方法は?詐欺の手口やトラブルの対処法も解説!
Amazonで買い物していると、なんだか怪しい出品者を見つけたことがある方もいるかもしれません。出品者の評価を見てみると、「詐欺だと思った」と書かれていることも。
そこで本記事では、Amazonで怪しい出品者を見分ける方法や詐欺の手口、トラブルの対処法などを解説します。
Amazonで安心して買い物したい方にとって参考になる情報ばかりですので、ぜひ読んでみてください。
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Amazonの出品者が怪しいか見分けるにはここをチェック!
Amazonの出品者が怪しいか見分ける方法は以下の6つです。
- 出品者評価に悪い口コミがないか
- 出品者評価の口コミが古すぎないか
- 商品の価格が安すぎないか
- 出品者情報は正確か
- ストアページがある出品者か
- 海外の出品者ではないか
それぞれについて詳しく解説します。
出品者評価に悪い口コミがないか
Amazonでは出品者評価を確かめることができます。出品者評価とは、過去の取引や対応に対する評価をチェックできるシステムのこと。
出品者評価が星1つばかりだったり悪いコメントが書かれていたりする場合、購入するのは避けたほうがよいでしょう。
とくに、「商品が届かなった」「返品しても返金してくれなかった」などの悪いコメントが付いている出品者には気を付けてください。
出品者評価の口コミが古すぎないか
出品者評価については、最新の口コミが5年前といったように全体的に古いときも気を付けてください。
出品者評価自体は良くても、あまりにも評価された時期が古いものばかりの場合、詐欺業者が他人のアカウントを乗っ取って出品している場合があります。
以前使用されていた評価の高い出品者のAmazonアカウントを、悪質な業者が乗っ取り、詐欺行為をおこなっている場合があることを知っておいてください。
Amazonの出品者評価を確認する方法
Amazonの出品者評価は、スマホアプリでもPCブラウザでも商品詳細ページを下にスクロールすると確認できます。
「カスタマーレビュー」と書かれている項目が出品者評価です。星5段階で評価し、コメントを付けられるようになっています。
商品の価格が安すぎないか
違和感があるほどに商品の価格が安すぎる商品も購入は避けることをおすすめします。
たとえば、懐中電灯を検索して安い順番に表示すると20円以下のものも見つかります。安い商品だからといってすべての商品が怪しいわけではありませんが、なぜそこまで安いのか、考える必要があるでしょう。
出品者情報は正確か
また、出品者情報もしっかり確認しましょう。
出品者情報で購入者からのフィードバックを確認することができます。こちらも星1つ評価が目立ったり悪いコメントが書かれていたりする場合、購入するのは控えることをおすすめします。
Amazonの出品者情報を確認する方法
出品者情報は、スマホアプリでもPCブラウザでも商品詳細ページに記載されている販売元または出荷元の名前をタップすると確認できます。
購入者からのフィードバックのほか、出品者の住所や電話番号も確認できるため、怪しいと感じたら、その住所や電話番号をインターネットで検索してもよいでしょう。
「〇〇会社は、詐欺業者」という情報が見つかることもあるかもしれません。
ストアページがある出品者か
ストアページがある出品者なら安全性が高いと言えます。
ストアページとは、「〇〇〇〇(店舗名)のストアを表示」という記載のこと。商品詳細ページで確認でき、商品名のそばに書かれています。
このストアページは「特許庁に認められた商標権を持っている店舗(出品者)」のみが記載できるため、Amazonが安全性が高いと認めた印だと理解するとよいでしょう。
海外の出品者ではないか
すべての海外出品者が怪しいわけではありませんが、トラブルが発生しやすいとされています。
評価コメントで「商品がいつまで経っても届かない」と書かれている海外出品者から購入するのは避けたほうが安心です。
Amazonの怪しい出品者による詐欺の手口・実例
Amazonの怪しい出品者による詐欺の手口は複雑かつ巧妙です。よくある実例を5つ紹介します。
- 返品のために商品を送っても返金されない
- Amazonで注文した商品が発送されない
- 個人情報を悪用される
- 支払い方法をAmazonギフト券に限定してくる
- 乗っ取りをしたAmazonアカウントで詐欺販売をしている
それぞれについて詳しく解説します。
返品のために商品を送っても返金されない
届いた商品が間違っていたり不良品だったりした際、返品しても返金されないということがあります。
詐欺業者の場合は、そもそも返品に対応するつもりがなくあえて不良品の商品を送って代金をだまし取ることもあるとされています。
Amazonで注文した商品が発送されない
Amazonで注文した商品がお届け予定日を1~3週間以上過ぎたのに発送されないという詐欺の手口もあります。
その場合、出品者にいつ発送されるのか問い合わせることができますが、返信がなかったり適当にあしらわれたりするでしょう。
こういった詐欺は高額商品に多いと思う方もいるかもしれませんが、そうとは限りません。1商品あたりの金額が少なくても複数件詐欺をおこなえば、大きな金額になるため、少額商品を購入する際も気を付けてください。
個人情報を悪用される
Amazonで買い物すると、出品者には購入者の情報が送られます。その情報は、本来発送業務のみに利用するものですが、詐欺業者は個人情報を悪用します。
購入が確定した時点で出品者に個人情報が渡ってしまうため、怪しい出品者からは購入しないように心がけましょう。
支払い方法をAmazonギフト券に限定してくる
支払い方法がAmazonギフト券のみの場合は、かなり怪しいと疑ったほうがよいでしょう。通常、クレジットカードは利用できるはずです。
Amazonギフト券は、支払いの証拠が残りにくく返金に応じてもらえる可能性が低い支払い方法です。そのため、詐欺業者はAmazonギフト券での支払いを要求してきますが、対応しないようにしてください。
乗っ取りをしたAmazonアカウントで詐欺販売をしている
Amazon出品者アカウントを乗っ取った何者かが勝手に商品を売り、購入されても商品を発送することなく代金を持ち逃げするという詐欺の手口もあります。
日常的に利用している出品者アカウントなら乗っ取られたことにいち早く気付けますが、最近は利用していない状態の出品者アカウントは乗っ取られたことに気付きにくいため、詐欺業者に利用されることが多くなっています。
海外からの攻撃によって出品者アカウントの乗っ取りがおこなわれていることもあり、国際的な犯罪だと言えるでしょう。
Amazonを装った詐欺にも注意!
Amazonを装った詐欺も発生しています。とくに注意したいのは以下の2つ。
- Amazonになりすました怪しい出品者からのメール
- 業者になりすましてAmazonで注文していない商品を配達
それぞれについて詳しく解説します。
Amazonになりすました怪しい出品者からのメール
Amazonになりすました怪しい出品者からメールが届いた事例もあります。
「購入代金が支払われていないため、このままではAmazonアカウントを停止されます」「更新日を過ぎても入金がない場合、特典は失われます」などと、不安を煽った内容のメールが届きます。
これらは「フィッシング詐欺」と呼ばれるもので、お金を騙し取りつつ偽リンクに誘導して個人情報を抜き取ることが目的です。
業者になりすましてAmazonで注文していない商品を配達
業者になりすまして注文してない商品を送り付け、代金引換でお金をだまし取る手口です。
代金引換は、「代引き」とも呼ばれるもので、商品の代金+配送料+手数料を、荷物の受け取り時に受取人が支払う方法のこと。
自分は代金引換で商品を購入してない場合、怪しいと気付きやすいですが、同居する人の荷物を代わりに受け取る場合、騙されてしまうこともあるでしょう。
Amazonの怪しい出品者に騙されないようにするには?
Amazonの怪しい出品者に騙されないためには以下のポイントを押さえるとよいでしょう。
- 出品者情報を購入前に調べる
- SNSやインターネットでも検索してみる
- Amazonが出荷元の商品に限定して購入する
それぞれについて詳しく解説します。
出品者情報を購入前に調べる
まず、出品者情報は購入前に必ず調べるようにしましょう。出品者情報で怪しい出品者は見抜けることがほとんどです。
- 星5段階評価で星1つや星2つが多くないか
- コメントで「商品が届かない」「返品対応してくれない」などが書かれていないか
上記2つは必ず確認するようにしましょう。
ただし、もともとはきちんと対応している出品者アカウントが詐欺業者に乗っ取られた場合は見抜くことが難しいかもしれません。そのため、下記2つのポイントも確認してください。
- 不自然なほどに商品が安くないか(商品が安い理由は理解できるか)
- 評価が5年以上前で古いものだけではないか
SNSやインターネットでも検索してみる
「この出品者怪しい気もする」と感じたら、「(会社名)」や「(会社名) 怪しい」など、その会社名でSNS検索やインターネット検索してみることもおすすめします。
とくに、SNSは誰でも手軽に発信および拡散できるため、会社名で調べると「詐欺だったので気を付けて」といった情報を得ることができるかもしれません。
また、インターネット検索すると「Amazon要注意出品者」というリストも見つかります。
あえて怪しい出品者から購入する必要はないため、こういったリストに書かれている出品者との取引は避けたほうが安心です。
Amazonが出荷元の商品に限定して購入する
怪しい出品者に騙されないようにするために、Amazonが出荷元の商品に限定して購入することもおすすめします。
発送作業はすべてAmazonがおこなっているため、無在庫販売をしている可能性はなく、返金対応もAmazonがしてくれます。
Amazonが出荷元になっているかどうか確認するためには、商品詳細ページの「出荷元」を見てください。そこに「Amazon」と記載されていれば問題ありません。
Amazonが出荷元の商品のみを検索する方法
Amazonが出荷元の商品のみを検索する方法は以下の通りです。
【スマホアプリの場合】
1.スマホアプリを開いて、トップページ上部にある検索窓で探したい商品のキーワードを入力して検索する
2.表示された検索結果の上部にある「絞り込み」をタップする
3.下にスクロールして「カテゴリー」を探し、どういった商品を探しているのかサブカテゴリー内から具体的なものを選択する
4.サブカテゴリーを選んだら、絞り込みメニューの中に「出品者」が表示されるため「Amazon.co.jp」をタップする
5.右下に「〇件の結果を表示する」と表示されるため、そのボタンをタップする
【PCブラウザの場合】
1.PCブラウザでAmazonサイトを開いて、トップページ上部にある検索窓で探したい商品のキーワードを入力して検索する
2.検索結果の画面でアドレスバーをクリックしてURL末尾に「&emi=AN1VRQENFRJN5」の文字列を追加する
3.決定ボタンでページの再読み込みをする
スマホアプリ・PCブラウザのいずれでも簡単に出荷元をAmazonに限定することができるため、ぜひ試してみてください。
Amazonの怪しい出品者によるアカウントの乗っ取り被害にも注意!
また、自分が詐欺業者にAmazonアカウントを乗っ取られないようにも注意しなければいけません。最悪の場合、自分のAmazonアカウントが乗っ取られ、詐欺の加害者になる可能性もあります。
乗っ取りを防ぐためには、以下の2つをおこないましょう。
- パスワードを再設定する
- 二段階認証の設定をする
それぞれについて詳しく解説します。
パスワードを再設定する
まず、セキュリティ性が高いパスワードに再設定するのが有効です。
- 自分の名前や誕生日など予測しやすいものではない
- 大文字、小文字、記号が混ざっている
- メールアドレスに使われている単語や数字を使っていない
- パスワードの長さが16字以上
パスワードを管理するのは大変なため、他のサービスのパスワードと同じものを使いまわすのはリスクがあります。面倒かもしれませんが、パスワードは使い分けてきちんと管理しましょう。
Amazonでパスワード変更する方法は以下の通りです。
【スマホアプリの場合】
1.トップページ下部の「人型アイコン」をタップして「アカウントサービス」を選択する
2.「アカウント設定」にある「ログインとセキュリティ」をタップする
3.現在のパスワードでログインする
4.「パスワード」の右側にある「編集」をタップする
5.現在のパスワードと新しいパスワードを入力して保存する
6.「成功」と表示されると完了
【PCブラウザの場合】
1.トップページ上部にある「〇〇〇〇さん アカウント&リスト」をクリックして「アカウントサービス」を選択する
2.「ログインとセキュリティ」をクリックする
3.現在のパスワードでログインする
4.「パスワード」の右側にある「編集」をタップする
5.現在のパスワードと新しいパスワードを入力して保存する
6.「成功」と表示されると完了
二段階認証の設定をする
Amazonには、二段階認証の設定をすることもできます。二段階認証とは、ログインするときに IDとパスワードの入力以外に、アプリやセキュリティコードでの追加認証をおこなって本人確認することでセキュリティを強化する仕組みのこと。
Amazonで二段階認証の設定をする方法は以下の通りです。
【スマホアプリの場合】
1.トップページ下部の「人型アイコン」をタップして「アカウントサービス」を選択する
2.「アカウント設定」にある「ログインとセキュリティ」をタップする
3.現在のパスワードでログインする
4.「2段階認証」の右側にある「オンにする」をタップする
5.画面の指示通りに設定して完了
【PCブラウザの場合】
1.トップページ上部にある「〇〇〇〇さん アカウント&リスト」をクリックして「アカウントサービス」を選択する
2.「ログインとセキュリティ」をクリックする
3.現在のパスワードでログインする
4.「2段階認証」の右側にある「オンにする」をタップする
5.画面の指示通りに設定して完了
Amazonの怪しい出品者によるトラブルに巻き込まれた場合の対処法
Amazonの怪しい出品者によるトラブルに巻き込まれた場合の対処法を解説します。対処法は以下の2つです。
- Amazonマーケットプレイス保証を利用する
- カスタマーサービスに連絡する
それぞれについて詳しく解説します。
Amazonマーケットプレイス保証を利用する
商品が届かない、または返品したのに返金されないなどのトラブルに巻き込まれた場合は、Amazonマーケットプレイス保証を利用してください。
Amazonマーケットプレイスとは、購入した商品のコンディションや配送を保証するものです。
出品者がきちんと対応してくれないときに利用しましょう。
カスタマーサービスに連絡する
カスタマーサービスに連絡するのもおすすめです。カスタマーサービスに連絡する手順は以下の通りです。
【スマホアプリの場合】
1.トップページ下部にある「三」をタップして「カスタマーサービス」を選ぶ
2.「注文内容について」から該当商品を選んで「商品に問題があった」をタップする
3.下にスクロールして「カスタマーサービスへ連絡」をタップする
【PCブラウザの場合】
1.トップページ上部にある「ヘルプ」をクリックする
2.該当商品を選んで「商品に問題があった」をタップする
3.下にスクロールして「カスタマーサービスへ連絡」をクリックする
怪しい出品者を見分けてAmazonで安全に買い物を楽しもう
本記事では、Amazonで怪しい出品者を見分ける方法や詐欺の手口、トラブルの対処法などを解説しました。
面倒かもしれませんが、出品者の評価や情報をしっかり確かめてから購入するようにしてくださいね。
事前にトラブルを避けるために、出荷元をAmazonに絞るのもおすすめな方法です。
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