Amazonのチャイナポストで発送された荷物の追跡方法!届かない時の対処法も解説
Amazonのチャイナポストにはいろいろな評判がありますが、到着までの日数がかかり、本当に発送済みなのか不安になるという声も聞こえます。また、問い合わせ方法や受け取れなかった際の再配達方法も気になるでしょう。
この記事では、チャイナポストの概要や発送後の追跡方法、トラブルの解決方法などについて詳しく解説します。
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チャイナポスト(中国邮政)とは?
チャイナポスト(中国邮政)は中国の国営郵便サービスです。日本で言うところの旧日本郵政公社(現在の日本郵政グループ)にあたると考えておけば差し支えありません。
チャイナポストでは中国国内外の配送物の発送や受け取り業務がおこなわれています。その規模は大きく、外国人が中国のAmazonで商品を購入したり、日本のAmazonで中国在住の業者から商品を購入したりするときには、多くの商品がチャイナポストを通して発送されるほどです。
日本郵政と提携している
チャイナポストは日本郵政と提携しています。しかし、海外の配送業者であることから、日本の郵便や宅配便のサービスとは異なる性質です。そのため、利用する際には双方の違いを理解しておくことが重要になるでしょう。
とくに違いが目立つのは、発送までの時間やトラッキングの仕組みなどです。中国からの発送品をAmazonで購入する場合、事前にチャイナポストのサービス仕様や配送プロセスを確認し、円滑な取引を心がけましょう。
日本ほど発送が早くない
チャイナポストを利用する業者は、コスト削減を意識し、一定量の注文を受けてから発送手続きに入ることが一般的です。
そのため、日本の業者ほど発送が早いとは言えません。日本では数日中に届くような商品でも、中国からチャイナポストを利用して発送される場合、数週間~数カ月かかることもあります。
受け取りが遅くなっても問題ない状況であればともかく、日数を意識して商品を購入する際には、発送・到着までの期間を考慮しておいたほうがよいでしょう。
発送方法は船便・航空便のどちらか
当然のことですが、中国のAmazonで商品を購入すると、海を越えて発送することになります。その際に利用されるのは船便や航空便です。主な発送方法は以下の通りです。
- EMS(Express Mail Service): 高速・安全な航空便で、最速の国際便だと言われています。30kgの重量制限があります。
- 航空便: 迅速な発送が期待でき、船便よりも速い選択肢です。取り扱い業者によって重量制限が異なります。
- SAL便(Surface Air Lifted):国家間では航空便、国内では船便として扱われる、航空便と船便の中間的なサービスです。
- 船便: 大量の商品を輸送できますが、到着までに時間がかかる方法です。コストパフォーマンスに優れていることも特徴です。
航空便は船便よりも早いため、スピーディーな到着を望む場合は航空便や航空便を介する方法を使う発送業者を選ぶとよいでしょう。
ただし、どの方法でも日本国内の発送・到着よりも時間がかかることが予想されます。商品の到着までの期間を事前に考慮し、適切な配送方法を選択しましょう。
チャイナポストの追跡方法
Amazonで購入した商品がチャイナポストから発送されたあと、追跡する場合には以下の方法を参考にしてください。
日本郵便追跡サービスを利用する
前述の通り、日本郵便とチャイナポストは提携しています。この提携により、チャイナポストから発送された商品は日本郵便が提供している追跡サービスが利用できるようになっています。
日本郵便の公式サイトにある追跡サービスページでは、「個別番号検索」機能が用意されています。発送メッセージに記載された追跡番号を入力するだけで、発送された商品が現在どこにあるかが手軽に確認できます。
Amazonで商品を購入したとき、今どこにあるか、いつ届くか、配達状況が気になることもあるでしょう。 そこで、本記事ではAmazonで購入した商品の配達状況を追跡して確認する方法を解説します。 Amazonサイトや各配送業者のサイトから配達状況を問い合わせする方法について詳しく解説するため、ぜひ参考にしてください。
aftershipや4PXで追跡してみる
海外の追跡サービス「aftership」を利用してみましょう。aftershipのほうが日本郵便のサービスよりも早く情報が更新される場合があります。
もしaftershipでも追跡できない場合は、aftershipと同様に国際便の追跡ができる「4PX」を利用して配送状況を追跡してみるとよいでしょう。aftershipに登録されていない情報が4PXに登録されている可能性があります。
aftershipと4PXは国際便の追跡サービスを提供する企業です。その中にはAmazonに特化した追跡サービスもあるため、Amazonでの購入品を追跡するときには最適な選択と言えるのではないでしょうか。
番号を入力しても見つからない場合は?
日本郵便追跡サービス、aftershipまたは4PXで追跡番号を検索しても見つからない場合、いくつかの原因が考えられます。
システムに追跡番号が反映されていない
まず考えられるのが、システムがまだ追跡番号を反映させていない可能性です。登録にはどうしてもタイムラグが生じがちなため、発送メッセージを受信しても反映されないケースがあります。
このような場合はしばらく時間をおいてから再度検索してみましょう。通常、追跡情報は時間が経てば反映されるはずです。
商品が発送されていない
もうひとつ考えられる原因は、商品がまだ中国の業者から発送されていない可能性です。この場合は、出荷業者に発送のステータスを確認してみましょう。
システム反映が原因であれば、少し待っていれば問題が解決することがありますが、いつまでも反映されず、「少しおかしいな」と感じたら、発送業者への問い合わせも検討しましょう。
そもそも追跡番号が間違っているケースもある
追跡番号が間違っていたり、追跡システムの入力方法が間違っていたりすることも考えられます。海外からの発送で使われる追跡番号は、普段使っている国内の追跡番号とは異なる表示が採用されているためです。
普段から国内の追跡サービスを使っている人なら分かりやすいかもしれませんが、通常、国内の発送物は11~13桁の数字を利用して追跡します。
しかし、海外からの発送物は9桁の数字とその前後に2桁のアルファベットが記載されているはずです。このアルファベットは発送元の国を表しています。チャイナポストは中国のため、中国を表す「CN」が書かれているでしょう。
チャイナポストからの発送物を追跡する際には、普段使い慣れている11~13桁の番号と違う点に注意して、9桁の数字とアルファベット2文字も忘れずに入力してください。
チャイナポストのトラブル
チャイナポストではいくつかのトラブル報告が上がっています。そのなかでも比較的多いトラブルを見てみましょう。
Amazonで注文した商品が届かない
チャイナポストはコストカットを意識し、一定量の注文を受けてから発送手続きをおこなうため、発送まで時間がかかります。それを理解した上で購入しても、「あまりにも到着が遅い」「何カ月も待っている」ということがあるようです。
時間がかかることは分かっていても、さすがに数カ月も到着しないと不安になるのではないでしょうか。その際は後で詳しく解説するAmazonへの問い合わせを試してみてください。
出荷していないのに出荷済みになっている
中国の業者に注文した場合、未発送のうちに発送メッセージが到着することもあるようです。はっきりした原因は分かりませんが、オペレーションミスや情報の錯綜などがあるのかもしれません。
通関で止められた
輸出・輸入規制がかかっているものを注文すると通関や税関で止められてしまいます。そのため、発送されても到着しないというトラブルが発生するのです。
輸出入が規制されているものは国によって違いますが、国内の産業や保健衛生を守る目的で細かく設定されています。
ほとんどの業者はそれらの規制を理解した上で自社商品をAmazonで販売していますが、認識不足や単純ミス、国家間の取り扱いの違いなどが原因になり、通関・税関でストップがかかる可能性は否定できません。購入する側も注意が必要です。
届かない時、中国の休日を把握することも必要
日本と中国は休日のタイミングが異なります。日本は長期休暇中でも中国は平日であったり、またはその反対の状況になったりすることもあるでしょう。休暇中は発送手続きが停止してもおかしくありません。
とくに以下の日程は中国の長期休暇期間に該当します。この前後や最中に注文をしても、発送手続きがおこなわれない可能性が高いと考えておきましょう。
- 元旦:(2023年)12月30日~(2024年)1月1日(計3日間)
- 春節:2月10日~2月17日(計8日間)
- 清明節:4月4日~4月6日(計3日間)
- 労働節:5月1日~5月5日(計5日間)
- 端午節:6月8日~6月10日(計3日間)
- 中秋節:9月15日~9月17日(計3日間)
- 国慶節:10月1日~10月7日(計7日間)
この日程の頃は中国で多くの人が連休を取ります。発送業者も同様です。このような時期を挟んでAmazonから注文をしても、発送が遅れることを理解しておきましょう。
チャイナポストのAmazon配達日数は何日かかる?
チャイナポストの配達日数は、Amazonの商品ページで目安が分かりますが、実際は予定より遅れることも珍しくありません。
基本情報として、発送方法による平均日数はEMSが約2日、航空便が1週間前後、SAL便が2週間前後、船便が1カ月前後です。
休日が重なると到着までさらに時間がかかる場合もあるため、少し余裕をもって日程を見積もっておきましょう。
「そもそも時間がかかるだろう」と考えておくと吉
前述の通り、チャイナポストはコストカットのため一定の注文を受けてから発送作業に入るスタイルです。コスト的な効率はよいかもしれませんが、スピーディーとは言えません。また、国際便は国内便と比較すると、どうしても一定の時間がかかります。
このようなことを考えると、「そもそも時間がかかるものだ」と認識した上で利用するべきでしょう。日本の国内便とはシステムや距離が違うため、同様のスピードは求められません。
運用スタイルと国際配送の特性を理解して時間を長めに見積もり、商品の到着を楽しみに待ちましょう。
実は届いていた可能性も…再配達の依頼はどこに?
追跡情報に反映されていないだけで、実はすでに到着し、不在扱いで持ち帰りになっている可能性も考えられます。
不在票を確認し、もし該当するのであれば再配達を依頼したり、自分で取りに行ったりするなど、ライフスタイルに合わせた受け取り方法を選択してください。
通販で購入した荷物を受け取るとき、タイミングが合わなくて自宅にいなかった経験がある人も多いのではないでしょうか。受け取れなかった場合は再配達の依頼をして、もう一度配達してもらうことになります。今回は、Amazonで購入した荷物の再配達に関する対応方法やトラブルの回避方法などについてご紹介します。
荷物が届かない時はAmazonで問い合わせよう
どれほど待っても商品が届かない場合は、まず発送業者に問い合わせることが重要です。しかし、それでも解決しないケースがあるでしょう。
そのような場合はAmazonに問い合わせてください。Amazonは「Amazonマーケットプレイス保証」を提供しており、万が一の際に購入した商品の保証やや返金などの処理に対応してくれます。
安心してショッピングを楽しむためにも、問題が生じた際には遠慮なく相談してみましょう。
チャイナポストの発送は数週間~1カ月かかると考えよう
チャイナポストを使った発送はどうしても時間がかかるため、数週間~1カ月は見積もっておいたほうがよいでしょう。あまりにも時間がかかる場合には、Amazonのマーケットプレイス保証に相談してください。
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