食器用洗剤のおすすめ12選!泡切れのよいタイプや速乾タイプも
「食器用洗剤」は毎日の食器洗いに欠かせないものなので、油汚れをしっかり落としながら手荒れしにくい洗剤を選びたいですよね。しかし、種類が豊富でどれを選ぶか迷ってしまいますよね。この記事では、食器用洗剤のおすすめ商品や選び方についてを詳しく解説します。泡切れの良いタイプや速乾タイプなどもご紹介します。
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液性は3種類
食器用洗剤の主な液性は、「弱アルカリ性」「弱酸性」「中性」の3種類です。それぞれに異なる特徴があり、落とせる汚れにも違いがあるため、落としたい汚れに合わせて使い分けるのがおすすめです。 適切な液性の洗剤を使うと汚れがきちんと落ちるので、食器洗いの作業効率も高まりますよ。どのような汚れに適しているかについて、それぞれの特徴やメリット・デメリットを解説します。
油汚れを素早く分解する弱アルカリ性
弱アルカリ性は、中性とアルカリ性の間にある液性で、pH8~11程度とされています。pH6~8は中性で、pH11以上がアルカリ性に分類されますが、中性に近いほど肌や素材を傷めにくい性質を持っているのが特徴。 弱アルカリ性は、中性の手肌や素材にやさしい性質を持ちながら、アルカリ性の洗浄力をバランスよく取り入れたタイプですよ。特に、中和作用が働くため、酸性の汚れを落としやすく、油汚れや焦げ付き、皮脂汚れなどに効果的です。
手に優しい弱酸性
弱酸性は、中性と酸性の間にある液性で、pH3~6程度とされています。pH3未満は酸性で、汚れは落としやすくなりますが、手肌や素材にダメージを与えてしまう可能性があります。 肌の表面はpH4.5~6に保たれており、肌に近いpHバランスの弱酸性は、肌や素材に刺激を与えにくく、アルカリ性の汚れをしっかり落としてくれますよ。特に、グラスのくもりや水垢などをきれいに落とす効果が期待できます。
上記2つの機能を併せ持つ中性
中性は、pH6~8程度で肌や素材にやさしい性質を持っている液性です。しかし、洗浄力は他の液性と比較してあまり強くないため、焦げ付きや頑固な汚れは落としにくい傾向にあります。そのため、汚れが付着してからあまり時間が経っていないものや、軽い汚れなどを落とすのに適していますよ。
酸性やアルカリ性の洗剤は汚れをしっかり落とす効果が高いですが、手肌や素材を痛める可能性があるため、素手で触れることが多い食器用洗剤は主に中性で作られています。適度な洗浄力と肌や素材へのやさしさを兼ね備えた液性です。
食器用洗剤を選ぶときのポイント
食器用洗剤を選ぶ際に注目したいポイントは、「洗浄力」「泡立ち・泡もち・泡切れのよさ」「手肌へのやさしさ」「ボトルの形状や洗剤の香り」「機能面」「コスパのよさ」の6つです。落としたい汚れや重視したいことによって適した商品が異なるため、家庭のニーズに合った洗剤を選ぶことが大切です。それぞれのポイントをしっかりと確認し、最適な商品を見つけてくださいね。
洗浄力で選ぶ
食器用洗剤を選ぶ際に、まず注目したいのは洗浄力です。食器をきれいにするために使用する洗剤なので、汚れ落ちがよいものを選びたいですよね。食器用洗剤には、汚れを落としやすくする界面活性剤が含まれています。
界面活性剤とは、通常では混ざり合わない水と油を均一に混ざりやすくする乳化作用がある洗浄成分です。そのため、食器に付いた油汚れに作用して水と混ざり合い、洗い流しやすくする効果がありますよ。洗剤に含まれる界面活性剤の量が多いほど、洗浄力は高い傾向にあります。洗浄力を重視する方は、界面活性剤を20%以上配合しているものを選ぶのがおすすめですよ。ただし、肌への刺激も強くなるため使用の際は注意しましょう。
泡立ち・泡もち・泡切れのよさで選ぶ
泡立ちや泡もちがいい食器用洗剤なら、食器洗いの途中で洗剤をつき足す回数を減らせます。そのため、洗剤の使用量を減らし、手間を省いた分の時間の短縮にもつながりますよ。 また、泡切れも重要なポイントです。泡切れの悪いものは、食器にぬるつきが残ったり洗い流すのに時間がかかったりしてしまいます。泡切れのよい洗剤であれば、サッと洗い流せるため、水道代の節約だけでなく食器洗いの負担の軽減にもつながりますね。
手肌にやさしいものを選ぶ
手肌へのやさしさを重視して選ぶなら、液性をチェックすることが大切ですよ。弱アルカリ性・弱酸性・中性の3種類とも、直接手肌に触れても刺激が少ないように作られていますが、特に手肌のpHと近くやさしい性質を持っているのは弱酸性です。 手肌へやさしい順から、弱酸性、中性、弱アルカリ性となります。乾燥や肌荒れなどが気になる方は弱酸性を選び、落ちにくい汚れがあるときだけ弱アルカリ性を選ぶなど、使い分けするのもおすすめですよ。
ボトルの形状や洗剤の香りで選ぶ
食器用洗剤のボトルの形状は、スクイーズ(逆さボトル含む)・ディスペンサー・スプレーの3つのタイプがあります。
スクイーズボトルとは、上部に洗剤を出す口が付いており、容器を傾けて本体を押しつぶすと洗剤が出てくるボトルのことです。種類が豊富にあるため、液性や香りなども限定することなく選べます。ただし、食器洗いの途中で洗剤を追加するときに、泡が付いていると滑り落ちやすくなるので注意してくださいね。
ディスペンサーボトルとは、プッシュ式やポンプ式で容器を押すことで、一定量の洗剤が出る仕組みになっています。一度に出てくる量が決まっているため、洗剤の使いすぎを防げますよ。ただし、種類が少ないため、ボトルの形状から選ぶと香りが限定される場合があります。
スプレーボトルは、霧吹きのような形状でレバーを引くことによって噴射される仕組みです。食器に直接噴射して使用できるため、手をあまり汚さずに頑固な汚れを落としてくれます。噴射して数分置いた後に水で流すだけで落ちるものが多いため、食器洗いの手間も省けて便利です。ただし、洗剤を吹きかけた部分の汚れしか落とせず、ムラがあると汚れが残ってしまうこともあるため、満遍なく噴射する必要があります。
また、食器用洗剤は洗っているときの香りや、洗い上がりの残り香なども気になるところです。洗剤の香りは、レモンやライムなどのシトラス系や、ホワイトローズやローズヒップなどのフラワー系などと種類が多いため、好みの香りから選ぶのもよいでしょう。 食器に香りが残らないか心配な方は、無香料や無香性などを選ぶのがよいですよ。
ただし、原料が配合されていたり、香りを感じにくくするために香料を使っている可能性があり、必ずしもにおいがしないということではないですよ。
除菌や速乾効果などの機能面で選ぶ
食器用洗剤を選ぶ際には、機能面を重視することも大切です。どのような効果を求めているかによって適した商品は異なるため、家庭に合った機能を選ぶ必要があります。 食器洗い後の水切れの良さにこだわる方は速乾性などの機能がおすすめです。コーヒー渋や茶渋には、除渋機能を持った洗剤を選ぶのがよいでしょう。ニオイの強い食材を扱った際には、防臭機能が役立ちます。
また、グラスのくもりを落としたい場合は、くすみ落とし機能があるとグラスをピカピカにしてくれますよ。どのような目的で使用するか、どんな汚れを落としたいかなどを考慮し、最適な洗剤を選ぶようにしましょう。
コスパのよいものを選ぶ
毎日使用する食器用洗剤は、コストパフォーマンスも重要なポイントです。濃縮タイプや詰め替え用があるものを選べば、ランニングコストを抑えられますよ。濃縮タイプは、一定量の水と希釈して使用するため、同じ量の洗剤と比較すると長く使えます。
ただし、洗剤の濃度が高いため、希釈せずに使うと手荒れを起こしたり、食器を傷めたりする可能性があるので注意してくださいね。 詰め替え用は、そのまま継ぎ足すことが可能で手間がかかりません。パッケージもコンパクトにまとまるものが多いため、ゴミも減らせてエコ活動にもつながります。
ただし、詰め替えるときに洗剤をこぼしやすいというデメリットもあります。また、繰り返し使用するため、詰め替える前にボトルを洗うようにすると清潔な状態に保ちやすくなりますよ。
食器用洗剤のおすすめ4選【アルカリ性・弱アルカリ性】
ここからは、食器用洗剤のアルカリ性と弱アルカリ性のおすすめ商品をご紹介します。油汚れや頑固な汚れを落としてくれる洗剤を求めている方は必見です。他の液性と比較すると肌への刺激が強いとされていますが、敏感肌の方でも比較的使いやすいものもご紹介していますので、ぜひチェックしてみてくださいね。
商品情報
メーカー名: P&G
商品の重量: 1040g
原材料: 界面活性剤(14% アルキルエーテル硫酸エステルナトリウム、ポリオキシエチレンアルキルエーテル)、金属封鎖剤、溶剤
W除菌機能を持った泡スプレーは、吹きかけるだけで汚れやぬめりを除去するとされる洗剤です。食器や調理器具はもちろん、水筒やお弁当などの洗いにくい部分やシンクやまな板などの見えない汚れまで、まとめて洗浄できますよ。 面積の大きい洗い物には広がる泡で、スポンジが届かない物には細い泡と、2種類の泡が使い分け可能です。
アラウ. 台所用・食器用せっけん
合成界面活性剤や合成香料、着色料や保存料などを使用しない無添加で、植物性のせっけん成分で作られています。油汚れをスッキリと落とせる洗浄力がありながら、手肌や環境にもやさしいのはうれしいポイントですね。 泡切れもよいため、食器洗いの時間短縮や水道代の節約にもつながりますよ。ラベンダー油やスペアミント油などの天然ハーブのいい香りです。
ミヨシ石鹸 無添加 食器洗いせっけん
天然素材のみで作られた無添加の食器洗剤。手肌に優しく作られているため、食器洗いによる手荒れに悩んでいる方にもおすすめです。また、無香料のため、食器への香り移りが少なく、ニオイに敏感な方も安心して使用できますよ。 白をベースにしたシンプルなパッケージのため、キッチンに置いても美観を損ねません。詰め替え用もあるので、コストパフォーマンスも抜群ですよ。
商品情報
内容量 :300ml×2
商品サイズ (幅×奥行×高さ) :140×43×185
材質 :弱アルカリ性
肌トラブルに悩みを抱える方の声を元にして作られた洗剤で、低刺激性の素材を厳選し、手肌に洗剤の残留物が残りにくいように作られています。そのため、敏感肌やアレルギー肌の方も使いやすい食器用洗剤です。生分解性の高い原料を使っているため、洗剤排水による負担を低減しており、環境にもやさしいですよ。
食器用洗剤のおすすめ4選【弱酸性】
ここからは、食器用洗剤の弱酸性のおすすめ商品をご紹介します。手肌に一番やさしいとされる液性のため、手荒れが気になる方も選びやすいですよ。さまざまな香りのタイプがあるので、好きな香りから選ぶのもいいですね。
Amazonカスタマーレビュー
Amazonカスタマーレビュー
(1,329件)
商品情報
商品サイズ (幅×奥行×高さ):130mm×90mm×270mm
内容量:2L
商品の形状:液体
こちらの食器用洗剤は植物系界面活性剤を使用し、しつこい汚れを簡単に落としながら、手肌をやさしく守ります。また、水切れが良く、お皿やグラスがピカピカに仕上がります。さらに、使用後はパイプクリーナーとしても働き、排水管を清潔に保つことができますよ。
商品情報
原産国:ドイツ
内容量:300mL
ブラント名:フロッシュ
メーカー名: 旭化成ホームプロダクツ
天然のオレンジオイルを配合しており、甘くジューシーな香りが特徴の洗剤です。酸性の汚れは落としにくいとされる弱酸性ですが、オレンジオイルが油汚れや頑固な汚れもきれいに落としてくれますよ。 手荒れの原因とされるアルコール(エタノール)を使用していないため、水だけで洗ったときのようなやさしさとされています。
商品情報
植物由来の洗浄成分を使用した、手肌に優しい台所用品
商品サイズ (幅×奥行×高さ) :101mm×68mm×250mm
肌テスト済み。※異常が残るときは専門の医師にご相談ください
香り:さわやかなフレッシュレモンの香り
原料:界面活性剤(22% アルキル硫酸エステル塩、アルキルグリコシド、ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステル)
手肌へのやさしさを研究し、ミネラルを主成分として酵母から培養して作られた、植物由来の界面活性剤を使用しています。ナタネ油やひまわり油など、植物由来の界面活性剤を独自に組み合わせており、油汚れにも強いです。 再生プラスチックを100%使用したボトルで、環境維持への取り組みも行われているため、エコ活動にもつながりますね。
商品情報
商品の形状 液体
香り グレープフルーツ
商品用途・使用方法 スポンジに原液を適量つけて泡立ててお使いください。
素材の特徴 オーガニック
商品体積 1 リットル
ニュージーランドで誕生したエコストアは、すべての製品に植物やミネラル由来の原材料を使用しています。さらに、製造工程や容器の素材にまで、環境に配慮して作られているのが特徴です。 高い洗浄力で食器の汚れをきれいに落とせる上に、手肌にやさしいのはうれしいですね。グレープフルーツの爽やかで甘酸っぱい香りです。
食器用洗剤のおすすめ4選【中性】
食器用洗剤の主流である中性のおすすめ商品をご紹介します。手肌へのやさしさと洗浄力のバランスの取れた中性は、幅広い用途に使いやすいですよ。弱アルカリ性や弱酸性と比較して種類が豊富ですが、なかでも親しまれている商品を厳選してご紹介します。
商品情報
0.28[Litter]
成分/界面活性剤(12%、アルキルベタイン)、安定化剤、金属封鎖剤、酵素
直接スプレーして流すだけで、汚れを落とせる泡スプレータイプの洗剤です。洗い物が少ないときは、スプレーするだけでスポンジを使わず洗えて便利ですよ。 しつこい汚れには、スプレーした後しばらく放置し、すすぐときに軽く手やスポンジで擦れば汚れをより落としやすくなります。無香性のため、食器に香りが残りにくいのも魅力の一つです。
商品情報
原産国:日本
内容量:220ml+880ml
台所洗剤:つけおき酵素分解で手強い汚れも楽に落ちる台所用洗剤
液性:中性
フレッシュシトラスグリーンの香り
まな板やスポンジ、布巾なども洗剤をかけて放置し、水で流すだけで洗浄することができます。ナノレベルで作用するとされるナノ洗浄で、油汚れをサラサラにして落とし、ベタつきが残りにくいのもポイント。洗っているときには、シトラスグリーンのクールな香りが楽しめますよ。
商品情報
詰め替え 超特大ジャンボ 商品サイズ (幅×奥行×高さ) :197mm×94mm×309mm
液性:中性洗剤
スポンジへの塗布が簡単な逆さボトルタイプです。キャップを外したりボトルを傾けたりする手間をかけずに、サッと使えます。逆さボトルは容器の下側から出るので、洗剤が少なくなってもスムーズに塗布することができ、本体を押すのをやめると瞬時に止まってくれるので、無駄が少なく使えるのも魅力。 スポンジの泡立ちが油汚れによって低下した際もこちらの洗剤を使うことで、スポンジの泡立ちが復活する効果も期待できますよ。
商品情報
天然洗浄成分のソホロを配合しており、洗浄力の高さと泡切れのよさが特徴の洗剤です。石油系界面活性剤や合成香料、着色料などを配合せず、植物由来にこだわっており、野菜を洗うときにも使用できます。 グレープフルーツの香りの天然精油を100%使用しているため、食器へ香りが残りにくく、においに敏感な方でも使いやすいですね。
食器用洗剤は液性を理解して自分に合ったタイプを選ぼう
食器用洗剤の液性によって、落としやすい汚れが異なるため、家庭のニーズに合ったタイプを選ぶことが大切です。また、洗浄力と手肌へのやさしさのどちらを重視するかでも、選び方は変わります。中にはどちらの要素も持ち合わせている洗剤もあるため、洗浄成分や配合成分などを詳しくチェックしてみてくださいね。