除湿剤の効果を高める使い方を解説!湿気を取り除いてカビを防止

除湿剤の効果を高める使い方を解説!湿気を取り除いてカビを防止

クローゼットや衣装ケースの中の湿気対策に欠かせない「除湿剤」。特に湿気が気になる季節には大活躍してくれますよね。そこで今回は、除湿剤をより効果的に使う方法や注意点をご紹介します。除湿剤の特性をよく理解しタイプ別にきちんと使い分けることで、衣類をカビや変色から守ることができますよ。ぜひ、参考にしてくださいね。

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除湿剤とは?

まずは、除湿剤とはどういうものなのか、仕組みや使用するメリットについてご説明します。

除湿剤とは、クローゼットや衣装ケースなど、衣類の収納空間の湿気を取り除いてくれるアイテムです。収納空間の湿気を取り除くことで、カビやダニの発生を抑えたり、いやな臭いを消臭する効果が期待できます。

また、除湿剤には防虫効果もあります。ウールやカシミヤのような動物性繊維は虫の大好物。こういった衣類の虫食いをする衣類害虫は湿気を好むため、特に梅雨から夏にかけて気温や湿度が上昇するときには注意が必要です。虫食いから大切な衣類を守るためにも、衣類の収納場所には除湿剤は欠かせません。

除湿剤が湿気をとる仕組みは、除湿剤に入っている「塩化カリウム」という薬剤が周囲の水分を吸収してとかす性質を利用したものです。除湿剤の粒は最初はさらさらしていますが、空気中の水分を取り込むと固まり、その後液状になって下にたまっていきます。こうして下にたまった液体は水ではなく弱アルカリ性の塩化カリウム水溶液のため、植物の水やりなどに再利用することはできません。水と一緒に排水溝に流すようにしてくださいね。

除湿剤の効果を高める使い方

続いて、除湿剤の効果を高めるために重要なポイントをご紹介します。正しい使い方を知り、除湿剤の効果を最大限発揮させてくださいね。

収納物を入れすぎない

クローゼットに収納物を入れすぎていると、除湿剤の効果は半減してしまいます。ある程度余裕をもたせて、空気の通り道を確保することが必要です。衣類を詰め込みすぎず、できるだけ壁や床にものがくっつかない状態にしておきましょう。

下側の隅に置く

除湿剤を置く場所も重要なポイントです。湿気は空気が動かない場所や下の方にたまる性質があるため、除湿剤は必ずクローゼットの一番下、奥の方に置くようにしましょう。除湿剤は置く場所によって効果に大きな差が生まれますので、意識して設置しましょう。

除湿剤のタイプ

除湿剤には、主に「置き型」「吊り下げ型」「引き出し用」の3つのタイプがあります。使う場所や目的に合わせて使い分けるのがおすすめです。以下でそれぞれの特徴を確認してみましょう!

置き型

まずは、除湿剤の定番である置き型タイプです。大容量のため、頻繁な取り替えが不要なのがうれしいポイント。また、ほかのタイプに比べて価格も手頃なものが多い点と、外側から交換のタイミングがわかりやすいのがメリットです。

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大容量がうれしいこちらの除湿剤は、タンクタイプでクローゼットの他にも引き出し、車の中など、様々な場所で使用することができます。備長炭ドライペットを使用した除湿剤で湿気をしっかりと取り除くことができますよ。

吊り下げ型

吊り下げタイプは省スペースに使うことができます。衣類と衣類の間に吊るすことができるため、服に溜まった湿気を取り除くことができます。また、メーカーや商品によっては、防カビや防臭機能がついているものなどもあるようです。ただし、置き型に比べて給水量が少なく、使用期間が短いため、交換する頻度は高くなります。

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吊り下げ式の除湿剤は、クローゼットの中に吊り下げておくだけで、湿気を効率的に取り除くことができます。また、湿気を抑えることで、カビの発生も予防することができますよ。吸湿量が目に見える形のため、取り替え時期が分かりやすいのがうれしいポイントです。

引き出し用

タンスや衣装ケースの引き出しなどには、シートタイプがおすすめです。薄型なので洋服がたくさん入っていても取り入れやすく、引き出しに入れておくだけなので使用方法が手軽なのもうれしいポイントです。ただし、吊り下げ型と同じく使用期間が短いので、こまめな交換が必要となります。

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シートタイプの除湿剤は、タンスや引き出しなど収納スペースの中で、かさばらずに手軽に除湿ができます。無香料なので、匂いが気になる方は、衣服や収納品に匂いがうつる心配がないのもうれしいですね。

除湿剤を使うときの注意点

手軽で便利な除湿剤ですが、の使い方を間違えると効果がなくなってしまったり、思わぬトラブルが発生することも。以下で、除湿剤を使うときの注意点について見ていきましょう。

広い範囲には効果がない

除湿剤は、広い空間の湿気をとる効果はないので注意をしましょう。湿気は空気が動かない場所や下の方にたまる性質があるため、除湿剤は密閉された空間でないと効果を発揮できません。部屋などの広い空間の湿度を下げたい場合は、窓を開けて換気をしたり、エアコンなどのドライ機能を使うとよいでしょう。

使い終わったらすぐに処分する

除湿剤は使用期限を守り、使い終わったらすぐに処分をしましょう。使用後の除湿剤に溜まった水溶液は一見ただの水に見えますが、中身は塩化カリウム水溶液です。湿気が戻って逆効果になることも。また、塩化カリウム水溶液はなかなか乾かないだけでなく、クローゼットの木材に染み込むとカビの発生につながります。中身がこぼれてしまうと上記のようなリスクも発生するため、使用期限は守りましょう。

除湿剤を活用してカビやダニを防ごう!

今回は、除湿剤の特徴や効果を高める方法をご紹介しました。収納空間に使うことで、湿気を取り除いてカビやダニを防いでくれる効果や、防臭・防虫効果がありますよ。除湿剤をおく場所や使用期限に気をつけながら、上手に除湿剤を活用してくださいね!

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