お風呂クレヨンは、その名の通りお風呂の壁や付属のシートにお絵かきができるクレヨンです。お湯で流せる素材で作られているので、簡単に洗い流すことができます。文字や数字を書くことにも使えるので、未就学の時期だけでなく、小学生でもお風呂で楽しみながら学習できますよ。

また、万が一口に入れたとしても安全な素材で作られているクレヨンもあるので、心配な方は安全基準の高い商品をチェックしてくださいね。

お風呂クレヨンの選び方

種類が豊富なお風呂クレヨンは、どれを選べばよいか迷ってしまいますよね。商品によって安全性やカラー数、収納ケースといった違いがあるので、購入前に確認してほしいポイントをまとめました。お子様にぴったりなクレヨンを選べるように、ぜひチェックしてみてくださいね。

1.対象年齢をチェック

パッケージ等に記載されている対象年齢は、そのおもちゃで適切に遊べる年齢を示しています。特に3才未満のお子様は、想像もつかないような小さいもので窒息事故を起こすこともあります。おもちゃの事故を避けるためにも、表示されている対象年齢は必ず守るようにしましょう。そして、何よりも大人の目の届く範囲で遊ぶことを大切にしてくださいね。

また、輸入のおもちゃの場合は年齢の表記方法が異なるため注意が必要です。2才以下の場合は「18 months」のように月齢で示したり、3才以上の場合は「For ages 3 and up」や「3＋」とった表記が多く見られるので、しっかり確認してから購入するようにしましょう。

2.安全性を確認して選ぶ

お風呂クレヨンの対象年齢は3才以上が一般的ですが、3才前後だとまだ誤飲してしまう危険性がありますよね。安全に使うためにも、口に入れたり舐めたりしても大丈夫な素材かチェックすることが大切です。お米の「ぬか」から抽出したワックスを使用しているクレヨンや落ちやすさに優れた石けんが主成分のタイプなど、商品によって素材は異なります。

より安全なお風呂クレヨンが使いたい方は、STマークやCEマークといった安全基準を示す印がついている商品を選ぶといいでしょう。次の項目では、STマークとCEマークの違いをご説明するので、商品を選ぶ参考にしてくださいね。

STマーク・CEマーク

玩具の安全性を証明するマークには、「STマーク」と「CEマーク」があります。

STマークは国内の玩具安全基準を合格した商品につけられるマークです。一般社団法人日本玩具協会が管理している基準で、「安全面について注意深く作られたおもちゃ」として、おもちゃ業界が推奨している証明になります。製品ラベルや説明書などにマークが記載されているので、ぜひ確認してみてくださいね。

一方、CEマークはヨーロッパ連合が定める法的規制や基準をクリアしたことを証明するマークです。より厳しい検査基準を設けているヨーロッパの認証なので、CEマークがあれば世界中でその玩具を販売することができます。どちらのマークも、誤飲の恐れや塗料の有害物質といったさまざまな検査を合格した証のため、お子様へ安心して玩具を渡すことができますよ。

3.カラーバリエーションで選ぶ

お風呂クレヨンのカラーバリエーションは2〜10色とさまざまなので、何色入りの商品を選べばよいか迷いますよね。例えば絵を描き始めばかりのお子様なら、線を描くだけでも楽しんでくれる場合が多いので、色の種類が2〜3本でも十分満足できるでしょう。

しかし人や植物など、あれこれイメージしたものを描きたいと思う4才くらいのお子様の場合は、色の種類が少ないと物足りなさを感じるかもしれません。このように与える年齢や成長に合わせてカラーバリエーションを増やすことがおすすめです。お風呂タイムをさらに楽しめるうえ、想像力を育む大切な時間になりますよ。

4.「落ちない」の口コミが多くないか確認

お風呂用のクレヨンは落ちやすいように商品化されているものの、中には落ちにくいクレヨンがあるのも事実です。落ちないことを後悔しないためにも、購入前に商品の口コミ情報をチェックするのがおすすめですよ。また、お風呂を出るときには壁をキレイに洗い流してから上がるというのも「落ちない」を防ぐ大切な方法です。

なお、落ちやすさを重視したい場合には、石けん製のクレヨンを選ぶとよいでしょう。主な主成分が石けんで作られているため、きれいに落とすことができます。しかし、落ちやすさを重視してクレヨンを選ぶと、お風呂の水分ですぐに消えてしまったり発色が悪かったりする場合も。何を重視するかをあらかじめ決めておき、商品説明やレビューをしっかり確認することがポイントですね。

5.カバーの有り無しで選ぶ

お風呂クレヨンは長い時間握りしめて遊んでいると、溶けて手についてしまうことがあります。そんな事態を回避してくれるのが、クレヨンにカバーがついたタイプです。保護カバーがあれば、手や体についてしまうのを避けられるだけでなく、クレヨンが折れたり溶けたりするのを防ぎ、長持ちさせることもできます。

カバーの方法は、防水性のある紙で巻かれたものや押し出し式のケースに入ったものなど、商品によってさまざまです。押し出し式は無駄にペン先を出さずに済むため、描きやすい点もメリットですよ。購入の際にはカバーの有り無しにも注目してみてくださいね。

6.付属品で選ぶ

お風呂クレヨンには、便利な付属品がついている場合があります。特にセット内容として多いのがスポンジで、専用スポンジが付いていると描き終えた後の掃除がしやすくなるでしょう。すぐに落とすことでクレヨンが落ちなくなるリスクを回避でるうえ、お子様が自主的に掃除を始める環境づくりにもなるかもしれませんね。

ほかの付属品としては、簡単に片付けができる収納ネットや塗り絵、お絵かき用シートなどがあります。お絵かき用シートを貼れば、お風呂の壁が汚れる心配もないので、より安心してお絵かきを楽しんでもらえますよ。

お風呂クレヨンは100均にある？

お風呂クレヨンを手頃な価格で購入できたらいいですよね。そんな方におすすめしたいのが、ダイソーの「お風呂お絵かきシート」です。シートの裏側を水に濡らすだけで簡単に貼り付けることができ、掃除のときには外して入浴時間にはまた貼り直してというように、繰り返し貼ってお絵描きをたのしめます。シートだけでなく、専用のクレヨン1本とスポンジもセットになっているので、購入後すぐに使用できますよ。

クレヨンは押し上げ式のプラスチックカバーがついているので、手や体に付きにくく、クレヨンが溶けるのを軽減できるのもうれしいポイントです。まずはお試しでお風呂クレヨンを使ってみたい方は、ぜひダイソーで手に取ってみてくださいね。

※商品は価格変動、販売終了、在庫切れとなる場合がありますため、詳しくは各公式サイトでご確認ください。